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SEO対策 2024/04/16

モバイルファーストインデックスとは│SEOへの影響と対策方法

モバイルファーストインデックス完全ガイド│完全移行への対策と確認方法のサムネイル画像です

モバイルファーストインデックスとは、Googleがスマートフォンぺージの情報を元にインデックス登録を行う方針転換の事です。本記事では、初心者でも分かりやすいようにモバイルファーストインデックスの概要から移行の背景、対策方法や移行を確認する方法、SEOへで影響を受けるWEBサイトの特徴まで、詳しく解説します。

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モバイルファーストインデックス(MFI)とは?

「モバイルファーストインデックス」とは、モバイルページのコンテンツ情報をクロール・インデックスする仕組みの事です。Mobile First Indexの頭文字を取って、MFI「エム・エフ・アイ」と呼ばれています。

元々Googleのクローラーは、デスクトップページ(PC用のページ)のコンテンツ情報をクロール・インデックスしていましたが、世界中でモバイルデバイス(スマートフォン)の使用が増加したことを受けて、Googleは「モバイルファーストインデックス」(MFI)へと方針を転換しました。

そもそもインデックスとは、WEBページ内のコンテンツやページタイトル、被リンク情報をデータベースに格納する事を指します。ユーザーがGoogleの検索窓でキーワード検索を行うと、検索エンジンは検索クエリに関連するページを、インデックスされた情報を元にデータベースから探し出し検索結果に表示させます。

つまり、「モバイルファーストインデックス」とはモバイルページのコンテンツ情報やメタ情報を、ランキングを決定する際の評価対象にする仕様変更という事です。

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モバイルファーストインデックスはいつから開始されたのか

モバイルファーストインデックスは2016年11月4日に発表後、2018年3月26日から開始されました。
その後、段階的に移行され2023年10月31日に完全に完了しました。

そのため、現在は全てのWEBサイトがモバイルぺージのコンテンツ情報を元にクロール・インデックスされています。

【モバイルファーストインデックスに関するGoogleの更新履歴】

更新履歴内容
2016年11月4日モバイルファーストインデックス移行に向けた準備ができるように推奨事項を紹介
2017年12月18日モバイルファーストインデックスへの移行基準を発表
2018年3月26日モバイルファーストインデックスへの移行開始を発表
2018年12月19日検索結果の半数以上でモバイルファーストインデックスが使用されていると発表
モバイルページの構造化データ・画像の設定を解説
2019年5月28日2019年7月1日以降は、新規作成されたWEBサイトにモバイルファーストインデックスが適用されることを発表
2020年3月5日検索結果に表示されるWEBサイトの70%がモバイルファーストインデックスに移行している、すべてのWEBサイトで移行を進めると発表
2020年7月22日2021年3月末までにモバイルファーストインデックスへの移行を完了させると発表
2021年11月26日移行の準備ができていないWEBサイトについてはスケジュールを定めずに移行手続きを進めると発表
2023年10月31日モバイルファーストインデックスへの完全移行が完了
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モバイルファーストインデックスに移行した背景

Googleがモバイルファーストインデックスへの移行した背景は、パソコンから検索するユーザーよりモバイル端末から検索するユーザーの割合の方が高くなったからです。

Googleが行った調査では、男性の57%、女性の78%がスマートフォンを使って検索しています。一方、パソコンから検索した割合は男性で40%、女性で20%です。

全検索回数に占めるデバイス別比率
参考資料マイクロモーメント : マイクロモーメントによって多様化する人々の検索

前述した通り、元々GoogleはPCページのコンテンツ情報を元にページの情報をインデックスし評価していましたが、モバイルページの情報量がPCぺージに比べて少ないぺージが上位表示されているとモバイルユーザーの利便性を損なう事になります。

そのため、利用者の多いモバイルページのコンテンツ情報をインデックスさせ、評価の対象にしたのがモバイルファーストインデックスに移行した背景となります。

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モバイルファーストインデックスでSEOの影響を受けるサイト

モバイルファーストインデックスに完全移行した事で、影響を受けるWEBサイトの特徴は以下の通りです。

  • モバイルページがなく、モバイルデバイスでの閲覧が困難なサイト
  • モバイルページとデスクトップページでコンテンツが大きく異なるサイト
  • モバイルデバイスでの読み込み速度が遅いサイト
  • デスクトップページには存在するが、モバイルページでは削除または隠されている重要なコンテンツや機能があるサイト
  • モバイルユーザーに対して劣化したユーザーエクスペリエンスを提供するサイト
  • モバイルページとデスクトップページで、タイトルタグやhタグが異なる、またはモバイルページで欠けているサイト

モバイルファーストインデックスの影響を受けないためには、モバイルユーザー(スマホユーザー)にとって利便性と価値の高いページを作成することが重要です。

仮に、BtoB向けの事業を行っていてGoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスでデータを見た際に、モバイルユーザーからのアクセスが少ない場合でも、モバイルデバイスに最適化されたコンテンツやぺージを用意する必要があります。

WEB制作においては現在でもデスクトップデザインを優先する傾向がありますが、デスクトップのデザインとモバイルのデザインやコンテンツに差異は無いか、titleタグやhタグ等に差異は無いか、core web vitalsの数値などページエクスペリエンスに差異が無いかを確認した上でぺージ作成しましょう。

また、モバイルぺージのコンテンツをインデックスするからといってデスクトップページのコンテンツを疎かにして良いわけではありません。どちらのデバイスから見ても閲覧しやすく使い勝手の良いページを作成することが重要です。

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モバイルファーストインデックスへの対策方法8選

モバイルファーストインデックスへの対策方法は以下の通りです。

  1. PCページとモバイルページのコンテンツを統一する
  2. メタデータを統一する
  3. 構造化データを統一する
  4. モバイルページをクロール・レンダリングできるようにする
  5. 内部リンクを統一する
  6. 広告の設置場所に気を付ける
  7. アノテーションの設定を行う
  8. レスポンシブデザインにする

それぞれ詳しく解説します。

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PCページとモバイルページのコンテンツを統一する

モバイルファーストインデックスに対応するために、デスクトップぺージとモバイルページのコンテンツを統一する必要があります。そのため、モバイルページのコンテンツだけ一部の要素を非表示にしたり、機能を減らしたりしてはいけません。

デザイン上難しい場合は、コンテンツを削除するのではなく、モバイルページのコンテンツをアコーディオンやタブの利用で情報を整理して設置します。

前述した通り、検索エンジンはモバイルページのコンテンツを元にページを評価するため、モバイルページの情報量がデスクトップページに比べて大幅に少ない場合は、評価が下がり検索順位が下がる可能性があるため、必ずコンテンツを統一するようにしましょう。

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メタデータを統一する

検索エンジンはページの内容を判断する際にメタデータを参考にします。レスポンシブデザインの場合は気にする必要はありませんが、デスクトップページとモバイルページのURLが異なる場合は、titleタグmeta Descriptionを統一しておく必要があります。

デバイス毎にメタデータが異なっていると、検索エンジンが異なるテーマのコンテンツと認識する可能性があります。

過去にあった例では、デスクトップページのtitleタグを設定していたが、モバイルページには設定が無かったため、モバイルファーストインデックスに移行されたタイミングで検索順位が下落しました。

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構造化データを統一する

モバイルファーストインデックスに対応するためには、構造化データもデスクトップとモバイルどちらも同じように設定する必要があります。

構造化データとは、ページ内の情報を検索エンジンに正確に理解してもらうためのデータ形式です。デスクトップページだけ構造化データを行っている場合、モバイルページの情報を検索エンジンが正しく理解することが出来ません。

モバイルページの構造化データをマークアップする際は、「パンくずリスト」「商品」「動画」を優先的に行うことが推奨されています。リソースに余裕があれば、デスクトップページと全て同じ構造化データをマークアップしましょう。

パソコンサイトと同じ構造化データをモバイルサイトに使用します。 データタイプに優先順位を付けてモバイルサイトに追加する必要がある場合は、BreadcrumbProductVideoObject の構造化データから始めます

モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法
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モバイルページをクロール・レンダリングできるようにする

Googleのクローラーがモバイルページをクロール・レンダリングできるようにします。

デバイスごとにURLが異なる場合、モバイルページのURLにnoindexnofollowが設定されていると、Googleのクローラーはページのインデックスや新しいページのクロールを行わない可能性があります。

また、robots.txtファイルにDisallowを記述してスマートフォン用のGooglebotのクロールを拒否していないかを確認しましょう。拒否している場合、Googleはモバイルページの情報を取得できないため検索結果に表示されません。

まずは、以下の方法でクロールを拒否していないか確認してみましょう。

【確認方法】

WEBブラウザで、
https://www.あなたのドメイン/robots.txt

にアクセスし、Disallowでスマートフォン用のGoogle botを拒否していないかを確認します。

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内部リンクを統一する

デスクトップページにある内部リンクはモバイルページにも設置しましょう。内部リンクとは、サイト内にある別のページへのリンクの事です。

Googleのクローラーは内部リンクを辿って新しいページのURLを発見するため、モバイルページに内部リンクがない場合は新しいURLをGoogleが発見することができません。

また、Googleは内部リンクが多く集まるページをサイト内で重要なページと判断するため、関連するページへの内部リンクが設定されていないとSEO効果が半減する可能性があります。

内部リンクはユーザーがサイト内を回遊する際に利用するため、関連するページへの内部リンクがないと離脱率直帰率が高くなり、最悪の場合ページのコンバージョン率が低下します。

デスクトップページとモバイルページの内部リンクに差異が無いか確認しましょう。

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広告の設置場所に気を付ける

モバイルページ上に表示される広告の位置にも気を付ける必要があります。

例えば、パソコンで見ると、ユーザーの操作の邪魔になるような位置に広告が配置されていないケースでも、モバイルページを見ると画面全体に表示されている可能性があります。

このような場合、ユーザーは目的のコンテンツにスムーズに辿り着く事が出来ないため、検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。デスクトップぺージの広告の位置だけではなく、モバイルページ上の広告の位置も確認しユーザビリティに悪影響がある場合は修正しましょう。

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アノテーションの設定を行う

デスクトップページとモバイルページでURLが異なる場合には重複コンテンツとみなされる可能性があるため、同一のコンテンツである事をGoogleに伝える必要があります。

そこで、デバイスごとにURLが異なる場合は、デスクトップページにalternateタグ、モバイルページにcanonical タグを設定します。

【設定方法】

■ デスクトップページの設定方法

<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://example.com/SP">

デスクトップページでは対応するモバイルページのURLを指定します。

■ モバイルページの設定方法

<link rel="canonical" href="http://example.com/">

モバイルページでは、canonicalタグを使用して、デスクトップページを正規URLとして指定します。

【参考資料】:モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法


アノテーションの使用は、デスクトップとモバイルでコンテンツが同一であることが重要です。デバイスごとにコンテンツに差異がある場合は、適切な関連付けが行えない可能性があるため、まずはコンテンツの差異を解消した上でアノテーションを行いましょう。

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レスポンシブデザインにする

ここまで対応方法を解説してきましたが、モバイルファーストインデックスの対応はデスクトップとモバイルページのURLが異なる場合に多く発生します。

そこで、オススメなのがWEBサイトをレスポンシブデザインで作成することです。

レスポンシブデザインとは、異なる画面サイズやデバイスタイプに合わせてWEBサイトのレイアウトを自動的に調整する仕組みの事です。レスポンシブデザインでサイトを作成すると1つのURLでスマートフォン、タブレット、デスクトップなど、あらゆるデバイスごとに最適化されたページが表示されます。

このように、レスポンシブデザインの場合はデバイスごとにURLが分かれないため管理が楽になり、メタタグや内部リンクの設定漏れやコンテンツの差異が発生しづらくなります。

Googleもモバイルフレンドリーなページを作成する上で推奨しているやり方になるため、サイトをリニューアルする際はレスポンシブデザインで作成しましょう。

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モバイルファーストインデックスへ移行済みか確認する方法

モバイルファーストインデックスに移行されたかどうかを確認するには、サーチコンソールのURL検査ツールを利用します。

【URL検査ツールで確認する手順】

  1. サーチコンソールにログイン
  2. メニューから「URL検査」をクリック
  3. WEBサイトのURLを入力
  4. 「ページのインデックス登録をクリック」
  5. ユーザーエージェントの欄を確認する
    「スマートフォン用Googlebot」と表示されるはずです。

尚、2024年3月時点で全てのWEBサイトがモバイルファーストインデックスへ移行されているため、移行済みかどうかを確認する必要はありませんが、予備知識としてスマートフォン用のGoogle botがページをクロールしているかどうかを確認する方法を覚えておきましょう。

URL検査ツールで確認する手順
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モバイルファーストインデックスに関するよくある質問

対応するためにはレスポンシブデザインが必須ですか?

レスポンシブデザインは推奨されていますが、必須ではありません。

デスクトップぺージとモバイルページで、URLが異なっている場合でも問題はありません。ただし、適切な対応が必要になるため本記事の見出し3を確認の上対応しましょう

モバイルファーストインデックスは完全移行されましたか?

モバイルファーストインデックスの完全移行は完了しています。

Googleは、2023年10月31日に検索セントラルブログ内でモバイルファーストインデックスの完全移行を発表しました。

モバイルファーストインデックスの完全移行

モバイルファーストインデックスとモバイルフレンドリーの違いは何ですか?

モバイルファーストインデックスがインデックスの対象となるデバイスの変更なのに対して、モバイルフレンドリーとは、モバイルぺージの利便性が高いサイト・ページを評価するアルゴリズムの事です。

モバイルファーストインデックスはSEO対策に影響しますか?

デスクトップページとモバイルページのコンテンツやメタタグ、リンクに差異がある場合はSEO対策に影響します。デスクトップページに比べてモバイルページの情報が少ない場合は、検索順位が下落する可能性があります。

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まとめ

今回は、モバイルファーストインデックスについて解説しました。レスポンシブデザインでWEBサイトを作成し、モバイルフレンドリーに対応している場合、特にモバイルファーストインデックスをそれほど意識する必要はありません。

しかし、PCページとモバイルページで異なるURLにしている場合や動的に変化させてモバイルページを表示している場合は、検索順位に影響が出る恐れがあります。この記事で解説した対策方法を確認し、モバイルファーストインデックスに対応するようにしましょう。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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