SEO対策 オーガニック検索とは?自然検索の流入を増やす方法と減った場合の対処法

オーガニック検索とは?自然検索の流入を増やす方法と減った場合の対処法のサムネイル画像

「オーガニック検索とはどんな意味なのか」「リスティング広告で表示されるページと何が違うのか」「オーガニック検索で集客を狙うとどんなメリットがあるのか」など気になっている方も多いのではないでしょうか?本記事では、オーガニック検索について初心者にも分かりやすく解説します。

目次
  1. オーガニック検索(自然検索)とは?
    1. 広告枠やGoogleマップを除いた検索結果
    2. オーガニック検索が表示される場所
  2. オーガニック検索枠とリスティング広告枠の違い
    1. 広告として出稿したか
    2. 費用がかかるか
    3. 表示される場所・順番
    4. 検索結果に出るまでの時間
  3. オーガニック検索での流入が重要な理由
    1. 無料でアクセスを集められる
    2. 検索順位が上がれば安定した流入に繋がる
    3. コンバージョンに近いユーザーを獲得できる
    4. 知名度が高まりブランディング効果がある
  4. オーガニック検索で流入を狙うデメリット
    1. SEO対策をする必要がある
    2. SEO対策をした場合でもすぐに検索上位表示されるとは限らない
    3. 特定のジャンルでは効果が出ない場合がある
  5. オーガニック検索とSEO対策の関係性
    1. オーガニック検索にはなぜSEO対策が必要なのか
    2. オーガニック検索での表示順位の決まり方
  6. オーガニック検索からの流入を増やす方法
    1. コンテンツSEOを行う
    2. SEO内部対策を行う
    3. SEO外部対策を行う
  7. オーガニック検索からのパフォーマンスを分析するツール
    1. Googleアナリティクス
    2. Googleサーチコンソール
  8. オーガニック検索からの流入が減る理由と対処法
    1. インデックスから削除されている
    2. Googleのコアアップデートによる影響
    3. 競合サイトが評価されることによる影響
  9. Google検索とYahoo!検索はオーガニック検索で同じ結果が表示される?
  10. まとめ
1

オーガニック検索(自然検索)とは?

1-1

広告枠やGoogleマップを除いた検索結果

オーガニック検索とは、検索画面に表示される広告枠とGoogleマップ以外の検索結果一覧です。「オーガニックサーチ」や「自然検索」と呼ばれることもあります。

オーガニック検索枠にどのページが表示されるのかは、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムによって自動的に決定されます。GoogleやBingなど検索サービス側が、意図的に表示結果を操作することはありません。

尚、現在Yahoo!に関してはGoogleの検索エンジンを使用しているため、GoogleとYahoo!のオーガニック検索での検索結果は殆ど同じとなります。

1-2

オーガニック検索が表示される場所

オーガニック検索(自然検索)の表示場所はリスティング広告の配信、またはGoogleマップ(ビジネスプロフィールの情報が掲載されるローカルパック)が表示されるかどうかで変化します。

リスティング広告が表示される検索結果の場合は、

  • リスティング広告→オーガニック検索→リスティング広告
  • リスティング広告→オーガニック検索
  • オーガニック検索→リスティング広告

の順に表示されます。

リスティング広告とローカルパックが表示される検索結果の場合は、

  • リスティング広告→ローカルパック→オーガニック検索→リスティング広告
  • リスティング広告→ローカルパック→オーガニック検索
  • ローカルパック→オーガニック検索→リスティング広告

このように表示されます。

検索結果にリスティング広告が表示されるかどうかは検索クエリによって異なります。
検索ユーザーにとって広告を表示するとGoogle検索の利便性が下がる検索クエリに関しては上部に広告が表示されないため、オーガニック検索が広告よりも上部に表示されます。

オーガニック検索の表示場所
2

オーガニック検索枠とリスティング広告枠の違い

オーガニック検索と並んで検索結果に表示されるのが、リスティング広告枠です。

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!が提供している、広告出稿時に登録したキーワードと、検索ユーザーが検索画面に入力したキーワードがマッチした場合に、広告が検索結果に表示される仕組みです。

リスティング広告は、予算に合わせて自由にクリック単価を設定し、検索画面に表示された広告がクリックされた時に、費用が発生するクリック課金制になります。

オーガニック検索枠はGoogleのアルゴリズムによって評価したぺージを検索枠に表示させます。

▼ 具体的なオーガニック検索枠とリスティング広告枠の違いは以下の4つです。

  1. 広告として出稿したかどうか
  2. 費用がかかるか
  3. 表示される場所・順番
  4. 効果が出るまでの時間
2-1

広告として出稿したか

オーガニック検索枠とリスティング広告枠の違いは、広告として出稿したかです。

オーガニック検索枠に表示されるページは、インターネット上に公開されているすべてのページが対象となります。また、GoogleやYahoo!などの検索サービスに、ページを登録する必要はありません。

一方、リスティング広告枠にページを表示するためには、Google検索の場合はGoogle広告に、Yahoo!検索の場合はYahoo!広告に、広告を出稿する必要があります。

2-2

費用がかかるか

検索ユーザーがページを閲覧することで、費用が発生するかどうかの違いも、オーガニック検索枠とリスティング広告枠の違いです。

オーガニック検索の場合は、ページを作成するための人件費や外注費は必要ですが、無料で検索結果に表示させることが可能です。

一方、リスティング広告は、クリックされると費用が発生するため、少ない予算では十分な効果が得られず継続的なコストが発生するなどの違いがあります。

2-3

表示される場所・順番

検索結果画面のどこにページが表示されるのかや、検索結果がどの順番で表示されるのかも、オーガニック検索枠とリスティング広告枠では異なります。

オーガニック検索枠は、リスティング広告枠の下に表示されるため、オーガニック検索枠で1位に表示されていても、検索結果の1番上に表示されるわけではありません。

一方、リスティング広告枠の表示順位は、品質スコアと入札単価をかけた広告ランクによって決定されます。広告ランクが低ければオーガニック検索枠の下にリスティング広告が表示されるかもしれません。

また、リスティング広告は検索結果のタイトルリンク横に「スポンサー」と表示がされます。

2-4

検索結果に出るまでの時間

オーガニック検索枠とリスティング広告枠では、効果が出るまでの時間も違います。

オーガニック検索枠は、ページを公開して早ければ2、3日後に検索表示される場合もあれば、競合性が高いキーワードでは3ヶ月以上時間が掛かる場合もあります。また、SEO対策をするか否かによっても、検索結果1ページ目に表示されるかどうかが変わるため、対策には時間を要するでしょう。

一方、リスティング広告では必要な設定を行うだけですぐに広告が検索結果に表示されます。キャンペーンやイベントなど即効性を重視した集客を求めている場合には効果的と言えるでしょう。

▼ リスティング広告については下記のページで詳しく解説しています。

3

オーガニック検索での流入が重要な理由

オーガニック検索で流入が重要な理由は以下の4つです。

  • 費用を抑えてアクセス数を増やすことができる
  • 検索画面の上位のページが表示されていれば安定したアクセス数が期待できる
  • コンバージョンに近いユーザーを獲得できる
  • 知名度が高まりブランディング効果が期待できる
3-1

無料でアクセスを集められる

オーガニック検索で流入を狙うメリットは、無料でアクセスを集められることです。

前述したように、オーガニック検索は検索ユーザーがオーガニック検索枠に表示されたページを閲覧しても、費用が発生することはありません。

インターネット上にページを公開している限り、Googleからユーザーにとって有益なWEBサイトであると判断されていれば、オーガニック検索枠にページが表示され続けます。またSEO対策を継続的に行うことにより、検索順位の上位枠を狙うことも可能です。

サイトを運営するために必要なドメインを取得する費用や、レンタルサーバーの費用、ページを作成する人件費や外注費を除けば、コストが発生することなく長期間での集客に繋げることができます。

リスティング広告とは違い、検索結果に表示させるためのコストの発生がなく、長期集客を狙った際にオーガニック検索で流入を狙うことはメリットと言えるでしょう。

3-2

検索順位が上がれば安定した流入に繋がる

SEO対策を行い検索順位が上がることで安定した流入に繋がる点も、オーガニック検索のメリットと言えるでしょう。

一方、検索順位が11位以下の場合や、検索結果の2ページ目以降にページが表示されている状況であれば、オーガニック検索からの流入があまり期待できません。

検索順位は各サイトのページを相対的に比較して決定されるため、競合サイトに追い抜かれてしまうと流入数が不安定になる恐れもあります。

オーガニック検索での流入を狙うためには、SEO対策をしっかりと行っていきましょう。

3-3

コンバージョンに近いユーザーを獲得できる

コンバージョンに近いユーザーを獲得できることも、オーガニック検索で流入を狙うメリットです。

検索結果には、検索ユーザーの検索意図をより多く満たしているページが表示される仕組みのため、コンバージョンに繋がりやすいキーワードで上位表示できていれば、コンバージョンを獲得しやすくなります。

コンバージョンに繋がりやすいキーワードとは、「費用」「料金」などお金に関してのキーワードや、「比較」「ランキング」などの購入やサービスの導入を検討する段階のユーザーが、検索するキーワードを指します。

一方、SNSやネットマガジン、メールマガジンなどからの流入を狙う場合は、ページを閲覧するユーザーと、ページの内容がマッチしているとは限りません。大量のアクセス数が確保できていても、コンバージョン獲得に繋がらない場合もあります。

3-4

知名度が高まりブランディング効果がある

オーガニック検索から流入を狙うことで、知名度が高まりブランディング効果が見込めます。

費用をかけて掲載する広告に比べ、オーガニック検索枠はGoogleに評価されたことで掲載されるため、ユーザーが見た際に信頼性の高いサイトだと認識します。そのため、企業にとってのブランディング効果があります。

また、タイトルタグやディスクリプションタグに、企業名やサービス名を入れている場合は、検索結果にスニペットとして表示されるため、特定のジャンルで多くのキーワードが上位表示された場合に、企業・サービスの認知度向上に繋がります。

知名度やブランド力が向上しているかどうかは、「指名検索」の数を確認することで効果を実感することができます。

テレビCMなどを行っていない状態で、指名検索が増えていれば、オーガニック検索に表示されることによって「知名度」「ブランディング」効果があるということです。

4

オーガニック検索で流入を狙うデメリット

オーガニック検索で流入を狙うデメリットは以下の3つです。

  • SEO対策をする必要がある
  • SEO対策をした場合でもすぐに検索上位表示されるとは限らない
  • 特定のジャンルでは効果が出ない場合がある
4-1

SEO対策をする必要がある

SEO対策とは、GoogleやYahoo!といった主要な検索エンジンを使用し、検索ユーザーが求める情報が盛り込まれたWEBサイトを、検索画面の上位に表示させるために、サイトを改善し最適化する施策です。

オーガニック検索からの流入を期待する場合は、SEO対策が必要になります。

自社のWEBサイトを公開し、検索順位は気にせず検索結果に表示させるだけであれば、SEO対策をしなくても検索エンジンへの表示が可能です。

しかし、オーガニック検索からの流入を期待する場合は、検索結果の上位に表示されることが必須であり、少なくとも検索結果の1ページ目に表示されている必要があります。

検索ユーザーのほとんどは、検索上位に表示されているページから閲覧する場合が多く、上位のページを読んで満足した場合は、下位ページを閲覧することは少ないからです。

つまり、オーガニック検索で流入を狙うためには、SEO対策が必要になります。

▼ SEO対策については下記の記事で詳しく解説しています。

4-2

SEO対策をした場合でもすぐに検索上位表示されるとは限らない

前述したように、ページが検索上位に表示されるためにはSEO対策が必要ですが、SEO対策を行ったあとすぐにページが検索上位表示されるとは限りません。

Googleからユーザーにとって、有益なコンテンツであるとページが評価されるためには、一定の期間が必要です。立ち上げたばかりのサイトであれば、ページを投稿してから3ヶ月~半年程度の時間がかかる場合もあります。

また、1度の対策で継続した効果が期待できないため、継続的にSEO対策が必要になってきます。

4-3

特定のジャンルでは効果が出ない場合がある

YMYLと呼ばれるお金や健康に関するジャンルでは、SEO対策をおこなっても効果が出ない場合があります。

Googleは検索ユーザーの利益を重視しているため、YMYLジャンルではページが容易に検索上位表示されないように、他のジャンルより厳しい基準で評価しているからです。

例えば、医学的に間違った情報が掲載されているサイトを、Googleが検索上位表示した場合、記事を読んだ検索ユーザーの利益を損なうことになるかもしれません。

YMYLジャンルで検索上位表示するためには、以下の3点を意識してSEO対策を行いましょう。

  • EATを高める
  • YMYL以外のジャンルを混ぜない
  • MEO対策を重視する

▼ YMYLジャンルについては下記の記事で詳しく解説しています。

5

オーガニック検索とSEO対策の関係性

5-1

オーガニック検索にはなぜSEO対策が必要なのか

オーガニック検索にSEO対策が必要な理由は、検索順位がアクセス数に大きく影響するからです。

前述したように、オーガニック検索からの流入を期待する場合、検索結果の上位に表示されるか、少なくとも検索結果の1ページ目に表示されている必要があります。

検索ユーザーのほとんどは検索上位に表示されているページから閲覧するため、上位表示されているページを読んで満足した場合、下位に表示されたページを閲覧することはありません。

SEO対策を行うことで検索順位を高めることができ、検索ユーザーにページをクリックしてもらえる可能性が高くなります。

5-2

オーガニック検索での表示順位の決まり方

オーガニック検索でページが上位表示されるまでの流れは以下の通りです。

  1. URLの発見
  2. クロール
  3. レンダリング
  4. インデックス
  5. ランキング

Googleからページがクロールされなければインデックスされることはなく、インデックスされなければランキングされることもありません。

つまり、オーガニック検索で上位表示されることを目指すなら、それぞれのプロセスに対して正しくアプローチする必要があるということです。

Googleのクロール・インデックス・ランキングの仕組み

オーガニック検索で表示されるには、Google検索エンジンにURLを発見してもらう必要があります。

通常、インターネット上に存在するWEBサイトのページを、クローラーが自動的に巡回し、テキストや画像などページの情報を収集します。この動きをクロールと言います。

次に収集したページの情報と、Googleのデータベース内の情報を照らし合わせ、他サイトや自サイトのページの情報と、重複がなければページを検索結果に表示します。

これをインデックスと言います。

検索結果にページを表示する際、インデックスされた情報を相対的に評価し、ページの内容に対応した検索順位にサイトを表示させます。

Googleアルゴリズムによる決定

オーガニック検索の順位決定の要素として、Googleアルゴリズムも関係してきます。
検索アルゴリズムとは、独自の評価基準や評価の算出方法でWEBサイトを評価する仕組みです。

Googleは、検索ユーザーにとって価値のあるページを検索結果に表示させるため、検索アルゴリズムを日々アップデートしています。

つまり、オーガニック検索で上位表示するためには、Googleの検索アルゴリズムからページが、どのように評価されるかを意識し、SEO対策を行う必要があるということです。

6

オーガニック検索からの流入を増やす方法

オーガニック検索からの流入を増やすには、検索順位を上げてユーザーにページをクリックしてもらう必要があります。

検索結果に自社のページが表示される順位は、Googleのアルゴリズムにより順位が付けられるため、ランキング次第でページがクリックされるかどうかが大きく影響されます。

また、検索上位にページが表示されていても、検索ユーザーから検索意図を満たすコンテンツではないと判断されたり、期待する情報が掲載されていないと判断されれば、ページがクリックされない他、離脱に繋がることもあります。

検索順位・クリック率を上げるための対策をご紹介します。

6-1

コンテンツSEOを行う

コンテンツSEOとは、検索サービスを使って検索するユーザーの検索意図にマッチした高品質なコンテンツを提供することで、オーガニック検索からの集客を狙う施策です。

コンテンツSEOを行うことで、ブランディングに繋がる他、安定した集客に繋がるなどのメリットがあります。

▼ 具体的には、以下の流れで作業します。

  1. ターゲット選定
  2. キーワード選定
  3. 検索インテント(検索意図)を理解する
  4. 記事制作
  5. 分析
  6. リライト

▼ 成功させるポイントは以下の通りです。

  • 初めにに全体像の作成
  • SEOを意識したタイトル・ディスクリプションを設定
  • クローラーを意識した内部リンクの設置
  • 記事数より質を重視
  • カニバリ・コンテンツの重複を避ける
  • 不要な記事は適切に処理
  • トピッククラスターモデルの導入を検討
  • 何度も繰り返し改善する
  • 自社での実施が難しい場合は外注も検討

6-2

SEO内部対策を行う

SEO内部対策とは、WEBサイトの内部に対して対策を行うことです。

▼ 具体的な作業は以下の通りです。

  • クローラーが読み込みやすいWEBサイトになるように最適化する
  • ユーザーにとってメリットのあるWEBサイトになるように最適化する
  • 良質なコンテンツの作成
  • 内部リンクの最適化
  • htmlタグのキーワード比率の最適化
  • URLの正規化
  • モバイル対応
  • 表示速度の改善
  • 階層構造化
  • タイトルや見出しにキーワードを含める
  • ディスクリプション設定
  • 見出しタグの最適化
  • 重複コンテンツの解消
6-3

SEO外部対策を行う

外部対策とは、自社WEBサイトに手を加えるのではなく、外部サイトや第三者からの評価をしてもらうことで、自社WEBサイトの評価を高める施策です。

Googleは、WEBサイトの価値を図る要素のひとつとして、第三者からの評価も判断基準にしています。その指標とされているのが、外部リンクとサイテーションです。WEBサイトに貼られた被リンク情報をもとに、検索エンジンはサイトが第三者からどのくらい評価されているかを判断します。

▼ 被リンクとサイテーションを獲得するための具体的な作業は以下の通りです。

  • 誰もが認める高品質なコンテンツを作成する
  • オリジナル画像・動画を作成する
  • 独自アンケート・インタビュー
  • 自社の事例紹介
  • ソーシャルボタンを設置する
  • リンク切れしているサイトに連絡する
  • その他の被リンク獲得手法

7

オーガニック検索からのパフォーマンスを分析するツール

7-1

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、登録したサイトに関する様々なデータを計測できるアクセス解析ツールです。Googleが提供しており、無料で利用できます。

▼ Googleアナリティクス(GA4)でオーガニック検索からのアクセス数を確認する手順は、以下の通りです。

  1. Googleアナリティクスにログイン
  2. 画面左に表示されている「レポート」をクリック
  3. 「集客」をクリック
  4. 「organic Search」を確認する

「集客」メニューでは、オーガニック検索からのアクセス数だけでなく以下の経路からの流入数も確認できます。

  • URLからの直接流入(Direct)
  • 検索サービスやSNSからの流入を除いた流入(Referral)
  • リスティング広告からの流入(Paid Search)
  • ソーシャル関連からの流入(Organic Social)
7-2

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールでは、WEBサイトがオーガニック検索結果上で、どのようなパフォーマンスを発揮しているのかを確認することができます。

具体的には、

  • オーガニック検索ユーザーが自サイトに流入したキーワード
  • 流入キーワードの表示回数
  • 流入キーワードのクリック数
  • 流入キーワードのクリック率
  • 流入キーワードの平均順位

を確認することができます。

▼ Googleサーチコンソールでオーガニック検索上でのパフォーマンスを確認する手順は以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. 画面左に表示されている「検索パフォーマンス」をクリック


下記のフィルターで取得したデータを絞り込むことも可能です。

  • 国:どの国から訪問したのか
  • デバイス:どんなデバイスでページを閲覧したのか
  • 検索での見え方:検索タイプごとの検索データ
  • 日付:期間ごとの検索データ

8

オーガニック検索からの流入が減る理由と対処法

オーガニック検索からの流入が減る要因として考えられるのは以下の3つです。

  1. インデックスから削除されている
  2. Googleのコアアップデートによる影響
  3. 競合サイトが評価されることによる影響


流入が減る理由と対処法を解説します。

8-1

インデックスから削除されている

Googleのインデックスからページが削除されると、オーガニック検索からの流入が減少します。インデックスから削除されていると検索結果にページが表示されなくなり、検索ユーザーがページを発見できなくなるからです。

▼ ページがインデックスされているかどうかは下記の方法で確認できます。

  • Googleサーチコンソール
  • site:(サイトコロン)


▼ 手動ペナルティでインデックスから削除される要因は以下のようなものがあります。

  • 低品質なコンテンツ
  • 重複コンテンツ
  • リンクスパム


▼ 手動ペナルティを受けているかどうかは、以下の方法で確認できます。

  • Search Consoleに登録しているアカウントへ届くメールでメッセージを確認する
  • Google Search Consoleからの通知を確認する

Googleから手動ペナルティを受けている場合は、ガイドラインに抵触した箇所を改善し、Googleサーチコンソールから再審査リクエストします。

Googleサーチコンソールから再審査リクエストをする手順は以下の通りです。

  1. 「セキュリティと手動による対策」をクリック
  2. 「手動による対策」の「再審査をリクエスト」をクリック
  3. 「再審査をリクエスト」をクリック
  4. 改善するために取り組んだことを具体的に記載
8-2

Googleのコアアップデートによる影響

Google検索アルゴリズムは、ページの評価に大きくかかわるものなので、コアアップデートで検索アルゴリズムが変更されてしまうと、ページがインデックスから削除されたり、検索順位が大きく変動したりすることがあります。

コアアップデートが実施された後に、オーガニック検索からの流入が減少した場合は、コアアップデートの内容を確認し、影響を受けたページのどこに問題があるのかをチェック・改善しましょう。

8-3

競合サイトが評価されることによる影響

競合サイトが評価されることにより、オーガニック検索からの流入が減少するケースもあります。

検索順位は流動的かつ相対的なものであり、一度検索上位表示されたとしても、競合サイトのページが優れていると評価されれば順位が下がることがあります。

オーガニック検索からの流入が減少した場合は、Googleサーチコンソールで検索順位が低下したページがないかを確認しましょう。

▼ Googleサーチコンソールで検索順位を確認する手順は以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. 「検索パフォーマンス」をクリック
  3. 「平均検索順位」にチェックを入れる
  4. ページタブをクリック

検索順位が大きく低下したページがある場合には、どのクエリで検索順位が下がったのかを確認し、上位サイトと比較して加筆できる要素がないか、検索意図を満たしているかを確認し、改善しましょう。

9

Google検索とYahoo!検索はオーガニック検索で同じ結果が表示される?

基本的に同じ結果が表示されます。

Googleは、ヤフー株式会社に検索技術をライセンス提供しているからです。

ただし、ユーザーが過去に検索したキーワードや情報などを元に検索結果が表示されるパーソナライズド検索の場合は、検索順位が異なる場合があります。

パーソナライズされていない検索結果を確認する場合は、シークレットモードで検索しましょう。

また、Yahoo!検索の場合は、「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!ショッピング」といった独自のコンテンツが検索結果に表示されることもあります。

▼ Yahoo!検索とGoogle検索の違いについては下記の記事で詳しく解説しています。

10

まとめ

オーガニック検索枠には、GoogleやYahoo、Bingなどの検索エンジンのアルゴリズムから高い評価を受けたページがランキング順に表示されます。

オーガニック検索からの流入を増やすためには、コンテンツSEOや内部対策、外部対策を実施することが重要です。

オーガニック検索におけるSEO対策の必要性や、オーガニック検索での表示順位の決まり方を理解し、SEO対策を行いましょう。

ホワイトリンク 記事内用バナー


この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。
サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超の塩田英司のノウハウをSEOサービスに反映し、2000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

CATEGORY

カテゴリー

SEO対策

WEBサイトを最適化し、Google、Yahoo!などの検索結果で上位に表示させる施策です。

SEO対策とは SEO対策とは イメージ画像
SEO対策の記事一覧

MEO対策

Googleビジネスプロフィールを最適化し、GoogleMapの検索結果で上位に表示させる施策です。

MEO対策とは MEO対策とは イメージ画像
MEO対策の記事一覧

コンテンツSEO

検索ユーザーの検索意図に合わせたコンテンツページを作成し、検索結果で上位に表示させる施策です。

コンテンツSEO コンテンツSEO イメージ画像
コンテンツSEOの記事一覧