ページネーションとは│実装方法と実装のポイントを解説
ページネーションは、Webサイトやアプリ内の情報を複数のページに分割して表示する手法です。一度に全てのデータを表示するのではなく、一部だけを表示し、ユーザーが次のページや前のページに移動することで残りの情報を確認出来るようにします。ページネーションは、商品リストや記事一覧など大量の情報やアイテムがある場合に利用します。

ページネーションとは
ページネーションとは、大量の商品一覧や長文コンテンツを複数のページに分割し、「1, 2, 3...次へ」といったリンクでユーザーがページ間を移動できるようにする機能のことです。
「ページ送り」や「ページング」、「ページャー」とも呼ばれることもあります。
例えば、 ECサイトで100件の商品がある場合に「1ページあたり20件を表示し、ページ番号で切り替える」という実装がページネーションです。

ページネーションを実装することで「ページの表示速度の改善」「ページの読みやすさの向上」といったメリットがあります。
ページネーションはその他にも以下のような場面で利用されます。
ブログやニュースサイトの記事一覧
Q&Aサイトやフォーラムのスレッド一覧
管理画面のデータ一覧・テーブル
ページネーションが必要なケース
ページネーションは、1ページあたりの情報量やデータ量が多いページで必要になることがあります。
例えば、以下のようなケースです。
- 商品一覧ページ・記事一覧ページ
-
表示件数が多いと、目的の情報を探しにくくなるため
- 文章量が多いページ
-
1ページが長くなりすぎると、閲覧しづらくなるため
- 画像や動画が多いページ
-
一度に読み込むデータ量が増え、表示速度に影響しやすいため
上記に該当するページでは、コンテンツを適度に分割することで、見やすさや操作性が向上します。
ただし、ページネーションを導入する際は、情報量の多さだけで判断しないことが大切です。Googleも、ユーザーが分割されたページよりも単一ページを好む結果の公表をしており、必ずしもページネーションが最適な方法になるわけではありません。
「一覧で探すページなのか」「まとめて読むページなのか」を踏まえて、分割すべきか判断しましょう。
ページネーションを実装するメリット
ページネーションを導入することで、ユーザー体験の改善やページの表示パフォーマンスの向上などのメリットがあります。
具体的なメリットは以下になります。
- ページの読み込み速度を改善できる
-
コンテンツを複数ページに分割することで、一度に読み込むデータ量を減らすことができます。
- コンテンツを見やすく整理できる
-
ページネーションを使って情報量を分割することで、一覧を見やすく整理できます。
- 目的の情報を探しやすくなる
-
商品一覧や記事一覧などでは、一定件数ごとにページを分けることで、ユーザーが目的の情報を探しやすくなります。
- サイトの操作性が向上する
-
ページ番号や「次へ」「前へ」などのナビゲーションを設置することで、ユーザーがコンテンツをスムーズに閲覧できるようになります。
ページネーションの実装方法
本記事では、ページネーションの実装方法について以下2つのパターンで紹介します。
HTMLでページネーションを実装する方法
WordPressでページネーションを実装する方法
それぞれ詳しく解説します。
HTMLでページネーションを実装する方法
HTMLでページネーションを実装する場合は、一覧の内容を複数のページに分け、それぞれに「前へ」「次へ」「ページ番号」などのリンクを設置して移動できるようにします。
HTMLでは主に <a> タグを使って、各ページへの導線を作ります。
コンテンツを複数ページに分割する。例:「1ページに10件表示」のように区切る
ページごとにHTMLファイルを作成する。例:page1.html, page2.html, page3.html
ページ移動用のリンクを設置する。例:各ページに「ページ番号」などのリンクを設置
以下は、ページネーションの簡単なHTML例です。
<h1>記事一覧</h1>
<ul>
<li>記事1</li>
<li>記事2</li>
<li>記事3</li>
</ul>
<div class="pagination">
<a href="page1.html">1</a>
<a href="page2.html">2</a>
<a href="page3.html">3</a>
<a href="page2.html">次へ</a>
</div>上記を実装すると以下のようにページネーションが表示されます。ただし、青いテキストリンクが横並びになるだけで、ボタンらしい見た目は一切ありません。

ボタン風のページネーションにするには、CSSを使って作成する必要があります。
CSSでスタイリングする
見た目をボタンのように整えるには、CSSでデザインを調整します。
例えば、以下のようなCSSを追加すると、ページ番号をボタン風に表示できます。
.pagination {
display: flex;
gap: 8px;
margin-top: 20px;
}
.pagination a {
display: inline-block;
padding: 6px 12px;
border: 1px solid #ccc;
text-decoration: none;
color: #333;
border-radius: 4px;
}
.pagination a:hover {
background-color: #f5f5f5;
}このCSSでは、ページ番号のリンクに余白や枠線を付けることで、ボタンのような見た目にしています。また、hoverを設定することで、マウスを重ねたときに背景色が変わるようになります。

WordPressでページネーションを実装する方法
WordPressでは、プラグインを使ってページネーションを実装する方法があります。
今回は、「WP-PageNavi」を使ったページネーションの実装方法を紹介します。

WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」を開く
検索欄で「WP-PageNavi」と検索し、インストールして有効化する
archive.php や index.php などの投稿一覧テンプレートに以下のコードを追加する
<?php wp_pagenavi(); ?>記事一覧ページでページネーションが表示されるか確認する
テーマによっては、標準でページネーション機能が用意されている場合もあります。事前にテーマの仕様を確認しておきましょう。
使いやすいページネーションを実装するポイント
ページネーションは、単にページ番号を並べればよいわけではありません。
ユーザーが現在どこを見ているのか、次にどこへ進めばよいのかが直感的に分かる設計にすることで、操作性が大きく向上します。
そのため、ページネーションを実装する際は、見た目のデザインだけでなく「移動のしやすさ」や「クリックのしやすさ」など、ユーザーの使いやすさを意識することが重要です。
使いやすいページネーションを設計するためのポイントは以下になります。
現在の場所が分かるようにする
前後のページへ移動できるようにする
最初と最後のページへのリンクを設置する
現在のページから前後数ページのリンクを表示する
クリックしやすいサイズにする
ページの下部に設置する
それぞれ詳しく解説します。
現在の場所が分かるようにする
ページネーションを実装する際は、ユーザーが現在どのページを見ているのか分かるようにすることが重要です。
例えば、利用者が第3ページにいる場合、そのページ番号を大きく表示したり、他のページ番号とは異なる色に変更することで、直感的に現在自分が見ているページを認識できます。

HTMLでは、現在のページ番号を <a> タグではなく <span> タグで表示する方法がよく使われます。
<div class="pagination">
<span class="current">1</span>
<a href="page2.html">2</a>
<a href="page3.html">3</a>
<a href="page2.html">次へ</a>
</div>このように現在のページ番号だけ表示方法を変えることで、ユーザーが今どのページを閲覧しているのか一目で分かるようになります。
前後のページへ移動できるようにする
ページネーションを実装する際は、現在のページの前後にあるページへ簡単に移動できるようにすることも重要です。

ページ番号だけを並べるのではなく、「前へ」「次へ」といったリンクを設置することで、ユーザーは1ページずつスムーズに移動できるようになります。
例えば、「前へ」「次へ」以外にも、「PREV」・「NEXT」「<」・「>」で表現した場合でも、一目で前後への移動が可能であることが伝わります。
特にページ数が多い場合、ページ番号を探す手間が減るため、操作性の向上につながります。
<div class="pagination">
<a href="page1.html">前へ</a>
<a href="page1.html">1</a>
<span class="current">2</span>
<a href="page3.html">3</a>
<a href="page3.html">次へ</a>
</div>最初と最後のページへのリンクを設置する
ページネーションを実装する際は、「前へ」「次へ」だけでなく、最初のページや最後のページへ移動できるリンクを設置すると、ユーザーが目的のページに移動しやすくなります。

例えば、ページ数が多い場合、「前へ」を何度もクリックしないと最初のページに戻れないと、ユーザーにとって不便になります。そのため、「最初へ」「最後へ」といったリンクを設置しておくと、ユーザーの操作性が向上します。
<div class="pagination">
<a href="page1.html">最初</a>
<a href="page2.html">前へ</a>
<a href="page1.html">1</a>
<span class="current">2</span>
<a href="page3.html">3</a>
<a href="page3.html">次へ</a>
<a href="page10.html">最後</a>
</div>現在のページから前後数ページのリンクを表示する
ページネーションを実装する際は、すべてのページ番号を表示するのではなく、現在のページを中心に前後数ページだけ表示する方法もよく使われます。

ページ数が多い場合、すべてのページ番号を並べると表示が長くなり、ユーザーにとって見づらくなってしまいます。そのため、現在のページを基準に「前後2〜3ページ」程度のリンクを表示すると、見やすく操作しやすいページネーションになります。
<div class="pagination">
<a href="page1.html">最初</a>
<a href="page4.html">前へ</a>
<a href="page3.html">3</a>
<a href="page4.html">4</a>
<span class="current">5</span>
<a href="page6.html">6</a>
<a href="page7.html">7</a>
<a href="page6.html">次へ</a>
<a href="page10.html">最後</a>
</div>クリックしやすいサイズにする
ページネーションを実装する際は、ユーザーがクリックしやすいサイズにすることも重要です。
リンクが小さすぎるとクリックしにくく、特にスマートフォンでは操作性が低下してしまいます。そのため、ページ番号には適度な余白を設け、ボタンのように押しやすい大きさで表示しましょう。

また、視認性を高めるために、ボタン同士の間隔を適切に空けることも大切です。
CSSで font-size、padding、marginなどを調整すると、見やすく操作しやすいページネーションを作成できます。
ページの下部に設置する
ページネーションは、ページの下部に設置するのが一般的です。
多くのユーザーは、一覧を上から順番に確認し、ページの最後まで見たタイミングで次のページへ進みます。そのため、ページネーションを下部に配置することで、自然な流れで次のページへ移動しやすくなります。
反対に、ページの上部や途中にページネーションがあると、ユーザーが一覧を最後まで見終わる前に次のページへ移動してしまう可能性があります。
また、一度ページの最下部までスクロールした後に、上部にあるページネーションまで戻らなければならない設計だと、ユーザーに余計な手間をかけてしまいます。
ページネーションを実装する際の注意点
ページネーションを実装する際は、以下のポイントに注意しましょう。
ページを分割しすぎない
各ページごとに異なるURLを割り当てる
ページ番号にURLフラグメントを使わない
Googleは「rel="next"」と「rel="prev"」を現在サポートしていない
それぞれ詳しく解説します。
ページを分割しすぎない
ページネーションを実装する際は、ページを細かく分割しすぎないことが重要です。
1ページあたりの情報量が少なすぎると、ユーザーは何度もページを移動しなければならず、閲覧の手間が増えてしまいます。また、ページ数が必要以上に増えると、全体像を把握しにくくなり、使いづらい一覧ページになってしまいます。
そのため、一覧の種類に応じて、適切な件数でページを区切ることが大切です。
- 商品一覧
-
20-40件
- 記事一覧(ブログ)
-
10-20件
- 検索結果ページ
-
10-30件
このように、ユーザーが一覧を確認しやすい件数でページを分割することで、操作性の高いページネーションを設計できます。
各ページごとに異なるURLを割り当てる
ページネーションを実装してページを分割する際は、各ページごとに異なるURLを割り当てるようにしましょう。
ページごとにURLが分かれていないと、ユーザーが特定のページを直接開きにくくなるほか、検索エンジンも各ページの内容を区別しづらくなることがあります。
例えば、以下のようにページ番号ごとにURLを分ける形が一般的です。
- ページ番号1
-
https://white-link.com/sem-plus/○○○○/
- ページ番号2
-
https://white-link.com/sem-plus/○○○○/?page=2
- ページ番号3
-
https://white-link.com/sem-plus/○○○○/?page=3
このように、ページごとに区別できるURLを設定しておくことが、ページネーション実装時の注意点の1つです。
ページ番号にURLフラグメントを使わない
ページネーションを実装する際は、ページ番号のURLにURLフラグメント(# 以降の文字列)を使わないようにしましょう。URLフラグメントはページ内の特定箇所へ移動するためのもので、別ページを区別する用途には向いていません。
例えば、以下のように #page2 や #page3 を使ってページ番号を表す設計は適切ではありません。
- ページ番号1
-
https://white-link.com/sem-plus/○○○○/
- ページ番号2
-
https://white-link.com/sem-plus/○○○○/#page2
- ページ番号3
-
https://white-link.com/sem-plus/○○○○/#page3
このようなURLでは、検索エンジンが各ページを個別に認識しにくくなる可能性があります。
そのためページネーションでは、?page=2や/page/2/のように、各ページを区別できるURLを設定することが重要です。
Googleは「rel="next"」と「rel="prev"」を現在サポートしていない
以前は、<link rel="next" href="..."> と <link rel="prev" href="..."> を使って、ページネーションでつながるページ同士の関係を検索エンジンに伝える方法が一般的でした。
しかしGoogleは現在、rel="next" と rel="prev" をインデックス登録シグナルとして使用していません。
そのため、Google向けのSEO対策として rel="next" / rel="prev" を必須と考える必要はありません。
現在のページネーション対策では rel="next" / rel="prev" の有無よりも、各ページに適切なURLを割り当てること、通常のリンクでたどれるようにすること、必要に応じて view-all ページなども検討することのほうが重要です。
ページネーションはSEOに影響するのか?
ページネーションは適切に実装されていれば、SEOに直接悪影響を与えるものではありません。
ただし、実装方法によっては検索エンジンのクロールやインデックスに影響する可能性があります。主に注意すべきポイントは以下の3つです。
並び替えページのページネーションを重複させない
ページネーションの2ページ目以降は自己参照canonicalにする
ページネーションによるクロール効率の低下を回避する
それぞれ詳しく解説します。
並び替えページのページネーションを重複させない
ECサイトやデータベース型サイトでは、「価格順」「人気順」などの並び替え機能が用意されていることがあります。この並び替えページにページネーションが組み合わさると、同じ内容のページが大量に生成される可能性があります。
例えば、以下のようなURLが生成されるケースです。
/products/?sort=price&page=1
/products/?sort=price&page=2
/products/?sort=popular&page=1
/products/?sort=popular&page=2
上記の場合、検索エンジンにとって似た内容のページが増え、重複ページとして扱われる可能性があります。
そのため、並び替えページにはnoindexの付与かrobots.txtでクロールのブロック を行い、重複ページとして扱われないようにしましょう。
ページネーションの2ページ目以降は自己参照canonicalにする
ページネーションの2ページ目以降は、自己URLを参照する形で canonicalタグを設定することがGoogleから推奨されています。
ページ分けされたページ列の最初のページを正規ページとして使用しないでください。
URL を正しく使用する
代わりに、固有の正規 URL を各ページに付与してください
2ページ目以降のページをすべて1ページ目にcanonicalで統合してしまうと、検索エンジンがそれぞれのページを正しく認識できなくなる可能性があるためです。
例えば、以下のようなポータルサイトのカテゴリページを考えてみます。
/tokyo/restaurant/
/tokyo/restaurant/?page=2
/tokyo/restaurant/?page=3
この場合、 /tokyo/restaurant/?page=2 や /tokyo/restaurant/?page=3 のcanonicalを/tokyo/restaurant/に設定するのではなく、それぞれのページに自己参照canonicalを設定します。
ページネーションによるクロール効率の低下を回避する
ECサイトや求人サイトなど、大量の一覧ページを持つサイトでは、ページネーションによって多数のURLが生成されることがあります。
ページ数が増えすぎると、検索エンジンのクローラーが巡回するURLも増え、重要なページのクロールが後回しになる可能性があります。
これは、Googleのクローラーが1つのサイトに対して無制限にクロールするわけではなく、一定のクロール上限の中で巡回しているためです。
そのため、大量のページネーションによって、本来クロール・インデックスさせたいページにクローラーが十分に到達していない場合は、不要なページネーションURLを見直すことが大切です。
まとめ
今回は、ページネーションについて解説しました。
ページネーションは、情報量やデータ量が多いページを見やすく整理し、ユーザーが目的の情報にたどり着きやすくするための仕組みです。商品一覧ページや記事一覧ページなどでは、使いやすさや表示パフォーマンスの改善につながる場合があります。
一方で、ページネーションを設置すること自体にSEO効果があるわけではありません。しかし、URL設計やcanonicalの設定、不要なページの扱いなどを誤ると、クロールやインデックスに悪影響を与える可能性があるため、実装には注意が必要です。
また、現在地が分かりにくい、クリックしづらい、移動しにくいといった設計になっていると、ユーザーにとって使いにくいページになってしまいます。そのため、実装時は使いやすさとSEOの両方を意識しながら設計することが大切です。
この記事で紹介した実装方法や注意点を参考に、ユーザーにも検索エンジンにも分かりやすいページネーションを実装しましょう。

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