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SEO対策 2024/07/05

相互リンクとは?メリットとSEO効果・やり方を解説

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相互リンクとはWEBサイト同士がリンクを設置しあっている状態のことです。自然な形で相互リンクをおこない被リンクを獲得することは有効なSEO対策と言えますが、検索順位を操作する目的での相互リンクはGoogleの規約に違反する行為のためペナルティの対象となります。本記事では、正しい相互リンクのやり方を解説していきます。

被リンク獲得代行バナー

相互リンクは、リンクの数と質によって評価するGoogle検索エンジンからの評価を高める目的でおこなわれる施策の1つで、相互リンクには以下ような特徴があります。

【相互リンクの特徴】

相互リンクのメリット相互リンクのデメリット
・アクセス数が増える
・ユーザーの利便性が向上する
・検索順位が上がる
・PageRankが高まる
・検索順位が下がる可能性がある
・ペナルティを受ける可能性がある
・ユーザーがサイトから離脱する可能性がある
相互リンクを増やす方法相互リンクの注意点
・自社運営のサイト同士で相互リンクする
・相互リンク営業をおこなう
・会社やサービスを紹介する記事を作成する
・関連性が低いサイトとは相互リンクしない
・相互リンク募集サイトを利用しない
・相互リンク自動ツールを利用しない
・低品質なサイトと相互リンクしない
1

相互リンクとは

相互リンクとは、WEBサイト同士やブログ同士がお互いにリンクを貼り合うことを指します。

例えば、サイトAからサイトBに「被リンク」という言葉でリンクします。今後はサイトBからサイトAに、「SEO」という言葉でリンクします。このように、お互いにリンクしている状態が相互リンクです。

相互リンクをおこなう事で、自身のサイトが誰にも知られていないWEBサイトであっても、相互リンクした相手のサイトから一定の流入が期待できます。

また、相互リンクは自サイトのSEO効果を高める効果があるため、検索順位向上を狙って相互リンクをおこなう場合もあります。ただし、低品質なサイトとの相互リンクやSEO目的でおこなった過剰な相互リンクは、逆に自サイトの評価を低下させる可能性があるため注意が必要です。

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相互リンクのメリットとSEO効果

相互リンクをおこなうことで得られるメリットと、SEO効果は以下の4つです。

  1. アクセス数が増える
  2. ユーザーの利便性が向上する
  3. 検索順位が上がる
  4. PageRankが高まる

それぞれ詳しく解説します。

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アクセス数が増える

相互リンクの1つ目のメリットは、リンク先のサイトからユーザーが流入するため自サイトのアクセス数が増加することです。

相互リンクをしている場合、相手のサイトに訪れたユーザーがページ上のリンクをクリックして自サイトに直接遷移してくれる可能性があります。

また、自サイトと関連性が高いサイトとの相互リンクであれば、遷移してきたユーザーが自サイトに興味を持ちサイト内を回遊してくれればPV数の増加にも繋がります。

サイトを作成したばかりでオーガニック検索からの流入が期待できない場合や、アクセス数を増やすために費用や手間をかけたくない場合、相互リンクはアクセス数増加に効果的な手法と言えるでしょう。

2-2

ユーザーの利便性が向上する

相互リンクの2つ目のメリットは、ユーザーの利便性が向上することです。

ユーザーが自身の目的を達成するために、検索をおこないWEBサイトに遷移します。相互リンクで関連性の高いページが紹介されていれば、ユーザーは検索結果に戻って目的のページを探す手間を省くことができるため利便性が向上します。

ユーザーにとって利便性の高いサイトは、ユーザビリティの優れたサイトとしてGoogleから評価されるためSEO効果も期待できます。ただし、自サイトとの関連性が低いサイトと相互リンクしている場合だと、ユーザーの利便性が低下するため注意しましょう。

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検索順位が上がる

相互リンクの3つ目のメリットは、相互リンクをしているページの検索順位が上がることです。

Googleは外部のWEBサイトからのリンクを第三者からの投票と考え評価するため、自サイトと関連性が高いサイトと相互リンクをすることで検索順位が上がる可能性があります。

この仕組みをPageRankアルゴリズムと呼び、現在でもGoogleのコアアルゴリズムの1つとして利用されています。

特に、自サイトのテーマと関連性が高く品質の高いページから受けたリンクは、検索エンジンから評価されやすく高いSEO効果が期待できます。

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PageRankが高まる

相互リンクの4つ目のメリットは、PageRankが高まることです。

PageRankとは、WEBサイトの人気度を数値で表したもので、PageRankが高いサイトはGoogleから評価されサイト全体の検索順位が向上します。PageRankの高いサイトと多く相互リンクをおこなうことで、自サイトのPageRankを高めることができます。

ただし、Googleツールバーが廃止されて以降、WEBサイトのPageRankを知るすべはありません。

そのため現在は、MozやAhrefsなどのSEOツール会社が独自に算出した「ドメインランク」「ドメインオーソリティ」といった指標を、PageRankの変わりにして相互リンクのSEO効果を把握するのが一般的となっています。

PageRankについては、別の記事で詳しく解説しています。

3

相互リンクのデメリット

相互リンクをおこなうデメリットは以下の3点です。

  1. 検索順位が下がる可能性がある
  2. ペナルティを受ける可能性がある
  3. ユーザーがサイトから離脱する可能性がある
3-1

検索順位が下がる可能性がある

低品質なぺージと相互リンクをおこなった場合、検索順位が下がる可能性があります。Googleはリンク先ページとの関連性を評価の対象にしているため、関連性の低いページや低品質なページと相互リンクをおこなった場合は、ぺージの評価が低下し検索順位が下がる可能性があります。

このようなぺージへとの相互リンクは、ユーザーに取ってもマイナスにしかなりません。それにも関わらず関連性の低いページとの相互リンクをおこなう理由は、意図的に検索順位を操作する目的と検索エンジンは判断するため、ページの評価を下げられ検索順位が下がります。

3-2

ペナルティを受ける可能性がある

過剰な相互リンクをおこなうと、検索順位を操作するための悪質な行為と判断されGoogleからペナルティを与えられる可能性があります。

過剰な相互リンクとは、ユーザーにとって価値の無いリンク集を使って大量に相互リンクをおこなったり、相互リンク目的のページをサイト内に作成することを指します。

このような相互リンクはリンクスキームというブラックハットSEOに該当し、Googleのガイドラインで禁止されているスパム行為となります。

Googleからペナルティを受けると上位表示されていたキーワードの検索順位が大幅に下げられたり、インデックスから削除され検索結果に表示されなくなるため、相互リンクをおこなう際は信頼できるサイトに絞っておこないましょう。

Googleのペナルティに関しては、別の記事で詳しく解説しています。

3-3

ユーザーがサイトから離脱する可能性がある

相互リンクは自サイトの流入が増える一方で、自サイトに来たユーザーがリンク先のサイトに遷移してしまう可能性があります。

例えば、自サイトよりもPV数が少ないサイトと相互リンクをおこなっている場合、相互リンク先のサイトから遷移してくれるユーザー数よりも、自サイトから離脱するユーザー数の方が多くなる可能性があるため注意が必要です。

相互リンクをおこなう際は、「本当にユーザーにとってメリットがあるのか?」「自社にとってメリットがあるのか?」をよく考えた上でおこないましょう。

4

相互リンクを増やすやり方

相互リンクを増やすための基本的なやり方は以下の3つです。

  1. 自社運営のサイト同士で相互リンクする
  2. 相互リンク営業をおこなう
  3. 会社やサービスを紹介する記事を作成する

スタンダードな方法ですが、日本ではこのやり方が一番効率よく相互リンクを獲得する事ができます。

それぞれ詳しく解説します。

4-1

自社運営のサイト同士で相互リンクする

自社で運営しているサイトが複数ある場合は、自社サイト同士で相互リンクをおこないます。

例えば、コーポレートサイトとオウンドメディアを別ドメインで運営している場合などが該当します。自社で運営しているサイト同士の場合は、関連性も高くユーザーにとっても信頼性の高いリンク先となるため、相互リンクをしておくのがオススメです。

ただし、自社で運営しているかといって被リンク目的で作成したサテライトサイトとの被リンクは、マイナス評価になる可能性があります。

4-2

相互リンク営業をおこなう

相互リンクを希望するサイトの運営者宛てに相互リンクの提案営業をおこないます。やり方は、問合せフォームや、Facebook、X(Twitter)などのSNSから連絡をおこない相互リンクの提案をおこないます。

フォロワーが多く知名度がある場合は、SNSのDM機能を使って直接相互リンクの依頼をおこなってみましょう。あまりSNS上の知名度が無い場合は、問合せフォームや会社概要に記載されているメールアドレス宛てに連絡をおこないます。

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会社やサービスを紹介する記事を作成する

特定の会社やサービスを紹介する記事を作成しておくことで、相互リンクを増やすことができます。

例えば、「〇〇でオススメの会社10選」の記事を作成すると、そのページに掲載してほしい企業から連絡がくる事があります。その際、相互リンクを掲載の条件にしておくことで相互リンクを獲得することができます。

相手にとってのメリットを予め用意しておくことで、スムーズに相互リンクを増やしていく事が出来るためオススメの方法です。

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相互リンクの設定手順

相互リンクを設定する手順は、以下の通りです。

  • 設定手順①:相互リンク先ページの選定
  • 設定手順②:相互リンクしたいサイトに連絡する
  • 設定手順③:相互リンクの条件を決める
  • 設定手順④:相互リンクが機能しているか確認する

それぞれの項目について詳しく解説します。

5-1

設定手順①:相互リンク先ページの選定

まず、サイトに相互リンクの依頼をおこなうサイトの選定をおこないます。相互リンク先を選定する際は、リンク先に遷移するユーザーにとって価値が高いサイトである事を意識して選定するのがポイントです。

そのため、自サイトと関連性が高いテーマを扱っており、自サイト内でカバーしきれていないテーマやトピックを扱っているサイトを選ぶようにしましょう。

また、SEO評価を高めるために相互リンク先のサイトの信頼性やドメインランク、WEBサイトのトラフィック数なども事前に確認しておき、自サイトと同等かそれ以上のサイトを選ぶようにするのがオススメです。

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設定手順②:相互リンクしたいサイトに連絡する

相互リンクしたいサイトの運営者宛てにメールやコメント欄から連絡します。メールで相互リンクのお願いする際は、具体的に自社のページと相手のページを記載した上で相互リンクの提案をした理由を簡潔に伝えるようにします。

また、相互リンクをおこなう事で得られる相手のメリットを、分かりやすく記載しておくことがポイントです。

ただし、自サイトの方が明らかにサイトの信頼性が低いのに「SEO効果がある」といったメリットを記載するのは印象が良くないため、相互リンクを依頼するサイトの規模や内容によって伝えるメリットを変えてみましょう。

5-3

設定手順③:相互リンクの条件を決める

相手から相互リンクの許可を貰えたら、相互リンクの条件を決めておきましょう。

相互リンクの条件で決める事は以下の3点です。

  1. 「nofollow」か「dofollow」か
  2. アンカーテキスト
  3. リンクが掲載される場所

nofollowタグが設置された場合は、検索エンジンはリンク先のページをクロールしないため、SEO評価を受け取る事ができません。

また、基本的にはアンカーテキストにキーワードが含まれていて、よりユーザーがクリックする可能性が高い場所にリンクを設置してもらう方がSEO効果は高くなります。

SEO評価を高めるためにも、相互リンクの条件を事前に決めておくのがオススメです。

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設定手順④:相互リンクが機能しているか確認する

相互リンクの設定が完了したら、自サイトと相手サイトそれぞれのリンクが正しく機能しているのか確認しましょう。事前に依頼したページに、お互いが正しくリンクできれば完了です。

ただし、相互リンクは継続的に機能しているのかチェックする事が大切です。WEBサイトを長く運用していると、リニューアルによってぺージが削除されたり、リライトによってリンクが削除されるなど意図せずリンク切れが発生します。

そのため、相互リンクしているページをスプレットシートなどで一覧化してリンク切れが発生していないか定期的にチェックしておきましょう。

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相互リンクの注意点

相互リンクの注意点は以下になります。

  • 関連性が低いサイトとは相互リンクしない
  • 相互リンク募集サイトを利用しない
  • 相互リンク自動ツールを利用しない
  • 低品質なサイトと相互リンクしない

それぞれ詳しく解説します。

6-1

関連性が低いサイトとは相互リンクしない

自サイトのテーマと関連性が低いサイトとの相互リンクは、Googleからマイナスの評価となるためやってはいけません。

相互リンクは、WEBサイトで扱うテーマやページで説明している内容との関連性が高ければ、ユーザーに価値を提供することができますが、関連性が低いサイトとの相互リンクはユーザーにとって価値が低いため、Googleからの評価も低くなります。

ドメインランクが高く、信頼性の高いサイトであっても自サイトのテーマやページの内容と関連性が低い場合は相互リンクをするのは辞めましょう。

6-2

相互リンク募集サイトを利用しない

相互リンクを増やす際に、ヨミサーチなどで作成された相互リンク募集サイトを利用してはいけません。相互リンク募集サイトの多くは自動化されたプログラムによって作成されており、ユーザーの役に立たないサイトです。

このようなサイトは「相互リンクのみを目的としてパートナーページ」に該当するため、相互リンクをおこなった場合は、低品質なサイトへリンクしていると検索エンジンから見なされ低品質なページと判断される可能性があります。

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相互リンク自動ツールを利用しない

相互リンク自動ツールを使って、相互リンクの登録をしてはいけません。

相互リンク自動ツールとは、該当するサイトへのリンクを設置した上で会社名や住所、リンクを記載したURLを登録すると自動で相互リンクされるツールの事です。

「自動相互リンクサイト」や「Swingjp自動登録リンク集」などのサイトがこれらに該当します。このようなツールを使って相互リンクを増やす行為もGoogleのガイドラインで禁止されているため、利用しないように注意しましょう。

6-4

低品質なサイトと相互リンクしない

ユーザーにとって役に立たない低品質なサイトと相互リンクをしてはいけません。低品質なサイトとは、他サイトのコンテンツを無断複製して作ったページや内容の薄いアフィリエイトページ、自動生成ツールを使って作成されたページなどを指します。

このような信頼性の低いサイトと大量に相互リンクをおこなった場合、「過剰な相互リンク」と検索エンジンから判断され、Googleのペナルティの対象となります。

また、信頼性の低いサイトへのリンクはユーザーの信頼を失うことにも繋がるため注意が必要です。

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まとめ

相互リンクは、Googleのガイドラインを正しく理解し、Googleから正しい評価を受けるようにする事が重要です。検索順位を操作する目的で相互リンクを設置すれば、Googleのガイドラインに違反する行為として手動ペナルティを受けるかもしれません。

ただし、ユーザーにとって利用価値が高く、有益なWEBサイトと相互リンクをおこない、被リンク獲得をすることは有効なSEO対策です。

検索順位の操作の為の相互リンクは削除し、ユーザー目線で必要なサイトや流入がある関連した相互リンクだけを残すようにしましょう。

被リンク獲得代行バナー

この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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