被リンクを増やす方法52選│自分でできる被リンク獲得方法を紹介
被リンク獲得によるSEO効果は理解しているものの、具体的にどのように被リンクを増やせば良いか分からない方は多いのではないでしょうか?本記事では10年以上被リンク獲得施策を行ってきたノウハウを元に被リンクを自分で増やすための具体的な方法を紹介します。良質な被リンクを獲得しサイトの評価を向上させましょう。
被リンクを増やすメリット
被リンクを増やす一番のメリットは、自サイトの検索順位が上がりやすくなることです。
被リンクとは、他サイトから自サイトに向けて貼られたリンクのことで、Googleは被リンクを投票と考え、多くの被リンクが集まっているサイトやぺージを人気のサイトと判断し評価します。
つまり、被リンクを増やしていけばGoogleからの評価が高まり、サイトに関連する様々なキーワードのランキングが上昇しやすくなります。
また、被リンクを増やすメリットは上記以外にも以下の2点が挙げられます。
- サイトの評価が高くなりインデックスされる速度が早まる
- 他サイトからの流入が増える
ただし「被リンクなら何でも良いから集めればいい」というわけではありません。SEO効果の高い被リンクを獲得する必要があります。
SEO効果の高い被リンクとは
SEO効果の高い被リンクとは、検索エンジンから自サイトの評価を高めてくれるリンクです。
このようなリンクは、以下2つの条件を満たしている必要があります。
- 多くのサイトからリンクされているサイトからのリンク
- 自然発生したリンク(ナチュラルリンク)
多くのサイトからリンクされているサイトは、ドメインパワーが高くこのようなサイトから被リンクを自然に獲得することで自社のドメインパワーも高まり、前述した通り「検索順位の上昇」や「クローラビリティの改善」などのSEO効果が期待出来ます。
逆に、「無料のサイトへの登録」や「相互リンク集への登録」など、サイト自体の評価が低いサイトに対して自作自演で獲得した被リンクは、SEO効果は期待できません。
被リンクを増やすための基本:コンテンツの質を高める
被リンクを増やすには、サイト運営者がリンクしたくなる質の高いコンテンツの作成が欠かせません。高品質なコンテンツは第三者がコンテンツを作成する上で、情報の根拠として引用する可能性が高いため、被リンクを増やす上で基本となります。
リンクをしたくなるコンテンツを作成するには、以下の3点を意識します。
- 1次情報を入れて独自性を高める
- インフォグラフィックやイラストを使う
- 情報の根拠を明確にする
1次情報を入れて独自性を高める
ページの独自性を高めるために、他サイトが扱っていない一次情報をコンテンツに含めます。一次情報とは、直接の情報源から取得したオリジナルのデータや情報のことです。
多くの人が参考にする1次情報をコンテンツに含めると、リンク付きで競合サイトのコラム内で引用される可能性が高くなります。
1次情報の集め方は以下になります。
- オリジナルの調査やアンケートを実施する
- 専門家へのインタビュー
- 独自のテストや実験を実施する
オススメは専門家へのインタビューです。専門家にインタビューすることで、独自性だけではなくコンテンツの専門性も高めることが出来るため、信頼性の高いページを作ることができます。
インフォグラフィックやイラストを使う
インフォグラフィックやイラストは、リンク付きで引用されやすいコンテンツの一つです。複雑な文章を使う難しいテーマの場合は、インフォグラフィックやイラスト・図形や表を使い視覚的に分かりやすくします。
視覚的に分かりやすいコンテンツは、画像自体が引用される対象となりやすいため、作成することで被リンクの獲得率が大幅に向上します。
【作成したイラスト例】
SNSやブログでの共有ボタンを設置し、他のユーザーやWEBサイトが簡単に共有や埋め込みができるようにしておきましょう。
情報の根拠を明確にする
情報の出所がはっきりしているコンテンツは、リンク付きで引用されやすい傾向があります。そのため、作成したコンテンツに掲載した情報やデータが正しいものであると証明するために根拠を明確に提示します。
例えば、自社でおこなった調査データであれば、以下の画像のように「調査期間」「調査方法」「対象者」「回答者数」を提示してどのような調査をおこなったのか分かりやすく記載します。
リンクをするサイト運営者が安心してリンク出来るように、情報の根拠を明確にしておきましょう。
被リンクの獲得方法
被リンクを増やす方法について、メジャーな手法からマニアックな方法まで一覧で紹介します。
日本ではあまり馴染みの無い方法も含まれていますが、海外では当たり前のように行われている方法などもあるため、自社で活用できるかどうかも含めて確認してみてください。
尚、この記事を見ている方は「被リンク」の意味やSEO上の効果を理解していると思いますが、まだ理解出来ていない方は、以下の記事から被リンクについて理解した上で本記事をご確認ください。
リンク切れが起きているサイトに連絡する
リンク切れが起きているサイトに連絡する手法は、被リンク獲得施策では代表的な手法の1つです。リンク切れとは、WEBページに設置されたリンクが機能していない状態を指し、そのリンク先に移動しようとすると「404エラー」のページが表示される現象です。
この手法は、他サイトのリンク切れを発見し、運営元に代わりのリンク先を提案することで、自社サイトへのリンクに切り替えてもらうのが目的です。
▼ 具体的な手順
- 自社に関連する業界のまとめサイトを探す
例えば、美容家電を扱っている場合、検索エンジンで「美容家電 おすすめ」などのキーワードを検索して比較サイトをリストアップしていきます。
「おすすめ比較○○選」といったサイトは多くの商品を紹介しているため、リンク切れを起こしている可能性が高くなります。 - リンク切れの確認
リストアップした比較サイトからリンク切れしている箇所を探します。
Google Chromeの拡張機能「Check My Links」などを使って、リンク切れをチェックします。 - 連絡と交渉
リンク切れを発見した場合、そのサイトの運営者にメールで連絡し、自社へのリンクに切り替えるよう交渉します。
以下は、リンク切れを伝え、自社へのリンクに切り替えてもらう際に弊社が実際に使ったメールのテンプレートです。
【メールテンプレート】
件名:貴社WEBサイト上のリンク切れについて
平素よりお世話になっております。
【自分の会社名】の【自分の役職】、【自分の氏名】と申します。
突然のご連絡をお許しいただけますでしょうか。
最近、○○について調べていた所、貴社WEBサイトの素晴らしいコンテンツを見つけました。その中で、以下のページで他社へのリンクが切れていることを発見いたしました。
【リンク切れしているページのURL】
https://~~~
このリンクは、【リンク先の内容やサービスについての簡単な説明】であり、訪問者にとって価値のある情報源であると考えます。
私どもは現在、同じテーマや分野でサービスを提供しているため、もしかしたら、こちらのリンクの代替品になるかもしれません。
一度、弊社の以下のページへのリンクをご検討いただけると幸いです。
【あなたの会社の関連ページのURL】
https://~~~
もし、今回のご提案にご質問やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
何卒、ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
古くなったコンテンツにリンクしているサイトに対して連絡をする
先ほど紹介した手法と似ていますが、この手法は、特定のWEBサイトが時代遅れの情報にリンクしていることを発見し、自社が提供する最新かつ関連するコンテンツへのリンクを提案するものです。
これにより相手のWEBサイトの信頼性を高めると共に、自社サイトへの被リンクも増やすことが可能になります。
古いコンテンツにリンクしているサイトに対して連絡を取る方法で被リンクを獲得する手法は、WEB上の情報の質を向上させるための効果的な戦略です。
▼ 具体的な手順
- ターゲットの特定
まずは、自社と関連する分野で重要とされるWEBサイトやブログを見つけます。 - リンク分析
選んだサイト内で、古い情報にリンクしているページを特定します。この作業には、「ahrefs」などのツールを使用し、「Site Explorer」→「発リンク」でリンク先を一覧でリストアップし確認します。 - コンテンツの準備
提案する最新の関連コンテンツを、自社のサイトで確認または作成します。このコンテンツは、リンク先として適切なものである必要があります。 - 連絡先の調査
サイトのオーナーまたは管理者の連絡先を見つけます。 - メールの作成
サイトオーナーに対して、古いリンクの更新提案を伝えるメールを作成します。その際、自社のコンテンツがどうして適切なリンク先であるのか、そしてそれが相手のサイトの価値をどう高めるのかを明確にします。
以下は、古くなったリンク先があることを伝え、自社へのリンクに切り替えてもらう際に弊社が実際に使ったメールのテンプレートです。
【メールのテンプレート】
貴社WEBサイトの【対象ページURL】を拝見し、【リンクしている古いコンテンツの詳細】に気付きました。このコンテンツは現在古い情報となっているようです。
弊社では最近、このテーマに関連した最新の記事を公開しました:【自身のコンテンツのURL】。訪問者にとってより価値のある情報を提供できると確信しております。
貴社のページのリンクを弊社の新しい記事に更新いただくことをご検討いただけますでしょうか?
何かご不明点やご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。
ご検討何卒よろしくお願い申し上げます。
プレスリリースサービスを活用する
プレスリリースによる被リンク獲得手法は、SEO戦略の一部として非常に効果的です。
プレスリリースを配信することで、様々なメディアに取り上げられる機会が増えるため、被リンクの獲得チャンスが広がります。また、プレスリリースを通じて同業者やブロガーにも配信したコンテンツが認知され、引用や転載される可能性があります。
【具体的なやり方】
大前提として、この戦略を効果的に進めるためには、業界にとって価値のある一次情報や統計情報を主体としたコンテンツ作りが重要です。
- コンテンツの作成
自社サービスに関連した、多くの人や企業が関心を持つトピックの統計情報を用意してコンテンツを作ります。
例:インスタグラム運用代行の会社であれば「2023年最新 年代別インスタグラム利用率」など。 - 市場調査の実施
アンケート会社などを活用して調査を行います。調査対象の数は多ければ多いほど信頼できるデータとなります。 - プレスリリースの配信
調査結果を基にコンテンツを作成し、プレスリリースで配信します。
【注意点】
- 多くのニュースサイトは、プレスリリースの情報を転載する際にnofollowタグを付けるため、dofollowの被リンク獲得には不十分です。
- この問題を解決するために、関連する情報を扱うサイトに対して、メールで掲載の提案を行うとよいでしょう。その際には、プレスリリースが掲載されたメディアのURLを紹介し、情報の信頼性を強調します。
メディア運用者にとって役に立つ情報であれば、掲載してくれる可能性が高まります。
メディアサイトに寄稿する
海外では「ゲスト投稿」と呼ばれる手法です。自社サイトと関連性の高いメディアサイトにゲスト著者として寄稿させてもらえないか打診をおこないます。
寄稿したコンテンツの中に自社サイトへのリンクを設置することで、被リンクを獲得できます。
人気のあるメディアサイトに寄稿された場合は、ドメインオーソリティの高いサイトから被リンクを獲得することができるだけではなく、著者情報も寄稿先のサイトに掲載されるため、コンテンツ作成者の認知度が高まりE-E-A-Tでの評価も同時に高めることができます。
ただし、この手法の大変な所は寄稿できるメディアサイトを見つけることです。
海外ではメジャーな寄稿先の見つけ方を紹介します。
【寄稿先を探す方法】
- 自社と同じ業界内で多くの寄稿を行っている著者を探します。
- 寄稿先のサイトから著者の顔写真をスクリーンショットします。
- Googleの逆画像検索で顔写真をアップロードして検索します。
- 寄稿先のメディアが検索結果に表示されたらリスト化します。
▼ 寄稿先メディアをリストアップできたら、次の手順で進めます。
- 提案の準備
寄稿したい内容に関する概要や提案書を準備し、どのようにそのメディアの読者に価値を提供できるかを明確にします。 - 連絡と交渉
選定したメディアサイトに対して連絡を取り、寄稿の提案を行います。被リンクの設定についても明確に交渉します。 - 記事の作成
承諾を得たら、高品質で読者にとって価値のある記事を作成し、自社サイトへのリンクを適切に配置します。 - フォローアップ
記事が掲載された後は、反応をモニタリングし、必要に応じてメディアサイトと連携して更新や改善を行うなどのフォローアップを行います。
比較記事を作成する
自社のコンテンツで同業社を取り上げる比較記事を作成し、掲載を条件に被リンクを獲得する手法を紹介します。この戦略は、互いの関心とメリットを最大限に活用することで、効率的に被リンクを獲得するための方法です。
▼ 本メディアで実際におこない、被リンクを獲得できた例を手順付きで紹介します。
- 比較記事の作成
競合サイト分析に使える「SEO競合調査ツール」21選!を作成し、SEOで上位に表示させることを目指しました。 - 提供会社への連絡
「競合調査ツール」「SEO 競合調査ツール」で1位を獲得できたので、記事内で紹介していないツール提供会社に連絡し、無料での掲載が可能であることを伝えます。 - 掲載条件の提示
無料掲載の条件として、提供会社に、コーポレートサイト等のお知らせ欄からリンク付きで紹介してもらうよう依頼します。 - 被リンクの獲得
この戦略により、数社から被リンクを効率的に獲得することに成功しました。
この手法は、自社と提供会社双方に利益をもたらす双方向のメリットがあるため、断られることが少ないという強みを持っています。
さらに、戦略がうまく実施されると、相手から掲載依頼の連絡が来ることもあり、被リンクの獲得が非常に効率的に進められる可能性があります。
一次情報を発信する
自社のサービスに関連するアンケートや、調査結果などの一次情報を発信することで、被リンクを獲得する可能性が高くなります。
例えば、アンケ―ト調査会社などを利用して多くの人にとって興味があるトピックについて調査をおこないます。
例として、「飲食店をインターネットで探す時の方法」「飲食店を探す時に使う地図アプリとは?」で調査をおこない、結果をまとめたコンテンツを作成します。
調査結果を見たMEO会社や飲食店のコンサル会社が、自社内のコンテンツにデータの引用元として掲載してくれた場合は被リンク獲得となります。
引用されるためには、調査結果を分かりやすいグラフにするなど工夫も必要なため、手間はかかりますが、関連のあるサイトから被リンクを獲得することができます。
先ほど紹介した、プレスリリース施策と組み合わせて使うと効果的です。
Skyscraper
海外ではメジャーな被リンク獲得方法になります。
▼ やり方は以下になります。
- 自社の業界で被リンクを多く獲得しているコンテンツを探します。
- 探しだしたコンテンツよりも高品質な記事が作成できるか確認します。
- 探しだしたコンテンツよりも圧倒的に高品質な記事を作成します。
- 探しだしたコンテンツにリンクをしているサイトをリスト化します。
- リスト化したサイトにリンク先を変更してもらえるようメール等で働きかけます。
Skyscraper施策に向いているコンテンツは「比較記事」「完全ガイド」「howto記事」などが挙げられます。また、写真や動画を多く使いユーザビリティの高いコンテンツにするのがポイントです。
この方法は高品質な記事を書いても、自社メディアの知名度や権威性が高くないとリンク先を変更してもらうことは難しいため、プレスリリース施策やSNS施策で認知度が高まってからおこなうのがおすすめです。
講演をおこなう
講演をおこなうと、主催元のサイトやセミナー情報を扱っているサイトに掲載され被リンクを獲得できます。特に、商工会議所や地方自治体が主催するセミナーに講師と呼ばれた場合は、権威性が高い公的機関のサイトからの被リンクが獲得できるため、おすすめの施策となります。
企業間同士でおこなう共同のWEBセミナーも、それぞれのコーポレートサイトのお知らせ欄などから互いにリンクし合う事が多いため、被リンクの獲得には繋がります。
イベントのスポンサーになる
イベントやパートナー企業の行事があるときにスポンサーとなれば、スポンサーとしてWEBサイトに掲載されるため被リンクを獲得できます。また、チャリティーなどで支援を行えば、支援先の団体からほぼ100%の確率で紹介され被リンクを獲得できます。
イベントのスポンサーになるには、資金力が必要のためある程度の規模の会社向けの施策となります。また、普段からスポンサーになっている場合は、必ずイベントのWEBサイトにリンクを掲載するようにしましょう。
採用サイトに掲載する
採用サイトに自社サイトのリンクを設置することで被リンクを増やす方法です。
自社で採用活動をおこなう場合、求人サイトに掲載すると思いますが、採用サイトによっては自サイトへのリンクを設置できる媒体があるため、掲載することで被リンクを獲得できます。
近年は無料で掲載できるサイトも増えているため、媒体を選べば予算も必要ありません。また、サイトによってはリンクになっていない場合もありますが、自社の企業情報が掲載されるため被リンクの効果は無くても外部対策におけるサイテーションの獲得にもなります。
ただし、被リンク目的で実際に求人募集をしていないにも拘わらず掲載するのは絶対に辞めましょう。
求人情報が掲載してあるにも拘わらず、応募後に採用していないことを知ったら会社に対して不信感が生まれ、ユーザーから会社の信用を失います。
採用サイトに掲載して被リンクを獲得する際は、実際の求人がある時だけにしましょう。
自社のコンテンツを転載するサイトに連絡する
インターネットの世界では、他サイトのコンテンツの内容を引用、転載する際は、テキストをそのまま転載し、必ず出典元の情報を正確に載せる必要があります。
自社のコンテンツを勝手に転載しているサイトが出典元を記載していない場合は、そのサイトに連絡して引用元としてリンクを貼ってもらいましょう。
自社サイトのコンテンツを転載しているかどうかは、まとまった文章を完全一致検索します。また、勝手に引用されるのを防ぐために、引用元記載例をWEBサイトに掲載しておくのも1つの手です。引用元記載例を掲載しておくことで、狙ったアンカーテキストで引用してもらうことができます。
画像を転載しているサイトに連絡する
こちらの方法は、先ほど紹介したテキストの無断引用と似ていますが、こちらは自社で作成した画像を無断で引用しているサイトに連絡をおこないリンク設置してもらう方法です。
まず、自社のWEBサイトで使用しているオリジナル画像が他のサイトでどのように使用されているかを特定するために、Googleで逆画像検索をおこないます。
もし、無許可で画像を使用しているサイトが画像検索でヒットした場合は、WEBサイトのオーナーまたは管理者に連絡をおこない「画像引用元」としてリンクを貼るように依頼します。
連絡する際のポイントは、非難の態度ではなく、協力的な姿勢で接することです。画像を無断で使用していることに感謝の意を示し、その代わりに画像へのリンクを設置してもらうよう依頼します。
テキストと同様、画像に関しても他サイトから引用する場合は、引用元を掲載するのがインターネット上のルールとなっているため、基本的には引用元として明記してくれます。
成功事例に協力する
外注先の成功事例に協力することで、被リンクを増やす方法です。このやり方は、こちらがクライアントになる取引先や業務を外注している外部の会社がある場合は高確率で被リンクを獲得することができます。
やり方は簡単です。
- 取引先や外注先のWEBサイトに成功事例のページがあるか確認します。
- 成功事例に協力することを相手に伝えます。
- 成功事例に協力する代わりに自社サイトへのリンクを事例内に設置してもらいます。
成功事例を掲載する会社としても、事例の獲得に繋がるため基本的には喜んでOKをしてくれるはずです。
ただし、リンク設置を条件に事例に協力することを持ち掛ける行為はGoogleのガイドライン違反になるので、リンク設置を条件に交渉するのはやめましょう。
著者情報のリンク先変更依頼
自身の認知度が高まると、第三者がブログやサイトでプロフィールを紹介してくれることがあります。この時、紹介先のページがTwitterやインスタグラムのプロフィールページの場合はnofollowのため、被リンク効果がありません。
そこで、紹介してくれたユーザーに連絡を取り公式サイトへのリンクに切り替えてもらえるように交渉します。交渉する際は、何故切り替えた方が読者にとってより有用であるのかを明確に説明し相手にメリットがあることを伝えます。
この方法は、元々リンクしてくれるサイトへの依頼のため簡単に被リンクを獲得することが出来ます。
クーポンサイト
クーポンサイトに掲載することで被リンクを増やす方法です。
例えば、「くまぽん」(nofollow)や「PONPON」などのクーポンサイトに掲載することで自社サイトの公式URLを設置することができます。
この方法は、多くのクーポンサイトがnofollowであり、リンクをアンカーテキストで設置できないため被リンク効果は微妙です。
ただし、クーポンを発行することで集客効果は高まるため、サービスを利用したユーザーから将来的に被リンクを獲得できる可能性があります。
レビューを書く
ブロガーにオススメの被リンク獲得手法です。
まずは、利用したサービスや商品について、詳細に高評価のレビュー記事を自社のサイト内に作成します。
例えば、SEM Plus編集部であればSEO系のツールの使用レビューを作成します。作成したら、「素晴らしいツールだったのでレビューを作りました」とメーカーにURLと一緒にメールで連絡します。
うまくいけば、メーカーの公式サイトにレビューが掲載され、自社内に作成したレビューページへのリンクが設置されます。
レビュー依頼
レビュー依頼の手法は、被リンクを簡単に獲得するための方法の1つです。自社の製品に関連するブログサイトを運営しているブロガーに対して製品を提供し、その感想や評価をブログで公開してもらうことを依頼します。
ここで重要なのは、製品の提供を条件にリンクの設置を依頼する行為はGoogleのガイドラインに反する有料リンクの購入とみなされることです。そのため、製品を提供するに留め、リンクの設置は強要せずにブロガーに任せるようにしましょう。
自社への言及
サービス名や会社名がリンク無しで言及されている場合は、被リンク獲得のチャンスです。リンク無しで言及されているのを見つけたら、連絡をおこない「リンク付きで紹介して欲しい」と依頼します。
この方法を成功させるポイントは、リンク無しで言及されているコンテンツを見つけることです。やり方は、aherefsのContent Explorerを使い、コンテンツ内で言及しているサイトをリストアップすることで簡単に見つけることができます。
元々、社名やサービス名について言及してくれているので殆どリンクを掲載してくれます。
ケーススタディの作成
ケーススタディの作成は、自社サービスに関連するユーザーの多くが課題に感じているトピックについて解決、または調査結果について具体的な事例をコンテンツとして作成する方法です。
このアプローチにより、他の企業や専門家が参照する価値のあるコンテンツを提供することが可能になります。
ケーススタディのページを公開した後、関連する業界の専門家、ブロガー、メディアなどに対して、このページを共有します。その際、なぜこのケーススタディが彼らの読者やフォロワーにとって価値があるのかを強調します。
ケーススタディが十分に質の高いものであれば、それを引用または参照したいと考える人々にとって、自然なリンク先となるでしょう。
チャートとグラフ
チャートとグラフを作成して被リンクを獲得する方法です。ユーザーにとって分かりやすいチャートやグラフの画像は、多くのサイトから引用される可能性があります。
まずは、ユーザーから関心を集めるトピックを特定しデータを収集します。
次に、分かりやすいチャートやグラフを作成し、WEBページやブログ記事などのコンテンツに組み込みます。
この手法はテキストで理解するのが難しい情報を視覚的にシンプルに伝えることができるため、他サイトから引用元としてリンクされる可能性があります。
ポイントは多くのサイトが扱う可能性がある、トピックに関するチャート・データを作成することです。
リスト記事の作成
リスト記事とは製品やサービスの一覧をまとめたコンテンツを指します。リスト記事の優れた点は、上位にランクインすると掲載依頼の連絡が来ることです。
SEM Plusでもいくつかリスト記事を作成していますが、定期的に掲載依頼の連絡がメールで送られてきます。殆どのケースで「掲載して頂く代わりに、自社サイトのお知らせ欄からリンク付きで紹介します」と連絡が来るため、こちらからリンクの依頼をする必要がありません。
メディア・コラムを作成する
サービスサイトやコーポレートサイトで製品やサービス・会社概要を紹介するだけでなく、自社メディアかコラムページを作成しましょう。
優れたコンテンツを公開し続ければ自然と被リンクが増えていきます。注意点は、自社のサービス・製品に興味をもっているユーザーの関心が無いトピックを扱わないことです。ユーザーは、あなたの会社内のイベントやお昼ご飯に興味はありません。
expert roundup
expert roundup(エキスパートラウンドアップ)は、特定のトピックや質問に対して、業界のエキスパートや意見リーダーたちの見解や意見を集めて1つの記事やコンテンツにまとめる手法です。
トピックに関する専門家の意見を包括的なコンテンツにまとめてWEBサイトに掲載し、ソーシャルメディアで共有することで、多角的な洞察を提供します。有益なページと認められれば、他のサイトが自然とリンクを張りたくなるでしょう。
日本ではあまり見かけませんが、海外ではエキスパートラウンドアップは昔から存在するメジャーな被リンク獲得方法となります。
ランキングの作成
自社のサービスに関する、あらゆるものをランキングにします。
例えば、弊社であれば「SEOで効果的な施策ランキング」「ユーザーがWEBサイトから離脱する要因ランキング」などが当てはまります。
ランキングを作成したら、引用元として掲載してくれそうなメディアにメールで連絡をおこないます。信頼ができるランキングだと思ってくれた場合は、比較的用意にリンクを獲得することができます。
画像・イラスト
画像とイラストを活用した被リンク獲得施策は、視覚的に魅力的なコンテンツを作成し、それをソーシャルメディアや関連コミュニティで共有する手法です。
オリジナリティ溢れる画像やイラストは、ユーザーの関心を引きつけ、他のWEBサイトやブログが自然とリンクを張るようになります。
このアプローチは、視覚的な要素を最大限に活用して、他のサイトからのリンクを効果的に増やすことができる方法です。
用語集の作成
用語集の作成を利用した被リンク獲得施策は、特定の業界や分野に関連する専門用語や概念を集めて解説することで、他のWEBサイトからのリンクを集める戦略です。
この手法では、まずターゲットとなる業界や分野でよく使われる用語、概念、略語などをリストアップし、それぞれに対して分かりやすい解説を付けます。用語集は、業界の専門家だけでなく、一般の人々にも理解しやすいように構成すると効果的です。
ポイントは分かりやすく端的な文章で用語集を作成することです。用語ごとに画像があった方がより理解しやすい場合は画像も使用するとリンクされる可能性が高まります。
ハウツーガイドとチュートリアルの作成
ハウツーガイドとチュートリアルの作成は、被リンクを増やしやすい手法の1つです。この方法は、特定の問題を解決するための詳細な手順やガイドを提供し、そのプロセスを分かりやすく説明します。
ハウツーガイドやチュートリアルは、具体的な問題解決の手段を提供するため、読者にとって非常に価値があります。一般的な課題についてガイドを作成することで、多くのユーザーがガイドにアクセスし、参照する可能性が高くなります。
例えば、特定のソフトウェアの使い方、料理のレシピ、手芸の作り方など、具体的で実用的な内容を分かりやすく画像や動画付きで提供することで、他のブログやWEBサイトが参照しやすくなります。
アイコンの作成
被リンク獲得の施策として、アイコンの作成は特に効果的な手法です。具体的には、ある特定の業界や分野に特化したクリエイティブなアイコンをデザインし、それを無料で提供します。
利用するWEBサイト側にあなたのWEBサイトへのリンク設置を条件にすることで、被リンクを獲得することができます。アイコンのクオリティが高く、市場のニーズに合っていれば、多くのWEBサイトが利用し引用元として被リンクを獲得できるでしょう。
インフォグラフィックス
インフォグラフィックスは、情報やデータを視覚的に表現する方法で、以前は多く利用されていた被リンク獲得手法です。特定のトピックや業界に関する複雑な情報を簡潔かつ魅力的にまとめることで、他のWEBサイトやブロガーが共有したいと感じるコンテンツを作ることができます。
インフォグラフィックスを成功させるためのポイントは、まず重要な情報を選び、それを視覚的に魅力的で理解しやすい形にデザインすることです。次に、そのインフォグラフィックスを共有しやすい形で提供し、あわせて埋め込みコードや共有ボタンなどを用意します。
SEOであれば「クロールからindexまでの流れ」「Page Rankの仕組み」など、画像があった方が理解しやすいテーマでインフォグラフィックスを作成すると引用されやすいです。
インストラクトグラフィックス
インストラクトグラフィックスは、手順やプロセスを視覚的に説明するグラフィックです。まずは、検索されることが多い手順を誰にでも理解できるシンプルかつ魅力的な視覚的表現で作成します。
例えば、料理のレシピやDIYプロジェクトの手順など、具体的で実用的な情報の提供が効果的です。次に、そのインフォグラフィックスと同様に埋め込みコードや、共有ボタンを用意します。
インフォグラフィックス同様、ユーザーにとって共有したいと思わせるデザインで作成すれば多くのWEBサイトで引用されることが期待できます。
統計情報の作成
特定の業界や主題に関連する統計やデータを集約し、一覧化することで、その分野の専門家や関心を持つユーザーからリンク元として引用される可能性があります。
この手法のポイントは、現場の状況やトレンド、市場の動向など、ユーザーが知りたいと思っている具体的なデータを提供することにあります。このデータは、研究者・学生・ジャーナリスト・サイト運営者など、様々なユーザーにとって有用なものでなければなりません。
「○○統計情報」でランクインすると、作成した統計一覧ページにリンクが集まりやすくなります。
学校に割引プランを提供する
学校に割引プランを提供することで、学校のWEBサイトにリンクを掲載してもらう手法です。
この施策では、自社の製品やサービスに対して学校、学生、教職員などに特別な割引を提供します。その割引プランが学校の教育目的や学生の学びに寄与する内容であることが重要です。
例えば、教育ソフトウェアを提供する企業であれば、学校のIT教育の推進に役立てるプランなどが考えられるでしょう。学校側はこのプランを活用し、学生や教職員に情報を提供するため、自然とあなたのWEBサイトへのリンクを設置してくれます。
2つの製品比較
この施策はランキングとは真逆の施策になります。業界内で人気のある2つの商品をピンポイントで比較します。業界内の製品を全て紹介する記事は多くありますが、絞って紹介する記事は殆どありません。
例えば「SEOツール比較10選」は各社作成していますが、「ahrefsとsemrush 徹底比較」の記事はありません。
このようにニッチでも、比較することが多い商品についてコンテンツを作成することで、オリジナリティの高い記事となり、他のWEBサイトやブロガーからの引用やリンクを集める戦略です。
無料診断の作成
被リンク獲得の施策として「無料診断の作成」は、WEBサイトの訪問者に対して何らかの問題を診断するツールやサービスを提供する手法です。
WEBサイトで無料診断ツールを公開することで訪問者の関心を引き付け、他のWEBサイトからの被リンクを集めることが可能になります。
例えば、弊社が作成した営業マンをタイプ別で診断するツール「SALES SOLDIER」は、多くのアクセスを獲得し被リンクも継続して増えています。
逆ゲストブログ
逆ゲストブログという被リンク獲得の施策は、通常のゲストブログ(寄稿)とは逆のアプローチを取ります。ゲストブログが他人のサイトに投稿するのに対して、逆ゲストブログでは業界内で認知度が高い専門家に依頼して自分のサイト内にコンテンツを作成してもらう手法です。
発言力や拡散力の高い、ゲストが書いたコンテンツを見たユーザーが自身のサイトやブログで引用してくれれば成功です。
Googleのジョンミュラー氏が、SEOや今話題のSGEについてのコンテンツを自社のメディア内で書いてくれたら世界中から引用されそうですね。
新製品・新サービスについてレビューする
新製品や新サービスのレビューを書くことで、消費者が求める詳細な情報を提供します。この情報は、製品を購入するかどうかの判断を下す際の重要な参考になるため、多くの人々がこれらのレビューを探しています。
結果的に、多くのアクセス数とリンクを獲得できる可能性が高まります。
ポイントは、レビュー記事を書く際に、関連する写真、動画を使用することです。これにより、ユーザーに対して製品やサービスを視覚的に理解しやすくなり拡散・引用される可能性が高まります。
動画の埋め込み
動画の埋め込みは、WEBサイトやブログのコンテンツを魅力的にし、訪問者にとって有益な体験を提供する効果的な手法です。インフォグラフィックと同じように埋め込みコードを作成して、ビデオをブロガーに送信することで、動画を掲載したサイトから引用元としてリンクを獲得することができます。
また、ビデオを含むページは共有されやすく、他のWEBサイトから自然に引用される可能性もあります。
無料WEBツールの作成
無料のオンラインツールを作る戦略は、WEBサイトへの被リンクを増やす効果的な方法です。
具体的には、ユーザーの特定の問題を解決するツールを提供します。このようなツールがユーザーの問題解決に貢献すれば、そのツールは他のWEBサイトで評価・比較されることで、自然にリンクされる可能性が高まります。
当社の成功事例の一例として、無料の「MEO検索順位ツール」が挙げられます。このツールは、GoogleMap上でのランキングを分析するために設計され、公開されています。ツールを公開後、多くのサイトで紹介されてリンクを獲得することができました。
ウェビナーの開催
ウェビナーを利用した被リンク獲得施策は、オンライン上でセミナーをおこなうことでセミナー紹介サイトからリンクを獲得する方法です。
やり方は、ウェビナーの開催をプレスリリースで告知します。プレスリリースのURLをウェビナー紹介サイトの運営者にメールで送信します。この時、プレスリリース内に自社サイトの公式URLを記載しておくことで紹介時にリンクを獲得することができます。
Google Chromeの拡張機能の作成
Google Chromeの拡張機能を作成してリンクを獲得する手法です。開発が必要になるため難易度は高いですが、便利な拡張機能を開発すれば一気に被リンクを増やすことができます。
拡張機能がユーザーの問題を解決するものであれば、その拡張機能に関連するコミュニティやWEBサイトが紹介することが一般的です。
例えば、特定の業務効率化をサポートする拡張機能があれば、その業界のブログやWEBサイトで取り上げられることが期待できます。
WordPressのテーマを作成する
拡張機能を作成する方法に似ていますが、こちらはWordPressテーマを作成して配布することで被リンクを獲得する施策です。
例えば、日本で多くのユーザーが使っているWordPressの無料テーマ「cocoon」は、約6.800ドメインからリンクを獲得しています。
人気のテーマを作成する難易度はかなり高いですが、テーマがユーザーの要件に適合し、魅力的で使いやすい場合、そのテーマはブロガーや企業、WEBデザイナーなど、WordPressを使用する多くのユーザーがブログやWEBサイトで紹介する可能性があります。
また、nofollowにはなりますが、WordPress公式のテーマ一覧ページからもリンクされます。
データを活用する
データを用いたコンテンツは、多くの被リンクを獲得できる可能性があります。「論より証拠」ということわざがあるように、人間はデータによって証明されたものを好みます。
例えば、あるブロガーが「被リンクはSEOに効果的」とブログで主張する場合、その主張が単なる意見ではなく、具体的な調査データに基づいていることを示したいと考えます。その際に、信憑性の高い調査データがあれば、そのブロガーはデータを引用する可能性が高いです。
データを用いたコンテンツの作成には、グラフやインフォグラフィックなどのビジュアル形式で表示すると引用される可能性が倍増します。
自社が取り扱っているメーカーのページ
メーカーの商品を代理店や販売店として扱っている場合は、メーカーの公式サイトに「取り扱い店舗」として自社の「社名」「住所」「電話番号」と自社サイトへのリンクを設置するよう依頼してみましょう。
また、共同でプロモーションキャンペーンやイベントを企画し、これを通じてお互いのサイトを紹介することも有効です。
過去主流だった被リンクの獲得方法
過去に主流だった被リンクの増やし方を説明します。ここで紹介する方法の多くは、現在Googleによって対策がされているため被リンクとしての効果は微妙なものがあります。
ただし、効果が薄い被リンク獲得手法が何かを知る事で本当に効果的な被リンク獲得の手法を覚え得ることに繋がるため、紹介したいと思います。
ブログのコメント欄への投稿
ブログのコメント欄に自社へのリンク付きで投稿する手法です。この方法は、昔から被リンク獲得施策として行われてきた施策ですが、現在ブログのコメント欄の殆どはnofollowタグが設置されているため被リンクとしての効果はありません。
ただし、業界内で有名なブログのコメント欄に定期的にコメントを入れることで自社の認知度が高まり、将来的なリンク獲得に繋がる可能性があります。
リンク集
リンク集に掲載するやり方も古くからある被リンクを増やす為の手法です。
リンク集を見つけるには、「自社の業界+リンク集」でGoogle検索をおこないます。
検索結果からリストアップしたらそれぞれ掲載依頼を送ります。
無料で登録できるサイトが多いため簡単に登録することができますが、自動リンク集に一括で登録すると最悪意図的な順位操作をおこなっているとGoogleから判断され手動による対策ペナルティを与えられる可能性があるため注意しましょう。
商工会議所・市役所
商工会議所や市役所のWEBサイトの広告欄に掲載します。この方法は費用がかかる上にnofollowになっているケースも多くあります。
また、集客目的ではなく、被リンク目的で広告を出稿するのは倫理的にアウトだと思うのでよく考えて掲載するか判断しましょう。昔は効果的でしたが、現在はSEO効果が期待できない上に費用もかかるのであまりオススメ出来ない手法です。
RSSフィード
インターネット上には、RSSフィードを利用してコンテンツを盗むサイトが存在しています。それを逆に利用してコンテンツ内に自サイト内の他のページへのリンクを設置しておきます。こうすることで、コンテンツをコピーされた場合に自動的に自サイトへのリンクとなります。
ただし、コピーサイトは低品質なサイトとして判断されるため、リンクされてもSEO効果は殆ど無い可能性があります。
慈善団体や営利団体への寄付
慈善団体や営利団体、大学などには寄付をしてくれた支援者をリンク付きで紹介するページがあります。つまり寄付をすることで被リンクを獲得するということです。
ただし、この方法はGoogleから有料リンクと判断される可能性が高いだけではなく、多くのサイト運営者が行っているため被リンク効果としての効果はありません。そのため、被リンク目的で利用するのではなく活動に共感した場合のみ寄付をおこないましょう。
イベントの開催
イベントを開催することで、被リンクを獲得する手法です。
イベントの企画・開催を通じて人々の関心を引く内容を用意し、参加者への価値提供を強調します。プレスリリースを発行してメディアと業界のブログに拡散し、SNSでの共有とコミュニケーションで関心を集めます。
関連業界とのパートナーシップで共同プロモーションを行い、魅力的な専用ランディングページを通じて参加登録を促進します。インフルエンサーと連携してイベントを宣伝し、イベント後には成功のレビューや写真などのコンテンツを共有して被リンクを増やします。
地域情報を纏めてるサイト
地域情報をまとめているサイトは公的なサイト以外にも多く存在します。「エリア名+ポータルサイト」「エリア名+情報」などでGoogle検索をおこない、会社の所在地に関連するエリアのサイトに掲載します。
地域情報に特化したサイトに掲載することはSEOだけではなくMEOにも有効です。
こちらの手法もリンク集と同じで、自動リンク集のようなサイトへの掲載は注意が必要です。
有料ディレクトリ登録
有料ディレクトリ登録は、被リンク獲得施策としてメジャーな方法として知られ多くのサイトがおこなっていました。
Yahoo!カテゴリやクロスレコメンドなど有名なディレクトリ登録サービスがありましたが、現在はnofollowが設定されているため登録しても被リンクの効果は0です。
Q&Aサイト
Q&Aサイトを利用した被リンク獲得は、自社の専門知識を活用して、人々の質問に回答する方法です。関連するトピックの質問に対して、専門的で価値のある回答を提供し、必要に応じて自社サイトへのリンクを含めます。これにより、自社の権威性を高めつつ、関心を持つ人々を自社サイトへ誘導します。
ただし、殆どのQ&Aサイトはnofollowが設置されているためSEO効果は薄いです。
Q&Aサイトを利用した被リンク獲得で重要なのは、SEO効果ではなく本当に役立つ情報を提供することで、認知度と信頼を築くことです。
被リンクを増やす際の注意点
ここまで、被リンクを増やすための方法を紹介しましたが、間違ったやり方でリンクを増やすと逆効果になるため注意する必要があります。
間違ったやり方とは、Googleのウェブ検索のスパムに関するポリシーに反したやり方です。
特に、以下3つのガイドラインには注意しましょう。
- 被リンクを購入しない
- 過剰な相互リンク
- ワードサラダを使ったサテライトサイト
それぞれ詳しく解説します。
被リンクを購入しない
Googleのガイドラインではリンクの購入は禁止されています。
そのため、ランキングを上げるためにリンクを購入し増やしてはいけません。
有料リンクの殆どが低品質なサイトからのリンクになるため、GoogleのアルゴリズムでSEO効果を無効化されるか、最悪手動による対策ペナルティを与えられる可能性があります。
ペナルティが与えられた場合は、順位が大幅に低下するか、インデックスから削除されたりする為、絶対にリンクを購入しないようにしましょう。
過剰な相互リンク
ランキングを操作する目的で相互リンク集に登録したり、相互リンクを増やす行為もGoogleのガイドラインで禁止されています。
リンク集は自分で登録が出来る為、簡単に自サイトへのリンクを増やすことができますが、自作自演でリンクを増やす行為はGoogleペナルティの対象となるため注意しましょう。
尚、自社が運営しているサイト間で相互リンクを行う分には問題ありません。
ワードサラダを使ったサテライトサイト
ワードサラダを使ったサテライトサイトからのリンクは、ペナルティの対象となります。
ワードサラダとは、システムやツールを使って作成された文法的には正しくても人間が読むと意味が伝わらない文章のことです。
2010年ごろまではGoogleのアルゴリズムではワードサラダを検知できなかったため、短期間で大量のコンテンツを作成できるワードサラダを使った被リンク対策が主流でしたが、現在はGoogleアルゴリズムの進化によってSEO効果はありません。
まとめ
被リンクを増やす方法について、メジャーなものからマイナーなものまで紹介しました。被リンクを増やす施策の多くに共通しているのは、ユーザーや他のWEBサイト運営者によって有益なコンテンツや画像・動画などを作成することです。
被リンクは、そのページを「多くのユーザーに紹介したい」と思わせることで初めて獲得する事が出来ます。そのためには、多くの手間や労力がかかりますが継続して行うことでSEOでは大きな成果を得ることができます。
サイトの運営者はブラックハットなやり方ではなく、本記事で紹介したホワイトハットな手法で被リンクを増やしてみてはいかがでしょうか?
尚、SEM Plus編集部では被リンク獲得に関する支援サービスをおこなっています。「社内にリソースが無い」「自身で試したけどうまく被リンクの獲得ができない」など被リンク獲得についてお悩みの場合は是非お問合せください。
以上、被リンクを増やす方法についての解説でした。
- 被リンク完全解説
- 被リンク獲得方法
- 被リンク精査方法
- 被リンクの調べ方
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