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SEO対策 2023/10/31

音声検索最適化(VSO)完全ガイド│効果的な施策方法を解説

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「音声検索最適化とは何か」「音声検索最適化を行う必要があるのはどのようなコンテンツなのか」など疑問に感じているのではないでしょうか?本記事では、音声検索最適化(VSO)の概要から音声検索最適化を行う理由、音声検索とテキスト検索の違い、音声検索されやすいキーワードや効果的な施策について、初心者にも分かりやすく解説します。

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音声検索最適化(VSO)とは?

「音声検索最適化」とは、音声検索の上位表示を狙うために、音声検索エンジンに理解されやすいWEBコンテンツにするための施策です。分かりやすく言えば、音声検索版のSEOと言えるでしょう。

音声検索最適化を意味する「Voice Search Optimization」の頭文字を取って、VSOと表記される場合もあります。「音声検索」とは、従来の検索のようにテキストを入力をするのではなく、端末に音声入力をすることで情報を得る検索方法です。

音声検索は「Google Home」「Alexa」に代表されるスマートスピーカーや、「Siri」「Google Assistant」「Cortana」といったスマホアプリで行われています。

▼ 音声検索で、検索結果が出力されるまでの流れは以下の通りです。

  1. ユーザーが端末に音声を入力する
  2. 音声検索サービスが音声を認識してテキストに変換する
  3. 変換したテキストを検索エンジンへ送信
  4. 音声検索サービスが検索エンジンから検索結果を受信
  5. 音声検索サービスが出力

従来のSEOでは検索窓に入力されたテキスト(キーワード)に対して最適化しますが、音声検索最適化では端末のマイクへ入力するユーザーの話し言葉に最適化します。

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音声検索最適化をおこなう理由

▼ 音声検索最適化をおこなう理由は、以下の理由から施策として実施する価値が高くなったからです。

  • 音声アシスタントが普及しつつある
  • 音声検索に抵抗感を感じるユーザーが減少している

株式会社イードが実施したアンケート結果によると、音声アシスタントを1回も利用したことがないユーザーの割合は2019年に比べて5.7ポイント減少しています。

逆に、「1回だけ」「数回」「日常的」に利用しているユーザーの割合は増加しており、音声アシスタントが普及しつつあることが分かります。

【音声アシスタントの利用状況】

利用状況2019年2022年差分
1回もない51.2%45.5%5.7ポイント減
1回だけ4.6%5.7%1.1ポイント増
数回24.4%26.5%2.1ポイント増
10回以上13.7%12.3%1.4ポイント減
日常的6.2%9.9%3.7ポイント増
参考資料:音声アシスタントとスマートスピーカーに関するアンケート調査


テキスト検索に比べると利用割合が低いものの、音声認識技術が向上すればこれからも利用者が増加するでしょう。

音声検索最適化をおこなうことで、音声検索の検索結果にも自サイトが表示されるようになり、結果として今までよりも集客力が向上します。

今までは音声検索をするユーザーが少なく、施策を実施しても十分な効果が見込めませんでした。一方、音声アシスタントやスマートスピーカーの普及とともに、音声検索に抵抗感を感じるユーザーは減少しています。

これから音声検索をするユーザーが増加すれば、音声検索最適化をおこなうことで今よりもさらに集客力を高めることができるようになるでしょう。

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音声検索とテキスト検索の違い

音声検索とテキスト検索の違いは、検索ユーザーが利用するサービスや入力方法、検索クエリです。

違い音声検索テキスト検索
使用するサービス音声アシスタントスマートスピーカー検索サービス(検索エンジン)
入力方法マイクキーボード
キーワード会話的(口語的)語句の組み合わせ


従来のテキスト検索では、Google検索などの検索サービスに表示されている検索窓に、キーボードからキーワードを入力します。つまり、片手もしくは両手を使う必要があるということです。両手がふさがっている状態では検索できません。

一方、音声検索ではスマートフォンやスマートスピーカーなどの端末に搭載されているマイクに向けて、音声を出力することで検索できます。つまり、車の運転中や料理中など、両手が使えない状況であっても、検索できるということです。

上記のように検索方法が異なることから、検索時に使用するキーワードも異なります。

従来のテキスト検索では、「明日 福岡 天気」といったように、自身が知りたいと思う情報に関連した語句を組み合わせてキーワードを検索窓に入力します。

一方、音声検索で使用されるキーワードは、「明日の福岡の天気は?」といったような話し言葉です。

また、人が多い場所や検索していることを知られたくない状況では音声検索を敬遠する傾向にあるため、使用されるキーワードにも一定の傾向が生じます。

さらに、「Googleサーチコンソールの使い方」といったように、パソコン上での操作を前提とするようなキーワードが音声検索で使用される機会は少ないです。

次の項目では、音声検索で実際にどのようなキーワードで検索されているのか、音声検索されやすいキーワードはなにかをご紹介します。

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音声検索されやすいキーワード

▼ 音声検索されやすいキーワードは以下のキーワードは以下の3つです。

  • 会話型のクエリ(フレーズ型のキーワード)
  • エリアに関するクエリ(地域に関連するキーワード)
  • ロングテールキーワード

上記キーワードを意識してコンテンツを作成することで、音声検索でも上位表示されやすくなります。

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会話型のクエリ(フレーズ型のキーワード)

音声検索では、主に会話型のキーワードが使用されています。なぜなら、多くの人にとって、手でキーワードを入力する作業より、相手に話しかけるように音声を入力するほうが慣れているからです。

WEBマーケターやSEOコンサルタントのように仕事としてテキスト検索を日常的に行っている人であれば手で入力する方がスムーズかもしれませんが、日常生活で音声検索を利用する人のほとんどは検索すること自体に慣れていません。

そもそもどんなキーワードを入力すれば求める情報が得られるのか分からないと言う人もいるでしょう。音声検索であれば、日常的に行っている会話と同じように、端末に向かって話しかけるだけで検索できるわけです。

そのため、音声検索では会話型のクエリ(フレーズ型のキーワード)が使用されています。

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エリアに関するクエリ(地域に関連するキーワード)

音声検索では、特定の地域名が含まれたキーワードで検索されるケースも多いです。具体的には、車の運転中にガソリンスタンドを探す場合や街を散策している途中に飲食店を探す場合などが該当します。

知りたいのは今いる場所あるいはこれから行く場所の近くにある飲食店なので、「新宿駅の近くにあるイタリアンのお店を教えて」といったように、地域名が含まれたキーワードで検索するわけです。

位置情報から最適な検索結果を提供する「パーソナライズ検索」の仕組みを理解していれば、あえて地域名を入れて検索する必要はありません。

福岡で「新宿駅の近くにあるイタリアンのお店を教えて」と検索しても、新宿駅近くのイタリアンではなく福岡のお店が優先表示されるからです。

しかし、すべてのユーザーがパーソナライズ検索の仕組みを理解しているわけではないので、やはり音声検索ではキーワードに地域名を入れて検索するケースが多いでしょう。

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ロングテールキーワード

音声検索では、ビッグキーワードよりもロングテールキーワードで検索されやすい傾向にあります。なぜなら、音声検索では具体的な目的や明確な回答を求めて検索されるケースが多いからです。

ビッグキーワードとは、単一の語句もしくは2つの語句を組み合わせたキーワードです。検索ボリュームが月間1万回以上のキーワードがビッグキーワードの目安となります。

一方、ロングテールキーワードは3つ以上の語句を組み合わせたキーワードです。月間検索ボリュームが1,000回未満のキーワードがロングテールキーワードの目安となります。

ビッグキーワードは網羅的な情報を知りたい場合に使用することが多いので、音声検索で使用されることはありません。料理中に「ハンバーグ」と検索したり、外出先で「イタリアン」と検索したりしても、欲しい情報を見つけるまでに時間がかかってしまうからです。

「ハンバーグ レシピ 牛乳なし」「ハンバーグ レシピ 簡単」「ハンバーグ レシピ 人気」といったように、「ハンバーグ」というビッグキーワードに他の語句を組み合わせたロングキーワードで検索することで、目的とする情報が見つけやすくなります。

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音声検索最適化(VSO)で効果的な施策8選

▼ 音声検索最適化(VSO)で効果的な施策は以下の8つです。

  1. 質問やロングテールキーワードをターゲットにする
  2. ぺージの表示速度を改善する
  3. 完結に回答を記載する
  4. 構造化データでマークアップする
  5. FAQを作成する
  6. ローカルSEOをおこなう
  7. サイトの権威性を高める
  8. モバイルフレンドリーなサイトにする

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質問やロングテールキーワードをターゲットにする

質問形式のキーワードやロングテールキーワードをターゲットにすることで、コンテンツを音声検索に最適化できます。なぜなら、音声検索では具体的な疑問や悩みを解消することを目的として検索するケースが多いからです。

例えば、車の運転中や出勤前に天気について音声検索する場合日本全国の天気や1週間・1ヶ月といった長い期間の天気を調べることはありません。

「今日の福岡の天気は?」といったように、具体的な地名や日時を組み合わせたロングテールキーワードで音声検索されています。

また、音声検索では質問形式で検索するケースが多いです。テキスト検索では、「明日 福岡 天気」といったように複数の単語を組み合わせて検索されています。

一方、音声検索で使用されるのは、「明日の福岡の天気は?」といったような質問形式です。音声認識エンジン(AI)は単語だけでなく助詞や副詞も含めた音声データからテキストに変換するため、話し言葉をクエリに設定する必要があります。

ビッグキーワードで上位表示できるコンテンツを作成するだけでなく、ロングテールキーワードでも上位表示できるコンテンツを作成しましょう。また、ユーザーが質問形式で検索する場合、どのような語句の組み合わせになるのか、どのような語句が使われやすいかをイメージすることも重要です。

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ぺージの表示速度を改善する

ぺージの表示速度を改善することで、コンテンツを音声検索に最適化できます。

音声検索をおこなうユーザーは、時間をかけて情報を理解したいのではなく結果だけをすぐに知りたいからです。ページの表示速度を改善することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。逆に、ページの表示速度が遅いページはユーザーがストレスを感じて、途中で離脱されやすくなるでしょう。

SEO情報を配信している海外メディアのBacklinkoの調査でも、平均的なWEBサイトより表示速度が早いページの方が音声検索の結果として表示されています。

【音声検索に選ばれやすいコンテンツ】

  1. ページの表示速度が平均的なWEBサイトより早い
  2. 常時SSL化されている
  3. 回答が簡潔で短いテキストで用意されている
  4. ドメインオーソリティが高い
  5. 構造化マークアップが必須なわけではない
  6. SNSでシェアされている
  7. 誰にでも理解できる
  8. タイトルに正確なキーワードを含める必要はない
  9. 本文から抽出して回答を作成している
  10. 強調スニペットから回答を作成している
  11. パソコンからの検索で上位表示されている

【参考】:We Analyzed 10,000 Google Home ResultsHere's What We Learned About Voice Search SEO


また、ページの表示速度は検索順位にも影響を与える要素です。2018年7月からはモバイルページの検索順位にも影響を与えるようになったため、モバイル端末から検索されることが多い音声検索では改善効果が高い施策と言えるでしょう。

▼ ページの表示速度は、Googleが無料で提供している「PageSpeed Insights」というツールから、以下のようなさまざな指標で確認できます。

  • LCP (Largest Contentful Pain)
  • FID (First Input Delay )
  • CLS (Cumulative Layout Shift)
  • FCP (First Contentful Paint)
  • INP (Interaction to Next Paint)
  • TTFB (Time to First Byte)


▼ ページの表示速度を改善する方法は以下の通りです。

  • 画像・動画の最適化をおこなう
  • ソースコードを軽量化する
  • AMPを実装する
  • キャッシュを活用する
  • CDNを導入する
  • サーバー性能を高める

PageSpeed Insightsで自サイトのページ速度を確認し、パフォーマンスが低いページから対策をおこないましょう。

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完結に回答を記載する

完結に回答を記載することで、コンテンツを音声検索に最適化できます。なぜなら、音声検索では何か別の作業を並行して行っている状態で検索するケースが多く、簡潔で短い回答を期待しているからです。

例えば、車の運転中に今日の天気が知りたいユーザーに対し、今いる地域だけでなく周辺地域の天気や最高・最低気温まで詳細な情報を提供しても、すべてを聞き取るのは難しいでしょう。

補足情報や関連情報はできるだけ省いた要点だけの回答を記載しておくことで、音声検索をするユーザーに対して適切に情報を提供できるようになります。

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構造化データでマークアップする

前述したように音声検索ユーザーは具体的で簡潔な情報を求めることが多いです。

そのため、構造化データを用いてコンテンツをマークアップすることで、このようなユーザーのニーズに対応し、コンテンツを音声検索に最適化することができます。

構造化データは、WEBページの内容を検索エンジンに対して明確に示す手段です。これにより、検索エンジンはコンテンツの内容を正確に理解し、音声検索のクエリに対する適切な回答を提供することができます。

構造化データの実装フロー

  1. ニーズの確認
    まず、サイトのコンテンツがどのような種類の構造化データに適しているかを確認します。商品ページ、イベント情報、レシピなど、特定の情報タイプに特有のマークアップが存在します。

  2. スキーマ選択
    Schema.orgを参照し、最も適切なスキーマタイプを選択します。

  3. マークアップの実装
    選択したスキーマに基づいて、ウェブページのコンテンツをマークアップします。これは、JSON-LD、Microdata、RDFaなどのフォーマットを使用して行います。現在、JSON-LDが推奨されています。

  4. テスト
    構造化データのテストツール(例:Googleの構造化データテストツール)を使用して、マークアップが正しく実装されているかを確認します。

  5. 公開
    問題がなければ、マークアップを含むページを公開します。

  6. 監視
    Google Search Consoleなどのツールを使用して、構造化データのパフォーマンスやエラーを定期的に監視します。

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FAQを作成する

音声検索最適化の要点は、ユーザーの具体的な質問に対して明確な回答を迅速に提供することです。この要請に応えるのが、FAQページの役割です。

音声検索ユーザーは、疑問や問いに対する即座の答えを求める傾向があります。FAQページは、このニーズにマッチした形で、短く、明瞭、かつ具体的な回答を提供することが求められます。ユーザーが話し言葉で行うような質問に対して、適切に答える能力が音声検索の表示につながります。

そして、FAQのコンテンツを構造化データでマークアップすることで、検索エンジンがその内容をより正確に解釈する手助けとなります。

【優れたFAQページを作成するためのポイント】

  1. ユーザーの視点を重視
    実際のユーザーからのよくある質問を基にFAQを構築する。

  2. 簡潔な回答
    長く複雑な回答よりも、簡潔で分かりやすい回答が求められます。

  3. 随時更新
    ユーザーのフィードバックや新しい情報に基づいて、FAQを定期的に更新する。

  4. 明確なカテゴリ分け
    似たような質問をカテゴリーごとにまとめ、ユーザーが情報を探しやすくする。
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ローカルSEOをおこなう

ローカルSEOをおこなうことで、コンテンツを音声検索に最適化できます。なぜなら、音声検索では特定の地域に限定した情報を知るために利用されるケースが多いからです。

例えば、外出先で飲食店を探す場合、「博多駅周辺でおすすめの焼肉屋はどこ?」「通天閣の近くにあるおすすめのたこ焼き屋はどれ?」といったように、地域名を含めて音声検索します。

ローカルSEOを行うことで、音声検索するユーザーの検索結果に表示されるGoogleマップに、自社のGoogleビジネスプロフィールが表示されやすくなります。

【ローカルSEOを行う際のポイント】

ポイント1. Googleビジネスプロフィールの登録・最適化
GoogleビジネスプロフィールはローカルSEOの中心です。ビジネスの情報(営業時間、連絡先、住所など)を正確に入力し、定期的に更新することが重要です。
また、写真やビデオの追加や定期的に最新情報を投稿することで、ビジネスの魅力をさらに伝えることができます。
ポイント2. レビューと評価の管理
ユーザーからのレビューや評価は、ローカルSEOにおいて大きな影響を持ちます。良好な評価を増やすための取り組みを行い、悪いレビューには適切に対応することが必要です。
Googleビジネスプロフィールに投稿されるレビューだけではなく、その他のサイトでも良い評価のレビューを集めます。
ポイント3.  地域を意識したコンテンツ作成
サービス提供を行っている地域に関連するコンテンツをサイトに掲載することで、地域性を強調することができます。
サービスページの内容を強化するなどの施策が必要となります。
ポイント4. NAP情報の一貫性
NAP(Name, Address, Phone Number)は、すべてのオンラインプラットフォームで一貫している必要があります。
異なる情報が散見されると、検索エンジンはそのビジネスを別のビジネスと判断する可能性があります。
ポイント5. エリアに関連する被リンクの獲得
サービス提供地域に関連する企業や団体やメディアから被リンクを獲得することで、サイトの信頼性を高める事が出来ます。
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サイトの権威性を高める

サイトの権威性を高めることで、コンテンツを音声検索に最適化できます。

権威性とは、ページを作成した人が第三者から対象の分野で権威と認識されているか、サイト自体がメインテーマに関する権威として認識されているかを示す指標です。

Google検索品質評価ガイドラインに記載されているページの評価基準である、「E-E-A-T」のひとつでもあります。

▼ E-E-A-Tを構成する4つの要素

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼)

被リンクもしくはサイテーションを獲得することで、権威性を高めることができます。

被リンクとは、外部のサイトに設置された、自サイトへ向けたリンクです。一方、サイテーションは、SNSやWEBサイトなどのWEBコンテンツ上で、自サイトの名前や社名、ブランド名が好意的に言及されている状況を指します。

どちらも、第三者から見て自サイトに価値がある、参考になると判断された場合に、獲得できる可能性があります。ただし、被リンク及びサイテーション獲得はあくまでも第三者の行為によるものであり、サイト運営者自身が直接関与できるケースはほとんどありません。

自作自演で被リンクやサイテーションを獲得しようとすると、SEO効果が無視されたり、Googleからペナルティを受けたりする恐れがあります。第三者からの評価を高めることを意識してコンテンツを作成し、サイトの権威性を高めることが重要です。

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モバイルフレンドリーなサイトにする

モバイルフレンドリーなサイトにすることで、コンテンツを音声検索に最適化できます。なぜなら、パソコンから音声検索するケースより、モバイル端末を使って音声検索するケースの方が多いからです。

例えば、料理中に検索する場合、キッチンにデスクトップPCやノートPCを持ち込むより、コンパクトなスマートフォンやタブレットの方が邪魔にならないと考えるでしょう。

車の運転中でも、ノートパソコンよりスマートフォンの方が起動が早く、操作しやすいです。音声検索最適化では、モバイル端末からの音声検索を前提としたコンテンツを作成する必要があります。

▼ 自サイトをモバイルフレンドリーにする方法は以下の通りです。

レスポンシブデザインを採用するレスポンシブデザインとは、WEBページが異なるデバイスや画面サイズに柔軟に対応するデザインアプローチです。
タップ操作がしやすい配置にするスマートフォンやタブレットのユーザーは、指やスタイラスペンで操作するため、クリック可能な要素は十分なサイズと間隔で配置することが必須です。これにより、誤ったタップを避けることができます。タップする間隔が不十分の場合はサーチコンソールに「クリック可能な要素同士が近すぎます」とエラーが表示されます。
ポップアップを制限する画面全体を占めるポップアップはモバイルユーザーにとって障壁となることが多いです。もしポップアップを使用する場合は、簡単に閉じられるようにし、ページの主要なコンテンツを隠さないように注意が必要です。
最適なフォントサイズにするモバイルデバイスは画面が小さいため、適切なフォントサイズと行間を設定することで読みやすさを向上させることができます。フォントサイズが小さくユーザーが読みづらい場合は、サーチコンソールに「テキストが小さすぎて読めません」とエラーが表示されます。

これらの施策を行ったら、ページがモバイルフレンドリーに対応出来ているか確認します。

▼ 確認方法は以下の3つです。

  1. モバイルフレンドリーテスト
  2. Googleサーチコンソール
  3. Lighthouse

ただし、モバイルフレンドリーテスト及びGoogleサーチコンソールでの確認は2023年12月以降に終了となる予定です。Lighthouseでも確認できるようにしておきましょう。

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まとめ

今回は、音声検索最適化(VSO)の概要から音声検索最適化をおこなう理由、音声検索とテキスト検索の違い、音声検索されやすいキーワード、効果的な施策について解説しました。

「Siri」や「Google Assistant」「Cortana」といった音声アシスタントツールが普及したことにより、音声検索を利用するユーザーが増加しています。

音声検索で上位表示を目指すには、利用シーンを理解して対策をおこなうことが重要です。

音声検索に特化したコンテンツを作成する必要はありませんが、従来のSEO対策と並行して音声検索最適化を実施し、音声検索からの流入を確保しましょう。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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