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SEO対策 2024/06/18

SEOスパムとは?14種類のスパム行為と対処方法を解説

SEOスパムとは?スパムに該当する行為を全て解説のサムネイル画像です

SEOスパムとはGoogleの定めたガイドラインに違反した不正な行為の事です。SEOスパムを行うとペナルティを受け、検索結果に表示されなくなるなど非常にリスクがあります。どのような行為がSEOスパムに該当するのか解説していきますので、正しく理解してペナルティを受けることがないようにしましょう。

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SEOスパムとは?

SEOスパムとは、Googleのガイドラインに反する手法を使ってWEBサイトの検索順位を高めるSEO対策のことです。

SEOスパムの歴史は古く、Google検索エンジンが誕生する前から、各検索エンジンに対して順位を不正に操作する目的で様々な手法が使われてきました。そのため、別名検索エンジンスパムとも呼ばれます。

例えば、Googleのガイドラインでは他サイトのコンテンツをコピーしたり、有料でリンクを増やすような行為は禁止されており、これらの行為をおこなった場合はWEBサイトのアクセス数の大幅な減少に繋がる厳しいペナルティが与えられます。

SEOスパムと判断された場合、Googleからペナルティを与えられるのか次の項目で詳しく解説します。

1-1

SEOスパムはペナルティになる

GoogleからSEOスパムをおこなっているWEBサイトと判断されると、意図的かどうかに関わらず「手動による対策」というペナルティを与えられます。

「手動による対策」とは、Googleの担当者が目視でWEBサイトの審査をおこないスパム行為がある場合に手動で与えられるペナルティの事で、「手動による対策」の対象となった場合は以下の状態となります。

  • WEBサイト全体、もしくは特定のページの検索順位が大幅に下落する
  • WEBサイト全体、もしくは特定のページがキーワード検索で表示されなくなる
  • WEBサイト全体、もしくは特定のページがインデックスから削除される

このように、WEBサイトがSEOスパムと判断されペナルティを受けた場合、10位以内のキーワードが100位圏外まで下落したり、どのようなキーワードで検索しても検索結果にページ自体が表示されなくなります。

このような状態になった場合、順位回復をおこなうのに膨大な時間がかかるだけではなく、場合によっては順位回復自体が困難になる場合があるため、SEOスパムをおこなうことは非常にリスクがあることを覚えておきましょう。

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GoogleがSEOスパムにペナルティを与える理由

GoogleがSEOスパムに対して厳しいペナルティを与える理由は、Google検索をおこなったユーザーが求めている情報にすぐに辿り着けるようにするためです。

SEOスパムによって低品質なページや関係の無いページが検索結果に上位表示されると、関連性が高く高品質なページをユーザーが探しにくくなってしまい、Google検索エンジンの利便性が低くなります。

Googleは、SERPs上の広告から利益を得ているため、Google検索エンジンの利用者が減少すると広告収入が減少しビジネスとして機能しなくなります。

そのため、Googleは年間数百回以上アルゴリズムの変更をおこない、SEOスパムの排除しながら役立つコンテンツを上位表示しようしています。ただし、アルゴリズムでは検知出来ないSEOスパムもあるため、目視でWEBサイトを審査しペナルティを与えています。

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コンテンツを悪用したSEOスパム一覧

SEOスパムは大きく、コンテンツの悪用とドメイン評価の悪用の2種類に分類されます。Googleのアルゴリズムが、検索クエリと関連性の高いぺージを上位表示する仕組みであることを悪用したSEOスパムが、「コンテンツを悪用したSEOスパム」です。

まずは、コンテンツ系SEOスパムの手法を7つ紹介します。

  1. コピーコンテンツ
  2. 自動で大量生成されたコンテンツ 
  3. クローキング
  4. ワードサラダ
  5. 誘導ページ(ドアウェイページ)
  6. キーワードの乱用(キーワードスタッフィング)
  7. 隠しリンク

それぞれ詳しく解説します。

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コピーコンテンツ

コピーコンテンツとは、外部サイトの良い所を盗用したりページ内のコンテンツを丸々無断で複製して自サイトのページを作り、ランキングを操作することです。

他人のコンテンツをコピーする行為は、サイト独自のコンテンツや提供できる価値が記載されていないだけではなく、著作権を侵害する可能性があるためGoogleはSEOスパムとして厳しいペナルティを与えています。

尚、ページの内容を丸々コピーしていなくても、以下に該当する場合はコピーコンテンツに該当する可能性があります。

  • 他のサイトのコンテンツを引用したが、引用元として元のソースを掲載していない
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、言い回しや表現を変えている
  • 複数のサイトのコンテンツをコピーし繋ぎ合わせている
  • 他のサイトの動画、画像を集めて作成されているサイト

    【参照】無断複製されたコンテンツ

コピーコンテンツの注意点は、無意識のうちに似たようなコンテンツを作成してしまうことです。コンテンツ作成をする際は、上位サイトの見出し構成やテキストの内容を参考にする事が多いため、知らず知らずのうちに印象に残ったコンテンツに似てしまう事があります。

これもコピーコンテンツと判断される可能性があるため、注意しましょう。

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自動で大量生成されたコンテンツ

自動で大量生成されたコンテンツとは、検索結果に短期間で多くのキーワードを露出させるために、プログラムを使用してキーワードが含まれたコンテンツを自動的に大量に作成することです。

ランキング操作を目的に、ChatGPTなどの自動生成系のAIツールを利用してキーワードに関連するコンテンツを大量に作成する行為は、インターネット上の情報を参照しただけの独自性の無いコンテンツが検索結果上に増えるだけになるためSEOスパムとなります。

以下に該当する方法でコンテンツを量産した場合、ユーザーの役に立たないコンテンツを大量に作成していると判断されペナルティの対象となります。

  • フィードや検索結果からスクレイピングしてコンテンツを大量に作成する
  • 翻訳ツールを使って海外サイトを翻訳しただけのコンテンツを大量に作成する
  • 複数のWEBページのコンテンツを組み合わせてコンテンツを大量に作成する
  • 人間の監修を全くおこなっていない状態でAIが作った大量のコンテンツ
  • 第三者が作成した動画や書籍をテキストしただけのコンテンツを大量に作成する

注意点として、AIを使ってコンテンツを作成する事がSEOスパムになるのではなく、どのような作成方法であっても、低品質なコンテンツを大量に生成し検索結果を汚染しようとした場合は、ペナルティの対象となります。

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クローキング

クローキングとは、同じURLにも関わらず、検索エンジンと人間に別々のコンテンツを見せてランキングを意図的に操作する行為を指します。

具体的なやり方は、IPアドレスやユーザーエージェントを活用し、ページの訪問者が人間なのか検索エンジンのクローラーなのかを見極めて、全く別のページを表示させます。

  • クローラーに見せるページ:キーワードを埋め込んだテキストがメインのHTMLページ
  • 人間に見せるページ:画像や動画がメインのページ・クローラーが読み込んだHTMLとは異なるHTMLで作成されたページ

クローキングはスパムサイトへの誘導やアフィリエイトのために利用されるため、ブラックハットSEOとしてGoogleから厳しいペナルティを与えられます。

注意点として、モバイルページとデスクトップページの内容が異なる場合や、会員にならないと閲覧出来ない限定コンテンツをクローラーが見れる状態になっている場合などもクローキングに該当します。

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ワードサラダ

ワードサラダとは、文法的には正しいが人間が読むと支離滅裂な文章のことです。とある文章を、形態素解析とマルコフ連鎖を使ったプログラムやシステムでランダムに書き換えて作成します。

以前のGoogle検索エンジンのアルゴリズムでは、コンテンツの文脈を正確に理解することができませんでした。そのため、ワードサラダでも関連性の高いコンテンツと検索エンジンが誤認してしまったため、これに目をつけたスパマーによって利用されたブラックハットSEOの手法です。

現在は、Googleのアルゴリズムによってワードサラダで生成したテキストを検知されるため利用するユーザーはいないと思いますが、仮にワードサラダを利用した場合は、スパムSEOに該当するためペナルティの対象となります。

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誘導ページ(ドアウェイページ)

誘導ページとは、サイトを訪れたユーザーを特定のサイトに誘導することを目的として用意された低品質なページの事で、Google検索セントラルのスパムのポリシーにも記載されているSEOスパムです。

誘導ページは、類似するキーワードで検索結果に複数のサイトを露出させるために低品質なページを複製し、アフィリエイトや特定の商品・サービスを紹介するページへユーザーを誘導します。

具体的には、以下のようなページが誘導ページに該当します。

  • 独自性の無いブログやサテライトサイトを大量に作成して、類似キーワードで検索上位の表示を狙う
  • 異なる地域のページを作成する際に、見出しやタイトルなどページ内の一部を変えただけで中身は殆ど同じページを作成する

Googleは2015年に誘導ページへの対策としてドアウェイ・アップデートをおこない、アルゴリズムによって該当するページのランキングを低下させているため、上記に該当するようなページがサイト内にある場合はすぐに改善しましょう。

2-6

キーワードの乱用(キーワードスタッフィング)

キーワードの乱用とは、特定のキーワードをページのメインコンテンツやメタタグ内に過剰に詰め込むことで検索エンジンからの評価を高める手法です。

具体的には、以下のような手法となります。

  • Titleタグやaltタグなどメタタグにキーワードを詰め込む
  • ページのフッターエリアに同じキーワードを羅列する
  • コンテンツ内に同じキーワードを不自然に何度も繰り返し入れる
  • 特定の市区町村名や町名を羅列して関連性を高める

このように、過剰にキーワードを詰め込んだり、キーワード出現率が不自然に高い場合は意図的にランキングを操作する行為と見なされSEOスパムに該当します。

SEOを意識したコンテンツ作成をしていると、無意識のうちにターゲットキーワードが多く登場してしまう事があるため、コンテンツが完成したら公開する前に過剰にキーワードを詰め込んでいないか、ツールを使って確認しておきましょう。

2-7

隠しリンク

隠しリンクとは、WEBページ上で人間の目には見えないように配置されたリンクのことです。

ランキングを操作する目的で、ユーザーにはリンクが見えないようにリンクを埋め込み、検索エンジンだけにリンクを読み込んでもらえるようにします。

具体的には、以下の手法が使われます。

  • CSSを使ってリンクを画面に表示する
  • フォントを0にしてリンクを隠す
  • 背景色と同じ色にしてリンクを隠す
  • 画像の背景にリンクを隠す
  • 「、」や「。」など一文字にリンクを埋め込む

このようにリンクを意図的に隠す行為は、検索エンジンを欺く行為としてSEOスパムに該当します。

ただし、ユーザーの利便性を高める目的で設定するアコーディオンやツールチップなどは、隠しリンクには該当しません。

3

ドメインの評価を悪用したSEOスパム一覧

Googleのアルゴリズムが、ドメインパワーの高いサイトを上位表示する傾向にあることを悪用したSEOスパムが「ドメイン評価を悪用したSEOスパム」です。

被リンクを意図的に増やしたり、ドメインの専門性・評判を利用して検索順位を操作する、以下のような行為が該当します。

  • 有料リンク
  • リンクファーム
  • コメントスパム
  • 中古ドメインの不正使用
  • サイトの評判の不正使用
  • 誤解を招く機能
  • リダイレクトの悪用

それぞれ詳しく解説します。

3-1

有料リンク

有料リンクスパムとは、お金を払って被リンクを購入する行為のことです。

Googleは、WEBサイトが獲得している被リンクの量や質・関連性を元にサイトの人気度や重要度を評価する考え方である、「リンクポピュラリティ」をランキングシグナルの1つに取り入れています。

有料リンクは、この考えを悪用した代表的なSEOスパムの1つで、以前は多くのSEO会社が被リンクの売買をおこなうサービスを提供していました。

また、お金を払ってリンクを購入する行為に限らず、以下に該当するものは全て有料リンクに該当します。

  • リンクを設置してくれた見返りに何かのサービスを提供する
  • リンクを設置してくれた見返りに商品を送る
  • リンク設置の見返りに商品券やギフト券を送る

リンク系のSEOスパムは2012年のペンギンアップデートによって厳しく取り締まりを受け、その効果の殆どが現在は無効化されています。ただし、Googleから悪質と判断された場合は手動ペナルティを受ける可能性があるため、有料リンクの購入は絶対にやめましょう。

3-2

リンクファーム

リンクファームとは、ランキング操作目的で作成されたサテライトサイトやリンク集同士を過剰に相互リンクしているWEBサイト群のことです。リンクファームは、特定のサイトの被リンク数を増加させたり、ページランクを意図的に操作する目的で誕生した手法として知られ、Googleのガイドラインに反する行為となります。

リンクファームに参加しているとGoogleから判断された場合は、インデックスが削除されるなどのペナルティを与えられます。そのため、リンクファームに関するサイト群と過剰に相互リンクをおこなうと、自サイトもペナルティが与えられる可能性があるため注意が必要です。

リンクファームだと判断されないようにするため、相互リンクをおこなう場合は以下に注意しましょう。

  • 過剰に相互リンクをしない
  • 相互リンク目的のページをサイト内に作成しない
  • 信頼性の高いページ・サイト以外とは相互リンクをしない
  • 被リンクを増やす目的でリンクファームを利用しない
3-3

コメントスパム

コメントスパムとは、被リンク獲得やアフィリエイトページへの誘導を目的に、他社のWEBサイトのコメント欄にコンテンツやリンクを投稿する行為のことです。

例えば、ブログのコメント欄やフォーラムのスレッド内に自サイトへのリンクを投稿できるプログラムを作成し、自動的に大量のコメントを投稿します。投稿された内容はユーザーの役に立たないため、SEOスパムとして禁止されています。

そのため、コメントや口コミを投稿できるようにしているWEBサイトオーナーはコメントスパム対策として、以下をおこなっておきましょう。

  • コメント欄を承認制にする
  • コメントの投稿は事前登録をおこなった会員限定にする
  • コメント欄に投稿されたリンク全てのnofollowが付与されるようにする
  • 「reCAPTCHA」を導入してコメント投稿時にbotをブロックする
3-4

中古ドメインの不正使用

中古ドメインの不正使用とは、低品質なコンテンツを上位表示するために、期限切れのドメイン(中古ドメイン)を購入して再利用することを指します。

Googleが被リンクの数や質によってドメインを評価したり、運営元の専門性や評判を評価する仕組みを利用した方法で、2024年3月にガイドラインにSEOスパムとして追加されました。

Googleのガイドラインを見ると、以下のような方法が中古ドメインの不正使用に該当します。

「たとえば、医療サイトとして以前使用されていたドメインを購入して、以前の所有者によるそのドメインの評判に基づき、検索で上位に掲載されることを期待して、低品質のカジノ関連のコンテンツをホストするために再利用するといった行為がこれにあたります。」

期限切れドメインの不正使用

ただし、中古ドメインを使用することがSEOスパムに該当するわけではありません。

ユーザーにとって役に立つオリジナリティの高いWEBサイトであれば、中古ドメインを使用しても問題ありません。

3-5

サイトの評判の不正使用

サイトの評判の不正使用とは、運営元のランキングシグナルを利用してアフィリエイトページの検索順位を上げるために、アフィリエイト事業者が評判の高いWEBサイトの運営者に依頼し、サイトの一部(サブドメインやサブディレクトリ)を借りて、自分のページを公開する手法のことです。

サイトの評判の不正使用に該当する行為は、以下になります。

  • ドメインの運営者(ホスト)の関与・監修が全く無い状態で運営している
  • ドメインの運営者のテーマと借り手のテーマが異なる状態で運営している
  • ドメイン運営者の目的と借り手の目的が異なる状態で運営している

この手法の問題点は、ドメインの運営者はドメインを借りる側からお金を貰っているだけで、管理や監修を全くおこなっていない状態になっている点です。

Googleは、ドメインパワーを利用して検索結果の上部に低品質なコンテンツを表示させるこの手法を「サイトの評判の不正使用」と名付け、2024年3月にSEOスパムとしてGoogleのガイドラインに掲載しました。

3-6

誤解を招く機能

誤解を招く機能とは、ユーザーにとって有益な機能があるように見せかけて別のページに誘導する手法のことを指します。実際には機能を提供していないにも関わらず、便利な機能があるように見せかけたWEBページを作成してGoogleからの評価を高めます。

具体的には、以下のような手法になります。

  • 無料でPDFを統合することができる機能があると見せかけて、サイト内に呼び込み広告を見せる
  • ポイントを付与すると記載して、実際には付与せず別のサイトに遷移させる

Googleの検索エンジンが、ユーザーにとって便利で役立つ機能を設けてあるページを評価するのを悪用したハック手法となるため、SEOスパムに該当します。

3-7

リダイレクトの悪用

リダイレクトの悪用とは、リダイレクトを使って検索エンジンとユーザーに別々のコンテンツを表示する手法のことです。

リダイレクトとは転送処理のことで、本来はページを削除した際に新しいページへ自動的に転送したり、URLの正規化をおこなう際に使用しますが、リダイレクト悪用したSEOスパムは以下のようにおこないます。

  • パソコンはのページはそのまま表示させ、モバイルページは別のページにリダイレクトをおこなう
  • 検索エンジンとユーザーで異なるページにリダイレクトをおこなう
  • ユーザーが意図していないページへリダイレクトされる

このような行為はクローキングと同じで、検索エンジンとユーザーに異なるコンテンツを配信することになるため、ペナルティの対象となります。

意図せず別々のページに転送されてしまわないように、転送処理をおこなう場合は、デスクトップだけではなく、モバイルページが正しく転送されるか確認しましょう。

4

SEOスパムの確認方法

自サイトの検索順位が突然大幅に下がった場合やインデックスから削除された場合は、サーチコンソールの「手動による対策」の項目から、自サイトがSEOスパムによってペナルティを受けているか確認しましょう。

確認方法は、以下になります。

  1. サーチコンソールにログイン
  2. セキュリティと手動による対策をクリック
  3. 手動による対策にメッセージが来ていないか確認

SEOスパムとGoogleから判断され、ペナルティを受けている場合は新着メッセージで通知が来ています。

SEOスパムの確認


尚、ペナルティには監視員が目視で確認し、判断する「手動ペナルティ」とアルゴリズムが判断する「自動ペナルティ」があり、今回紹介したペナルティは「手動ペナルティ」になります。

自動ペナルティは通知が来ないため確認する方法はありません。

自動ペナルティの疑いがある場合は、本記事を参考にSEOスパムに該当している可能性がある部分の修正をおこないます。

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SEOスパムによってペナルティになった場合の対処法

SEOスパムが原因で、Googleから手動ペナルティを与えられた場合は以下の手順で対処します。

  1. ペナルティの内容を確認する
    サーチコンソールの「手動による対策」に届いているメッセージを確認して、どのようなことが原因でペナルティになったのか確認しましょう。

  2. ペナルティになった要因をガイドラインから確認する
    ペナルティの原因が分かったら、Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーを確認して、具体的にWEBサイトのどういった部分や行為がペナルティの要因となったのかを確認します。

  3. 該当箇所を修正する
    ペナルティの要因となっている対象箇所を全て修正します。

  4. サーチコンソールから再審査リクエストを送信する
    スパムと判定を受けていると思われる箇所の修正作業が終わったら、サーチコンソールの「審査をリクエスト」を申請して完了です。Googleの審査が通れば、手動ペナルティは解除されます。

尚、Googleペナルティの解除方法については別記事で詳しく解説しています。

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悪意のある第三者からおこなわれるSEOスパムに注意

SEOスパムをサイト運営者がおこなっていない場合でも、第三者によるスパム行為によってペナルティが与えられる場合があります。

例えば、第三者からWEBサイトをハッキングされた場合は以下のようなリスクが発生します。

  • アフィリエイトリンクを埋め込んだページが勝手に投稿される
  • 個人情報を不正に取得するページが投稿される
  • 被リンク目的で隠しテキストや隠しリンクを設置される
  • データを書き換えられて勝手に不正なページへリダイレクトの設定をされる
  • マルウェアによってユーザーが意図していないファイルやソフトをダウンロードさせられる

第三者からSEOスパムを受けてしまい上記に該当した場合は、ユーザーにとって危険なサイトとGoogleから判断され検索結果から削除されます。

第三者によるSEOスパムは、意図的に自分でおこなうSEOスパムとは異なりますが、サイト運営者が万全のセキュリティ対策をおこなっていないことが原因で発生します。

普段から定期的にCMSを最新バージョンにアップデートしておいたり、CMSのログインを2段階にするなどセキュリティ対策に細心の注意を払っておきましょう。

尚、万が一ハッキングされてしまった場合は、サーチコンソールの「セキュリティの問題」にメッセージが届くため、https://web.dev/articles/hacked?hl=jaで確認の上、すぐに対処しましょう。

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まとめ

SEOスパムがどのような行為なのか正しく理解しておかないと、「知らず知らずの内にガイドラインに違反した施策をとってしまい、気付いたらペナルティを受けて、検索結果に表示されなくなってしまった」などという取り返しのつかないことになりかねません。

本項では、SEOスパムについて具体的な手法やペナルティを受けた際の対処法を解説しました。
是非、サイト運営の参考にしてください。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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