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SEO対策 2025/03/24

ドメインパワーとは?無料計測ツールを使った調べ方と上げ方を解説

ドメインパワーとはのサムネイル画像です

「ドメインパワーとはどのようなものなのか」「どうやって調べることができるのか」「ドメインパワーを高めるにはどうすれば良いのか」など、疑問に感じているのではないでしょうか?この記事では、ドメインパワーの概要からSEOへの影響、数値の目安、調べ方、上げ方について、初心者にも分かりやすく解説します。

被リンク獲得代行 バナー画像
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ドメインパワーとは

「ドメインパワー」とは、WEBサイトのドメインが検索エンジンからどのくらい評価されているかを数値で表したものです。ドメインパワーは、被リンクの数やリンク元ドメインの発リンク数、nofollowの有無など、主に被リンクに関するデータを元にスコアを算出しています。

ドメインパワーの数値が高いと、競合性の高い検索クエリで上位表示されやすかったり、クロールの頻度が増えてインデックスまでの速度が早いなど、SEOをおこなう上で大きなアドバンテージがあります。

体感的にもドメインパワーが高いWEBサイトは、関連するキーワード全体の検索順位が上がりやすいため、SEOをおこなう上でモニタリングしておくべき重要な指標の1つとして弊社も考えています。

ただし、ドメインパワーの数値はサードパーティーツールが独自に算出している数値であり、Googleが公式に出している指標ではないため、サードパーティーツールとGoogleの評価ロジックとの違いなどを理解した上で活用する必要があります。

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ドメインパワーはGoogleが公式に使っている指標ではない

前述した通り、ドメインパワーという指標はGoogleが公式に使っている指標ではありません。

では、SEOの文脈で利用される「DR」や「DA」と呼ばれるドメインパワーの指標は何かというと、ahrefsやMOZなどのサードパーティーツールが被リンクの数などを元に算出した数値のことを指しています。

これらのツールは、被リンクの数や質によってページの人気度をスコア化する、GoogleのPageRankアルゴリズムの仕組みを基に疑似的にドメインを評価しています。

ただし、PageRankとサードパーティーツールではスコアの算出方法に以下のような違いがあります。

サードパーティツールPageRankアルゴリズム
・被リンクドメイン数
・リンク元ページが獲得している被リンク数
・nofollowの有無
・リンク元ページの発リンク数の数
・被リンクドメイン数
・リンク元ページが獲得している被リンク数
・nofollowの有無
・リンク元ページの発リンク数の数
・アンカーテキストの内容
・ページ間の関連性
・シードサイトからの距離
・リンクの位置

見比べると、Googleの方がより詳細にページを評価しているのが分かります。また、上記PageRankの算出方法は古い特許が元になっているため、現在は更に複雑な評価の方法を取り入れている可能性も大いにあります。

そのため、ツール上で表示される数値をGoogleの評価そのものと考えてしまうと実際の評価とはずれてしまい、施策の優先順位を見誤ったり、本来とるべき打ち手を間違えてしまう可能性があります。

サードパーティーツールで算出されるドメインパワーのスコアと検索順位には相関関係があるものの、Googleが公式が使っている指標ではないことを覚えておきましょう。

サードパーティツールがドメインパワーを算出する方法

前述した通り、ahrefsやMOZなどのサードパーティーツール上で表示されるドメインパワーの数値は、dofollowリンクの数とリンク元のドメインパワーのスコアを元に算出しています。

各社がドメインパワーをどのように算出しているかは、公式サイトの解説に記載されています。

ahrefsのドメインレーティング算出方法

Ahrefsのドメインレーティングとは?この指標の概要を解説

MOZのドメインオーソリティ算出方法

Domain Authority: What is it and how is it calculated

このように、リンク元ページのコンテンツの品質やページ間の関連性、アンカーテキストの文言などが一切考慮されていないため、DRやDAが高いWEBサイトから多く被リンクを集めるだけでサードパーティーツール上のスコアは高くなります。

Googleがドメインパワーを算出する方法

Googleがドメインを評価する仕組みについては公表されていないため、ドメインパワーの算出方法を知ることはできません。

しかしながら、Google内部のリーク情報によると「SiteAuthority」(ドメインの権威性を評価するスコア)があり、PageRank以外の指標も活用されていると考えられます。

ここからは推測になりますが、Googleは以下のような要素をスコア化して、ドメインパワーを決めていると弊社では考えています。

  • 被リンクの数と品質
  • 言及された数
  • 指名検索の数(社会的な認知度)
  • サイト全体の品質
  • ソーシャルシグナル
  • ドメイン年齢

つまり、ドメインパワーを実際に向上させるためには、被リンクだけではなく他の要素の強化も必要です。このことを念頭においた上で、ドメインパワーを調べてみてみましょう。

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ドメインパワーを無料で調べる方法

まずは、自分のWEBサイトのドメインパワーがどの程度なのか無料ツールを使って実際に調べてみましょう。

ドメインパワーを調べるツールは有料・無料とありますが、ただ単に自社のドメインパワーを知りたいだけであれば、今から紹介する無料ツールを使えば十分です。

  • Free Domain Authority Checker
  • ウェブサイト  オーソリティ  チェッカー
  • ドメインパワー計測ツール:ドメパ!!
  • パワーランクチェックツール
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Free Domain Authority Checker

Free Domain Authority Checker

Free Domain Authority Checkerは、ドメインパワーを調べるツールの第一人者であるMOZが運営しているツールです。Domain Authorityという独自の指標でドメインパワーを数値化できます。

その他にも、被リンクドメイン数(Linking Root Domains)やスパム性(Spam Score)について表示されます。なお、算出するスコアは有料版と変わりません。

会員登録は要らないため、ページを開いてURLを入力すればチェック完了です。

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ウェブサイト オーソリティ チェッカー

ウェブサイト オーソリティチェッカー

ウェブサイト オーソリティチェッカーは、ahrefs社が提供している無料ツールで「ドメイン評価」を調べることができます。

有料版のahrefsで算出される、Domain Rating(ドメインレーティング)と同じ数値が表示されるため、SEO界隈で最近よく耳にする「DR」を調べたい方には、ウェブサイト オーソリティチェッカーを利用してください。

こちらのツールも、Free Domain Authority Checkerと同様、会員登録なしですぐに利用できます。

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ドメインパワー計測ツール:ドメパ!!

ドメインパワー計測ツール:ドメパ!!

ドメパ!!」は、書籍「目からウロコのSEO対策「真」常識」の著者であるSEOコンサルタントの柏崎剛さんが作成した、無料で使えるドメインパワーチェックツールです。

ドメインパワーを調べるツールの多くが、被リンクだけを指標にしているのに対して「ドメパ!!」は、EEATスコアやドメイン年齢、サイトのテーマ性、ソーシャルシグナルなど、実際にGoogleが評価していると考えられる指標を元にWEBサイトのドメインパワーを計測できます。

実際に弊社で運用しているドメインを調べてみた所、以下のような結果になりました。

ドメインパワーの計測

ツールで算出された通り、確かにSNSは殆どやっていませんし、立ち上げて数年なので被リンク数も競合サイトよりも少ないため、イメージ通りのスコアとなっています。

このように、「ドメパ!!」は被リンク以外の視点でもドメインパワーを把握できるので、SEOをおこなう上で様々な改善点を見つけることができます。

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パワーランクチェックツール

パワーランクチェックツール

パワーランクチェックツールは、株式会社アクセスジャパンが無料で提供しているツールです。「パワーランク」という項目で、ドメインパワーを調べることができます。

ドメインパワーを算出するだけではなく、被リンク元ページの品質や被リンク元のドメインパワーの高さ、スパム性などもチェックできます。無料で利用できるため、多くのブロガーやアフィリエイターに利用されています。

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ドメインパワーの調べ方:有料ツール3選

有料ツールを利用することで、ドメインパワーを調べるだけではなく、被リンクをしてくれたサイトについて詳細な情報を把握できます。

ドメインパワーを調べた上で改善したい場合は、有料ツールの導入を検討してみてください。

弊社が利用している有料ツールの中で、おすすめのツールは以下になります。

  • ahrefs
  • Majestic
  • Moz
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ahrefs

ahrefs

ahrefs(エイチレフス)は、世界で最大級の被リンクデータを持つ被リンク分析ツールで約60万人が利用しているツールで、国内の知名度はNo1です。

弊社の被リンク獲得代行サービスにお問合せ頂く企業の多くが、ahrefsで算出されるDR(ドメインレーティング)を規準にしており、ドメインパワー=DRというのが一般的になりつつあります。

ahrefsは、この後紹介するMajesticやMOZよりも競合が獲得している被リンクを多く見つけることができるため、ドメインパワーを調べるだけではなく、競合分析や被リンク営業リストを作成したい方にはおすすめのツールです。

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Majestic

Majestic

Majestic(マジェスティック)は、イギリスのMajestic社が提供する被リンクチェックツールです。被リンクの品質をスコア化したTF(トラストフロー)と、被リンクの数をスコア化したCF(サイテーションフロー)という2つの指標でドメインパワーを計測できます。

Majestic SEOはリンクネットワークやページ内の被リンク位置を視覚化できるなど、玄人向けの機能が多く備わっているため、個人的にはドメインパワーや被リンク分析をする上では一番好きなツールです。

ただし、機能が専門的すぎるため、一般的なユーザーが使用しても使いこなせないかもしれません。

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Moz

Moz

Moz」は、被リンクを調べる調査ツールとして世界的に有名なツールです。ahrefsができる以前は、国内でも多くのSEOコンサルやSEO担当者が利用していたツールです。(当時使っていた方は、OPEN SITE EXPLORERという呼び方の方がしっくり来るかもしれません)

有料ツールの中ではスパムスコアが見れるため、ドメインパワーだけではなく獲得している被リンクのスパム性をチェックできます。

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ドメインパワーの目安

SEO対策で成果を出すために必要なドメインパワーの一般的な目安は、40~50程度です。

ドメインパワーのスコアによって検索エンジンからどのような評価になり、どのようなキーワードを狙えるのか一覧にしたので、以下の表を参考にしてみてください。

ドメインパワーの数値評価目安説明
0~10非常に低い新規サイトや被リンクがほとんどないサイト。
検索エンジンからの評価が低く、上位表示が難しい。
11~20低い被リンクが少なく、ドメインの信頼性がまだ十分でないサイト。
ニッチなキーワードやロングテールキーワードを狙うべき。
21~30平均以下一定の被リンクがあるが、競合サイトと比べてまだ弱い。
ロングテールキーワードやミドルキーワードでの上位表示が期待できる。
31~40平均的被リンクドメイン数が100を超え、検索エンジンからの評価も上がってきている。ミドルキーワードで上位表示が可能。
41~50平均以上ドメインの信頼性や権威性が高まり、多くのキーワードで上位表示が期待できる。競合性の高いキーワードでも上位を狙える。
51~60高いドメインが検索エンジンから高く評価されている状態。
ビッグキーワードでの上位表示が狙える。
61~70非常に高い高い信頼性と権威性を持ち、業界内でのリーダー的存在。
ビッグキーワードで上位表示される可能性がある。
71~80トップクラスオフラインでの知名度も高い企業。
狙っているキーワードの殆どで1ページ目を狙える。
81~90世界的に有名世界的に知られるサイトで、検索エンジンからの絶大な信頼を得ている。
ほぼすべての関連キーワードで3位以内を狙える。
91~100世界的権威GoogleやYouTubeなど、誰もが知る世界的なサイトや、政府が運営するサイト。

※ 目安はahrefsで算出されるDRのスコアを元に作成

このように、ドメインパワーの数値が高ければ高い方がSEOでは有利となりますが、ドメインパワーのスコアは以下のように調査するツールによっても異なるため、あくまで参考程度に考えてください。

ahrefsMOZMajestic
(トラストフロー)
Yahoo! JAPAN939384
Wikipedia929396
みずほ銀行805961
慶応義塾大学847377
WordPress989995

実際にSEOを取り組む上で一番重要なことは、狙っているキーワードで競合サイトはどの程度のドメインパワーなのかを個別に調べて目安を決めることです。

例えば、ターゲットキーワードが「注文住宅 名古屋」で上位10位以内の競合サイトのドメインパワーの平均値が30であれば、上位表示させるために必要なドメインパワーの目安は30となります。

ドメインパワーの目安

目安は一般的な数値として参考にしつつ、実際にSEOを取り組む現場では、競合サイトとの比較をした上で、上位表示させるために必要な目安を自身で算出するようにしましょう。

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ドメインパワーがSEOで重要な理由

ドメインパワーがSEOで重要な理由は、次の通りです。

  • WEBサイト全体の検索順位が向上する
  • インデックスされるまでの時間が早い
  • ただし、ドメインパワーだけでランキングが決まる訳ではない

それぞれ詳しく解説します。

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WEBサイト全体の検索順位が向上する

ドメインパワーが高いWEBサイトの方が検索順位が上がりやすくなります。

ドメインパワーが高いということは、知名度が高く権威性や信頼性の高いWEBサイトということです。Googleはユーザーが信頼できる情報を提供しようとしているため、同じようなコンテンツであればドメインパワーが高いWEBサイトを上位に表示させる方が理にかなっていますよね。

そのため、ドメインパワーが高ければロングテールキーワードや関連キーワードも含めて、WEBサイトに関連するキーワード全体の検索順位が向上します。

実際に、Googleの公式ガイドラインの中にある「Google 検索ランキング システムのご紹介」のページにもリンク分析システムと PageRankという項目があるため、コンテンツの品質だけではなく被リンクによるスコアでもドメインを評価していることが分かります。

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インデックスされるまでの時間が早い

ドメインパワーが高いサイトの方が、検索エンジンのクローラーが優先して巡回する傾向にあるため、ページがインデックスされるまでの時間が短縮されます。

理由は、以下の2点です。

理由①

クローラーは、インターネット上のリンクをたどってURLを探し、発見したURLをクロール待ちのリストに追加した後、クロールする仕組みです。ドメインパワーが高いWEBサイト、つまり被リンク数が多いWEBサイトはクローラーから発見されやすいことを意味します。

理由②

ドメインパワーが高いサイトは、信頼できるWEBサイトと検索エンジンから判断されるため、ドメインパワーが低いWEBサイトに比べて新しいページが優先的にインデックスされる傾向があります。

つまり、ドメインパワーが高いWEBサイトは、「クローラーの巡回が早い」「信頼できるサイトとして優先される」この2点から早くインデックスされるということです。

実際に、立ち上げたばかりのWEBサイトでは、クローラー巡回後にインデックスされるまで1週間以上かかる場合がありますが、ドメインパワーが高いWEBサイトの場合、数時間以内にインデックスされることがあります。

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ただし、ドメインパワーだけでランキングが決まる訳ではない

Googleのランキングアルゴリズムは200以上あると言われており、ドメインパワーに大きく影響するPageRankは数あるうちのアルゴリズムのひとつにすぎません。

そのため、ドメインパワーを上げたからといって比例して検索順位が上がるかというと、それは大きな間違いです。

Googleの検索順位は様々な要因によって決定されており、その中でも重要なのはコンテンツの質とユーザビリティです。

ユーザーの検索意図を満たす役立つコンテンツを作成すること、ユーザーにとって使いやすく見やすいWEBサイトを作成できなければ、いくらドメインパワーの数値が高くてもランキングは上がりません。

ドメインパワーを高めることはSEOに良い影響を与えることは間違いありませんが、その他の要素も含めて総合的に対策をおこなっていきましょう。

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ドメインパワーの上げ方

ここからはドメインパワーの上げ方について解説します。ahrefsやMOZなどのサードパーティーツール上で算出されるドメインパワーを高めたい場合は、ドメインパワーの高いWEBサイトからdofollowの被リンクを獲得するだけでOKです。

Googleが評価するドメインパワーを上げるためには、次の方法を実践する必要があります。

  • dofollowの被リンクを獲得する
  • 自社についての言及を増やす(サイテーションの獲得)
  • 指名検索を増やす
  • WEBサイト全体の品質を高める

それぞれ詳しく解説します。

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dofollowの被リンクを獲得する

dofollowの被リンクを獲得することで、ドメインパワーを高めることができます。被リンクとは、外部サイトに設置された自サイトへ移動できるリンクのことで、dofollowの被リンクとは、nofollowタグが設置されていない被リンクのことです。

GoogleのPageRankアルゴリズムでは、nofollowが設置されている場合リンクジュース(ページの評価)をリンク先のページに渡さない仕組みのため、dofollowのリンクを獲得する必要があります。(現在nofollowはヒントモデルに変更になっています)

被リンクを獲得するためには、以下の方法が有効です。

  • リンク付きで紹介したくなるような有益なコンテンツを作成する
  • リンク切れが発生しているサイトの運営者に連絡して貼り直してもらう
  • 関連性の高いサイトへ寄稿する
  • プレスリリースを配信する

ただし、同じドメインの被リンクは評価されないため、異なるドメインからの被リンク獲得が重要です。

被リンクの増やし方については別の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてみてください。

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自社についての言及を増やす(サイテーションの獲得)

被リンクと比べるとドメインパワーに与える影響は小さいものの、多くのWEBサイト上で言及されることで間接的にドメインパワーを高めることができます。

検索品質評価ガイドラインを見ると、Googleは情報源としてWEBサイトがどのくらい知られているかを重要視していることが分かります。

そのため、会社名やブランド名、サービス名が第三者が運営するWEBサイトに多く掲載されることで、Googleから認知度が高いと判断され、ドメインの評価が上がる可能性があります。

特に、権威性の高いニュースメディアや同じジャンルのWEBサイト上で言及されることで、Googleから信頼性の高い情報源として判断されドメインパワーの向上に大きく貢献します。

自社についての言及数は、次の方法で調べることができます。

Google検索で「”サイト名”-site:サイトURL」と検索

例:“オルグロー株式会社” -site:allgrow.co.jp

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指名検索を増やす

指名検索の数も、ドメインパワーに大きく影響すると考えられています。指名検索とは、「SEM Plus」や「オルグロー株式会社」のように、会社名やサービス名など固有名詞を含むキーワード検索のことです。

近年のアルゴリズムでは、指名検索が多いサイトはドメインパワーが強くなり、検索結果においても優遇される傾向にあると考えられています。

指名検索が多ければ、現実社会で人気があることや信頼性が高いことをGoogleに対して証明できます。

また、「指名検索+サービス名」や「指名検索+商品名」での検索を増やすことができれば、そのジャンルにおいての権威性を証明できるため、Googleが評価する指標の一つとして活用している可能性があります。

指名検索を増やすためには、次のような企業としての取り組みが必要不可欠です。

  • SNSの活用
  • 書籍の出版
  • マス広告の活用
  • イベントのスポンサー

今後は、更に指名検索を増やすことがドメインパワーを高める上で重要な指標となる可能性が高いため、地道に取り組んでいきましょう。

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WEBサイト全体の品質を高める

WEBサイト全体の品質は、Googleがドメインを評価する上で重要な要素の1つです。

Googleは、検索品質評価ガイドラインの中で繰り返しコンテンツの品質について言及しており、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼)という検索ランキングシステムが、有益で的確な情報を提供しているか評価する際に使用されるコンセプトを掲げています。

具体的に、WEBサイト全体の品質を高めるためには次のような取り組みが重要です。

  • 独自性や専門性の高いコンテンツを用意する
  • 誤情報や古い情報を正しい最新の情報に更新する
  • リッチコンテンツを活用してユーザビリティの高いページを作成する
  • 重複した内容のページを適切に処理する
  • ユーザビリティの高いサイト構造にする

つまり、ユーザーにとって使いやすく価値の高いWEBサイトを作るようにすることで、WEBサイト全体の品質が高まりドメインパワーが向上すると言うことです。

ドメインパワーを向上させるためには、被リンク獲得だけに力を入れるのではなく、定期的な更新や改善をおこないWEBサイト全体の品質を高めましょう。

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ドメインパワーを高める際の注意点

ドメインパワーを高める際には、次の3つに注意しましょう。

  1. 有料リンクを購入しない
  2. 中古ドメインを使わない
  3. ドメインを変更する場合は301リダイレクトをおこなう

間違った方法でドメインパワーを高めようとすると、Googleからペナルティを受けたり、検索順位が低下したりする恐れがあります。

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有料リンクを購入しない

ドメインパワーを高めようとして有料リンクを購入する行為は、Googleのガイドライン違反です。

Googleは、自然に発生したリンク(ナチュラルリンク)を重視する一方、検索順位を意図的に操作することを目的として、外部サイトの運営者へお金を支払い、リンクを貼ってもらう行為をガイドライン違反としています。

・ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のようなものが挙げられます。
・リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
・リンクに関して物品やサービスをやり取りする
・特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る

Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー

Googleからガイドライン違反だと認定されてしまうと、「インデックスから除外される」「検索順位が低下する」といったペナルティが課されるため、ドメインパワーを上げるために被リンクを購入しないようにしましょう。

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中古ドメインを使わない

運用歴の長い中古ドメインの中には、運営期間中に被リンクを多く獲得しているものが多く、最初からドメインパワーの高いドメインがあります。

そのため、ドメインパワーの高い中古ドメインを購入し、SEOで有利な状態を作ることで検索順位を上げる手法が長年使われてきました。

しかし、2024年にGoogleのスパムに関するポリシーに「期限切れのドメインの不正使用」という項目が追加されたため、現在は中古ドメインを使ったSEOはガイドライン違反となっています。

また、中古ドメインの中には低品質な被リンクによってドメインパワーの数値を偽装しているものや、ペナルティになっているドメインもあるため、使うメリットよりもデメリットの方が大きくおすすめできません。ドメインパワーは、地道な企業活動を通して高めるようにしましょう。

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ドメインを変更する場合は301リダイレクトをおこなう

リニューアルやWEBサイトの統合などで、ドメインを変更する場合はドメインパワーを引き継ぐために301リダイレクトの設定が必要になります。

「301リダイレクト」とは、URLを恒久的に転送する処理のことです。301リダイレクトをおこなうことで、検索エンジンに対して移転したことを伝えることができるため、元のWEBサイトのドメインパワーを維持したまま新しいドメインへ移行できます。

301リダイレクトを設定しなかった場合は、ドメインパワーが引き継がれないため、新しいドメインパワーは0からのスタートになります。

なお、301リダイレクトを使用してドメインパワーを引き継ぐ場合は、必ず対応するページが同じ内容を持つように転送先を設定してください。

例えば、全てのページを新ドメインのトップページに301リダイレクトで転送すると、ランキングの操作を目的にPageRankをトップページに集めていると判断され、ぺナルティになる可能性があります。

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ドメインパワーを確認する頻度について

ドメインパワーは検索順位のように短期間で大きく変動することはないので、自サイトのドメインパワーを毎日計測する必要はなく、定期的に確認する程度で問題ありません。

ただし、以下のようなケースではその都度確認するようにしましょう。

  • 検索順位が大きく変動した
  • サイトの構造を大きく変更した

一方、キーワード選定をする際に、検索上位表示できているページを所有しているサイトのドメインパワーがどのくらいなのかを確認することで、検索上位表示の難易度をある程度推測できます。

また、ドメインパワーの数値はツールごとに異なる場合があるので、複数のスタッフが作業している場合使用するツールを統一するようにしましょう。

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まとめ

ドメインパワーは、次の4つのツールを使えば無料で調べることができます。

  1. Free Domain Authority Checker
  2. ウェブサイト  オーソリティ  チェッカー
  3. ドメインパワー計測ツール:ドメパ!!
  4. パワーランクチェックツール

ドメインパワーを高めることで、WEBサイトに関するキーワードの検索順位が向上したり、インデックスの速度が早まるなど、SEOに良い影響があります。

そのため、企業のプロモーションやマーケティング戦略と合わせてドメインパワーを上げる施策に取り組むことができれば、将来的にビッグキーワードで上位表示される可能性が高くなります。

本記事を参考に、ドメインパワーを高める施策に取り組んでみてください。

なお、「ドメインパワーが高くならない」「被リンクを増やすリソースやノウハウがない」「ドメインパワーが高いのに順位が上がらない」という課題をお持ちの場合は、弊社まで気軽にお問合せください。

外部対策の専門家が、WEBサイトの分析をした上で最適なご提案をさせて頂きます。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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