ビッグキーワード・スモールキーワードとは?SEOの基本を解説

今回は、キーワード選定で重要なビッグキーワード・スモールキーワードについて解説します。「ビッグキーワードとスモールキーワードの違い」「ビッグキーワードを狙うべきなのか」など気になっている方も多いのではないでしょうか?本記事では、SEOにおけるビッグキーワード・スモールキーワードについて初心者にも分かりやすく解説します。
SEOにおけるビッグキーワード・スモールキーワードとは?
SEOにおけるビッグキーワード・スモールキーワードとは、キーワードを検索意図の幅の大きさで分類したものです。

キーワード | 検索ボリューム | |
ビッグキーワード | インスタグラム | 1,220,000 |
ミドルキーワード | インスタグラム 使い方 | 22,200 |
スモールキーワード | インスタグラム 使い方 見るだけ インスタの使い方 初心者 インスタグラム 使い方 本 | 2,900 90 40 |
「インスタグラム」と検索するユーザーが求める情報は、多岐にわたるため具体的なニーズをつかみにくいですが、「インスタグラム 使い方 本」と検索した場合には、かなり具体的な情報を求めていることが分かります。
一般的な傾向として、スモールキーワードよりビッグキーワードの方が、検索される回数が多く、1語もしくは2語で構成されます。ただし、検索ボリュームが大きいからビッグキーワード、3語を組み合わせたキーワードだからスモールキーワード、というわけではありません。
あくまでも検索意図の幅の大きさで分類したものであり、検索ボリュームや語句の組み合わせだけで分類するのは間違いです。検索意図の幅(ユーザーニーズの広さ)と検索ボリュームの大きさは、必ずしも一致するとは限りません。
検索意図の幅が小さいスモールキーワード・ミドルキーワードでも、ビッグキーワードより検索ボリュームが大きいケースがあります。
一方、以下のように特定のジャンルに関するキーワードを検索ボリュームだけで分類するケースもあります。
キーワード | 検索ボリューム | |
ビッグキーワード | 野球 サッカー | 10,000,000 10,000,000 |
ミドルキーワード | フィギュアスケート スノーボード 柔道 | 368,000 110,000 74,000 |
スモールキーワード | テコンドー セパタクロー フィールドホッケー | 22,200 18,100 2,900 |
ビッグキーワードとは
ビッグキーワードとは、特定のテーマに関連するキーワードの中で、最も検索意図の幅(ユーザーニーズ)が広いキーワードです。コンテンツを作成する際のメインキーワードとして設定される場合もあります。
ミドルキーワード・スモールキーワードと比較すると、競合数や検索ボリューム・アクセス数が多く、コンバージョン率が低く、1語あるいは2語で構成され、検索ボリュームの目安は1万以上になるケースが多い傾向にあります。
ビッグキーワードのメリット
トラフィックの増加が期待できる
ビッグキーワードは検索時に使用される回数が多いキーワードなので、検索上位に表示されれば検索ユーザーの目に触れる回数が増加し、ページがクリックされる回数も増加します。
▼ ページのアクセス数は、以下の3つの要素に大きく影響を受けます。
- 表示回数
- クリック率
- 検索順位
検索順位が高いほどクリック率が高くなる傾向にあり、表示回数が多いほどアクセス数が増加する仕組みです。
【検索ボリューム100,000の場合】
クリック率 | アクセス数 | |
検索1位 | 20% | 100,000×20%=20,000 |
検索2位 | 10% | 100,000×10%=10,000 |
検索3位 | 5% | 100,000×5%=5,000 |
【検索ボリューム1,000の場合】
クリック率 | アクセス数 | |
検索1位 | 20% | 1,000×20%=200 |
検索2位 | 10% | 1,000×10%=100 |
検索3位 | 5% | 1,000×5%=50 |
つまり、検索ボリュームが少ないスモールキーワードで検索1位を取ることでクリック率を高め、アクセス数を期待するより、検索順位が多少下がったとしても、検索ボリュームが大きいビッグキーワードから集客する方がアクセス数が多いケースがあるということです。
コンバージョンの増加が期待できる
▼ コンバージョン数は以下の計算式で算出されます。
コンバージョン数=アクセス数×コンバージョン率
つまり、アクセス数が多いビッグキーワードはコンバージョン数も多くなるということです。
ただし、スモールキーワードよりビッグキーワードの方がコンバージョン率は低い傾向にあるため、コンバージョンを獲得する効率は悪くなります。
企業認知の向上が狙える
ビッグキーワードは幅広い属性の検索ユーザーが使用するため、企業名や商品・サービス名を覚えてもらう、企業としての経営理念を理解してもらう、自社が提供する商品・サービスのコンセプトや企業としての強みをアピールするといったブランディングにも効果的です。
ビッグキーワードのデメリット
競合が多く検索上位を狙いにくい
検索ユーザーがビッグキーワードで検索した際に、ページが検索結果の表示されれば大きなアクセス数が期待できるだけでなく、コンバージョンを獲得できる可能性も高くなるため、上位表示を目指すサイトの数も多く、検索上位表示を狙いにくいです。
また、以下のような強い競合が多い点も、検索上位表示が狙いにくい要素となっています。
- サイトの規模が大きい
- ドメインランクが高い
- ビッグキーワードに関連するページ数が多い
以下のようなサイトの場合、ビッグキーワードで対策しても結果がでるまでに時間がかかる恐れがあります。
- ドメインが新しい
- サイト規模が小さい
- 被リンクが少ない
ビッグキーワードを狙うかどうかの判断基準、ビッグキーワードでの対策が難しいサイトの特徴については後述します。
競合が多い分時間とコストもかかる
単一のページを作成しただけでは、ビッグキーワードで上位表示できる可能性は低く、関連性が高いページを複数作成する、内部リンクを設置する、被リンクを獲得する、サイトを長期間運用するなど、時間とコストがかかる作業が要求されます。
ユーザーニーズが広いためCVに繋がりづらい場合がある
ビッグキーワードは、幅広い属性のユーザーがさまざまな目的で検索する際に用いられるキーワードなので、自社が期待するコンバージョンに繋がらないケースも多いです。
例えば、無料の動画編集アプリを探しているユーザーが「動画編集アプリ」で検索した場合、有料の動画編集アプリを販売している企業ではコンバージョンを獲得できません。
つまり、集客数自体は多いものの、見込み顧客ではないユーザーまで集客してしまう場合があるということです。
ビッグキーワードを狙うかどうかの判断基準
ビッグキーワードで上位表示できれば大きなアクセス数が期待できますが、ビッグキーワードを狙うべきかどうかは、以下の基準を参考にして慎重に判断する必要があります。
- 上位の競合サイトと同等のサイト規模
- 上位の競合サイトと同等のドメインランク
- ビッグキーワードに関連するページ数が多い
上位の競合サイトと同等のサイト規模
ビッグキーワードで検索上位表示するためには、ページの内容とは別に、検索上位のサイトと同等な規模のサイトであることが求められます。
サイト規模とは、単純なページ数・インデックス数ではなく、ビッグキーワードに関連したページ数や被リンク数、ドメインの運用歴などを含めたものです。
上位の競合サイトと同等のドメインランク
上位の競合サイトとPageRankが同等でなければ、ビッグキーワードで上位表示を狙ってもすぐに結果が出るとは限りません。
▼ 以下のような対策をおこなうことで、PageRankを高めることができます。
- 良質なコンテンツを作成する
- 内部リンクを構築する
- 被リンクをもらいやすい高品質なコンテンツ内容にする
- スパムリンク行為を避ける
自サイト及び競合サイトのPageRankは、MozやAhrefs、MajesticなどのSEOツールで確認できます。
Googleの商標である「PageRank」という名称ではありませんが、ツールごとに下記のような指標でPageRankを疑似的に数値化しています。
- DA(ドメインオーソリティー)
- DR(ドメインレーティング)
- UR(URLレーティング)
- TF(トラストフロー)
- CF(サイテーションフロー)
▼ PageRank(ページランク)について、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
ビッグキーワードに関連するページ数が多い
Googleは、コンテンツの質を評価する際にサイトの専門性を重視しているため、ビッグキーワードに関連するページが多いサイトでなければ、ビッグキーワードで上位表示することは困難です。
ビッグキーワードでの対策が難しいサイトの特徴
以下のようなサイトの場合、ビッグキーワードで対策しても結果がでるまでに時間がかかる恐れがあります。
- ドメインが新しい
- サイト規模が小さい
- 被リンクが少ない
ドメインが新しい
新規にドメインを取得したばかりのサイトの場合、ビッグキーワードですぐに上位表示されるとは限りません。ドメインの運用歴が長いほど、サイトの信頼性が高くなるからです。
ただし、ドメインを取得して数年経過したサイトであっても、SEO対策をおこなっていなければ新規ドメインと同様に評価される可能性があります。Googleはwhois情報を取得しているわけではなく、ドメインへのリンクを最初に発見したタイミングを運用歴の始まりとしているからです。
同様に、第三者が運用していた中古ドメインを取得して作成したサイトであっても、適切なSEO対策がおこなわれていなければ新規ドメインと変わりません。
また、ドメインを取得して半年のサイトと1年のサイトに大きな差があるわけではありません。ドメインの運用歴というより、オーガニック検索から集客しているサイトの運用歴の方が重要です。
サイト規模が小さい
前述したように、ビッグキーワードで検索上位表示するためには、ページの内容とは別に、検索上位のサイトと同等の規模のサイトであることが求められます。
上位サイトのページ数が1,000ページだから、100ページのサイトでは上位表示できないというわけではありませんが、数ページしかないサイトではビッグキーワードで上位表示するのは困難です。
被リンクが少ない
前述したように、PageRankはGoogle検索アルゴリズムの基準のひとつであり、被リンクが少ないサイトは評価が低いため、ビッグキーワードを狙ってページを作成しても上位表示できない場合があります。
▼ 以下のような方法で被リンクを獲得できます。
- 質の良いコンテンツを作る
- 一次情報となるデータを発表してプレスリリースを出す
- リンク切れしているサイトに連絡する
ただし、どんな被リンクでも効果があるわけではありません。
以下のような被リンクであることが重要です。
- 関連性・専門性・知名度が高いサイトからの被リンク
- ドメインランクが高いサイトからの被リンク
- 政府・役所など公的なサイトからの被リンク
- dofollowの被リンク
▼ 被リンクについて、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
スモールキーワードとは
スモールキーワードとは、特定のテーマに関連するキーワードの中で、最も検索意図の幅(ユーザーニーズ)が狭いキーワードです。
ビッグキーワード・ミドルキーワードと比較すると、競合数や検索ボリューム・アクセス数が少なく、コンバージョン率が高く、3語~5語で構成され、検索ボリュームの目安は1,000未満になるケースが多い傾向にあります。
検索ボリュームを意識する場合にはスモールキーワード、検索意図の幅・深さを意識する場合にはロングテールキーワードと表現される場合がありますが、基本的には同じキーワードを指します。
▼ ロングテールキーワードについて、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
スモールキーワードのメリット
競合が少ないため上位表示を狙いやすい
スモールキーワードは期待できるアクセス数が少なく、ページを作成しても費用対効果が低いことから上位表示を狙うサイトが少ないため、ミドルキーワード・ビッグキーワードと比べると上位表示が狙いやすいです。
具体的な検索層が狙えるためCVに繋がりやすい
スモールキーワードは、消費者の購買プロセス、AIDMA(アイドマ)で言えば最後のActionの段階で使用されることが多いです。
購買意欲の高いユーザー層に対してピンポイントでアプローチできるため、コンバージョンにつながりやすいキーワードと言えるでしょう。
スモールキーワードのデメリット
検索ボリューム自体が少なくトラフィック増加に繋がりにくい
スモールキーワードはミドルキーワード・ビッグキーワードと比べると検索ボリュームが少なく、検索上位表示ができたとしても期待できるアクセス数は少ないです。
アクセス数は検索順位の影響を強く受けますが、スモールキーワードで検索1位になるより、ビッグキーワードで検索10位になる方がアクセス数が多い場合もあります。
ただし、スモールキーワードのすべてが検索ボリュームが少ないわけではありません。「Twitter 動画 保存」のように、検索ボリュームが20万以上のスモールキーワードもあります。
キーワード選定に時間と工夫が必要
スモールキーワードは複数の語句を組み合わせたものなので、ミドルキーワード・ビッグキーワードと比べるとバリエーションが豊富です。キーワードによっては検索意図がつかみにくかったり、同じ検索意図になったりするケースもあります。
SEOキーワード抽出ツールやSNS、Yahoo!知恵袋、専門家へのヒアリングなど、さまざまな方法で検索ニーズを調査し、検索ユーザーが使用するキーワードを推察するなどの工夫が必要です。
ミドルキーワードとは
ミドルキーワードは、競合数や検索ボリューム・アクセス数、コンバージョン率がビッグキーワードとスモールキーワードの中間に位置するキーワードです。
2語あるいは3語で構成され、検索ボリュームの目安は1,000~1万程度になるケースが多い傾向にあります。
競合数 | 検索ボリューム アクセス数 | コンバージョン率 | |
ビッグキーワード | 多い | 多い | 低い |
ミドルキーワード | 中間 | 中間 | 中間 |
スモールキーワード | 少ない | 少ない | 高い |
ミドルキーワードのメリット
比較的上位表示を狙いやすい
ミドルキーワードのメリットは、ビッグキーワードよりも上位表示を狙いやすいことです。ただし、スモールキーワードより上位表示する難易度は高く、デメリットと言えるでしょう。
ビッグキーワードで上位表示できている状況であれば無理に狙っていく必要はなく、スモールキーワードで上位表示できていない状況であれば狙うべきではありません。
あくまでも相対的に狙いやすいというだけであり、検索上位表示できるかどうかは、サイト自体の評価や専門性などにも大きく左右されます。
ビッグとスモールの中間で競合数と検索ボリュームのバランスがとりやすい
ビッグキーワードでは、アクセス数が多い一方でコンバージョン率は低く、スモールキーワードは、アクセス数が多い一方でコンバージョン率は高いというアンバランスな特徴があります。
ミドルキーワードではアクセス数とコンバージョン率のバランスが取りやすいため、上位表示できれば安定したコンバージョン数が期待できるでしょう。
ミドルキーワードのデメリット
ミドルキーワードのデメリットは、スモールキーワードよりターゲットを絞りにくいことです。ただし、ビッグキーワードと比較するとターゲットを絞りやすく、メリットと言えます。
ただし、自社の主要顧客を適度にカバーできるという点では、ミドルキーワードが最適なケースもあります。
iPhone向けの有料動画編集アプリを販売している企業の場合、ビッグキーワード「動画編集アプリ」で集客すると無料のソフトやandroidアプリを求めるユーザーまで集客することになり、効率的ではありません。
同様に、スモールキーワード「動画編集アプリ おすすめ 無料」「動画編集アプリ おすすめ android」で集客した場合も、ターゲットユーザー以外を集客することになります。
ミドルキーワード「動画編集アプリ おすすめ」「動画編集アプリ iPhone」の方が、コンバージョンに近いユーザーを中心に集客できるでしょう。
ビッグキーワード・スモールキーワード・ミドルキーワードの検索ボリュームの目安数とキーワード例
月間検索ボリュームの目安 | 語数 | キーワード事例 | |
ビッグキーワード | 1万~ | 1語・2語 | 動画編集ソフト |
ミドルキーワード | 1,000~1万 | 2語・3語 | 動画編集ソフト 無料 動画編集ソフト おすすめ |
スモールキーワード | 1,000~ | 3~5語 | 動画編集ソフト無料 ロゴなし 動画編集ソフト 無料 初心者 |
どのくらいの検索ボリュームが、ビッグキーワード・スモールキーワード・ミドルキーワードに該当するかは明確に定義されているわけではなく、以下のように語数や検索意図で分類される場合もあります。
キーワード | 検索ボリューム | |
ビッグキーワード | インスタグラム | 1,220,000 |
ミドルキーワード | インスタグラム 使い方 インスタの使い方 インスタグラムの使い方 | 22,200 1,300 880 |
スモールキーワード | インスタグラム 使い方 見るだけ インスタの使い方 初心者 インスタグラム 使い方 本 | 2,900 90 40 |
【検索ボリュームの目安だけで分類した場合】
キーワード | 検索ボリューム | |
ビッグキーワード | インスタグラム 使い方 | 22,200 |
ミドルキーワード | インスタの使い方 | 1,300 |
スモールキーワード | インスタグラムの使い方 | 880 |
上記の場合、検索意図が同じなのに、ビッグキーワード・スモールキーワード・ミドルキーワードに分かれています。
「インスタグラムの使い方」の検索ボリュームが880であるのに対し、「インスタグラム 使い方 見るだけ」は2,900。1,000~1万だから「インスタグラム 使い方 見るだけ」はミドルキーワード、1,000~だから「インスタグラムの使い方」はスモールキーワードとするのは間違いです。
【1語のキーワードより2語のキーワードの検索ボリュームが多いケース】
キーワード | 検索ボリューム | |
ビッグキーワード | twitter動画 | 33,100 |
ミドルキーワード | twitter動画 保存 twitter動画 投稿 | 550,000 3,600 |
スモールキーワード | twitter動画 保存 高画質 twitter動画 投稿 できない | 1,000 1,900 |
ビッグキーワード・スモールキーワード・ミドルキーワードの調べ方
ビッグキーワード・スモールキーワード・ミドルキーワードは、Googleが提供しているキーワードプランナーというツールで調べることができます。
キーワードプランナーとは、以下のようなキーワード選定に役立つさまざまな情報を調査できるツールです。
- 特定のキーワードの検索ボリューム
- 特定のキーワードに対する競合性
- 関連するキーワードの抽出
- キーワードのトレンド推移
- 新しいキーワード候補の取得
主に、SEO対策やリスティング広告出稿のキーワード選定で使用されています。
ツール名 | キーワードプランナー |
サービス提供元 | ・海外サービス:Google ・日本語版:あり |
利用価格 | 無料 |
登録・ログイン要否 | ・登録:Googleアカウント、Google広告の登録必要 ・ログイン:毎回必要 |
主要機能 | ・検索ボリュームが分かる ・競合性を調べられる ・関連キーワードの取得 ・キーワード候補の取得 ・地域・言語・検索ネットワークごとのキーワード候補の取得 ・過去の傾向データが分かる ・フィルタによるデータの絞り込みができる ・取得した情報をダウンロードできる |
使用回数制限 | なし |
キーワードプランナーを使用するには、GoogleアカウントとGoogle広告のアカウントが必要です。
【Googleアカウントを取得する手順】
Googleアカウントの作成ページにアクセス
- 必要な基本情報を入力
- 【次へ】をクリック
- 必要な情報を入力
- 【次へ】をクリック
- 電話番号を入力して【次へ】をクリック
- 送られてきた確認コードを入力して【確認】をクリック
- プライバシーポリシーと利用規約を確認して【同意する】をクリック
- Googleアカウントの作成完了
【Google広告のアカウントを取得する手順】
- キーワードプランナーにアクセス
- 【キーワードプランナーに移動】or 右上のログインをクリック
- Googleアカウントにログイン
- メールアドレスとWEBサイトのURLを入力
- 【続行】をクリック
- 「広告の主な目標」を選択して【目標を選択】をクリック
- 「ビジネスの説明」を入力して【次へ】をクリック
- ターゲットとするユーザーの所在地を指定して【次へ】をクリック
- 商品やサービスにチェックを入れて【次へ】をクリック
- 「広告を作成する」に広告の文章を入力して【次へ】をクリック
- 「広告の予算を設定する」で広告費を決めて【次へ】をクリック
- 「キャンペーン設定の確認」画面を確認して【次へ】をクリック
- 「お支払い情報の確認」に支払い情報を入力
- 利用規約に同意にチェックを入れて【送信】をクリック
- Google広告のアカウント作成完了
【ビッグキーワード・スモールキーワード・ミドルキーワードを調べる手順】
- 【新しいキーワードを見つける】をクリック
- 調べたいキーワードを入力
- 【結果を表示】をクリック
- 【月間平均検索ボリューム】をクリック
入力したキーワードに関連したキーワードが、ビッグキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワードの順に表示されます。
▼ キーワードプランナーについて、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
ビッグキーワードで検索上位表示を狙うSEO施策
ビッグキーワードに限った話ではありませんが、検索上位表示を狙う上で重要なSEO施策は以下の通りです。
- 検索エンジンが理解しやすいサイト構造を設計する
- 上位サイトを分析しユーザーニーズを把握する
- ユーザーニーズを網羅したコンテンツを作成する
- テクニカルSEOをおこなう
- 対策キーワードに関連したページを作成する
- 被リンクの獲得をおこなう
- ビッグキーワードで上位を狙うにはスモールキーワードの対策から開始する
検索エンジンが理解しやすいサイト構造を設計する
サイト構造とは、WEBサイトをどのような階層構造に設計するのかを考えるための設計図です。ユーザーの回遊率が向上し、検索順位が上がりやすくなります。
以下のような方法で、検索エンジンが理解しやすいサイト構造にすることができます。
- コンテンツをカテゴリーに分類する
- カテゴリーごとにディレクトリ構造を作成する
- 関連キーワードから設計する
- 検索ボリュームから設計する
- ユーザーの行動から設計する
- サイトマップを作成する
▼ サイト構造について、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
上位サイトを分析しユーザーニーズを把握する
ユーザーニーズとは、検索ユーザーがGoogleやYahoo!で検索するときの、知りたい情報や解決したい問題を指します。分かりやすく言えば、検索する目的です。
Googleは、より多くのユーザーニーズを満たすコンテンツを検索上位に表示する傾向にあります。
▼ ユーザーニーズは、以下のような様々な方法で探すことができます。
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
- 共起語
- 検索上位ページ
- リスティング広告
- バーティカル検索
- ユニバーサル検索
- Yahoo知恵袋・SNS
- 再検索キーワード
- Googleサーチコンソール
SEOツールを使用することで、効率良く検索上位サイトを分析することができます。
▼ 競合サイト分析では、以下の指標を確認しましょう。
- アクセス数
- 流入キーワード
- キーワード順位
- 被リンク状況
- 直帰率・滞在時間
- コンテンツの内容(文字数・利用キーワード)
- titleタグと見出しの内容
ユーザーニーズを網羅したコンテンツを作成する
ユーザーニーズを網羅したコンテンツを作成する、つまりコンテンツSEOをおこなうことで、検索上位表示を狙うことができるようになります。
コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図にマッチした優良なコンテンツを提供することで、GoogleやYahoo!といった検索エンジンからの集客を狙う施策です。
コンテンツSEOは、下記の手順で実施できます。
- ターゲット選定
- キーワード選定
- 検索意図を理解する
- ページ制作
- 分析
- リライト
▼ コンテンツSEOについて、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
テクニカルSEOをおこなう
テクニカルSEOとは、SEO対策における内部対策のひとつで、サイトの内部構造を最適化することで検索エンジンにサイトの内容を伝える、検索エンジンに向けて行われる手法です。
▼ 具体的には、以下のような施策をおこないます。
- URLの正規化
- モバイル対応
- 表示速度の改善
- 階層構造化
- タイトルや見出しにキーワードを含める
- ディスクリプション設定
- 見出しタグの最適化
- 重複コンテンツの解消
対策キーワードに関連したページを作成する
ビッグキーワードに関連したページも作成することで、ビッグキーワードに関する専門性が高いサイトだと評価され、上位表示しやすくなります。
「SEO対策」で上位表示を目指す場合、以下のようなキーワードのページが関連するページです。
- URL正規化
- 内部リンク
- 被リンク
- nofollow
- noindex
被リンクの獲得をおこなう
前述したように、PageRankはGoogle検索アルゴリズムの基準のひとつであり、ビッグキーワードで上位表示を目指すには、良質な被リンクを多数獲得する必要があります。
良質な被リンクは、以下のような方法で増やすことができます。
- コンテンツによる自然なリンクの獲得
- 主体的にリンクを獲得する
- リンク切れの対策を行う
▼ 被リンクを増やす方法について、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
ビッグキーワードで上位を狙うにはスモールキーワードの対策から開始する
ビッグキーワードで上位を狙う場合には、ミドルキーワード・スモールキーワードも意識する必要がありますが、優先して対策するのはスモールキーワードです。スモールキーワードで上位表示できていない状態でビッグキーワードを対策しても、上位表示は期待できません。
スモールキーワードの対策から開始する場合、トピッククラスターモデルを設計すると効果的です。トピッククラスターモデルとは、ページに親子関係を持たせた構造を指します。
サイト内のページをジャンル別にグルーピングすることで、トピッククラスター全体での検索上位を狙います。
トピッククラスターモデルの構造は、ひとつのピラーページを複数のクラスターページが支えるようなイメージで形成されたものです。ピラーページとクラスターページには相互にリンクを設置し、内容次第ではクラスターページ間にもリンクを設置します。
クラスターページに設置した内部リンクをたどってリンクジュースがピラーページへ送られることで、ドメインオーソリティが均一化され、相対的にピラーページの評価を高めることができます。
これは、検索ボリュームが低いキーワードや競合ページが少ないキーワードでは比較的に検索上位表示しやすい一方で、ビッグキーワードを狙ったページは、コンテンツの質やドメインランクなど、さまざまな要素が要求されるため、対策が難しいという課題を解消するために有効な手法です。
サイトを立ち上げたばかりのサイトや、ページ数が少ないサイトでもビッグキーワードを狙いやすくなるため、「弱者のための戦略」と呼ばれることがあります。
まとめ
今回は、ビッグキーワード・スモールキーワードについて解説しました。
ビッグキーワードにはトラフィック・コンバージョンの向上が期待できる、ブランディングにも活用できるといったメリットがある一方で、上位表示すること自体が難しい、上位表示できたとしてもコンバージョン率が低いといった課題があります。
ドメインが新しいサイトやサイト規模が小さいサイト、被リンクが少ないサイトの場合は、いきなりビッグキーワードを狙うより、スモールキーワードの対策から開始する方がおすすめです。
ビッグキーワードで検索上位表示を狙う場合は、このページで解説したポイントを参考にSEO施策を進めましょう。

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