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SEO対策 2025/02/05

サイトワイドリンク(ROSリンク)の意味やサイトワイドリンクによる被リンク効果とは?

サイトワイドリンクとは?のサムネイル画像です

同じWEBサイトの異なるページから複数リンクされた場合、SEO効果は高まるのか?それとも変わらないのか?気になった事がある方は多いのではないでしょうか?同一ドメイン内の全てのぺージからリンクされる事を「サイトワイドリンク」と言います。今回は「サイトワイドリンク」の意味やSEOにおける効果について解説します。

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サイトワイドリンクの意味は?

「サイトワイドリンク」とは、WEBサイト内の全てのページにリンクが貼られていることを指し、ROS(Run Of Site Link)とも言われます。

サイトワイドリンクはヘッダーやフッター、サイドバーなどWEBサイトのテンプレートに設置されたリンクで、WEBサイト内の全てのページからリンクされます。

サイトワイドリンク

上記画像は弊社のWEBサイトのため、ユーザビリティを考慮した内部リンクとして使用しているため問題ありませんが、被リンクとしてサイトワイドリンクを使用する場合は注意が必要です。

全てのページから膨大な数の被リンクが発生するため、WEBサイトの規模によっては同一のアンカーテキストでリンクが貼られることから過剰リンクと検索エンジンから判断される場合があります。

そのため、SEOの観点では、サイトワイドリンクを過度に利用して特定のページへのリンク数を人工的に増やすと、検索エンジンからスパムと見なされるリスクがあります。

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サイトワイドリンクによる被リンクをGoogleはどのように評価するのか

サイトワイドリンクがSEOにどのような効果をもたらすかと言うと、必ずしも検索順位が上がるわけでもなく、場合によっては検索エンジンから低評価を受けSEO効果が下がる可能性もあります。

Googleでは、同一のアンカーテキストで貼られたリンクの本数を1つにまとめて自動評価するケースと、大量のリンクを発見した場合や不自然な場合には、目視による手動評価をするケースがあると解説しています。

1度評価したら、例えリンクが15本あったとしても1本のリンクとしてアルゴリズムが評価する可能性がありますし、場合によってはマイナス評価になる事を示唆しています。

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被リンクとしては1本分の価値しかない

サイトワイドリンクによって、被リンクを10本獲得しようが、100本獲得しようが、その効果は1本分になります。これについてはGoogleのマットカッツ氏が2012/11/14の「How does Google consider site-wide backlinks?」というYouTubeの中で、「複数本のリンクの価値を1つにまとめて評価する」と解説しています。

つまり、Googleはサイトワイドリンクによって過剰に特定のWEBサイトを評価しないように、アルゴリズムによって評価を制御していると考えられます。

これは体感的にも同じで、経験上1つのドメインから複数本リンクを獲得するよりも、ドメインが異なるリンクを増やした方がSEO上の効果が出ることが多かったと記憶しています。

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リンクスパムに該当する可能性がある

サイトワイドリンクによる過剰な被リンクはリンクスパムと判断され、手動ぺナルティの対象になる可能性があります。

実際に、2012年頃まではSEO会社の中にもサイトワイドリンクを利用した被リンクサービスを提供している会社があり、自社で運営しているブログのプラットフォームを活用して、フッターにリンクを埋め込んでリンクを量産していました。

その結果、手動ペナルティの対象となり多くのサイトの順位を下落させています。

前述したYouTube動画の中でマット・カッツ氏は、「不自然なリンクの場合は人間による目視チェックが入ることがある。」と述べている事からも、ランキングを操作する目的でサイトワイドリンクを活用した場合は、ペナルティになる可能性が高い手法と言えます。

詳細は分かりませんが、想像するに同一ドメインから同じアンカーテキストのリンクが多い場合は、何かしらのフラグが立つようになっているのかもしれませんね。

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サイトワイドリンクによる被リンクの見つけ方

ahrefsなどのサードパーティーツールを利用することで、サイトワイドリンクを使った被リンクを簡単に見つけることができます。

手順は以下になります。

  1. ahrefsにログインしてメニューから「参照ドメイン」をクリックします。

  2. 「対象へのリンク」をクリックしてリンクが多い順に並び替えます。

    「対象へのリンク」をクリック
  3. リンク数が表示されている部分をクリックすると、URLが表示されるので目視で確認します。

フッターエリアやサイドナビからばかりリンクされている場合は、サイトワイドリンクによる被リンクになります。

このように、対象サイトへのリンク数が異常に多い場合は、サイトワイドリンクの可能性が高いため、ツールを使ってある程度の目星を付けて調査をおこなうと、比較的簡単に見つけることができます。

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まとめ

サイトワイドリンクは、同じドメイン内の全てのページからリンクをおこなうことです。一見リンク数が増えてSEO効果が高そうに思いますが、効果はGoogleのアルゴリズムによって制限され1本分の効果しか得ることができません。

また、被リンクによるSEO効果を目的に過剰に利用した場合は、不自然なリンクネットワークと判断されSEOで不利に働くケースがあります。

ただし、自サイトのユーザビリティを向上させるために、内部リンクとしてフッターに会社概要や特定商取引へのリンクを入れる場合は問題ありません。

以上、「サイトワイドリンク」の意味やSEOにおける効果についての解説でした。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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