IP分散の意味は?
検索順位を上げやすくするための施策としてSEO対策を行いますが、同一のIPアドレス(インターネット上に接続した機器に割り当てられる識別番号)を使ったサーバーからの大量の被リンクばかりが増えてしまうと、検索エンジンに不自然だと判断されて低い評価を受けるリスクが高まります。
そのため、こういった問題を回避しながらも、被リンクを効率よく集めるための手法として生まれたのが「IP分散」です。IP分散を行うことで、被リンク元のIPアドレスを分散させることができ、あたかも複数の別サーバーからの被リンクのように見せることができます。
特定のWEBサイトやページに対して被リンクを集めるためには、複数の別ドメインのブログサービスを使ってブログを作成するといったIP分散方法があります。複数の別サーバーなので、確実に異なるIPアドレスを持つサーバーから被リンクを貼ることができます。
しかし、IP分散という手法は1つのサーバーにIPアドレス違いの複数ドメイン(サーバー)を設置・管理して効率よく被リンクを増やせる反面、非常にリスクの高い手法であるということも覚えておかなければなりません。
そこで次に、SEOにおけるIP分散と注意点について解説します。
SEOにおけるIP分散と注意点
WEBサイトに同じIPアドレスから不自然に大量のリンクが貼られていると、検索エンジンからマイナスの評価を受けてしまう可能性があります。そこで、同一のIPアドレスを分散することで、貼られた被リンクを複数のサーバーからのリンクとして自然な状態に見せるために利用されています。
1つのサーバーで複数のサーバーを管理できる反面、複数IPの組み合わせの管理やそれに伴うドメインの管理をする必要があり、管理コストが増大します。また、セット販売が多く、初期投資でもコストが増大するデメリットがあります。
また、IP分散で構築したサーバーは被リンクのためだけに構築した自作自演の無価値なサイトが多く、評価の低いサーバーからの被リンクはスパム判定や手動ペナルティを受ける可能性が高くなるため注意が必要です。
手動ペナルティは、サーチコンソールの「手動による対策」より確認ができます。
SEOの観点からみた場合、異なるIPアドレスから被リンクを多く獲得したほうが検索エンジンの評価は高くなりやすいと言われています。しかし、元々低質のドメイン(サーバー)からの大量の被リンクは、かえって検索エンジンからの評価を落とすリスクがあります。
まとめ
検索結果を上げるための施策としてはIP分散したサーバーからの被リンクだけはなく、価値が高く影響力のあるサイトから多くの被リンクを受けられるような「良質なコンテンツを作成し、ユーザビリティの高いWEBサイトを構築する」ことがSEOにおける効果を高めるためには有効な施策になるといえるでしょう。
以上、「IP分散」の意味やSEOとの関係性についての解説でした。
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