コンテンツマーケティングとSEOの違いを徹底比較!7つの違いを解説

SEOとコンテンツマーケティングを同時に実施できれば高い集客効果が望めます。しかし、SEOとコンテンツマーケティングの違いを理解できておらず、混同している方も多いのではないでしょうか?本記事では、コンテンツマーケティングとSEOの違いについて7つの視点で詳細に解説します。これから取り組む方は是非最後までお読みください。

【本記事で分かること】
- コンテンツマーケティングとSEOとの違い
- コンテンツマーケティングとSEOを同時に取り組むことで得られるメリット
- コンテンツマーケティングを成功させるために意識すること
コンテンツマーケティングとSEOの違いを理解するために、まずはそれぞれどのようなものなのか解説します。
SEOとは
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で、Googleなどの検索エンジンでWebサイトの検索順位を上げる施策のことを指します。
SEOでは検索ユーザーが特定のキーワードを入力した際に、検索1位あるいは検索上位表示を狙い、より多くのアクセスやコンバージョンを獲得することが最終的な目標になります。
SEOは、主に内部対策と外部対策に分かれ、前者はサイト内部の構造やコンテンツの最適化を指し、後者は被リンクの獲得やブランドの評価向上に関わる施策を指します。
また、最近ではモバイル対応やページの表示速度、ユーザーエクスペリエンスの向上なども重要な要素とされ、SEOで取り組むべき施策の範囲は年々広がっています。
なお、日本国内においては、9割以上のユーザーがGoogleの検索エンジンを利用しています。そのため、Google検索エンジンに対して上位表示を狙う対策が一般的なSEO対策となります。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、ターゲットとなるユーザーにとって価値のある情報を提供することで関心を引き、信頼関係を築きながら最終的な購買や問い合わせといった行動につなげるマーケティング手法のことです。
主な手法としては、ブログ記事やホワイトペーパー、YouTube動画、X(旧Twitter)やTiktokなどのSNS投稿、メールマガジンなどを活用してコンテンツを発信していきます。
コンテンツマーケティングは、広告のように直接的に商品やサービスを売り込むのではなく中長期的にユーザーが求める情報を様々なコンテンツを通して届けることで、企業や商品、ブランドの認知度や好感度を高めるための戦略です。
顧客が商品を購入し、利用・継続・再購入するまでの過程の中で必要となる情報を適切な形で発信していくため、潜在層から見込客、見込客から購入、更にリピーターへ育てながら購入や問い合わせといったコンバージョンを増やすことができます。
コンテンツマーケティングとSEOの違い
コンテンツマーケティングは、様々なチャネルにコンテンツを配信し、見込顧客や潜在顧客とコミュニケーションを行うマーケティング手法です。
一方、SEOは検索エンジンを使って情報収集しているユーザーに向けてコンテンツを作成し検索結果に表示させる手法です。SEOやコンテンツSEOは、コンテンツマーケティングの中の一部の手法となります。
ここからは、より具体的にコンテンツマーケティングとSEOの違いについて、次の7つの視点から解説します。
- 目的の違い
- ターゲットの違い
- 対象コンテンツの違い
- 対策方法の違い
- 流入経路の違い
- 成果が出るまでの時間の違い
- 評価指標の違い
目的の違い
コンテンツマーケティングとSEOの最終的な目的は、自社商品やサービスの購入や問い合わせを増やすことです。しかし、それぞれの中間的な目的には大きな違いがあります。
SEOの中期的な目的は、コンバージョンにつながるキーワードや認知拡大につながるキーワードでGoogle検索の上位に表示させることです。どれだけ良いコンテンツを作成しても、検索結果で上位表示されなければユーザーの目に留まりません。そのため、SEOでは検索順位を上げ、自然検索からの流入を増やすことを主な目標とします。
一方、コンテンツマーケティングの目的は、見込み客の育成や自社のファン化にあります。
自社のサービスや商品を知らない潜在顧客に対して、「覚えてもらう」「興味を持ってもらう」ことを目的に、ユーザーが関心を持ちそうなコンテンツを作成し、継続的に発信します。
関心を引く価値の高いコンテンツを発信することで、自社商品との接触機会を増やしながら、ユーザーの購買意欲を高めていくことが狙いです。
ターゲットの違い
コンテンツマーケティングもSEOも、ターゲットは将来的に自社のお客さんになる可能性があるユーザーです。ただし、自社について認知しているユーザーを対象としているかどうかが大きく異なります。
SEOのターゲットは、検索エンジンを利用して情報収集をおこなっている見込み客です。SEOでは、キーワード検索をしているユーザーが対象になるため、まだ自社を知らないユーザーが主なターゲットになります。
また、成約の可能性がある見込み客を対象としているので効率は良いですが、検索エンジンを利用していることが前提となるため、コンテンツマーケティングよりもターゲットの幅が狭いと言えるでしょう。
一方、コンテンツマーケティングのターゲットは、成約の可能性がある見込み客すべてです。
SEOの場合は自社について知らないユーザーが主なターゲットになりますが、コンテンツマーケティングではメルマガ登録やYouTubeのチャンネル登録しているユーザーに向けてコンテンツを発信するため、既に自社を知っているユーザーも対象となります。
対象コンテンツの違い
SEOは主にテキストコンテンツが対象となり、コンテンツマーケティングではテキストだけではなく、動画や音声データなども対象となります。
Googleの検索エンジンは、テキストで記載されたコンテンツの意味や文脈を理解して評価するため、作成するコンテンツの殆どはテキストコンテンツとなります。
一方で、コンテンツマーケティングは、テキストだけではなく動画や画像・メルマガ・ホワイトペーパー・SNSなど、多様なコンテンツが対象となります。
対策方法の違い
SEOとコンテンツマーケティングでは、対策方法が大きく異なります。
Googleの検索エンジンはユーザーが入力したキーワードの意図を読み取り、最も最適な解答となるページを検索結果に表示します。そのため、SEOではユーザーの検索意図を100%満たすコンテンツを作成することが一番大事な対策方法となります。
また、コンテンツの内容やページの存在を検索エンジンに正しく認識させるために、HTMLタグの最適化など内部対策をおこないます。
一方、コンテンツマーケティングでは自社の見込客や今後見込客となるユーザーにとって価値の高い情報を、配信するチャネルの特性に合わせて分かりやすく作成することが重要な対策となります。
つまり、SEOはユーザーと検索エンジンの両方を意識した対策であるのに対し、コンテンツマーケティングではユーザーを意識した対策方法となります。
流入経路の違い
SEOとコンテンツマーケティングでは、流入経路の広さに違いがあります。SEOの場合、Google検索エンジンが対象となるため、流入経路は自然検索結果とGoogle discoverからとなります。
一方、コンテンツマーケティングではこれまで解説した通り検索エンジンだけではなく、SNSや動画プラットフォーム、メールマガジンなど多彩な流入経路があります。
検索エンジン経由の流入は長期的な資産となる一方で、Googleのアップデート等のアルゴリズムの変動に左右されるリスクもあるため、SNSやYouTubeでフォロワーを増やしながら情報発信を行うコンテンツマーケティングを併用しておくのがおすすめです。
成果が出るまでの時間の違い
コンテンツマーケティングとSEOでは、成果が出るまでの時間に大きな違いがあります。SEOの場合、新規ドメインや被リンクが少ないと検索エンジンからの評価を得るまでに時間がかかり、効果が出るまでに数ヶ月〜1年以上かかることがあります。
また、潜在層向けにコンテンツSEOを実施する場合、50〜100ページ程度のコンテンツが必要になることが多く、作成に時間とリソースがかかります。さらに、検索結果の変動や競合状況によっては、期待した成果を得るまでにより長い期間が必要になることもあります。
一方、コンテンツマーケティングでは、SNSやメルマガなど即効性のある施策を活用することで、比較的短期間で成果を出せる場合があります。ただし、YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツは制作に時間と労力がかかるため、SEOよりも準備期間が長くなるケースもあります。
このように、SEOは長期的な資産として機能する一方、コンテンツマーケティングは施策によって短期的な効果も期待できます。
評価指標の違い
コンテンツマーケティングとSEOでは、ターゲットや目的が異なるため評価指標にも違いがあります。
SEOの場合、Google検索での順位、検索結果画面上でのクリック率、ページへのアクセス数、滞在時間、直帰率など、検索結果に自社のページが表示されてからコンバージョンに至るまで、またはページから離脱するまでのユーザー行動が評価指標となります。
また、Google検索での上位表示を目指すために、ページの表示速度、被リンクドメイン数、インデックス率などの要素も重要な指標として確認します。
一方、コンテンツマーケティングでは、最終的なコンバージョン数やコンバージョン率に加えて、各チャネルごとに適した評価指標を設定します。
チャネル | 主な評価指標 |
---|---|
SNS(X, Instagram, TikTokなど) | エンゲージメント率、フォロワー数、フォロワー増加率 |
YouTube | 視聴回数、平均視聴時間、チャンネル登録数 |
メルマガ | 開封率、クリック率 |
ウェビナー | 参加者数、視聴時間、アンケート回答率 |
このように、SEOは検索エンジン上での順位と流入を重視するのに対し、コンテンツマーケティングはユーザーとの関係構築やエンゲージメントを重視する点が大きな違いです。
コンテンツマーケティングとSEOを同時に行うメリット
SEOとコンテンツマーケティングを同時に行うことで、次のようなメリットがあります。
- コンバージョン率の向上につながる
- 効率良くコンテンツを活用できる
- SEOだけでは訴求できないユーザーにアプローチできる
それぞれ解説します。
コンバージョン率の向上につながる
SEOだけでは、上位表示されたコンテンツが必ずしもコンバージョンにつながるとは限りません。しかし、コンテンツマーケティングを同時に行うことで、コンバージョンを後押しする情報を提供できるため、コンバージョン率の向上が期待できます。
例えば、特定のコラム記事の内容を深堀りしたホワイトペーパーを用意することで、資料ダウンロードやメールマガジンの登録につなげることができます。
また、SEOから流入したユーザーが会社について調べた際に、YouTubeやSNSで役立つ情報を発信していることを知ることで会社に対しての安心感や信頼感が増す可能性があります。
このように、SEOとコンテンツマーケティングを同時に行うことで、ナーチャリングやユーザー心理に沿った導線設計が可能になるため、最終的なコンバージョン率を高めることができます。
効率良くコンテンツを活用できる
SEOで作成したコンテンツをコンテンツマーケティングでも活用することで、効率よくコンテンツを活用できます。
例えば、記事内に入れた画像をSNSに投稿したり、作成した記事コンテンツの内容を元にホワイトペーパーの作成や、YouTube動画の作成を行うことで、作成したコンテンツを無駄なく活用できます。
元のコンテンツ | 再活用方法 | 活用チャネル |
---|---|---|
SEO記事 | 記事内の画像をInstagramやPinterestに投稿 | Instagram・Pinterest |
SEO記事 | 記事の要点をXやThreadsで紹介 | X(旧Twitter)・Threads |
SEO記事 | 記事の内容を基にホワイトペーパーを作成 | ホワイトペーパー・メルマガ |
ホワイトペーパー | ホワイトペーパーの内容をスライド化し、ウェビナーやセミナーで活用 | セミナー・ウェビナー・SlideShare |
YouTube動画 | 動画内容を記事化し、ブログに掲載 | SEO記事 |
このように、SEOで作成するコンテンツはコンテンツマーケティングでも再利用できます。
SEOだけでは訴求できないユーザーにアプローチできる
提供する商品やサービスが検索ニーズとマッチしている場合、SEOは効果的です。しかし、新商品や認知度の低い商品の場合は、知られていないため検索して調べようとする人はほとんどいません。
そのため、努力してコンテンツを制作してもそもそもの検索ニーズがないため集客できずに無駄に終わってしまいます。コンテンツマーケティングであれば、SNSでバズを狙ったり新商品をメルマガで案内したりできるため、検索ニーズがない商品もユーザーに訴求できます。
商品・サービスの認知度 | SEOでのリーチ方法 | コンテンツマーケティングでのリーチ方法 |
---|---|---|
検索ニーズがある商品 | ・検索エンジンで上位表示し流入を獲得 ・ユーザーが求める情報を記事で提供 | ・SNSシェアで拡散 ・動画配信 |
検索ニーズがない商品 | ・検索ニーズが低いため効果が限定的 | ・SNSでバズを狙う ・メルマガで直接アプローチ ・動画やインフルエンサー活用で認知拡大 |
見込み客が情報を得るために取る行動は、検索だけではありません。SEOとコンテンツマーケティングを同時に行うことで、幅広いユーザーにアプローチできます。
コンテンツマーケティングを成功させるポイント
コンテンツマーケティングを成功させるには、ユーザーの思考に合わせて適切なコンテンツを提供することが大切です。
そのためには、カスタマージャーニーマップを作成し、各フェーズで必要な情報を整理します。カスタマージャーニーマップとは、ユーザーが課題を認識してから最終的に意思決定を行うまでのプロセスを視覚的に示したものです。
一般的に、以下のフェーズに分かれます。
- 認知フェーズ
- 検討フェーズ
- 意思決定フェーズ
- 継続・ロイヤルティフェーズ
各フェーズにおいて、ユーザーが求める情報を提供できるように、以下のように整理していきます。
フェーズ | ユーザーの行動・心理 | 必要なコンテンツ例 |
---|---|---|
認知フェーズ | 自分の課題やニーズに気付く | ブログ記事・SNS投稿・動画コンテンツ |
検討フェーズ | 解決策を比較・検討する | ホワイトペーパー・製品紹介ページ |
意思決定フェーズ | 購入や申し込みを決定する | 口コミ・実績(事例)・FAQ |
継続・ロイヤルティフェーズ | 商品・サービスを継続的に利用する | メルマガ・会員限定コンテンツ |
このように、ユーザーが意思決定するまでのフェーズごとに必要なコンテンツを整理しておくことで、どこを強化すれば良いのか把握できます。
例えば、ブログ記事を大量に作ったことでアクセス数が増えてもコンバージョンしない場合は、ホワイトペーパーや事例を作成し、認知フェーズから検討フェーズ、意思決定フェーズへ顧客を育成していく必要があります。
仮に、予算の関係上ホワイトペーパーや動画などが用意できず、SEOを中心に進める場合は以下のようなコンテンツを用意することでカスタマージャーニーに対応できます。
例えば、MEOサービスを販売することを想定してフェーズごとにキーワードを当てはめると以下のようになります。
フェーズ | ユーザーの行動・心理 | キーワード例 |
---|---|---|
認知フェーズ | 自分の課題やニーズに気付く | 「MEOとは」「GoogleMap 順位」 「美容院 集客方法」 |
検討フェーズ | 解決策を比較・検討する | 「MEO会社」「MEO代行」 |
意思決定フェーズ | 購入や申し込みを決定する | 「会社名 評判」「会社名 実績」 |
このように、コンテンツマーケティングで重要なカスタマージャーニーを意識してSEOに取り組むことで、予算が少ない中でもコンバージョンを獲得できる可能性があります。
まとめ
SEOとコンテンツマーケティングは、それぞれ異なる強みを持っています。両者を組み合わせることで、検索エンジンとSNSなどの多様なチャネルを活用し、より効果的なマーケティング戦略を実現できます。
なお、コンテンツマーケティングの一環として記事ページを作成し、情報発信をしたい方は是非下記のページを参考にしてみてください。
なお、社内で取り組むリソースがない場合や、ノウハウがなくて中々取り組めない方は気軽に弊社までご相談くださいませ。

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