ネガティブサジェスト汚染(虫眼鏡)を削除する方法│Yahoo!・Google版
インターネットやスマートフォンの普及による弊害も多く見られるようになりました。その一つが、今回紹介する「ネガティブサジェストによる風評被害」です。本記事では、Google・Yahoo!・bingのサジェスト機能の基本的な知識や、ネガティブサジェスト(サジェスト汚染)の発生理由、削除する方法について詳しく解説します。
サジェスト機能とは?
サジェスト機能とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索窓に、検索キーワードを入力したとき、あるいは入力している最中に、検索したキーワードと関連のある語句や、一緒に検索される確率が高いと予測された複合キーワードを自動的に表示する機能です。
関連の深い語句が自動表示される入力補助は、ユーザビリティの向上に役に立つほか、SEOを進めるにあたって重要なキーワード選定がしやすくなるなど、WEBサイト運営者にとっても便利な機能です。
サジェスト機能のことを、Yahoo!は、
- 「虫眼鏡検索」
- 「入力補助機能」
Googleは、
- 「Googleサジェスト」
- 「Googleオートコンプリート機能」
と呼び、それぞれ表示方法が異なります。
Yahoo!・Google・bingのサジェスト機能の違いとは?
Yahoo!・Google・bingそれぞれサジェスト機能がありますが、呼び方や表示の仕組みはそれぞれ異なります。
ネガティブサジェストを削除する前に、検索エンジンごとのサジェスト機能の特徴や呼び方を覚えておきましょう。
Googleのサジェスト表示方法
Googleサジェストは、Googleの検索窓にキーワードを入れたときに、入力したキーワードを予測して検索候補を一覧で表示する機能です。
現在はGoogleサジェストではなく、Googleオートコンプリートと呼ばれます。
例えば、「ダイビング」とGoogleの検索窓に入力すると、以下のサジェストが表示されます。
検索結果のように入力が終わってなくても、ユーザーが検索しようとするキーワードを予測して表示させます。
▼ サジェストに表示されるキーワードには表示する仕組みが複数あります。
- 検索ボリュームの多いキーワード
- 過去に検索したキーワード
- 現在地に関連したキーワード
- 多くの人に検索されているキーワード
- 検索キーワードでインデックスされているサイトの数
- 人気、話題性あるキーワード
このようにユーザーの検索しようと思っているキーワードを予測して表示されるので、利便性が良くなります。
Yahoo!のサジェスト表示方法
Yahoo!のサジェスト表示は、「虫眼鏡検索」「入力補助機能」の2つあります。
それぞれご紹介します。
虫眼鏡検索
Yahoo!の検索窓で、キーワードを入力して検索結果を見ると、下層部分に虫眼鏡マークが付いた関連検索ワードが表示されます。
例えば、Yahoo!で「ダイビング」と検索すると以下の要に表示されます。
入力補助機能
こちらは検索窓でキーワード検索すると、入力画面にユーザーが検索しようとするキーワードを予測して表示させます。
ヤフーサジェストや虫眼鏡、入力補助機能の仕組みは、グーグルよりもシンプルな仕様になっています。
▼ Yahoo!の虫眼鏡検索や入力補助機能は、以下のような要因をもとにサジェストワードを表示しています。
- 検索クエリが一定数ある
- 多くの検索ユーザーが検索している
Yahoo!は、多くの検索ユーザーがそのサジェストワードで検索していることを重要な要因としてサジェストワードを表示しています。そのときに話題になっているキーワードや、テレビやインターネット上でトレンドになっているキーワードが表示されやすいです。
検索地点によるサジェスト表示の違いはなく、全国どこで検索しても同じサジェストが表示されるところがGoogleとは異なります。
bingのサジェスト表示方法
Microsoft社が提供している検索エンジンがbingです。もちろんbingにもサジェスト機能があり、検索窓にキーワードを入れると、ユーザーの検索意図や、よく一緒に検索されるキーワードを予測して検索候補を表示します。
Bingもサジェスト表示に関するロジックを公開していませんが、Google・Yahoo!同様に、よく一緒に検索されるキーワードをサジェストとして表示していると考えられます。
Googleと表示のされ方は似てますが、表示される検索候補は微妙に異なります。サジェストは便利な機能ですが、場合によっては悪質なサジェストキーワードが表示されますので、マイナスに働いてしまうケースもございます。
次章からは、ネガティブサジェストについてや削除方法などについて説明します。
ネガティブサジェスト(サジェスト汚染)とは?
ネガティブサジェスト(サジェスト汚染)とは検索エンジンで検索窓にキーワードをいれたときに、検索候補にネガティブな単語が表示されてしまうことです。
例えば、飲食店の店舗名を入れたときに【店舗名〇〇 まずい】【店舗名〇〇 接客悪い】などが表示されるケースがあります。ユーザーが口コミ等で店舗のことを知り、来店目的で検索してこのようなネガティブなサジェストが表示されたら事実がどうあれ来店に至らなくなるかもしれません。
飲食店だけには限らず、企業について調べたときも【企業名〇〇 悪質】【企業名〇〇 ブラック】など検索候補に出てしまったら、マイナスイメージになります。
ネガティブサジェストが厄介な点としては、事実でないことでも検索候補に出てしまうことです。
では、なぜこのようなサジェストが出てしまうのでしょうか?
そもそもなぜネガティブサジェストが出てくるのか?
ネガティブサジェストが出てくる仕組みは、サジェストが表示される仕組みが原因になります。
基本的にサジェストで出やすいキーワードは、そのキーワードと一緒によく検索されているかどうかで決まります。
例えば、【店舗名〇〇 まずい】などで多く検索をされていれば、検索エンジンも本当にその店がまずくなくても、ユーザーの利便性を考慮して検索候補の一覧に含めてしまいます。
ポジティブな内容よりもネガティブなキーワードのほうがユーザーが興味を示すので、ネガティブサジェストのほうが優先的に表示されてしまうことが多いです。
基本的にはサジェストに関しては現在では操作ができないので、自然にネガティブサジェストが発生します。ただし、人為的な方法で表示させる悪質は、以下のような方法もございますのでご紹介します。
自然に発生するネガティブサジェスト
サジェスト汚染が自然発生する原因として考えられるのは、多くのユーザーが「〇〇〇+ネガティブワード」で検索することが原因です。
SNSや口コミ等で風評情報を知ったユーザーが、興味本位で「〇〇〇+ネガティブワード」で検索することで、検索エンジンがよく検索されているキーワード(ニーズ)があると判断するからです。
これは意図的にどうこうできるものではなく、検索エンジンの特性で突発的に起きてしまうものです。
ネガティブサジェストに関しては、個人、法人に限らずユーザーがネガティブな情報を書き込みたくなるような運営や振る舞いをしていれば、意図しないところで発生する可能性があるので気を付ける必要があります。
人為的なネガティブサジェスト
ネガティブサジェストは自然に発生するだけでなく、人為的に発生させることもできます。その方法としては、検索エンジンの特性を利用することです。
自サイトへの誘導や、知名度の向上を目的にYahoo!のサジェスト機能(虫眼鏡検索)に表示されるサジェストワードや、関連検索ワードを意図的に操作する虫眼鏡SEOという手法がありました。
現在は、このような虫眼鏡SEOは、Yahoo!からスパム行為であると明確に禁止され、行った場合は厳しい措置が取られますが、この手法を、「競合他社や貶めたい商品などの評判を落とすことを目的」にネガティブなキーワードをサジェストに表示させる手法が人為的なネガティブサジェストです。
例えば、競合としている飲食店が近くにある場合に、そのお店の評判を落とすために根拠がないネガティブなキーワード「店舗名〇〇+ネガティブワード」で検索したり、SNSなどを使ってコンテンツを発信したりします。
ただ、個人的に検索するだけではネガティブサジェストがすぐ候補にでてきませんが、悪質なのはSNSを使ったやり方です。ネガティブな内容がSNSで拡散されれば、それを見た人は興味本位でそのキーワードで検索します。
それがネガティブワードで、たくさんの人が検索すれば、検索エンジンがニーズがあるキーワードと判断してサジェストに表示させるようになります。これが人為的なサジェスト汚染です。
ネガティブサジェストはどのような影響があるか?
ネガティブサジェスト(サジェスト汚染)が原因で、検索結果に、「社名+ネガティブワード」「商品名+ネガティブワード」などと表示されると、それを見た企業やユーザーに対して非常に悪い影響を与えてしまいます。
Yahoo!の虫眼鏡検索の場合、そのときに話題になっているキーワードや多くのユーザーから検索されているキーワードがサジェストに表示されることから、Googleに比べてよりサジェスト汚染がされやすい体質になっています。
そのため、万が一ネガティブサジェストにより自社サイトが関連付けられていた場合は、早い段階でネガティブサジェスト(虫眼鏡)対策に取り組み、風評被害を最小限に留める必要があります。
ここではネガティブサジェストにより、どのようなマイナス効果が想定されるかについてご説明します。
企業やサービスのイメージダウン
何か特定の会社やサービスについて評判や口コミを調べたときに、ネガティブサジェストが出てくれば、ユーザーは内容を確認して事実とは関係なくても信用してしまう可能性があります。
例えば、サプリについて検索したときに「サプリ名〇〇+効かない」「サプリ名〇〇+詐欺」などが検索候補に表示されたら、試したことないユーザーでも不安になってしまいます。
さらにそのサプリを販売している企業も、「〇〇会社サプリ名+効かない」「〇〇会社サプリ名+詐欺」などのネガティブなサジェストが想定されるので、企業としてのイメージダウンにも繋がります。1つでもネガティブサジェストが出ると、企業やサービスは大ダメージを受けることになります。
企業の売り上げへの影響
ネガティブサジェストが表示されることで売り上げ低下にも直結します。購買目的で特定の商品名を検索した際に、例えば「サプリ名〇〇+効かない」「サプリ名〇〇+詐欺」などが表示されたら、購買意欲がなくなる可能性が高いです。
この時点で本来なら売れていた商品が売れなくなってしまうので、売り上げに影響が出ます。
さらに、ネガティブサジェストが表示される商品を扱っている企業と取引をしようと思うでしょうか?
その企業の事を知らなくても、ネガティブサジェストが表示されることで事実とは関係なく取引は辞めておこうと判断されてしまう可能性も高いです。このような要因でネガティブサジェストによる売り上げ低下が考えられます。
社員や求職者への影響
自ら情報を取得する現在では、求職者は興味を持った企業があれば、口コミや評判をほとんどの人が調べます。その時に企業のネガティブサジェストがあれば、応募することを躊躇してしまう可能性があります。
例えば、「会社名〇〇+ブラック」「会社名〇〇+やばい」「会社名+残業」などがその企業を調べたときに検索候補に表示されたら、その企業について調べてる人であればマイナスなイメージしか持たないでしょう。
新規採用をしている企業からしたら、ネガティブサジェストが出ることで採用に大きな影響が出ます。また、実際に働いている社員も自社のことを調べたときに、ネガティブサジェストが表示されれば、「この会社大丈夫なのか?」など不安になる人がほとんどだと思います。
ネガティブサジェストは、このように採用や社員にも悪影響を与えてしまいます。
個人への影響
ネガティブサジェストは企業に限った話ではなく、個人に対しても表示されることがあります。
個人名に関しては、プライベートに関する内容が表示されることが多く、容姿に関する内容・過去の経歴・事実無根の噂など、当人からすると心理的なダメージが多い内容のサジェストが表示されるケースを散見します。
具体的には、
【容姿に関するサジェスト】
「個人名+整形」「個人名+ぶさいく」「個人名+豊胸」「個人名+太った」
【過去の経歴に関するサジェスト】
「個人名+破産」「個人名+脱税」「個人名+犯罪」「個人名+逮捕」「個人名+詐欺」
【噂に関するサジェスト】
「個人名+離婚」「個人名+死亡」「個人名+マルチ」
などが該当します。
このようなサジェストが発生すると、人生において重要な就職や結婚などに大きな影響を及ぼすため、早急な対応が必要となります。
ネガティブサジェスト(虫眼鏡)を削除する方法
ネガティブサジェストは表示されるだけで、デメリットしかありません。
ただちに対処しないと様々な影響が起きてしまうので、いち早く削除する必要があります。
ネガティブサジェストや、虫眼鏡をを確実に消すことは難しいですが、正しい手順で申請すれば消える可能性があります。Google、Yahoo!それぞれのネガティブサジェストの削除申請について説明します。
Googleのネガティブサジェスト対策方法
Googleサジェストに表示されるネガティブサジェストを削除したい場合は、2つの申請方法があります。
それぞれご紹介します。
申請方法①:【法的な理由でコンテンツを報告する】から削除申請をする
【参考ページ】:法的な理由でコンテンツを報告する
STEP1. リクエスト作成をクリック
STEP2. 一番上の「Google検索」を選択
STEP3. 「その他の検索機能」を選択
STEP4. 「オートコンプリートまたは関連検索キーワード」を選択
STEP5. コンテンツを報告する法律上の理由 国 / 地域固有の法律に関連するもの(裁判所が違法と判断したコンテンツなど)を選択
【コンテンツを報告する理由を選択してください】の項目で、
その他: 「上記以外の法的な理由でコンテンツを報告する(反テロリズムまたはヘイトスピーチに関する現地の法律に違反しているコンテンツなど)」を選択する。
その後、【リクエストを作成】をクリック
STEP6. 必要事項を入力*印のついた以下の必要事項を入力します。
- 居住国
- 氏名
- 連絡先
- メールアドレス
- コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード
- 検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード
- 権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国
- ご自身の国で適用される法律に従いその検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください
STEP7. 同意内容にチェックを入れ送信をクリック
「この内容に同意する場合は、チェックボックスをオンにしてください」の横のチェックボックスを選択し、署名をして「送信」ボタンをクリックします。
※ Googleに削除依頼申請をしてから、削除対応や何らかの返答が届くまでは1~2ヶ月程度かかると言われています。Googleの判断によっては返答が届いたあとに担当者とやり取りを繰り返すことがあるため、その場合はさらに時間がかかることもあります。
削除申請方法②:Google検索窓からサジェスト削除申請をする
STEP1. Googleの検索窓にネガティブなサジェストが表示されるキーワードを入れる
例えば、「水素水」と入力します。
STEP2. サジェスト一覧が表示され、不適切な検索候補の報告をクリックする
※ サジェスト一覧の右下に表示されます。
このとき、Googleにログインした状態でアクセスします。
STEP3. 削除したいサジェストと理由を選択する
不適切な検索候補の報告をクリックすると、削除したいサジェストと削除理由をチェックするポップアップが表示されます。
STEP4. 削除したいサジェストとその不適切な理由をチェックして送信
送信して申請が通れば1~2ヶ月で削除したいサジェストが消えます。
ただし、必ずしも申請したからといって消えるものではないことを念頭に置きましょう。
Yahoo!のネガティブサジェスト対策方法
Yahoo!の虫眼鏡検索に表示されるネガティブサジェストを削除したい場合は、以下の方法でYahoo!にサジェストの削除依頼をします。
STEP1. Yahoo!検索 – 関連検索ワードに関する情報提供フォームにアクセス
STEP2. 「お問い合わせ」をクリック
STEP3. 再度「お問い合わせ」をクリック
STEP4. Yahoo! JAPAN IDでログインします。
※ お問い合わせを送るには、ログインしてYahoo!のIDの連携に同意する必要があります。
Yahoo!のアカウントを持っていない場合は、申請前にアカウント取得をする必要があります。
その後、「同意してはじめる」をクリック
STEP5. 関連検索ワードの情報削除を選択
STEP6. 必要事項を入力して「次へ」をクリック
▼ 画面に表示されている以下の必要事項をすべて入力します。
- 検索結果ページのURL:キーワード検索したときのURL
- 関連検索ワード:削除したいキーワード
必要事項をすべて入力したら「次へ」をクリックします。
STEP7. 内容確認して「送信」をクリック
削除の依頼内容を確認して、間違いがなければ「送信」をクリックして削除依頼は完了です。
※ Yahoo!にネガティブサジェストの削除依頼を申請してから、その内容が削除対象であるとYahoo!に判断されれば、依頼したキーワードが虫眼鏡検索から削除されます。
削除依頼を申請してから、早いときで1日〜10日前後、長ければ1ヶ月程度かかるケースもあるようです。仮にそれ以上経っても削除されない場合は、もう一度詳細な理由を記入して再申請します。
それでも削除されない場合は、削除が困難な可能性が高いため他の方法を考える必要があります。
その他、対策方法
Google、Yahoo!から自身で行う削除申請方法についてご説明しましたが、必ず申請が通るわけではありません。サジェストの削除申請が通らないときは、別の対処方法を考えなければいけません。
その方法についてご説明します。
弁護士に依頼
違法性が高い場合は弁護士に依頼する方法があります。ただし、弁護士といってもそれぞれ得意分野があるので、ネットトラブル専門の弁護士に依頼する必要があります。
弁護士へ相談すれば、法律に基づいて調査してくれるので、違法性の主張をまとめた申請依頼書を作成することが可能です。場合によって訴えることも考えている場合は弁護士に依頼することをお勧めします。
ただし、費用がそれなりにかかります。
専門業者に依頼
違法性や事件性がない場合は、サジェスト削除(風評被害対策)を行う専門業者に依頼する方法があります。専門業者に依頼するメリットは、費用が安い点と専門的なノウハウを持っているので、削除含めて再表示されないようにするためのアドバイス等をもらえる点です。
サジェスト削除のやり方は、検索エンジンの特性を利用することで他のサジェストを表示させてネガティブサジェストを押し出すというやり方です。
もちろんサジェストに表示されるスピードやキーワードは私たちには全く分からないため、専門業者に依頼したからといって確実に出てこなくなるわけではないので注意が必要です。
ネガティブな情報の作成者に直接連絡
ネガティブな情報が書かれた記事や、SNS匿名掲示板などがあることで、ネガティブサジェストが発生する可能性が考えられます。再発防止のためにもネガティブ記事等を削除する必要があるので、問題のネガティブ情報が書かれている運営者へ直接問い合わせて交渉します。
悪質な人もいますが悪気ない人もいるので、場合によっては削除してくれる人もいます。対応してくれない悪質な人であれば、弁護士に相談しましょう。
運営者とのコンタクト方法は、SNSなどであれば直接メッセージをします。WEBサイトであれば、サイトに記載があるメールアドレスやお問い合わせフォームから申請しましょう。
ネガティブサジェスト(サジェスト汚染)についてよくある質問
ネガティブサジェストについてよくある質問をまとめました。
ネガティブサジェストの削除日数はどのくらいかかりますか?
Googleの場合、削除申請をして申請が通れば1〜2ヶ月ほどです。
Yahoo!の場合は、削除申請をして申請が通れば早いときで1日~10日、長ければ1ヶ月ほどです。
ネガティブサジェストの削除成功率はどのくらいですか?
正確な数値は分かりません。
ネガティブサジェストの内容や違法性が強ければ確率はあがりますが、まずは削除申請してみることをお勧めします。難しかった場合は、弁護士や専門業者に相談しましょう。
削除されたネガティブサジェストはまた出てくる可能性はありますか?
可能性はあります。
「ブラック」「評判」「まずい」などといった検索されやすいワードは、再表示される可能性が高いです。ただし、事件性が高いものや一時的に話題になったものは再表示される可能性は低いです。
まとめ
今回は、ネガティブサジェスト(サジェスト汚染)について解説しました。サジェスト機能自体は、ユーザビリティの向上やSEOにおけるキーワード選定に役立つなど、非常に便利な機能です。
しかし、中にはこのサジェスト機能を悪用して、競合企業や貶めたい商品などの評判を落とすことを目的に、ネガティブなキーワードを意図的にサジェストに表示させるサジェスト汚染が原因の風評被害が発生しています。
検索結果に事実とは異なるネガティブなサジェストが出てくると、企業のイメージダウンにつながりかねません。
そのため、どのキーワードでどのようなサジェストワードが表示されるのかを定期的にチェックすることはもちろん、仮にこのようなネガティブサジェストを発見した場合は、早急に削除依頼申請をして風評被害を最小限に食い止めることが大切です。
以上、Yahoo!・Googleのサジェスト機能の基本的な知識や、ネガティブサジェスト(サジェスト汚染)を削除する方法についての解説でした。
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