ローカル検索とは？順位が決まる仕組みと順位計測方法を解説

【ローカル検索早見表】

ローカル検索とは、ユーザーが検索する場所や地域によって異なる検索結果が表示される仕組みのことです。

Googleの検索エンジンは、ユーザーの知りたい情報をより正確に届けるため、場所に関連するキーワードで検索するとユーザーの位置情報を元に検索結果を地域に適した形で表示します。

そのため、東京と大阪で同じキーワードを検索しても結果は異なります。また、キーワードによってはより細かな市単位・街単位で移動しても検索順位は変動します。

実際に、東京都の渋谷区と神奈川県の横浜市で「カフェ」と検索すると、以下画像のように検索結果が異なります。

Googleはローカル検索の仕組みを実現させるために、ユーザーの位置情報を元に最適な検索結果を表示する「ヴェニスアップデート」や、人によって呼び方が異なる地名でも最適な検索結果を表示する「ピジョン・アップデート」をおこない、ローカル検索の精度を高めてきました。

この仕組みはオーガニック検索結果だけではなく、Googleマップ内の検索結果にも適応されているため、SEOだけではなくMEOをおこなう上でも覚えておくべき仕組みです。

ローカル検索をおこなった場合は、ユーザーの位置情報に合わせた検索結果が表示されるだけでなく、Googleマップの上位３位以内のビジネスを表示させる、「ローカルパック」が検索結果画面に表示されます。

ローカルパックには、店舗の住所や電話番号・営業時間などが表示されユーザーが近くのお店を選んだり、来店するのに必要な情報が掲載されます。

ローカルパックに自社のビジネス情報を表示させるためには、Googleビジネスプロフィールの登録が必要になります。ローカル検索で集客をおこなう上では重要な施策となるため、必ず登録しておきましょう。

ローカルパックについては、別の記事で詳しく解説しています。

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ローカル検索の順位を決める要素として、Googleは「関連性」「距離」「知名度」の3つを掲げています。

Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプページ「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」を参考に、それぞれの項目について解説します。

ローカル検索では、ユーザーが検索したキーワードと店舗の関連性が重要視されます。

Googleビジネスプロフィールで設定したカテゴリや、キーワードに関するサービスや商品を提供しているかどうか、WEBサイトのtitleタグやhタグ、メインコンテンツ内にキーワードに関するテキストが入っているかどうかによって関連性の有無が評価されます。

関連性とは、検索語句とローカル ビジネス プロフィールが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。

Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法

ローカル検索では、ユーザーが検索している地点からお店がある場所までの距離や、キーワードに含まれる地域名とお店がある場所との距離が考慮されます。

例えば、「東京駅　寿司」とユーザーが検索した場合、東京駅に近い店舗が上位に表示される可能性が高くなります。検索キーワードに地名を入れずに「寿司」と検索した場合は、ユーザーの位置情報から近い場所にあるお寿司屋さんが検索結果に表示されます。

距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。

Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法

ローカル検索では、オンライン・オフライン問わずビジネスが一般的にどのくらい知られているのかも重要視されます。知名度が有る無しの判断基準の1つとして、指名検索の数が上げられます。店舗名や会社名で多く指名検索される場合は、知名度が高いと検索エンジンから判断されます。

また、指名検索以外にもWEBサイトが獲得している被リンクの量や、Googleビジネスプロフィールに投稿された口コミの数なども知名度に影響する可能性があります。知名度での評価を高めるには、オンライン・オフライン両方を含めた幅広い施策が必要になります。

ビジネスについてのウェブ上の情報（リンク、記事、店舗一覧など）も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化（SEO）の手法も適用できます。

Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法

ローカル検索の順位を調べる方法は、大きく2つの方法があります。

1. 無料順位チェックツールを使う
2. Googleの広告プレビューを使う

どちらも無料で利用することができるため、調べたい内容によって使い分けてみてください。

それぞれの利用方法を、手順付きで解説します。

ローカル検索の順位を調べる方法の一つ目は、無料の順位ツールを利用することです。

弊社が提供している無料順位ツールを使う事で位置情報を市区町村単位で指定して、Googleマップ内の検索順位を調べられます。

▼ やり方は以下になります。

1. MEO検索順位チェックツールにアクセスする。
2. 調べたい都道府県もしくは市または区を入力します。
   
   
   
3. Googleビジネスプロフィールのビジネス名を入力します。
   
   
   
4. キーワードを入力して「順位測定する」をクリックするとGoogleマップ内の20位まで検索順位を取得できます。
   

Googleマップ内の検索順位しか調べられませんが、誰でも無料で簡単に利用ができます。自然検索結果も取得したい場合は、次に紹介する「Googleの広告プレビュー」を使う方法をおこないます。

Googleの広告プレビューを利用することで、位置情報を指定した自然検索結果を確認できます。

▼ やり方は以下になります。

1. GoogleアカウントでGoogle広告の管理画面にログインします。
2. 左メニューの「ツール」→「トラブルシューティング」→「広告プレビューと診断」の順に選択します。
   
   
   
3. 「住所」を入力して、言語を日本語に選択します。
   
   
   
4. キーワードを入力して完了です。
   

画面下に、位置情報が指定された検索結果がプレビューとして表示されます。

この方法で、ローカル検索をおこなった際に表示されるローカルパックや自然検索結果を確認できます。

ローカル検索についてまとめます。

• ローカル検索とは、ユーザーの位置情報を元に検索結果が変化する仕組みのこと
• ローカル検索は、自然検索結果にローカルパックが表示される
• ローカル検索は、「関連性」「距離」「知名度」で検索順位が決まる

ローカル検索を使いこなして、ぜひ地域キーワードでのSEOやMEOの施策にお役立てください。