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SEO対策 2024/12/26

リンクポピュラリティとは?被リンクを評価する概念について解説

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「リンクポピュラリティ」とは、他のWEBサイトから特定のページへ向けられたリンクの数と質を総合的に評価し、そのページの信頼性や権威性、重要性を示す指標です。今回はWEBマーケティングやSEOでよく用いられる用語の中から、「リンクポピュラリティ」の意味やSEOとの関係性、リンクの質について解説します。

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リンクポピュラリティの意味は?

「リンクポピュラリティ」とは、WEBページに向けて貼られたリンクの質と量を判断し、そのWEBページの重要度や人気度を評価する考え方のことを指します。

リンクポピュラリティは、単に外部からのリンクの数を数えるだけではなく、それらのリンクがどれほど質的に優れているかが考慮されます。

例えば、二つの健康関連のWEBサイトAとBがあるとしましょう。両者ともに質の高いコンテンツを提供しており、ユーザーにとって有益な情報を発信しています。しかし、WEBサイトAは多くの権威ある医療機関や専門家からリンクを受けている一方で、WEBサイトBは限られた数の一般的なブログからのみリンクを得ています。

この場合、検索エンジンはWEBサイトAをより信頼性が高く、ユーザにとって人気の情報源と判断します。このように、コンテンツの品質や関連性だけではなく、リンクによってページを評価する考え方がリンクポピュラリティです。

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リンクポピュラリティとSEOの関係性

検索エンジンの検索結果を決定するためのランキング要因に、リンクポピュラリティが実装された代表的な例が、GoogleのPageRankアルゴリズムです。

初期のPageRankアルゴリズム「ランダムサーファーモデル」では、主に被リンクの数とそのリンク元の質に基づいていました。ユーザーがランダムにウェブをサーフィンする際に、特定のページに到達する確率としてPageRankが計算され、多くのリンクを集めているページからリンクされているページは評価される仕組みでした。

しかし、Googleのアップデートによりリンクポピュラリティの評価方法も進化しています。現代のSEOでは、単にリンクの数を増やすだけではなく、リンクの質や関連性、さらにはリンクの位置、シードサイトからの距離なども重要視されるようになっています。

リンクポピュラリティを概念をアルゴリズムにしたPageRankがどのような仕組みなのかを理解することで、SEOで活用できます。

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リンクポピュラリティにおける被リンクの数と質

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WEBページを評価する被リンクの「数」とは?

WEBページを評価する際の被リンクの「数」とは、その特定のページに向けて外部の他のWEBサイトから張られたリンクの総数を指します。

被リンクの数が多いということは、多くの他のサイトがそのページを参照し、価値があると認めている証拠と解釈されます。被リンク数が多ければ、「情報の質が高い」または「提供されているコンテンツが有益である」というシグナルとして検索エンジンに伝わり、その結果として検索順位の向上につながる可能性が高まります。

ただし、注意点として、リンクポピュラリティでは、純粋なリンク数ではなく、リンクのドメイン数が考慮されます。そのため、1つのドメインから100リンクされるよりも、100ドメインから1つずつリンクされる方が、同じリンク数100でも後者の方が評価が高くなります。

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WEBページを評価する被リンクの「質」とは?

リンクポピュラリティがSEOに大きく関係する2点目は、「リンクの質」に関することです。

以前は、他のWEBページからリンクを貼られた数、すなわち被リンクの数量が多いほどユーザーからの支持率が高いと評価を得られていた時期もありましたが、現在はただ単に外部リンクの数だけでなく、外部リンクの「質」を検索エンジンが判断して評価を決定するようなアルゴリズムになっています。

検索エンジンから評価されやすい質の高いリンクは、「信頼度の高いWEBページからリンクを貼られている」「関連性の高いWEBページからリンクを獲得している」と言い換えられます。

外部リンクの数が少なくても、ユーザーに有益な情報を提供している価値のあるWEBページからリンクを集めていれば、検索エンジンから評価されやすいWEBサイトを作ることができます。

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リンクポピュラリティの数と質を意識した被リンク戦略で注意したいこと

リンクポピュラリティの数と質を意識した被リンク獲得戦略は、SEOをおこなう場合に欠かせない施策となりますが、スパム行為によって獲得した被リンクはリンクスパムに該当し、Googleから高い評価を得られなくなるので注意しておこなうようにしましょう。

また、同じWEBページでも「httpとhttpsという2つのURLがある場合は、Googleの検索エンジンはそれぞれを別で認識」するようになります。このままの状態だと、これまで獲得したリンクポピュラリティまで分散されてしまうため、内部対策SEOの一環として「被リンクの分散を防ぐ」ようにしましょう。

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リンクポピュラリティだけで検索順位が決定されるわけではない

Googleの検索アルゴリズムは200以上あると言われ、様々なシグナルを元に検索順位を決定しています。そのため、リンクポピュラリティだけを意識してSEOをおこなうだけでは自社サイトを上位に表示させることはできません。

特に、現在はAIの進化によって、検索エンジンが検索クエリから検索者の意図や背景を読み取る能力が大幅に向上しているため、検索クエリと関連性が高く高品質なコンテンツの作成が重要になっています。

また、最近では漏洩したGoogleのドキュメントAPIによって、ユーザーのクリックデータなどユーザ行動を利用してページを評価するアルゴリズムNavboostの存在なども明らかになっています。

そのため、SEOで成果を出すためにはリンクポピュラリティだけではなく、検索するユーザーにとって使い勝手が良く価値が高いページを作成する事を意識する必要があります。

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まとめ

リンクポピュラリティでは、リンクの質と数を分析してWEBページの評価をおこないます。質の高い外部リンクを獲得することが評価を決める一つの要素となるSEOの観点から見ても、リンクポピュラリティを最適化することは非常に効果的な対策となります。

より質の高いリンクを獲得してWEBサイトの評価を高めるためにも、リンクポピュラリティの考え方を意識しながらリンク獲得することが大切です。

以上、「リンクポピュラリティ」の意味やSEOとの関係性、WEBページを評価するリンクの質についての解説でした。なお、社内でリンクポピュラリティを意識したSEO施策をおこなうリソースや、ノウハウがない場合はホワイトリンクまで気軽にお問合せください。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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