HTMLの改善についてわかりやすく解説:旧サーチコンソール基礎編

WEBサイトを改善させるために使うツール、それが「Googleサーチコンソール」です。 Googleサーチコンソールには、WEBサイト運営に関わる様々な情報を確認することができますが、その中から今回は「HTMLの改善」という項目について、使い方やエラーの改善方法などを詳しく解説します。
GoogleサーチコンソールのHTMLの改善とは?
Googleサーチコンソールの機能の一つに「HTMLの改善」という項目がありますが、これはWEBサイト上の「タイトルタグ」や「メタディスクリプション」に関する問題点を確認することができます。
HTMLの改善から分かること
GoogleサーチコンソールのHTMLの改善をチェックすると、WEBサイトのタイトルやメタデータが長すぎたり、短すぎたり、重複していたりといったエラーを確認できます。
タイトルタグは検索結果に表示されるだけでなく、検索順位に影響する重要な要素です。また、メタディスクリプションに記載した内容は検索結果に表示される可能性が高いので、定期的にHTMLの改善の項目を確認して、エラーが生じている部分を把握して改善に努めることが大切です。
HTMLの改善の使い方
HTMLの改善を使ってタイトルタグやメタディスクリプションに発生しているエラーを確認する方法は、以下のとおりです。
- 1Googleサーチコンソールにログイン
Googleサーチコンソールに登録した上で使える機能です。未登録の方は、以下の記事を参考にまずはGoogleサーチコンソールにご登録ください。
「【Googleサーチコンソール】自分で出来る登録方法 使い方ガイド」 - 2確認したいWEBサイトを選択
- 3ダッシュボードの【検索での見え方】をクリック
- 4【HTMLの改善】をクリック
- 5エラーが発生している項目をクリック
- 6エラー内容を確認する
【HTMLの改善】をクリックすると、WEBサイトのどこに問題が発生しているのかが表示されます。メタデータとタイトルタグのそれぞれの項目のうち、画面右側の「ページ」下に表示されている数字がエラーの数です。
例えば、メタデータの「重複するメタデータ」という項目にエラーが発生している場合、「重複するメタデータ」という部分をクリックすると問題があるページを特定できます。
HTMLの改善に表示されるエラーの改善方法
HTMLの改善に表示されるエラーは、「メタディスクリプション」に関するエラー、「タイトルタグ」に関するエラーがあります。

メタディスクリプションのエラー
メタディスクリプションに関するエラーは、以下のとおりです。
重複するメタデータ
WEBサイト内でメタディスクリプションが重複しているページが存在している時に発生するエラーです。例えば、内容が同じ記事が2つ以上のカテゴリーに登録されていると、ディスクリプションが重複してしまいエラーが起こります。
重複するメタデータの項目をクリックすると、該当するページのURLが表示されるので
- カテゴリーを1つに統一する
- canonicalタグを使って優先させるページを検索エンジンに伝える
という方法を使ってエラーを解消します。
長いメタデータ
検索結果に表示される最大文字数が決まっています。メタディスクリプションの文字数が長すぎると全てが表示されないため、エラーを検出した場合は適切な範囲になるように修正しましょう。
短いメタデータ
メタディスクリプションの内容が検索結果に表示された場合、メタデータが短すぎるとページの内容がユーザーに上手く伝わらない可能性があります。ユーザーは、検索結果に表示される内容を参考にすることから、内容が乏しいページはクリックされにくくなります。
タイトルタグのエラー
タイトルタグに関するエラーは、以下のとおりです。
タイトルタグの記述なし
タイトルを記述しないで投稿した場合に生じるエラーです。SEOにおける重要な要素となるタイトルタグを記述しないことは先ずないですが、よりクリックされやすい魅力的なタイトルになるように工夫することが大切です。
タイトルタグの重複
コピーページを作成するとWEBサイト内のタイトルタグが重複することがあります。また、似たようなページを作成した時にも、タイトルタグが重複してしまうことがあるため、その場合はcanonicalタグを使ってURLの正規化を行うことでエラーを防ぐことができます。
長いタイトルタグ
検索結果に表示されるタイトルタグの文字数は制限があるため、長すぎると最後まで表示されず、…という文字で省略されてしまいます。タイトルタグの理想的な長さは、32文字前後です。狙っているSEOキーワードが省略されてしまわないように、重要なキーワードはできるだけ前の方に含めるなど、位置に注意しましょう。

短いタイトルタグ
短すぎるタイトルタグは、ページの内容を十分に伝えることができません。32文字前後の理想的な長さになるように、魅力的なタイトルを考えましょう。
情報が不足しているタイトルタグ
どのような時に表示されるエラーなのかは明確になっていませんが、おそらくキーワードの詰め込みにより文法がおかしい場合などに表示されると考えられています。
Googleサーチコンソールの「HTMLの改善」という項目で表示されるエラーを確認しながら、タイトルタグやメタディスクリプションを改善することはSEOにも非常に効果的です。
検索順位だけでなく、クリック率を向上させるにも重要な対策となるので、定期的にGoogleサーチコンソールを確認して問題点を改善しておきましょう。
以上、Googleサーチコンソールの「HTMLの改善」の使い方やエラーの改善方法についての解説でした。
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