Googleビジネスプロフィールの説明文の書き方・作成例を紹介
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」をご存知でしょうか。ビジネスの説明がしっかり記載されていれば、検索ユーザーに店舗や提供しているサービスを分かりやすく言葉で伝えられます。今回は、Googleビジネスプロフィールのビジネスの説明について解説いたします。
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」とは?
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」は750字以内でビジネスや店舗の説明が記入でき、検索したユーザーに分かりやすく自社のビジネスを言葉で説明できるものです。
Googleで検索すると画面右側にGoogleビジネスプロフィールが表示されますが、下のほうに「ビジネスの説明」があります。サービスやビジネスを文章で説明しないと分かりにくい場合に「ビジネスの説明」はとても有効です。
また、競合が多い場合など、他との違いが分かるように自身のビジネスの強みなどを書いておくと、差別化が図れるため、魅力的な説明文を書くようにしましょう。
実際の表示画面(スマホ/PC)
ここからは、実際にどこに「ビジネスの説明」が表示されるかを説明します。
スマートフォンからWebブラウザで検索した場合の表示画面
調べたいサービスやビジネスを検索すると、広告の下にGoogleビジネスプロフィールが出てきます。「概要」や「最新情報」などの項目から一番右の「詳細」をタップすると、「○○株式会社による説明」の画面が出てきます。これがスマートフォンから見られる「ビジネスの説明」です。
スマートフォンのGoogleマップアプリからの表示画面
調べたいサービスやビジネスをGoogleマップアプリから検索し、マップの店舗情報を開きます。「概要」や「口コミ」の項目から一番右の「情報」をタップすると、「オーナーより」の画面が出てきます。これがアプリから見られる「ビジネスの説明」です。
PCからのWebブラウザから検索した場合の表示画面
検索窓からサービス名やビジネス名を入力すると、右側にGoogleビジネスプロフィールの欄が出てきます。スクロールし、口コミの下あたりに「○○株式会社による説明」が出てきます。これがパソコンから見られる「ビジネスの説明」です。
Webブラウザからは改行されて表示されない
ビジネスの説明での注意点ですが、スマートフォン/PCともに、説明文は表示される際に改行されません。記入時に改行しても改行されずに表示されます。
改行されないことで読みにくくなるため、説明文は改行されないことを踏まえ、記入時は「」や『』などの記号を使い、強調するなどの工夫が必要です。「ひらがな」や「カタカナ」、「漢字」や「数字」を上手く取り入れて、読みやすくするようにしましょう。
ただし、これはWebブラウザから見た場合の話です。Googleマップのアプリから見たときは改行が反映されています。(2022年11月現在)ビジネスの説明を記入する際は、「Webブラウザからは改行されないから改行しない」のではなく、アプリからも見られることを意識して改行を使い記入しましょう。
ビジネスの説明は何を記入すれば良いか
ビジネスの説明は750字まで記入できます。何を記入すれば良いのでしょうか。ここからはビジネスの説明に何を記入すれば良いか説明します。
ビジネスの説明に記入すべき項目は以下の6つです。検索したユーザーに有意義な情報を与えられる説明がいいといわれています。
【ビジネスの説明に記入すべき内容】
・お店の場所を書く
・提供サービスの詳細を書く
・提供サービスの強みを書く
・競合他社との違いを書く
・実績を書く
・サービス、会社の沿革を書く
お店の場所を書く
Googleビジネスプロフィールにすでに住所は載っています。しかし、スマートフォンから見た場合は「ビジネスの説明」の欄とは別のページに載っていて、ビジネスの説明を見ているときはお店の住所が見えていません。
PCから見た場合も、下までスクロールしないとビジネスの説明が読めないため、ビジネスの説明を見ているときは住所が見えていない状態です。検索ユーザーに分かりやすくするため、また来店率をあげるためにお店の場所は記入したほうがいいです。
お店の場所を書く際の工夫の方法として「駅からお店までの経路」も一緒に記入してあげるとユーザーが迷うことなくお店へ行けるため効果的です。
提供サービスの詳細を書く
提供しているサービス内容を詳しく記入しましょう。サービスに関する写真を投稿していれば内容は写真から分かりますが、詳しい内容までは分かりません。
採れたての魚を提供している飲食店であれば、「毎日市場から新鮮な魚を仕入れています」と説明文を入れることで、写真では伝えきれないお店の魅力を検索ユーザーに伝えることができます。
提供サービスの強みを書く
さらに提供しているサービスの強みを書くといいでしょう。「ビジネスの説明」を読んでいるユーザーは店舗やサービスを提供している会社に大変興味を持っています。
ビジネスの説明を読むほど興味を持っていますから、「提供しているサービスや事業の強み」・「他社との違い」を書く事で来店やサービス利用に繋がります。強みを書いて、ユーザーの背中を押して来店やサービス利用に繋げましょう。
ただし、「全て50%引き」など特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツを書く事はガイドラインで禁止されているので気をつけましょう。
競合他社との違いを書く
例えば飲食店や美容室など競合他社がたくさんある店舗は、写真だけの投稿だと競合他社との差別化が図りにくいです。文章にして違いを書くことにより、他社との差別化を図かれます。
美容院であれば「雑誌・口コミで大人気」「芸能人・モデルも通う」などアピールできるポイントがあれば記載し、他社との違いをユーザーに伝えるようにすると効果的です。
実績を書く
実績を書くのもユーザーにとって有意義な情報です。Googleビジネスプロフィールには実績を書くところが用意されていないため、実績をどこに書こうか迷っている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
投稿や最新情報の機能から書くのもいいですが、新しい投稿や最新情報を記入すると埋もれてしまいます。ビジネスの説明欄に記入すれば埋もれることなく、同じところに表示されるため、説明文に実績を書くと効果的です。
サービス・会社の沿革を書く
何年に設立したなど、サービスや会社の沿革を書くといいでしょう。新しい会社ではなく昔からある会社や店舗であれば設立した年を書いておくと、歴史が古い会社・店舗だということがわかります。
古くからあるということは、顧客を安心させる1つの材料となり、サービス利用や来店に繋がりやすいです。
ビジネスの説明を書く時のポイント
「ビジネスの説明」を書く時のポイントは何でしょうか。ポイントは3つあります。
【ビジネスの説明を書く時のポイント】
・750文字以内に納める
・検索キーワードを意識する
・ガイドラインを遵守する
750文字以内に納める
1つめのポイントは750文字以内に納めることです。ビジネスの説明は750字までしか登録できません。
また、重要な情報は220文字までに入れるといいと言われています。理由はビジネスの情報の項目で閲覧できるのは冒頭の220文字までです。それ以降は「もっと見る」を押さないと見られません。
ビジネスの説明を見ているユーザーであれば、検索しているサービスや店舗に興味がありますが、「もっと見る」のボタンを押してくれるかまでは分かりません。流入してくれたユーザーに見てほしい店舗にとって重要な情報は冒頭220字の中に書くようにしましょう。
検索キーワードを意識する
Googleの検索結果は、検索キーワードとマッチしている店舗が上位に出てくる仕組みになっています。
Googleビジネスプロフィールの説明文に記載されているキーワードもその判断に使われているため、ビジネスの説明欄にも検索キーワードを入れることで、自社のビジネスリスティングが検索された際に表示されやすくなります。
ただし、検索ランキングを操作する目的で意図的に「多くのキーワードを詰め込む」「繰り返しキーワードを書き込む」ことはガイドライン違反になる可能性があるため注意しましょう。
Googleビジネスプロフィールのインサイトデータから、自社のGoogleビジネスプロフィールが表示された検索キーワードを確認できます。検索キーワードが分からない、何のキーワードを説明文に入れればいいか分からない場合は、「インサイトデータ」を参考にしてみてください。
ガイドラインを遵守する
最後のポイントはガイドラインを遵守することです。Googleビジネスプロフィールには、ガイドラインがあります。ビジネスの説明にもいくつかガイドラインがあり、それを守る必要があります。
ガイドラインに違反した場合は、ビジネス情報が停止され検索結果で表示されなくなり、投稿や口コミ返信ができなくなります。
Googleが公表している説明文に関するガイドラインは以下の項目になります。
■ ユーザーに誤解を与えるコンテンツ
(サービスや商品に関してユーザーに間違った情報を提供しない)
■ 質が低い、関連性がない、または閲覧の妨げとなるコンテンツ
(誤字脱字・意味不明な文章・奇抜な文字を含まないこと)
■ 特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツ
(一番人気・80%引き・クーポンプレゼントなど)
■ リンクを含むコンテンツ
(説明文にURLを記載しない)
■ 不快または不適切なコンテンツ
・嫌がらせ、いじめ、ヘイトスピーチを含むコンテンツ
・猥褻、冒とく的、侮辱的な言葉を含むコンテンツ
・テロ関連のコンテンツ
■ 性的なものを暗示するコンテンツや露骨なコンテンツ
(性暴力や小児性愛など助長する・報酬と引き換えに性的行為を提供することを記載しない)
■ 禁止されているコンテンツ
(法律に反する商品や危険な商品に関して記載しない)
【参考ページ】
Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン - Google ビジネス プロフィール ヘルプ
ビジネスの説明を書く時の注意点
ビジネスの説明を書く時の注意点はなんでしょうか。ここでは前項で説明したガイドラインについて詳しく説明していきます。説明文に関する注意点は4つあります。
【ビジネスの説明を書く時の注意点】
・URLやHTMLを埋め込まない
・キャンペーンや特典の記載をしない
・ユーザーに誤解を与える内容を書かない
・いじめ、差別、性的な内容を書かない
URLやHTMLを埋め込まない
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」にURLやHTMLを埋め込んだとしても、反映されません。URLを貼ってもリンクにはならず、ただのテキストのままとなります。またリンク仕様することはガイドライン違反になるため注意してください。
自社サイトのURLや予約フォームのURLを貼りたい場合は、Googleビジネスプロフィールウェブサイトと予約リンクの欄があり、そこから貼り付けられます。
ウェブサイトと予約リンクの書き換え方法を説明します。Googleビジネスプロフィールをひらいて、左側の「情報」をクリックします。電話の下の地球のようなマークの欄が「ウェブサイト」で、その下が「予約リンク」です。右の鉛筆マークから書き換えられます。
キャンペーンや特典の記載をしない
ガイドラインに「特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調する」とあります。ガイドラインに違反することになるためキャンペーンや特典の記載をしてはいけません。
キャンペーンを記載できたとしても、キャンペーンが終わったら、その文章を消す必要があります。消さなければキャンペーンがまだやっていると勘違いして顧客が来店する可能性があるからです。
消し忘れてトラブルになる可能性もあるためキャンペーンの案内は説明文ではなく投稿機能から行うようにしましょう。
ユーザーに誤解を与える内容を書かない
ユーザーに誤解や勘違いをさせる内容を書かないのも注意点の1つです。ユーザーに誤解や勘違いをさせる内容を書くと、来店時にクレームになる可能性があります。クレームになると、後々悪い口コミを投稿され会社の評判を落とすことになります。
いじめ・差別・性的な内容を書かない
ガイドラインに不適切なコンテンツとして「いじめ、差別、性的な内容」があげられています。これらのコンテンツはガイドラインに違反となるため書いてはいけません。第三者が見て不快に感じるような表現は避けるべきです。
ビジネスの説明の作成例
ビジネスの説明の例を2つご紹介いたします。どんなことを書けばとお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
新宿の美容室の例
○○サロンは「東京都新宿区」で2000年にオープンし、長年、近隣住人の方に愛されている美容室です。【2020年度のコンテストでは入賞】もいたしました。【JR新宿駅から徒歩5分】と立地が良く、駅から徒歩で来られます。
車でお越しの方は近くのパーキングに止めていただけます。"夜22時(最終受付21時)"まで営業いたしておりますので、平日の仕事帰りにもお気軽にお越しいただけます。
また、キッズコーナーがあり、子どもがいるスタッフがお子様を見ますので、子連れのママも安心して髪を切れます。カット・カラー・パーマ・ヘアアレンジと豊富なメニューがあり、どんなスタイルの希望も叶えます。新宿で美容室をお探しの方は、ぜひ○○サロンにお越しください。
東京の会社の例
【本社は東京】にあり、 2013年に“人と人、世界をつなぐ“という決意から○○株式会社を設立いたしました。Webサイト制作やWebコンサルティングサービス、人材提供事業や人材紹介業と幅広い事業を行っております。
設立当初は数名だったのですが、現在では従業員が200名を超える会社に成長しました。2016年以降から海外進出にも力を入れていて、「タイとベトナムに支社」があります。
当社に依頼したお客様に満足していただけるように尽力し、社会貢献に努めて参ります。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ビジネスの説明のMEO効果
説明文を充実させることは、MEO対策上の効果がある可能性が高いと言えます。ビジネスプロフィールの説明文は自社サイトでいうmeta description(メタディスクリプション)と同様の役割があると考えられます。
ディスクリプションもSEO対策上大きな効果はありませんが、クローラーがディスクリプション内のキーワードを拾いロングテールキーワードで検索結果に表示されやすくなったりします。
そのため、説明文にキーワードを入れる際もSEO対策のセオリーと同様に文章の冒頭にキーワードを入れると効果がでる可能性があります。
また、説明文を充実させることでMEO効果がでるもう1つの理由はインプレッションに対してのアクション数の割合を検索エンジンは評価している可能性があるからです。
説明文を充実させることは、関心や興味のあるユーザーのアクション率を高めるため間接的にMEO効果がある可能性があります。ただしGoogleはマップエンジンのアルゴリズムを公開していないため上記2点はあくまで推測となります。
仮にMEO効果が無かったとしても説明文を正しく記載することは、ユーザーの利便性向上に繋がる項目であることに間違いないため、しっかりと記載するようにしましょう。
まとめ
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」は、ご自身の提供しているサービスやビジネスの紹介を書く欄です。
目立つ位置に説明文が載るわけではありませんが、写真などからは分からないビジネス内容も文章に書け、検索ユーザーにわかりやすくビジネス内容を伝えられます。
ポイントをまとめると、
① 店舗の店舗の強みやユーザーが知りたい情報を記載する
② ガイドラインを確認して違反に注意する
③ 説明文冒頭の220文字を意識する
④ 改行されなくても読みやすくなる工夫をする
⑤ 検索キーワードを意識する
になります。
まだ説明文を書いていない方は、注意点やポイントを参考に「ビジネスの説明」を記入してみてください。
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