【2024年最新】Googleビジネスプロフィールの予約ボタン、予約リンク活用方法
Googleビジネスプロフィールにある「予約機能」は、ユーザーがオンラインで簡単に予約できるようになるとても便利な機能です。Googleビジネスプロフィールから直接予約管理はもちろん、プロバイダと連携しての予約管理もできます。今回はその「予約機能」の活用方法について解説していきます。
Googleビジネスプロフィールの予約機能とは
Googleビジネスプロフィールの予約機能とは、Googleの検索結果やGoogleマップの店舗情報部分から直接予約・注文ができる機能です。
予約機能を使うと、以下の画像のようにGoogleマップ上に予約ボタンが表示され、検索画面から直接予約ができます。そのため、ポータルサイトや自社サイトにアクセスする手間や、会員登録をする手間が省けユーザーの利便性を高めることができます。
また、予約機能は『エキテン』や『ぐるなび』など、Googleのパートナー企業として登録している会社の予約システムと連携することもできます。
予約サイトのポイントを貯めているユーザーも、Googleマップからサービスサイトへアクセスができるので、ビジネスプロフィール経由での成約が更に増えやすくなります。
ホテルなどは各ポータルサイトごとの料金比較も表示され、ユーザーに有益な情報を提供してくれます。「予約の比較はGoogleで」という習慣がかなり広まってきています。ここから様々なジャンルでの提供も進んでいくので、検索を絡めての予約関連の事業はこの予約機能の重要性が高まります。
Googleカレンダー、Gmailなどで通知もスムーズにおこなえるので、少ないクリック数でユーザーのスケジュール管理をしてくれる便利な機能となっています。
Googleビジネスプロフィールの予約機能が重要な理由
予約機能を使うことで、Googleビジネスプロフィール経由のコンバージョン数が増加しやすくなります。
なぜなら、旅行・グルメ・美容・アクティビティなどの情報を調べる際、多くの人はGoogleやGoogleマップでキーワード検索をします。
その際、ローカルパックやローカルファインダーから店舗情報やサービス内容・口コミを確認してお店を選びます。その際、気になったお店や行ってみたいお店を、Googleマップから遷移せずにそのまま予約することができれば、ユーザーの離脱が減り予約数が増加しやすくなると言うわけです。
また、予約の設定をしている店舗、していない店舗では表示される情報量や信用性も違うので、予約に繋がるコンバージョンが大きく変わってきます。
そのため、予約が重要な業種のビジネスオーナーは予約機能の設定は必須となります。
予約機能の種類と特徴
Googleビジネスプロフィールの予約機能は、大きく3つの種類があります。
- Googleで予約(予約システムの連携)
- オンライン予約ツール(予約リンク)
- メッセージ機能からの予約
「Googleで予約」はぐるなびやヒトサラ、一休.com、EPARKなどのGoogleと提携しているプロバイダを経由して予約をおこなうことができます。
予約が入ると提携しているプロバイダに予約が入ります。プロバイダの管理画面から、予約の確認や予約の履歴を見ることができるため、予約の一元管理が可能となります。
Googleで予約は飲食店や美容、アクティビティなど限られた業種のみ対応していますが対応となる業種は徐々に増えています。
「オンライン予約ツール」は予約サイトのURLを掲載することで、ユーザーがビジネスプロフィールの予約URLから直接予約ページへとアクセスできるようになります。
予約サイトのURLを記載するため、業種の縛りなどはありません。
また、予約URLにパラメーターを付与することで、Googleビジネスプロフィールからの予約かどうかGoogleアナリティクスで計測することが可能です。
「メッセージ機能」はまだ一部の事業者にしか提供されていない機能ですが、メッセージ機能からユーザーが予約の申請をおこなうことができます。
メッセージ機能をオンにすると、「予約リクエスト」ボタンが表示され、ユーザーは予約の申請をすることができます。メッセージ機能から予約リクエストがあった場合は、事業者側が予約対応可能な日時を返信することで予約が成立します。
次の項目では、それぞれの予約機能の使い方について解説します。
Googleで予約(サービス提供事業者経由で予約)
「Googleで予約」とは「予約ボタン」をGoogleビジネスプロフィール上部に表示をさせて、ユーザーが優先的にプロバイダを使って予約ができるためのボタンです。
こちらは主に飲食店がメインとなる機能です。海外ではこちらの設定をしてるビジネスプロフィールが多いので、アメリカにある店舗などのビジネスプロフィールを参考にすると、活用法のヒントになります。
Googleで予約(予約ボタンの設定方法)
STEP1. Googleビジネスプロフィールマネージャにログインします。
▼ ログイン方法はこちらから
Googleサーチコンソールのログイン方法とできない場合の対処法
STEP2. ログインしたら、メニューから予約をクリックします。
STEP3. 次に「プロバイダを追加」をクリックします。
STEP4. クリックすると連携可能なプロバイダ一覧が表示されるので、契約しているプロバイダを選択します。
登録すると、約1週間程度でナレッジパネルに予約ボタンが表示されます。
順番待ちリストの管理方法
ビジネスプロフィールのナレッジパネルに「ウェイティング リストに加わる」があるビジネスで、順番待ちリストに加わることが可能です。(飲食店限定)
【登録の手順】
- 順番待ちリストを選択
- 「使ってみる」を選択
- プロバイダを選択して連携をする
人気店になれば待ち時間を事前に把握してもらえることで、ユーザーに無駄なストレスがなく、店舗を利用してもらうことができます。日本語が得意ではない海外からの旅行客の方には助かる機能です。こちらも同じくビジネスオーナーは設定・登録をしてください。
対応している国内の事業者例
株式会社ぐるなび / OZmall / ヒトサラ / 一休.com / Retty / トレタ / EPARK / TableCheck / ebisol 等
日本ではまだおすすめの予約ボタンを設定している店舗が少ないので、オーナーには積極的に登録をしていただきたいです。
ポータルサイトに店舗情報を登録をすることは、MEOのサイテーションを高める効果もあるので、メリットがとても大きいです。今後、プロバイダが増えていくことが予想されるので、常にチェックをしてください。
Googleで予約(ユーザー側の予約方法)
ナレッジパネル部分に「席を予約」という表示がされ、そこから人数、日付、時間を設定し予約ができます。
とても分かりやすく、シンプルで使いやすくなっています。海外からの旅行客など言語が違うユーザーからも自動翻訳がされ予約が簡単におこなえます。
スマートフォンからも分かりやすく表示されます。
連携するプロバイダで予約画面が変わります。予約が埋まっているテーブルや時間帯も分かりやすく表示してくれます。
Googleビジネスプロフィールからの予約をしたことがない方は、プライベートで飲食店を利用する時に利用してみてください。実際に自分が顧客側になったときの利便性が体験できるのでおすすめです。
メッセージ機能を使って予約
メッセージ機能を使って予約するサービスは、現在一部の業種で特定のビジネスオーナーのみにご利用いただける試験運用版となっています。該当のオーナーは是非試験運用してみてください。
該当する場合はメッセージ機能をオンにすると、メッセージ欄に「予約をリクエスト」が表示されユーザーが予約の申請をおこなうことができます。
メッセージ機能から予約が入った場合は、事業者側に通知がおこなわれるのでなるべく早めに返信をおこなうようにしましょう。尚、メッセージ機能からの予約に関しては、管理画面などで管理することができないため自分で予約の日時を把握しておく必要があります。
予約システムを別途使用している場合は、予約が被らないように注意しましょう。
オンライン予約ツール(予約リンク)を使って予約
オンライン予約ツールはカスタムリンクを作成して、ユーザーがそこから直接予約ページへとアクセスできるようにするボタンです。先ほど説明した「おすすめの予約ボタン」と目的は同じですが、予約サイトとは直接連携はしていないリンクボタンとなります。
オンライン予約ツールの特徴
「おすすめの予約ボタン」が表示されないビジネスや、Googleとパートナープロバイダ契約を結んでいない、ポータルサイトからの予約リンクを設置したい場合に登録します。
ホットペッパーや食べログなど、パートナープロバイダではないサイトや、InstagramなどSNSから予約を取りたいビジネスオーナーはこちらをご利用ください。
表示もPCとスマートフォンでは表示が違います。
▼ PCは、ナレッジパネル部分に「予約」のリンク先が表示されます。
▼ スマートフォンは、「コンタクト」の”席を予約します”を選択すると登録した予約URLが表示されます。
表示の確認の際は、PC、スマホで表示箇所や文言が違うので、注意してください。
オンライン予約ツールの使い方
「リンクを追加」をクリックすると予約URLを入力できるタブが表示されるので、予約ページのURLを入力し、保存を押します。
リンク先も複数登録することが可能です。
「別のリンクを追加」をクリックすると、先ほどと同じく予約URLを入力できるタブが表示されます。
複数のリンクを設定した場合は、上部に表示を優先させるリンクの設定もおこなえます。
「優先リンクを選択」し、優先に表示させたいURLを選んで保存してください。
予約のインサイトを確認する方法
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスから”予約”を選択。期間を選択しての表示が可能です。ユーザーが予約を完了した数値が表示されます。
この指標のデータを取得するには、Googleで予約(プロバイダ経由)で予約を設定する必要があるので、注意が必要です。
予約機能を無効にする方法
Googleビジネスプロフィールから獲得した予約を、キャンセルしなければならないときの対処方法です。
「予約が重複してしまい満席になっていた」「事情により予約をストップしなければならない」などは、店舗運営をしていれば起こることです。そういった場合の対処方法は以下になります。
Googleで予約を無効にする
Googleから各プロバイダと連携して予約をキャンセルすることはできません。申込みがあったプロバイダから、キャンセルの手続きをおこなってください。
メッセージ機能の予約を無効にする
メッセージ機能で予約を無効にする時はユーザーにメッセージを送り、キャンセルの同意を取ってから無効にしてください。一方的な発信でキャンセルするとクレームや悪いクチコミへと繋がります。
予約リンクをOFFにする
予約リンクの編集ボタンをクリックし、☓を押してリンクを削除して保存します。
まとめ
Googleビジネスプロフィールから直接予約ができる予約ボタン、予約リンクは店舗運営をする中でとても重要な機能となっています。「おすすめの予約ボタン」からプロバイダ連携をし、ユーザーの予約の導線をビジネスプロフィールだけで完結してもらうことができれば利便性が高まります。
このような機能がどんどん進化していくと、集客・予約のほとんどがビジネスプロフィールからという時代が来るかもしれません。ビジネスプロフィールから予約を考えるユーザーを逃さないように、ビジネスプロフィールの情報更新・投稿をしっかりおこなわないと、成約を逃す可能性が高くなります。
予約機能だけではなく、ビジネスプロフィール全体の運営体制を強化してください。日本ではまだうまく活用できている店舗が少ないので、是非ともこの機能を活用してGoogle Mapsから予約数を増やし、海外のビジネスプロフィールにも負けないようにしましょう。
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