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SEO対策 2026/04/03

歯科医院のSEO対策ガイド|歯医者のキーワード選定と対策方法を解説

SEO対策の歯医者の事例です

歯科医院の来院数を安定させるには、広告に頼らず継続的に集患できる「SEO対策」が欠かせません。歯科医院を探している患者様は「エリア名×症状」「エリア名×歯科医院」で検索することが多く、このようなキーワードで上位表示されると来院数や認知度が向上します。集患や知名度に伸び悩んでいる歯科医院様の参考になれば幸いです。

地域・エリアSEO代行
1

歯科医院がSEO対策をすべき理由

厚生労働省が令和5年(2023年)に実施した受療行動調査によると、医療機関を選ぶ際に利用される情報源として最も多いのは「家族や友人からの口コミ」、次いで「インターネット上の情報」が挙げられています。

医療機関にかかる時の情報の入手先 
参照元:令和5(2023)年受療行動調査(概数)の概況

実際に、自分自身が歯科医院を探す場合や、気になる症状があるときには、「〇〇市 歯科医院」「〇〇駅 虫歯治療」などのキーワードでGoogle検索を行い、近くの歯科医院を探すケースが多いのではないでしょうか。

また歯科医院の数は既にコンビニエンスストアを上回っており、それに伴って競争も激化しています。こうした状況を踏まえると、「インターネット上での集患対策」が非常に重要であることが分かってきます。

歯科医院がSEO対策を行うメリットとしては次の3点が挙げられます。

  • 広告費をかけずに集患ができる

  • 地域内の潜在患者に見つけてもらいやすくなる

  • MEOとの相乗効果が期待できる

例えば「エリア名×歯科医院」というキーワードでサイトの表示順位を上げることができれば、広告費を抑えながら集患につなげられるだけでなく、地域の患者様からの認知度向上も期待できます。

さらにMEOでの順位アップも期待できます。これはMEOのランキング要因の1つである「知名度」に外部サイトでの言及数や被リンクなど、SEOの成果と直接関係するシグナルが含まれていることが理由です。

つまりSEO対策によりサイトの評価を高めることができれば、Googleからは「このクリニックは人気で信頼できる」と判断され、MEOの順位も上がりやすくなるというわけです。

【参照】歯科医療提供体制の現状について

2

歯科医院のSEOキーワード選定

歯科医院のSEOでは、来院や予約など実際の行動に繋がるキーワード設計が重要です。

つまり「渋谷駅 虫歯治療」「渋谷駅 審美歯科」といった「近くで診てもらえる歯科医院を探したい」というニーズを持った患者様に焦点を当てたキーワードの対策が中心となります。

逆に「歯科矯正の種類とは?」のような検索ボリュームの大きい情報収集目的のキーワードで上位表示を狙っても、来院には繋がりにくい傾向があるので注意が必要です。

以下、キーワード候補7つです。

  1. エリア名×歯科医院(例:渋谷 歯科医院)

  2. エリア名×診療科目(例:渋谷 矯正歯科、渋谷 小児歯科)

  3. エリア名×症状・悩み(渋谷 歯茎 腫れ、渋谷 口臭)

  4. エリア名×病名(渋谷 歯周病、渋谷 顎関節症)

  5. エリア名×施術名・治療法(例:渋谷 ホワイトリング、渋谷 虫歯治療)

  6. エリア名×特徴・条件(渋谷 駐車場あり 歯科医院、渋谷駅 駅近 歯科医院)

  7. 指名検索

それぞれ詳しく説明します。

2-1

エリア名×歯科医院

歯科医院のSEOにおいて、最も基本的かつ効果的なのは「エリア名×歯科医院」のキーワードです。

ほとんどの患者様は自宅や職場から通える範囲で歯科医院を探しているため、このキーワードは最も検索されやすく、また来院に繋がりやすいものであると言えるでしょう。

エリア名にかけ合わせるキーワードとして、歯科医院の他にも「歯医者」「歯科」「デンタルクリニック」等が挙げられます。

なおエリア名は「市町村」「駅」「地域通称」など複数パターンを設定するのが効果的であり、例えば渋谷だと「渋谷」「渋谷駅」「神泉」「代々木公園」といったような形となります。

2-2

エリア名×診療科目

矯正歯科や審美歯科、小児歯科のようにクリニックの専門分野があれば、そのキーワードの対策も必須です。

商圏と内容メインキーワード
渋谷で矯正歯科の診療を行っている場合渋谷 矯正歯科
渋谷で審美歯科の診療を行っている場合渋谷 審美歯科
渋谷で小児歯科の診療を行っている場合渋谷 小児歯科
渋谷で口腔外科の診療を行っている場合渋谷 口腔外科
渋谷で予防歯科の診療を行っている場合渋谷 予防歯科

2-1同様、ニーズが顕在化しているため来院に繋がりやすいキーワードになります。

2-3

エリア名×症状・悩み

病名を特定できていない段階である場合、「歯茎が腫れている」「口臭が気になる」等の症状や悩みをもとに検索するケースも考えられます。

このような患者様を取り込むために「エリア名×症状・悩み」のキーワードでSEO対策をおこないます。

商圏と内容メインキーワード
渋谷で歯茎の腫れに悩む患者様を集患したい渋谷 歯茎 腫れ
渋谷で口臭に悩む患者様を集患したい渋谷 口臭
渋谷で歯の痛みに悩む患者様を集患したい渋谷 歯の痛み
渋谷で前歯の変色に悩む患者様を集患したい渋谷 前歯 変色
2-4

エリア名×病名

「歯周病」「顎関節症」といった病名で検索する患者様は、罹患中の病気に対応可能な歯科医院への受診を検討しており、来院に直結しやすいキーワードです。

商圏と内容メインキーワード
渋谷で歯周病の診療を行っている場合渋谷 歯周病
渋谷で顎関節症の診療を行っている場合渋谷 顎関節症
渋谷で虫歯の診療を行っている場合渋谷 虫歯
渋谷で知覚過敏の診療を行っている場合渋谷 知覚過敏
渋谷で歯槽膿漏の診療を行っている場合渋谷 歯槽膿漏
2-5

エリア名×施術名・治療法

患者様の中には、既に「どんな治療・施術を受けたいか?」が明確になっている人もいます。特に審美歯科では、具体的な「施術名・治療法」で検索し、自分が希望する施術を行っている歯科医院を探す傾向が強くなります。

商圏と内容メインキーワード
渋谷でホワイトニングを行っている場合渋谷 ホワイトニング
渋谷でセラミック治療を行っている場合渋谷 セラミック
渋谷でインプラント治療を行っている場合渋谷 インプラント
渋谷でワイヤー矯正を行っている場合渋谷 ワイヤー矯正
渋谷でマウスピース矯正を行っている場合渋谷 マウスピース矯正
2-6

エリア名×特徴・条件

診療内容や症状のみならず、「アクセスのしやすさ」や「診療時間」「医師の性別」などといった特徴や条件面を重視して検索するケースも考えられます。

ユーザーニーズメインキーワード
渋谷で駅から近い歯科医院を探している場合渋谷 歯科医院 駅近
渋谷で土日に診療を行っている歯科医院を探している場合渋谷 歯科医院 土日
渋谷で女性医師のいる歯科医院を探している場合渋谷 歯科医院 女医
渋谷で当日予約可能な歯科医院を探している場合渋谷 歯科医院 当日予約可

以下は上記の他にもよく調べられる条件キーワード例です。クリニックの強みや特徴に合わせて対策していきましょう。

利便性

駐車場あり、夜間診療、WEB予約対応

院内設備

キッズスペースあり、個室完備、パウダールーム完備

診療体制

専門医在籍、認定医在籍

治療方針

痛くない治療、なるべく削らない

2-7

指名検索

「指名検索」とは、クリニック名での検索を指します。「○○歯科 電話番号」「○○歯科 診療時間」など組み合わせて検索する患者様は来院直前であることが多く、最も来院率の高いキーワード群です。

ユーザーニーズメインキーワード
評判・口コミを調べたい場合○○歯科 口コミ/○○歯科 評判
診療時間や受付時間を確認したい場合○○歯科 診療時間/○○歯科 営業時間
場所・アクセスを確認したい場合○○歯科 アクセス/○○歯科 行き方
医師の情報を調べたい場合○○歯科 医師/○○歯科 院長
電話や予約方法を調べたい場合○○歯科 予約/○○歯科 電話番号

患者様がすでにクリニックを認知しており、最終確認→来院を決定する段階で行われるのが指名検索です。つまりここで得られる印象が最終的な来院率に大きく影響すると言えます。

3

歯科医院のSEOで用意すべきページ

次に2で出したキーワードに対応するページを用意します。もし複数院ある場合は、クリニックごとにページを作成しましょう。

ここでは1院に対して用意すべきページをご紹介していきます。

  1. 診療科目ページ

  2. 施術内容ページ

  3. 医師・スタッフ紹介ページ

  4. 症状・病名別ページ

  5. 院の紹介ページ

それぞれ解説します。

3-1

診療科目ページ

最優先で作成すべきなのは「診療科目ごとのページ」です。

前述した通り「エリア名×審美歯科」のようなキーワードはユーザーニーズが顕在化しており、上位表示を狙えるページを用意することが来院や予約といったコンバージョンに直結します。

来院を検討している患者様が求める以下のような情報をわかりやすく掲載しましょう。

  • 対応している病気・症状

  • 検査の種類

  • 治療内容や方法の説明

  • 費用目安

  • 診療の流れ

  • 診療時間・アクセス

  • 院の強み

  • よくある質問

上記のような情報を網羅的に掲載しているページは、検索エンジンからの評価が高まります。また患者様から見ても決め手となりうる情報が充実しており、実際の予約や来院に繋がりやすくなるでしょう。

競合性の高い診療科目がある場合

通常診療科目ページはサブディレクトリに配置しますが、矯正歯科や審美歯科など競合性の高い診療科目の場合は、サブドメインで専門サイトを作成するのがおすすめです。

サブディレクトリ

example.com/implant/

サブドメイン

implant.example.com

サブディレクトリの場合は本体サイトの1ページとして組み込まれるため、Googleからはどうしても一般歯科と同じ枠組みの中で見られてしまいます。その結果、「専門性」という印象が弱まりやすく、順位も上がりにくいというデメリットが生じます。

その点サブドメインは、本体サイトとは独立した構造で運用できるため、専門科目としてのイメージを強く訴求することが可能になります。

こうすることにより、「エリア名×矯正歯科」「エリア名×審美歯科」のようなキーワードで上位表示を狙いやすくなるのです。

ヒント

専門サイトが必要かどうかは検索結果を見て判断しましょう。上位表示されているサイトに専門サイトが多い場合は作成を検討する必要があります。

3-2

施術内容ページ

上記で説明したような矯正歯科や審美歯科など競合性の高い診療科目のある歯科医院では、「ワイヤー矯正」「ホワイトニング」などといった施術内容ページもそれぞれ用意することをおすすめします。

矯正歯科のページスクショ
引用:https://shibuya-haisha.com/medical/medical04/

Googleは順位を決定する際、「そのテーマについて包括的に扱っているか?」も見ています。

また患者様視点で考えても、「矯正歯科ページ」だけでなく「ワイヤー矯正」「マウスピース矯正」「部分矯正」など各施術内容ページの用意があれば、自身が求める施術に対応しているのかを確認することができ、結果として来院にも繋がりやすくなるでしょう。

掲載すべきは以下のような情報です。

  • 施術内容の説明

  • 施術の種類

  • 施術に用いる装置や設備

  • 施術の期間

  • 費用目安

充実した施術内容ページはSEO評価の向上や来院に繋がりやすくなります。

3-3

医師・スタッフ紹介ページ

「医師・スタッフ紹介ページ」に関しては、直接的に検索キーワードと関係するわけではないものの、E-E-A-Tの向上に繋がると考えられます。

「E-E-A-T」とは、GoogleがWebサイトを評価する際に重視している4つの要素の略称です。特に医療・健康・お金など人の生活に大きく影響する分野「YMYL(Your Money or Your Life)」領域において、このE-E-A-Tを重視して検索順位を決定するとGoogleは公表しています。

Experience(経験)

実際の体験や臨床経験など、実務に基づいた一次情報を提供しているか

Expertise(専門性)

医師・専門家としての知識や資格、専門分野が明確に示されているか

Authoritativeness(権威性)

分野内・地域でどれだけ信頼されているか(所属学会、掲載実績など)

Trust(信頼性)

正確で誤解のない情報を提供し、患者様が安心して利用できるか

E-E-A-Tが低い場合、どれだけSEO対策をしても上位表示は難しいでしょう。なぜなら、不正確な医療情報が広まれば人々の健康に深刻な害を及ぼしかねず、そのようなサイトを上位に表示させたGoogleもその責任を負う可能性があるためです。

なお歯科医院はYMYL領域に分類され、上記が非常に重視されます。そのため「医師・スタッフ紹介ページ」に医師の経歴・資格・所属/参加学会・診療方針などを正確に記載することは、 患者様へ安心感を与えるだけでなく、SEO上の信頼性の評価を高めるうえでも非常に重要です。

3-4

症状・病名別ページ

症状や病名に関するページを用意することにより、幅広いキーワードで流入を増やすことができます。

引用元:https://shibuya-ohno-dental.com/medical/medical05/

1つの症状・病名につき1ページを作成することで、患者様が自分にあった情報を見つけやすくなります。

  • 症状や病気の概要

  • 検査・治療方法(自院独自のものがあればそれも記載)

  • 関連ページへの導線(診療科目ページや他症状ページへの内部リンク)

またGoogleは歯科治療に関するぺージが多いサイトを専門性が高いと評価し、これは3-3でお伝えしたE-E-A-Tを高めることに繋がります。

ただ注意すべきなのは、ただ単にページ量が多ければ良いわけではないということです。

各ページの内容も非常に重要で、医師としての経験や知識などといったオリジナルかつ有益な情報を豊富に掲載し、専門家が監修しているページであることを訴求しなければ、評価には繋がらないので注意しましょう。

3-5

院の紹介ページ

患者様が気になるのは診療内容だけでなく、「院内は清潔なのか」「どんな設備があるのか」といった不安や疑問であるケースも考えられるため、院内環境や医療設備を紹介するページも欠かせません。

ページには以下のような情報の掲載がおすすめです。

  • 院の雰囲気・内装(外観や待合室・診療室の写真など)

  • 医療設備

  • 衛生管理

文章だけでなく、写真や360°ビューなども取り入れ、クリニックの特徴や魅力などを最大限伝えられるような工夫をしましょう。

4

歯科医院のSEO対策7選

3ではどのようなページやコンテンツを用意すべきか?について解説しました。次に歯科医院のSEO対策でおさえておくべき内部・外部対策を7つ紹介していきます。

  1. タイトルタグ・hタグの最適化(内部対策)

  2. 内部リンクの最適化(内部対策)

  3. 構造化データの活用(内部対策)

  4. モバイルフレンドリー対応(内部対策)

  5. ページ表示速度の改善(内部対策)

  6. 被リンクの獲得(外部対策)

  7. サイテーションの獲得(外部対策)

それぞれ解説していきます。

4-1

タイトルタグ・hタグの最適化

タイトルタグやhタグはページ内容を検索エンジンに伝える役割があります。そのため「エリア名」「診療科目」「クリニック名」など、そのページの内容を表す単語を含めて設定します。

タイトルタグの使用例
良い例

渋谷駅すぐの矯正歯科|○○歯科医院

悪い例

○○歯科医院

上記のように「エリア名+診療科目+クリニック名」を組み合わせると、「渋谷 矯正歯科」「歯列矯正 渋谷駅」のようなキーワードで上位表示される可能性が上がります。

またhタグも同様に、ページの内容や構成を伝える適切な語句を設定しましょう。ただ、キーワードの不自然な詰め込みはペナルティ対象となるので注意が必要です。

4-2

内部リンクの最適化

歯科医院のサイトにおいて、内部リンクの適切な設定はユーザーの利便性や検索エンジンのクロール促進に繋がります。

内部リンクのないページを作らないことを大前提とし、最も理想的なのはトップページから3クリック以内で完結するサイトです。

歯科医院のサイトでは、ユーザーが治療内容だけでなく、費用・期間・痛み・症例・通院の流れなど複数の情報を見比べながら「自分に合う治療か」「安心して任せられる医院か」を判断します。

内部リンクで関連情報へ迷わず移動できる導線を用意することで、ユーザーの不安を解消しながら予約までスムーズにつなげることができます。

また、検索エンジンはリンクをたどってサイト内を巡回するため、階層が深すぎるページはクロールされにくくなったり、重要度が低いと認識されることで評価が十分に伝わらない可能性もあります。

内部リンクは、単に設置するだけでなく「ユーザーが次に知りたい情報は何か」を想定して設計することが重要です。

4-3

構造化データの活用

構造化データの活用により、クリニックの詳細や医師の経歴などの情報を検索エンジンに正確に伝えることができるようになります。

構造化データとは「この情報は何か」を正しく伝えるためのラベルのようなものです。実装がSEO評価に直接関係するわけではないものの、検索エンジンにクリニックの情報を正しく伝えるためには重要な対策であると言えます。

歯科医院のWebサイトでは、以下の構造化データを中心に設定するのが基本です。

Dentist(医院情報)

医院名・所在地・診療時間・電話番号・URL・設備情報などを記述し、歯科医療機関としての基本情報と地域性を検索エンジンに伝えることができます。

Service(施術・サービス)

矯正歯科・インプラント・ホワイトニングなどの具体的な施術内容を記述し、医院が提供する医療サービスの種類や対象エリアを検索エンジンに伝えることができます。

FAQPage(よくある質問)

患者様からの質問とその回答を構造化し、特定の悩みや疑問に対する公式な回答情報であることを検索エンジンに伝えることができます。

BreadcrumbList(パンくず)

ページがサイト内のどの位置にあるのか(トップ>矯正歯科>マウスピース矯正など)を示し、ページ同士の関係性やサイト構造を検索エンジンに伝えることができます。

4-4

モバイルフレンドリー対応

歯科医院を探すユーザーはスマートフォンを利用することが多いため、モバイルフレンドリー対応を行いましょう。

モバイルフレンドリー対応とは、スマートフォンで「見やすく・使いやすく」設計されたWebサイトにすることを指します。

モバイルフレンドリーに対応していないサイトでは、文字が小さく読みにくかったり、ボタンが押しづらかったり、スマートフォンでの操作性が低下し患者様がページを離脱しやすくなります。

また、Googleはモバイル版のページを基準に評価する「モバイルファーストインデックス」を採用しており、モバイル対応が不十分だと検索順位にも悪影響を及ぼす可能性があります。

モバイルフレンドリーに対応するための方法は以下になります。

  • フォントサイズを大きくする

  • タップ要素同士を離しボタンをクリックしやすくする

  • ビューポートを設定する

4-5

ページ表示速度の改善

ユーザーが快適にサイトを閲覧できるようにページの表示速度も改善しておきましょう。ページの表示速度が遅い場合は以下のような悪影響が出る可能性があります。

  • ページが表示される前に離脱されやすくなる

  • 「すぐ診てもらいたい」ユーザーが他の歯科医院サイトへ流れる

  • スマートフォン利用時のストレスが大きく満足度が低下する

  • SEO評価が下がる可能性がある

また、Googleは、ページの表示速度や操作性を評価するためにCore Web Vitalsという3つの指標を定めており、SEO評価に影響する要素の1つとなっています。

そのため、ページの表示速度改善は、ユーザーと検索エンジン双方にとって重要な施策となります。

無料で使えるテストツールもあるので、是非活用して自サイトの表示速度に問題がないかを確認してみましょう。

▼ 詳しいページ表示速度の計測や改善方法は以下の記事でまとめているので参考にしてみてください。

4-6

被リンクの獲得

前述したとおり、歯科医院はYMYL領域に該当するため、良質な被リンクを多く獲得しE-E-A-Tの評価を高める必要があります。

具体的には以下に該当するサイトから被リンクを獲得するのが効果的です。

  • 医療情報サイトや地域ポータルサイト

  • 学会・所属団体・提携医療期間

  • 医療系の情報発信をしているオウンドメディア

  • 医療機器等を購入している取引先

上記のように知名度や関連性の高いサイト、公的機関からリンクされているWebサイトは「第三者からも信頼されている情報源」と見なされ、「Authoritativeness(権威性)」や「Trustworthiness(信頼性)」の裏付けにつながります。

被リンクはあくまで質と量どちらも大切な要素です。

つまり単にリンク数を増せばいいわけではなく、 歯科医院としての信頼性を高めるためのリンクを自然な形で獲得していくことが重要であると言えます。

▼ 被リンクの獲得方法については、別の記事で詳しく解説しています。

4-7

サイテーションの獲得

サイテーションも歯科医院のE-E-A-Tの評価を高めるための重要な要素です。

サイテーションとは、他のWebサイトやSNS上で「クリニック名・住所・電話番号」(=NAP情報)などが言及されることを指します。

NAP情報が正しく掲載されていれば、検索エンジンはその歯科医院の実在性や認知度を判断しやすくなります。

また公的機関、歯科医師会、学会、地域医療関連サイトなど信頼性の高い媒体でクリニック情報が言及されることは、外部からの評価や権威性を補強する要素になり、E-E-A-Tの評価も高まります。

ただサイテーションも被リンクと同様で、質や関連性が重要です。前述したような信頼性の高い媒体や歯科治療やクリニックのある地域に関連する媒体からのサイテーション獲得を意識しましょう。

5

歯科医院のSEO特有のポイント5選

ここまでは基本的な対策について解説してきました。

さらにSEOや集患の効果を高めるために、以下5つのポイントを強化しておきましょう。

  1. 症例写真の掲載

  2. コンテンツの監修

  3. Googleビジネスプロフィールの登録

  4. 全媒体で掲載情報を揃える

  5. FAQ(よくある質問)ページの作成

それぞれ詳しく解説します。

5-1

症例写真の掲載

歯科治療は、内科や皮膚科のような「今すぐ受診が必要な症状」への対応だけでなく、矯正・審美・インプラントなど、比較検討期間が長くなる傾向のある診療科目も含まれています。

こうした治療では緊急性が低い分、患者様は事前に十分な情報を収集し、比較しながら慎重に医院選びを行う傾向があります。

例えば、インプラントやホワイトニング、矯正治療の症例写真を掲載することで、患者様は自分と似た症状や口腔状態の改善事例を確認でき、治療後のイメージを具体的に描くことができます。

つまり、症例写真は単なる実績紹介ではなく、来院の意思決定を後押しする重要なコンテンツになり得るのです。

ただ、症例写真を掲載する際は厚生労働省が出している医療広告の指導方針「医療広告ガイドライン」を遵守しなければなりません。

医療広告ガイドラインとは?

医療広告ガイドラインとは厚生労働省が定めた「医療機関の広告に関するルール」で、 誇大・虚偽・誤解を招く表現を防ぐための指針です。広告やWebサイト上では、客観的な事実に基づいた正確で分かりやすい情報を掲載することが求められます。

以下のような行為は要注意・禁止とされています。

ビフォーアフター写真のみの掲載

写真だけでなく、治療内容/治療期間・回数/費用目安/主なリスク・副作用も併記する

写真加工・過度な演出

色見や形など、実際より良く見せる編集が施された写真は誤認を招く可能性あり。
症例写真は「客観的・事実ベース」である必要があります。

効果の保証や誇張表現

「必ず治る」「絶対に失敗しない」「日本一」のような表現は禁止。個人差があることを明記する必要があります。

患者の体験談の扱い方

体験談を掲載する際、効果を過度に強調する内容や事実確認が取れない内容は問題になる可能性あり。
また匿名であっても、本人の同意取得(書面)が必須です。

優劣を示す比較表現

他院と直接比較し、「○○院より安い」「〇〇市で一番症例数が多い」「地域No.1」など、客観的根拠がない比較表現は禁止されています。

未承認医療機器・薬剤の明示

使用する場合は、未承認医薬品であること/入手経路/国内承認医薬品の有無/諸外国における安全性情報などの明記が必要になるケースがあります。

医療広告ガイドラインに違反した場合、まずは保健所などから行政指導が行われ、問題箇所の修正・削除を求められます。改善が不十分な場合や対応しない場合には、医療法に基づく措置命令(改善命令)が出されます。

さらに、措置命令に従わない、または悪質な違反と判断された場合には、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。

このように、違反は行政処分や罰則の対象となるだけでなく、医院の信用低下にもつながるため、慎重な情報発信が求められます。

5-2

コンテンツの監修

サイトに載せるコンテンツ(コラム記事など)には、専門家が執筆または監修している旨を明記することが重要です。

  • 専門資格を持つ監修者名を明記

  • 監修者の所属・資格・経歴を記載

  • 記事末尾や監修者一覧ページでプロフィールページにリンク

  • 医学的根拠の出典(公的機関・学会など)を明示

  • 実際の臨床経験に基づく補足説明を加える

  • 専門分野(矯正・口腔外科・小児歯科など)を明確にする

医療情報である以上、誤りがあってはなりません。

治療方法や費用、リスクなどの情報は患者の判断に直接影響するため、不正確な内容や誤解を招く表現は大きなトラブルにつながる可能性があります。

また監修体制を明確にすることは、患者に安心感を与えるだけでなく、YMYL領域である歯科分野においてGoogleが重視するE-E-A-Tの強化にもつながります。

正確な情報発信を行うためにも、制作フローの中に必ず専門家の確認工程を組み込むことが不可欠です。

5-3

Googleビジネスプロフィールの登録

歯科医院は地域密着型の医療機関であるため、ローカル検索での露出は来院数に直結します。

Googleビジネスプロフィールを適切に運用することで「エリア名×歯医者」「近くの歯科医院」などの検索をした際に、地図とともに表示されるローカル検索結果に表示される可能性が高まります。

渋谷 歯医者のSERPスクショ

また、診療時間・電話番号・住所・写真・口コミなどを一元管理でき、患者様に正確な情報を届けることができます。

スマートフォンからはそのまま電話やルート検索ができ、「今すぐ予約したい」「近くの歯医者を受診したい」といったニーズに直接応えることも可能です。

このように検索結果での露出度アップ・予約導線の強化を同時に実現できる、歯科医院にとって非常に重要な集患対策の1つです。

▼ 登録方法については以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

5-4

全媒体で掲載情報を揃える

公式サイトやGoogleビジネスプロフィールの情報と、その他媒体(医療系ポータルサイトや予約サイト等)に掲載している情報は完全に一致させる必要があります。

掲載情報とは「クリニック名・住所・電話番号」(=NAP情報)、「診療時間」、「休診日」などの基本情報を指します。

理由のひとつは、検索エンジンに同一のクリニックであることを正しく認識させるためです。

Googleはネット上にある情報の整合性や信頼性も評価の一要素としており、複数の媒体で一貫した情報が確認できることは、クリニックの実在性や信頼性を裏付けるシグナルになります。

逆に基本情報に表記ゆれや不一致があると、検索エンジンは別の施設である可能性を考える場合があります。その結果、評価が分散し、ローカル検索(MEO)での順位が上がりにくくなる原因となるため注意が必要です。

また、情報の不一致はユーザーの混乱や不信感にもつながります。

例えば、公式サイトでは「診療中」となっているのに、ポータルサイトでは「休診」と表示されている場合、ユーザーはどちらが正しいのか判断できず、来院を見送る可能性があります。歯科医院のような地域密着型ビジネスでは、こうした小さな不一致が機会損失に直結してしまいます。

このように全媒体で掲載情報を揃えることは検索エンジンとユーザーのどちらにとっても重要です。

ご自身のクリニックは問題ないか、この機会にチェックしてみてください。

5-5

FAQ(よくある質問)ページの作成

FAQページの作成は、ユーザー満足度の向上とAIの検索対策において重要です。

歯科治療は「痛みはあるのか」「費用はいくらかかるのか」「何回通院が必要か」など、不安や疑問を抱えた状態で検討されることが多い分野です。特に矯正やインプラント、審美治療のように比較検討期間が長い治療では、事前にどれだけ疑問を解消できるかが来院判断に大きく影響します。

FAQページは、そうした潜在的な不安に先回りして回答を提示することができ、クリニックへの信頼感を高めることに繋がるのです。

さらに、FAQページは「質問」と「回答」が明確に整理された構造を持つため、AIが情報を抽出・要約しやすいコンテンツ形式になっています。

今後はChatGPTなどAIに質問するユーザーが増えていくため、AIにクリニック情報を正しく回答してもらいやすくするための対策にもなります。

4-3でもお伝えしましたが、検索エンジンがFAQページの質問と回答を正確に理解しやすくするために、FAQの構造化データの設定も忘れずに行いましょう。

6

まとめ

歯科医院を探している患者様はインターネットで検索をおこない、自分の悩みに合った歯科医院を比較・検討しています。そのため、SEO対策を行い関連キーワードで上位表示を実現することで、来院数の向上につなげることが可能です。

歯科医院のSEOでは、患者様が知りたい情報が網羅されたページの作成に加え、適切な内部対策・外部対策・MEO対策の実施が重要になります。本記事を参考に、ぜひSEO対策に取り組んでみてください。

なお、オルグロー株式会社が提供するホワイトリンクでは、これまで多くの歯科医院のSEO支援を行ってきた実績があります。歯科分野のSEOノウハウを持つ専任コンサルタントが、ページやコンテンツの制作・内部対策の実装・被リンク施策・MEO対策までを一貫してサポートいたします。

院内でSEOに取り組むリソースやノウハウが不足している場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

地域・エリアSEO代行

この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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