App Indexingとは?メリットとSEO効果について解説

SEOでよく用いられる用語の中から、今回は「App Indexing」の意味やその効果について解説します。
App Indexingの意味は?
「App Indexing(アップ・インデクシング)」は、サーバー側の設定によりWEBサイトから自社アプリを紐づけるための手法であり、Googleでのモバイル検索時の検索結果に自社アプリを表示できるようになります。
App Indexingによってアプリが検索結果に表示されたときに、すでにそのアプリがインストールされていれば検索結果の画面から直接アクセスしてアプリを起動することができます。

日本の公開当初の名前は「Google App Indexing」でしたが、2016年5月より、「Firebase App Indexing」に変更されています。
App Indexingによる効果やメリットについて
App Indexingをアプリに実装する効果やメリットは、以下のようにいくつかあります。
WEBページとアプリ間の切り替えが容易になる
スマートフォンで情報を検索したときに、WEBページを閲覧したあとにアプリを起動すると手間がかかるためユーザビリティを大きく下げてしまいます。
アプリにApp Indexingを実装すると、Googleの検索結果からアプリに直接繋ぐことが可能になるため、タップやスワイプなどの無駄な操作を極力減らすことができます。無駄な操作が抑えることでアプリを利用してもらう確率が増えるメリットがあります。
Androidユーザーの検索結果で効果的
Androidの場合は、検索結果に「アプリのインストールボタン」と「Googleアプリでのパーソナルコンテンツ結果」の2つが含まれます。
その上、オートコンプリート機能として「Googleアプリで結果候補からアプリコンテンツを直接表示」できます。これらの機能によってAndroidユーザーへのアプリへの流入のしやすさや訴求力が強まるメリットがあります。
ランキング要因
App IndexingはGoogle検索アルゴリズムのランキング要因に組み込まれていたため、App Indexingに対応したコンテンツの順位は上がりやすくなっていました。
このように様々なメリットがありますので、WEBサイトとアプリの両方で同じコンテンツを提供している場合は、App Indexingによるユーザー体験向上を推奨します。
App Indexingの今後
App Indexingの大きな仕様変更がありました。Appleのガイドラインが変更されたことにより2017年1月をもってiOS版のApp Indexingは廃止されています。廃止になった理由は、AppleによってSafari View Controllerの利用制限が加わった影響です。
それによって、iOSでは上記の「ランキング要因」、「アイコン表示」という2つのメリットが得られなくなりました。現在は、iOSでもモバイル検索結果からアプリを直接開くことができますが、これはApp Indexingによるものではな「Appleが提供するUniversal Linksという機能によるものです。
このようにデバイスなどによる仕様変更に伴い、今後も動きがあるので動向をチェックする必要があります。
まとめ
Googleにより2016年にモバイルファーストインデックスが公開されてからは、パソコンサイトではなくモバイルサイトを軸に検索順位が評価されるアルゴリズムが採用されています。
モバイルサイトにSEO効果を及ぼすための施策はいくつかありますが、WEBサイトを運営すると同時にアプリ開発にも携わっている方に対しては今回ご紹介した「App Indexing」を導入するのも一つの施策といえます。

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