アクセシビリティの意味は?
「アクセシビリティ(Accessibility)」とは、健常者に限らず、高齢者や障害者などを含めて誰もが、或いはどのような環境でも利用しやすいかどうか、といった意味を表わす言葉です。
「アクセスのしやすさ」を指す言葉でもあります。
特にWEBサイトに対するアクセシビリティは、「WEBアクセシビリティ」と呼ばれることもあります。
アクセシビリティの評価は?
アクセシビリティという言葉は一般的に、アクセシビリティが高い、或いはアクセシビリティが低いといったように判断されます。より多くのユーザーが、さまざまな利用環境、そして閲覧環境からWEB上のコンテンツやサービスを使えるようになっているWEBサイトは、アクセシビリティが高いといえるでしょう。
例えば、目の不自由な人や細かい字が読みにくい高齢者でもフォントを見やすくサイトに配置するなど配慮されていたり、スマートフォンやガラケー(古い機種の携帯)を使っても同じようにサイトを閲覧できるようなWEBサイトはアクセシビリティが高いと評価します。
一方、最新のパソコンからはアクセスできても、スマホやガラケーからはアクセスできないWEBサイトは反対にアクセシビリティが低いと評価されてしまいます。
アクセシビリティとSEO効果の関連性について
アクセシビリティが高いWEBサイトを構築することは「ユーザビリティの向上」につながります。
結果的に、SEO対策にもなります。
▼ アクセシビリティを向上させるための施策例として主に以下が挙げられます。
- alt属性を使った画像への代替テキストの付与
視覚障害者や何らかの理由で画像が見られない方にも正しく画像の情報が伝わるようにするため。 - 複数ブラウザでの表示適正化
- CSSによるデザイン・レイアウト(フォーム最適化)
- 文法上正しい意味を持つマークアップ
- リンク文章の最適化
これらの施策は、ユーザーにとってアクセスしやすいWEBサイトを構築するために必要なものですが、ユーザーにとって使いやすいサイトであることはすなわち、検索エンジンのクローラーに対してWEBサイトの情報を正確に認識されるようにするための手助けにもなります。
実際に、ここで挙げているアクセシビリティを向上させるための5つの施策はどれも、SEOの内部対策にもつながる手法であるといえます。アクセシビリティとSEOにはどちらの最適化にも共通する点があり、アクセシビリティを向上することでユーザビリティの向上だけでなくSEO対策にも役立つといえます。
性別・年齢・障害有無の違い問わず、どのような人でも、同じように情報を取得できる環境を用意することが重要です。例えば、視覚障害者の方がWEBサイトにアクセスしたときに、画像などのテキストにalt属性を使うことで音声ブラウザが読み上げるようになればページの内容を正しく認識できるようになります。
Googleにとって使いやすさ・見やすさの向上、すなわち「アクセシビリティの向上」は結果的に「ユーザビリティの向上」につながるため、SEO対策上、重要な指標となっています。
アクセシビリティとユーザビリティについて
アクセシビリティ対策の一つに、音声ブラウザに対応することで視覚障害者の方が音声ブラウザを利用したときに、WEBサイトが閲覧しやすくなるという例があります。
これらの対策は、さまざまな環境を想定したユーザーのアクセスのしやすさを目的としているため、ユーザーの使いやすさ・見やすさ、つまりは「ユーザビリティ」の向上にもつながります。
まとめ
今回は、アクセシビリティについて説明しました。
アクセシビリティが高いWEBサイトを構築し、ユーザービリティの向上につなげSEO効果を上げていきましょう。
以上、「アクセシビリティ」の意味や効果についての解説でした。
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