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MEO対策 2025/03/12

【2025年3月】Googleマップの口コミに関する意識調査

Googleマップの口コミに関する調査

調査概要
  • 調査期間:2025年2月28日
  • 対象:日本国内に住むインターネットを利用する20代~50代までの男女1,000人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査委託先:アイブリッジ株式会社
1

全体の傾向

1-1

Googleマップの口コミ評価の重視度について

約半数(45.5%)が目的地選びでGoogleマップの口コミを気にしますが、半数以上(54.5%)は気にしないという結果です。意外にも口コミを参考にしない人が多いことが分かります。

1-2

口コミ評価の参考度合いについて(Q1で「はい」と回答した層)

  • 口コミを気にする人の中でも、「参考程度に確認する」が約56%と最も多いです。
  • 「必ず確認し、評価が低い場合は候補から外す」人は約24%います。積極的に口コミを判断基準にする人も一定数います。
  • 「ほとんど気にしない」「評価よりも口コミ数を気にする」人は少数派です。口コミを気にするものの、過度に依存するわけではない様子が伺えます。
1-3

Googleマップ以外に参考にする情報源 (複数回答)

  • 「公式サイトの情報」が約47%と最も多く、信頼性の高い一次情報を重視する傾向が強いです。
  • 「インターネット上のブログ等の記事」も約35%と高く、個人の体験談も参考にされています。
  • 「知人からの紹介」も約33%と、依然として口コミの影響力は大きいです。
  • 「SNSでポストされた写真」は約28%と、視覚的な情報も一定程度参考にされています。
1-4

Googleマップの口コミの信憑性について

  • 「どちらとも言えない」が約42%で最多です。口コミの信憑性について判断が分かれる現状が示唆されます。
  • 「ある程度信頼できる」が約37%で、一定の信頼は寄せられているものの、「非常に信頼できる」は約6%にとどまります。
  • 「あまり信頼できない」「まったく信頼できない」を合わせると約15%です。信憑性を疑問視する人も無視できない割合で存在します。
1-5

店舗従業員からの口コミ依頼について

  • 「あまり書きたくない」「絶対に書かない」を合わせると約62%です。依頼された口コミに対して抵抗感を持つ人が多いです。
  • 「ぜひ書きたい」「簡単になら書いても良い」人は約38%です。依頼ベースの口コミにも一定の協力意向はあるものの、積極的ではないことがわかります。
1-6

口コミを投稿したいと思う時 (複数回答)

  • 「サービス品質が良かった時」が全体の約48%で最多です。ポジティブな口コミはサービス体験に大きく影響されます。
  • 「お店の雰囲気が良かった時」「接客が良かった時」も上位です。五感で感じる体験が口コミにつながりやすいです。
  • 「店員に腹が立った時」「お店の雰囲気にがっかりした時」「サービスが期待外れだった時」など、不満体験も口コミ投稿の動機になります。
2

クロス集計表からの見解

2-1

クロス集計表①

Q1(目的地を選ぶ際、Googleマップの口コミ評価を気にしますか?)× Q3(Googleマップの口コミ以外に参考にするものはありますか?)

  • 公式サイト情報は、口コミを気にする人も気にしない人も参考にしています。
    「公式サイトの情報」は、口コミを気にする人も気にしない人も約半数が参考にしています。公式サイトは、口コミの利用に関わらず、広く信頼できる情報源として認識されていることが伺えます。
  • 知人からの紹介は、口コミを気にしない人の方がやや割合が高いです。
    「知人からの紹介」は、口コミを気にしない人の割合がわずかに高くなっています。口コミを気にしない人は、より身近な信頼できる情報源である知人の意見を重視する傾向があるのかもしれません。
2-2

クロス集計表②

Q1(目的地を選ぶ際、Googleマップの口コミ評価を気にしますか?)× Q4(Googleマップの口コミの信憑性について、最も近いと感じるものについて回答してください)

  • 口コミを気にする人は、信頼性も高く評価する傾向がある
    「非常に信頼できる」「ある程度信頼できる」と回答した人は、口コミを気にする割合が非常に高くなっています。口コミを意思決定の参考にしている人は、口コミの信憑性も肯定的に捉えていることが分かります。
  • 口コミを気にしない人は、信憑性を疑問視する傾向がある
    「どちらとも言えない」「あまり信頼できない」「まったく信頼できない」と回答した人は、口コミを気にしない割合が高くなっています。特に「まったく信頼できない」と回答した人は、口コミを気にしない割合が圧倒的です。口コミを参考にしない背景には、信憑性への疑念があると考えられます。
2-3

クロス集計表③

Q2(口コミ評価をどの程度参考にしますか?)× Q3(Googleマップの口コミ以外に参考にするものはありますか?)

  • 口コミを積極的に参考にする人ほど、公式サイト以外の情報源も多様
    「必ず確認し、評価が低い場合は候補から外す」「参考程度に確認する」人は、公式サイト情報に加えて、ブログ記事、SNS、知人紹介など、多様な情報源を参考にしています。口コミを重視する度合いが高いほど、情報収集にも積極的な傾向が見られます。
2-4

クロス集計表④

Q2(口コミ評価をどの程度参考にしますか?)× Q4(Googleマップの口コミの信憑性について、最も近いと感じるものについて回答してください)

  • 口コミ評価を積極的に利用する人は、口コミの信憑性も高く評価する傾向があります。
  • 口コミ評価を参考程度に利用する人は、口コミの信憑性について判断を保留する傾向があります。
  • 口コミの信憑性に対する評価は、口コミ評価の利用度に影響を与えると考えられます。

口コミ評価を信頼している人ほど口コミ評価の内容を重視し、参考程度に考えている人は評価の信頼性を保留にする、または信頼していない人は口コミ評価を参考にしないということが見て取れます。

3

年齢・性別による傾向の違い

3-1

口コミに対する見解は20代男性と女性で逆の結果

20代の男女差

20代男性は口コミを気にする割合が39%であるのに対し、20代女性は61%と、男女間で明確な差が見られます。特に20代においては、男女で口コミに対する見解が逆転しているように見えます。

40代以上の女性の傾向

40代女性、50代女性と、年代が上がるにつれて口コミを気にしない人の割合が増加していくことが分かります。特に40代女性は、口コミを気にする割合が38%と、他の年代の女性と比較して低い傾向にあります。

年代と性別による口コミの重視度の違い
  • 口コミを重視するかどうかは、年代と性別によって大きく異なることが分かります。
  • 20代においては、女性の口コミの重要度が高いことが分かります。
  • 40代以上の女性は、口コミよりも他の情報源を重視する傾向があると考えられます。
3-2

重要視する情報の違い

SNS写真の参考度合いの男女差

20代・30代の女性は、SNSで投稿された写真を参考にする割合が、同年代の男性よりも明らかに高いです。これは、女性の方が視覚的な情報を重視する傾向が強いことを示唆しています。

ブログ等の記事は30代・40代の男性が参考にしている

30代・40代の男性は、公式サイト外ではブログ記事等から情報を集めている傾向が見て取れます。

50代の男性は公式サイトを重要視

50代の男性は、公式サイトを参考にする傾向が顕著に出ました。

口コミ評価の参考度合い

【年代による口コミの参考度合い】

20代女性

口コミを積極的に参考にする傾向が顕著に見られます。特に、SNSの口コミやビジュアル情報を重視する傾向があります。

30代・40代男性

ブログや情報サイトの記事を参考にする傾向があり、口コミを参考にする場合も、内容を吟味する傾向が見られます。

50代男性

公式サイトの情報を重視する傾向があり、口コミを参考にする場合は、信頼性を重視する傾向があります。

【性別による口コミの参考度合い】

女性

全体的に口コミを参考にする傾向が高く、特に20代・30代の女性は、SNSの口コミやビジュアル情報を重視します。

男性

口コミを参考にする場合は、内容を吟味する傾向があり、特に30代・40代の男性は、ブログや情報サイトの記事を重視します。

情報収集の多様
  • 情報収集の方法は、年代や性別によって多様化していることが伺えます。
  • 若い世代は、口コミやSNSなどのオンライン情報を重視する傾向がありますが、高齢世代は、口コミ以外で得た情報を重視していると考えられます。

これらの結果から、年齢や性別によって、口コミの参考度合いや信憑性の捉え方に違いがあることが分かります。店舗側は、ターゲット層に合わせて、情報発信の方法や内容を検討する必要があります。

4

まとめ

  • 約半数が目的地選びでGoogleマップの口コミを気にしますが、半数以上は気にしません。
  • 口コミを気にする人でも、「参考程度に確認する」が多いです。
  • Googleマップ以外では、「公式サイトの情報」が最も重視されます。
  • 口コミの信憑性については、「どちらとも言えない」が多く、判断が分かれます。
  • 店舗従業員からの口コミ依頼には抵抗感を持つ人が多いです。
  • 口コミ投稿は、良いサービス体験が主な動機ですが、不満体験も影響します。
  • 口コミ評価を積極的に利用している人ほど、情報収集にも積極的です。
  • 年代、性別によって口コミに対しての見解が大きく異なります。
  • 情報収集の方法は多様化しているので、店舗側は、多様な情報収集チャネルに対応する必要があります。

Googleマップの口コミは、情報収集の一つの手段として利用されているものの、絶対的な信頼を得ているわけではないことが分かります。店舗側は、口コミだけに頼らず、公式サイトやSNSなど、多様な情報発信を行うことが重要です。

この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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