ワンクッションリンクとは?その意味や仕組みを理解してリスクを回避しよう!
WEBマーケティングやSEOでよく用いられる用語の中から、今回は「ワンクッションリンク」の意味や効果について解説します。
ワンクッションリンクの意味は?
「ワンクッションリンク」とは、リンク先のWEBサイトへ直接リンクを貼るのではなく、サテライトサイトに外部リンクを集め、そのサテライトサイトのパワーを強めてから目標サイトにリンクをすることを指します。
本来誘導したいWEBサイトにあまりにも露骨に外部リンクを集めてしまうと、検索結果を作為的に操作しようと疑われて検索順位を下げられてしまう恐れがあったため、このようなワンクッションリンクという手法が流行したと言われています。
ワンクッションリンクの手法や効果がSNSなどで頻繁に取り上げられたこともあり、2011年頃まではこのような手法がSEOの一環として用いられていました。
しかし現在は、ワンクッションリンクで用いられるサイト自体の評価も内部対策やコンテンツなどの基準を求められるため、効果を出すには、小手先ではなくきちんとしたSEOノウハウが必要だとされています。
ワンクッションリンクの仕組み
以下では、ワンクッションリンクの手法を利用した場合の仕組みを階層に分けて紹介します。
パターン1(通常のリンクの貼り方)
通常は、順位をあげる対象となるリンク先のWEBサイトを1階層目(A)とした場合、メインとなる(A)に対して、2階層目となる(B)から質の高い外部リンクを集めることで(A)の評価を高めようとします。
(A):目標となるリンク先のメインとなるWEBサイト
↑(外部リンク)
(B):メインのWEBサイトの下のサイト(大量)
パターン2(ワンクッションリンクを用いた貼り方)
一方、ワンクッションリンクを利用する場合は、一つ階層を加えてリンクを貼ります。メインとなる(A)の下にサイト(B)をいくつか作り、さらに(B)の下には3階層目となる(C)を大量に作ります。
いきなり(A)にリンクを貼ることはせず、まずは大量の(C)から(B)に外部リンクを貼って(B)の評価を上げていきます。(B)の評価が上がってきたら、ここで(B)から(A)に外部リンクを貼ります。このような階層を経て最終的にメインとなる(A)の評価を高めて上位表示へとつなげていきます。
(A):目標となるリンク先のメインとなるWEBサイト
↑(外部リンク)
(B):メインのWEBサイトの下のサイト(少数)
↑(外部リンク)
(C):サイトと関連性のある大量のブログ記事など
Googleからこの構図を見ると以下のようになります。
・パターン1
評価対象となるAに、大量のBのサイトが貼られているので、意図的に貼られていないかどうか疑わしい。またBのサイト1つ1つの評価が低いので、評価を上げづらい。
・パターン2
評価対象となるAには、大量のCのサイトが貼られている評価の高いBのリンクが少数貼られており、意図的に貼った量にしては少ないし、評価が高いリンクをうけているので、評価を上げるのに妥当。
このようにgoogleから評価されるので、効果とリスクの少なさから多く採用されていました。
2011年頃までは効果が高いSEO対策として注目されていたワンクッションリンクですが、現在では、ワンクッションリンク自体の品質が問われているため、外部リンクも小手先のテクニックではなく本質的な施策が必要となっています。
まとめ
Googleでは、ユーザーにとって有益で価値の高い外部リンクを持ったWEBサイトを高く評価する傾向にあります。なのでコンテンツの質を高めたり、ユーザビリティを向上させるために定期的にWEBサイトを改善したりと、より自然な形で良質な外部リンクを獲得できるような施策を尽力していきましょう。
以上、「ワンクッションリンク」の意味や仕組みについての解説でした。
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