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SEO対策 2022/12/20

オールドドメインはSEOに有効?購入のメリットや注意点まで徹底解説

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オールドドメインはSEOに有効なのか。indexのスピードも早いため、サブサイトの開設にもおすすめなのがオールドドメインです。本記事ではオールドドメインの基礎から応用、メリット・デメリット、オールドドメインのチェック方法までわかりやすく徹底的に解説しています。

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オールドドメインとは?

オールドドメインとは、別の誰かが過去に使用していた中古ドメインのことです。ドメインは取得した日から1年間有効とされており、期間終了後もそのまま放置されているドメインの事を言います。

SEO対策を行う上でオールドドメインという言葉を耳にしたことがある方は少なくないと思います。
うまく活用できれば、新しく作成したWEBサイトでも上位に表示できる場合もあるでしょう。

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ドメインとは何か?

そもそもドメインとは何か、わからない方もいると思いますので説明していきます。

ドメインとは、すなわちインターネット上での住所のことだと考えてください。WEB上にはたくさんのホームページが存在しています。ホームページ毎にURLがありますが、このURLの中にドメインが入っています。

例えば、以下のようなURLがあったとします。

https://www.abc.jp

このURL内のwwwがホスト名、abc.jpの部分がドメイン名となります。
ドメイン名は、WEB上にある情報がどこにあるのかを示すものです。

普段、私達がタクシーに乗り、運転手の方に住所を伝えて「ここに行って下さい」とお願いするような事と同じと考えて下さい。

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ドメインの種類

ドメインの中にも種類があり、それぞれに目的があります。具体的にどのように違うのかを理解できていない人もいると思います。ドメインの取得で悩んでいる人へ、ドメインの種類や選ぶ際のポイントを解説していきます。

ドメインはトップレベルドメイン『gTLD』とトップレベルドメイン『ccTLD』の2つに分類されます。さらに細かく分類すると1,000種類を超えるトップレベルドメインが存在します。ドメインには、それぞれ目的があり、ドメイン名によっては取得に条件が必要な場合もあります。

もう少し深掘りしますが、ドメインは「.(ドット)」で区切る段階構造となっています。右側から、トップレベルドメイン、第2レベルドメイン、第3レベルドメインと続きます。

例えば、ドメイン名が「abc.jp」の場合は、「abc」が第2レベルドメインで、「.jp」がトップレベルドメインという風になります。

自社でWEBサイトを構築する場合、ドメインが必要となります。

▼ 大きく分類すると3種類に分けられます。

  • gTLD:分野別トップレベルドメイン
  • ccTLD:国コードトップレベルドメイン
  • JPドメイン:日本に割り当てられた国別トップレベルドメイン


特徴についてそれぞれ紹介しますので、参考にしてみて下さい。

gTLD

ジェネリックトップレベルドメインの略で、使用時は基本的に条件などなく、簡単に入手することができます。商業組織用の.comやネットワーク用.net、非営利組織用の.orgなどがあります。

新gTLDというものもありますが基本的には同じと考えて問題ないです。違いとしては、新gTLDの方が新しく登録されたドメインという風に考えておけばOKでしょう。

新gTLDの中には誰でも使用可能な.infoやビジネス向けの.biz、モバイル関係向けの.mobiなどがあります。

ccTLD

国コードトップレベルドメインの略称で、国や地域に割り当てられたトップレベルドメインを指します。ISO(国際標準化機構)で規定された国コードを使用したドメインです。

例えば、日本には「.jp」が割り当てられています。

JPドメイン

JPドメインの中でも属性型、地域型、都道府県型に分類されます。一般的によく目にする.jpは汎用JPドメイン名と言い、日本国内に住所があり、個人や団体、組織が登録可能なものとなっています。

▼ここからはJPドメインを種類別に解説していきます。

【属性型JPドメイン名】

企業のco.jpや大学のac.jpなど、組織ごとに分類されたドメインです。
1つの組織が登録可能なドメインは1つだけですが、合併や事業譲渡などによるドメイン名の移転、または組織名自体の変更があった場合は、新たなドメイン登録が可能となります。

【地域型JPドメイン名】

市区町村名、都道府県名で構成されたドメイン名を指します。残念ながら2012年3月で終了していますので使用する場合は中古ドメインで使用したいドメイン名を探し出さないといけません。

【都道府県型JPドメイン】

個人・組織を問わず、日本に住所があれば登録が可能です。しかしこちらも地域型JPドメイン名同様、2012年3月で終了しています。

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オールドドメインに関する予備知識

ここからはオールドドメインに関連する予備知識をご紹介します。
オールドドメインに関連する理解を深めるために、役に立つと思います。

IPアドレス

別名は「インターネットアドレス」とよばれており、PCやスマホ・タブレットなどから通信を行う際に通信先を識別するための番号のことを指します。

また、IPアドレスは大きく2つに分類されます。

プライベートIPアドレス

自宅やオフィスなどの限られた範囲の中で使用され、他のネットワークで同じIPアドレスが使用されることがあります。

グローバルIPアドレス

全世界で通用し、世界中のどこからも通信が可能です。また世界に一つしか存在しません。

独自ドメイン

自分だけが所有しているドメインを指します。

所有権を購入することで使用する権利を得られます。期限が切れると所有権を失ってしまいます。独自ドメインは、SEO対策がしやすい、サーバーを変更しても同様のドメインを使用可能です。

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オールドドメインを使うSEO上のメリットについて

ここからはオールドドメインを使用して費用対効果やSEO上のメリットをご紹介します。メリットを理解して今後のSEOを有利に進める参考となれば幸いです。

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新規ドメインに比べて被リンクの数が多い

ドメインパワーを決める上で「被リンクの数」は重要な要素となります。

被リンクとは外部サイトから自社サイトへのリンクを指します。この被リンクが多いほど、信用性が高いとされ、ドメインパワーも上がっていくと考えられています。

オールドドメインは過去に集まった被リンクという資産を引き継ぐことになるので、新規のドメインを取得するよりもSEO上有利に進めることができるケースがあります。

しかし、オールドドメインで過去に運営していたサイトの内容と、今後運営するサイトのテーマが異なる場合は被リンクとの関連性が低くなり、低品質な被リンクと判断される場合がありますので注意が必要です。

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ドメイン年齢を引き継ぐことができる

オールドドメインは取得してからの年数である「ドメインエイジ」が引き継がれます。このドメインエイジは、長ければ長いほど効果が大きいと言われています。

理由としては、運用歴が長いほど古くから運用されていて信用性も高くなるといわれています。ドメインエイジは時間をかける以外に手の施しようがないので、古いドメインエイジを見つけたら要チェックでしょう。

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ドメインランクを引き継ぐことができる

検索エンジンの評価指標であるドメインランクを引き継ぐことができます。

ドメインランクが高いほど、新サイトの立ち上げた時に検索エンジンから高い評価をもらえる可能性があります。気になった中古ドメインのドメインランクを調べたい場合は、SEOツールのahrefsで確認することが可能です。

ただしドメインランクはGoogleが発表しているものでは無く、ahrefsが独自に設定している指標のため、「ドメインランクが高い」=「オールドドメインとして価値が高い」とは限らないので注意しましょう。

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その他、オールドドメインを利用するメリットについて

前述したメリット以外にも、オールドドメインを利用するメリットはまだありますので、もう少しご紹介します。

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利用したいドメイン名を利用できるケースがある

ドメインは電話番号や住所と同様で、同じ文字列を利用することはできません。そのため、期限切れとなったドメインの中に利用したいドメイン名があるケースが考えられます。

ただし、人気のキーワードがURLに含まれる場合は中古ドメインの価格が高い場合が多いです。

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インデックスされるまでのスピードが速い

検索エンジンは、全WEBサイト上の情報をクローラーによって収集しています。

このクローラーが世界中のあらゆるWEBサイトの情報をチェックし、検索エンジンのデータベースへサイト毎の情報を記録しています。このようなデータベースへのWEBサイトの情報を記録する事を「インデックス」と言います。

ユーザーが検索した際に、インデックス済のWEBページ内から検索ユーザーの意図にあったサイトを表示させています。

そのためいくら良質で有益な記事を書いていても、インデックスがされていなければ検索ユーザーに表示されることはありません。ですので、インデックスは必要不可欠となります。

オールドドメインは、検索エンジンによって既にインデックスされているという点もメリットとして考えられます。

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オールドドメインを利用するデメリットについて

ここまでオールドドメインを使用するメリットを紹介してきました。
SEO対策に有効なオールドドメインですがデメリットも存在します。

デメリットについても確認していきましょう。

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低品質な被リンクがある場合、引き継がれてしまう

被リンクを引き継げるとメリットで紹介しましたが、ここに関して注意が必要です。

低品質や関連性のないリンクが大量に貼られている場合、「Googleからペナルティを受けている」もしくは「今後、Googleからペナルティを受ける」可能性があります。

そのため、オールドドメインの購入時に被リンクをチェックしスパムリンクが無いか精査をおこなった上で購入しましょう。

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悪い運用履歴もそのまま引き継いでしまう

過去の運営サイトが低品質なコンテンツを公開していた場合も評価が下がる要因になります。

例えば、他サイトからテキストを移したようなサイトや、読み物として全く成立していないような内容で運営されていた場合、評価が低いまま新たにサイトを運営することになりますので評価が上がりにくいサイトとなってしまうことがあります。

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ペナルティを受けている場合に引き継いでしまう

過去にペナルティを受けていた場合もその評価をそのまま引き継いでしまいます。SEO上、有利と考えてオールドドメインを購入したものの、逆に評価が低いところから新サイトを運用することになりますので、要注意です。

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ドメイン名をそのまま利用するしかない

オールドドメインは新規ドメインのように、URLをオリジナルで設定できません。商品やサービスに関連付けられたURLに変更もできないので、ブランディングを意識した新規サイトの立ち上げには向いていないと言えるでしょう。

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良質なオールドドメインを購入するために見分けるポイント

オールドドメインのメリット・デメリットをご紹介しましたので、リスクがあることをお分かりいただけたかと思います。

ここからは良質なオールドドメインを購入するためのチェックポイントを解説していきます。

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ペナルティを受けていないか

Googleの検索エンジンで、目当てのドメイン名の先頭に「site:」をつけて検索してみます。

https://www.abc.jpの場合は「site: https://www.abc.jp」と検索します。


すると、ペナルティの警告が出る場合があります。
インデックスの残り方にも注意して下さい。インデックスが残っていながら、一番上に来ない場合は要注意です。

インデックスが残っていて問題ない場合は、今後利用した際もインデックスがされやすい可能性があります。

▼ ポイントをまとめると、

  • ペナルティの警告の有無
  • インデックスの状態をチェック

この2つを意識してください。

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過去に運営していたサイトの確認

過去に運営されていたサイトが低品質なコンテンツを記載していたり、違法サイトだった場合は購入を控えましょう。そういった過去の状態を確認するためのツールとして「Wayback Machine」があります。

URLを入力し検索すると過去の運営サイトを確認できるので覚えておきましょう。

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ブラックリストに掲載されていないか

中古ドメインの中には、悪質なサイトを過去に運用していたことでブラックリストに掲載されている事があります。

このようなドメインでのサイト運用は控えたいので、ブラックリストチェックツール「aguse.」にドメインを入力して確認しましょう。

もしブラックリストに掲載されていた場合は購入は控えしょう。

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ドメインパワーをチェックする

ドメイン自体にパワーが有るかどうかを下記ツールで確認できます。

パワーランクチェックツール


中古ドメインへの被リンクの数や質、ドメイン取得からの期間などを分析しドメインの強さを数値化してくれます。ドメインパワーを独自の指標であるパワーランク(100点満点)で、URLパワーをチェックできます。

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直近で有効期限が切れていないか

ドメインはドメインレジストラという機関で管理されています。お名前.com、バリュードメインなどは皆様も耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ドメインを取得する際は、このようなレジストラからレジストリに申請を行います。多くのレジストラが契約を行っているので、我々ユーザーの判断基準としては料金の安さや、サービスの充実度で選定し、ドメインの取得依頼を行います。

ドメインを取得する際に、有効期限が切れていないか必ずチェックする必要があります。有効期限が切れてしまった場合、良質なオールドドメインとしての価値が無くなってしまいます。

過去の実績を評価して購入したドメインが、有効期限切れで価値の無いドメインだったという話もありますので、事前に注意してチェックしておきましょう。

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しっかりと運営されていたサイトかどうか

ドメインを取得後、サイトを作成しても長期間放置されていたサイトは価値は無いと言えるでしょう。

サイト作成を行った後、オリジナルのコンテンツを定期的に更新しているようなサイトは、自然と外部リンクも増えると考えられます。そういったサイトは価値のあるサイトと判断され、購入時のチェックポイントとして抑えておくべきでしょう。

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長期間運営されていたかどうか

ペットもそうですが、長期間たくさん愛情をもらい、しっかりとしつけされてきた場合とそうでない場合ですと前者の方がたくさん芸を覚えたり、飼い主との信頼関係も築けているはずです。

サイトも同様で長期間しっかりと管理されてきたサイトは価値も高くなるとされています。運営されていた期間にも注意してみましょう。

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自然なリンクが集まっているか

ユーザーに対して役に立つようなオリジナルのコンテンツを定期的に更新できているサイトは、あらゆるサイトから紹介され自然と被リンクが集まってくるでしょう。

たくさんのサイトからもらう被リンクは、自然とドメインも分散されているので評価は高くなると言えるでしょう。被リンクとドメインの分散は重要な要素となります。

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まとめ

オールドドメインは、サイトを新規で立ち上げる際にSEO上のメリットが数多く存在します。しかし、オールドドメインの質によって、ペナルティを受けたり、順位が上がりにくいサイトになってしまうようなデメリットも存在します。

そのため、オールドドメインを購入する際は、しっかりと価値を見極める必要があります。

質の高いオールドドメインを取得できれば、今後WEBサイト運営を行っていく上で非常に大きな力になってくれるでしょう。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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