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SEO対策 2022/11/18

ハミングバードアップデートとは?概要や影響

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WEBマーケティングやSEOでよく用いられる用語の中から、今回は「ハミングバードアップデート」の意味やハミングバードアップデートのSEOへの影響について解説します。

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ハミングバードアップデートとは

「ハミングバードアップデート」とは、2013年9月に行われたGoogle検索エンジンのアルゴリズムアップデートのひとつです。ハミングバードアップデートを受けて、検索エンジンを利用するユーザーの利便性を大きく変化させたと言われています。

パンダアップデートやペンギンアップデートといった近年話題を集めたアップデートと、ハミングバードアップデートは同じGoogle検索エンジンのアップデートです。

ただし、低品質なWEBサイトを判断し検索結果から排除する、インデックスを削除する等、検索アルゴリズムの調整や、変更のためのパンダアップデートやペンギンアップデートとは異なり、ハミングバードアップデートは、検索アルゴリズムの技術基盤自体の刷新とGoogleが公式に発表しています。

ハミングバード・アップデートのネーミングの由来は、“正確であり、早い”ことです。

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ハミングバードアップデートを導入した理由

ハミングバードアップデートを導入したきっかけは、Google検索による複雑なキーワードや会話のような検索に対応ができていなかったことが一番の要因です。

ユーザーが検索するときに、キーワード検索以外の会話をするような言葉での検索を、Googleの検索エンジンは理解できていませんでした。

ハミングバードアップデートが導入されたことで、Googleの検索エンジンは単にキーワードを含むWEBページを検索結果に上位表示させるだけでなく、ユーザーの検索意図に対して適切な検索結果が表示されやすくなりました。

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ハミングバードアップデートで変わったこと

ハミングバードアップデートの特徴としては、ユーザーの検索意図に沿った検索結果を表示できるようになりました。具体的には二つの検索に対して適切な対応ができるようになりました。

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会話型検索の向上

例えば、「東京駅」「近く」「レストラン」というキーワードで検索をした場合、そのキーワードに該当した情報が表示される、辞書引きをしているような感覚でした。

一方、ハミングバードアップデートが導入された現在は、キーワードの背景を考えてくれるようになり、以前よりも「人と会話する」ような検索結果を提供するようになりました。

上記の例でいえば「東京駅に近いレストラン」で検索すると、「東京駅」「近く」「レストラン」という単語がサイトに含まれていなくても、欲しい情報に近い検索結果が反映されます。

実際に調べると「近く」という単語が入っていなくても、検索された場所から近くにあるサイトが多く表示されることに気づくと思います。このように、単語よりも意図を汲み取る精度が上がりました。

さらに、実際に音声でキーワードを入力する「音声検索」の性能が向上したのも、ハミングバードアップデートの影響です。

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曖昧な検索に対しての適切な回答

先程の例のように、「東京駅 近く レストラン」とロングテールのキーワード検索をしているとすれば、東京駅の近くのレストランを探しているとユーザーの検索意図を汲み取れますが、「レストラン」だけで検索をしている場合は具体的な意図がわかりません。

さらに、「レストランの意味を検索しているのか?」「人気レストランのランキングを探しているのか?」「近くのお店を探しているのか?」などといったユーザーの検索意図もわかりません。

ハミングバードアップデート後は、「レストラン」と検索をしただけで、できるだけユーザーの検索意図を読み取ろうとして、検索した場所に近いレストランや人気レストランのランキング、レストランの意味など網羅的に表示がされるようになりました。

このように検索エンジンが曖昧なキーワード検索に対しても、ユーザーの検索意図に対応させるように検索結果を表示するようになったのもハミングバードアップデートの特徴です。

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ハミングバードアップデートのSEOへの影響

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ロングテールキーワード(スモールワード)の検索数の増加

ハミングアップデートにより、ユーザーの検索意図を汲み取った検索結果が表示されるようになり、ロングテールキーワードの検索が増えました。

これによりビックキーワードのみで対策をするだけではなく、対策キーワードを選定するときにロングテールキーワードをより意識する必要が増えました。

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ユーザビリティが高いコンテンツの増加

ハミングバードアップデートにより、ユーザーの検索意図を推測して検索結果が表示され、ユーザーの検索に対してより正確な回答があるようなコンテンツが評価されるようになりました。

それにより、ユーザーが求めている検索意図を意識したコンテンツページが評価されることになりました。逆に質の低いコンテンツページは評価がされなくなり、順位が落ちる要因にもなりました。

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コンテンツ内のキーワード比率や出現率の役割が低下

ハミングバードアップデートにより、直接的なキーワードに対しての検索結果ではなく、ユーザーの検索意図を汲み取った検索結果になったため、的確な回答が評価されるようになりました。

そのため、コンテンツ内におけるキーワード比率や出現率といった、以前は評価されていた要因の役割が低下しました。

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ハミングバードを意識したSEO対策

前述したように、ハミングバードアップデートが導入されたことで、以前に比べてより検索意図に関連した自然な検索結果が表示されるようになり、ユーザーの利便性が大きく高まりました。

とはいっても、ハミングバードアップデートがされたからといって急いでSEO対策を見直す必要はありません。検索順位や自然検索結果に影響するパンダアップデートやペンギンアップデートとは違い、ハミングバードアップデートは検索順位に対して大きな影響は少ないと言われているためです。

過去には、テクニカルなSEOを意識するあまり、過剰なキーワードの入れ込みなどを行うSEO対策もありましたが、今回のアップデートによって、コンテンツのキーワードよりもコンテンツの意図をより汲み取りやすくなったので、従来よりも自然な形で良質なコンテンツを作れるようになったといえます。

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まとめ

ハミングバードアップデートにより、今では表示される検索結果や音声検索などが当たり前になりましたが、Googleのアップデートを知ることは重要です。

ハミングバードアップデートの導入後に何か特別な対策を講じる必要性はないですが、検索エンジンやユーザーから有益なWEBサイトだと評価されるためにも、価値のある良質なコンテンツを今後も長く発信し続けていきましょう。

この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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