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SEO対策 2024/12/18

被リンクが認識・反映されない9つの原因と改善方法を解説

被リンクが認識・反映されない原因のサムネイル画像です

被リンクはSEOにおいて重要な役割を果たしますが、正しく認識・反映されないこともあります。本記事では、被リンクが認識・反映されない主な9つの原因を詳しく解説し、それぞれの改善方法をご紹介します。クローラーがリンクを無視するケースや、リンク元ページの問題点など、被リンクが認識されない様々なケースを紹介します。

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被リンクが認識・反映されない原因と改善方法9選

Googleサーチコンソールを確認しても、被リンクが認識・反映されない原因は以下になります。

  1. 被リンク元ページがクロールを拒否している
  2. 被リンク元ページがインデックスを拒否している
  3. 被リンク元ページがインデックスされていない
  4. 被リンク元のクロール頻度が低い
  5. 被リンクがJavaScriptやその他の非HTML要素で作られている
  6. 被リンク元ページが非公開やアクセス制限している
  7. iframe内のリンクである
  8. 被リンクがCSSやスクリプトで隠されている
  9. Googleサーチコンソールの更新が遅れている

リンク元ページ側に問題がありGoogleが認識できていないケースが殆どですが、Googleサーチコンソール側に問題があるケースもあります。

各原因について、解決方法も含めて具体的に解説します。

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被リンク元ページがクロールを拒否している

被リンク元ページがクロールを拒否している場合、そのページのリンクがGoogleや他の検索エンジンに認識されない可能性があります。これは、リンク元のページがGoogleなどの検索エンジンのクローラーに対し、「このページの情報を収集しないでほしい」と明示的に指示しているためです。

具体的には、robots.txtというファイルを使って、特定のページや全サイトをクロールしないように検索エンジンのクローラーに向けて指示している場合がこれに該当します。

対策方法としては、リンク元のサイトを運営している会社に連絡をして、該当ページのクロールを許可するように依頼します。尚、robots.txtファイルはDisallowで拒否・allowで許可となります。

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被リンク元ページがインデックスを拒否している

被リンク元ページがnoindexタグを使ってぺージのインデックスを拒否している場合、そのページからの被リンクが検索エンジンに認識されないことがあります。

インデックスに登録されていないページは、検索エンジンからは存在しないページと同じ扱いになるため、そのページに存在するリンクの評価もおこなわれなくなるためです。

noindexタグでインデックスを拒否しているかどうかは、ページのソースコードを開いてHTMLコード内にnoindexの記述があるかどうか確認します。ただし、サーバー側の設定でHTTPヘッダーを使ってインデックスを拒否している場合は、外部から確認できません。

被リンク元のページがインデックスを拒否している場合は、サイト運営者に連絡してnoindexタグを外すように依頼してみましょう。

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被リンク元ページがインデックスされていない

サイト運営者がクロールやインデックスを拒否していない場合でも、被リンク元のページがインデックスされていなければ、被リンクが検索エンジンに認識されない可能性があります。

インデックスされない原因として考えられる事は、以下になります。

  • Googleのクローラーにページが発見されていない
  • ページが低品質である(他サイトのコピーや薄いコンテンツなど)

などが考えられます。

ただし、被リンク元ページのサーチコンソールを見てみない事には、原因の切り分けをおこなう事ができません。そのため、取れる対応策としては被リンク元のサイト運営者にインデックスされていない旨を連絡して、対応してくれるのを待つだけとなります。

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被リンク元のクロール頻度が低い

被リンク元のサイトのクロール頻度が低い場合、検索エンジンがそのページをクロールする機会が限られるため、リンクの情報が検索エンジンに認識されるまでに時間がかかることがあります。

クロール頻度が低くなる理由として、被リンク元ページ自体の重要度や更新頻度が挙げられます。また、サーバーの応答速度が遅い場合や、過去サーバーエラーが頻発していた場合、検索エンジンはそのページのクロールを控える傾向があります。

ページ数が数十万を超えるような大規模サイトや、サーバー障害が起きているWEBサイトでない限りは、いずれクロールされるため様子を見るか、被リンク元のサイト運営者に連絡してURL検査ツールからインデックス登録リクエストをおこなってもらいましょう。

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被リンクがJavaScriptやその他の非HTML要素で作られている

クローラーは主にHTML内の<a>タグを通じてリンクを発見しますが、リンクがJavaScriptや非HTML要素で作られている場合、検索エンジンのクローラーがリンクを正しく認識できないことがあります。

特にクライアントサイドでレンダリングされるシングルページアプリケーションでは、リンクが動的に生成されるため、クローラーがリンク先を認識できないことがよくあります。

これを改善するには、被リンク元ページのサイト運営者に静的なURLでリンクの設置を依頼するか、サーバーサイドレンダリング(SSR)やプリレンダリングを利用して、クローラーに完全なHTMLを提供できるよう調整をお願いするしかありません。

ただし、対応してくれる可能性はほぼないと思った方が良いです。

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被リンク元ページが非公開やアクセス制限している

被リンク元ページが意図的に非公開やアクセス制限をおこなっている場合、検索エンジンのクローラーはそのページにアクセスできず、被リンクを正しく認識できません。

具体的には、ログインが必要な会員制ページや、パスワードで保護されたコンテンツなどが該当します。多くの場合、プライバシーやセキュリティの一貫として意図的におこなっているため、非公開やアクセス制限していないページからリンクして貰えるように交渉してみましょう。

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iframe内のリンクである

iframeは、他のウェブページを埋め込むためのHTML要素で、外部のコンテンツを別のページ内に表示するのに利用されます。しかし、iframe内に設置されたリンクは通常のHTMLリンクとは異なり、クローラーがそのリンクを外部の被リンクとして認識しない場合があります。

また、iframeを利用する際にX-Frame-Optionsやその他のセキュリティ設定がされていると、クローラーがiframe内のコンテンツにアクセスすることすらできなくなる場合もあります。

iframeの外側にテキストリンクを追加するなどして、クローラーがリンク先を直接認識できる方法でリンクしてもらえないか、リンク元のサイト運営者に相談してみましょう。

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被リンクがCSSやスクリプトで隠されている

被リンクがCSSやスクリプトで隠されている場合、検索エンジンのクローラーがそのリンクを正しく認識しないことがあります。リンクが非表示になっていると、ユーザーが実際にはアクセスできないリンクと判断され、クローラーがリンクを無視したり、リンクの価値を低く評価する可能性が高くなります。

そもそも、検索エンジンのガイドラインでは、意図的に非表示にされたリンクはスパム行為とみなされる可能性があると明記されているため、このようなWEBサイトからリンクを獲得するべきではありません。

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Googleサーチコンソールの更新が遅れている

サーチコンソールの更新が遅れている場合、被リンクのデータがリアルタイムに反映されず、正確な状況を把握するのに時間がかかることがあります。

更新が遅れていると感じた場合でも、必ずしも問題が発生しているわけではありません。サーチコンソールは非常に多くのデータを扱っており、データの更新はリアルタイムではなく、一定のタイムラグがあります。そのため、被リンクのデータが反映されるまで数日~数週間かかることがあります。

どうしてもすぐに確認したい場合は、ahrefsやmozなどのサードパーティーツールを使って確認するようにしましょう。

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Googleサーチコンソールに被リンクが認識・反映されない場合の確認方法

Googleサーチコンソールに被リンクが認識・反映されていない場合は、以下3つの方法で確認できます。

  1. サーチコンソールからデータをエクスポートしてみる
  2. 被リンク元サイトを目視で確認する
  3. サードパーティーツールを使って確認する

それぞれ詳しく解説します。

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サーチコンソールからデータをエクスポートしてみる

Googleサーチコンソールで確認できる被リンクの上限数は、1,000ドメインまでです。そのため1,000ドメイン以上からリンクされている場合は、GoogleサーチコンソールのリンクレポートのUI上からは確認できません。

ただし、エクスポート機能などを使う事で1,000以上のリンクを取得できるため、まずはエクスポートして被リンクが認識されているか確認してみましょう。

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被リンク元サイトを目視で確認する

自サイトへリンクしてくれた事が分かっている場合は、被リンク元のページを目視で確認して正しく被リンクが設定されているか確認してみましょう。

確認の際には、「リンクがHTMLの<a>タグを使用して記述されているか?」「ページが検索結果にインデックスされているか?」の2点を確認します。どちらも問題なければ、Googleサーチコンソールに反映されていないだけで、検索エンジン自体はリンクを認識している可能性が高いです。

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サードパーティーツールを使って確認する

Googleサーチコンソールに反映されていない被リンクがないか確認したい場合は、サードパーティーツールを利用することで確認できます。

被リンクを確認できる代表的な的なツールは、以下の3つです。

ツール名特徴費用
ahrefs取得できる被リンク数が多い有料
MOZリンクごとにスパム性を確認できる有料
Majestic SEOahrefsでは取得できない被リンクを取得できる有料

これらのツールを活用することで、Googleサーチコンソールには反映されていない被リンクを確認できる可能性があります。また、何らかの事情でGoogleサーチコンソールを利用できない場合にも効果的な確認方法となります。

ただし、サードパーティーツール各社は独自にクローラーを回して被リンクを収集しているため、ツール上で被リンクを確認したからといってGoogleが被リンクとして認識しているかは不明です。

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認識・反映されていない被リンクは効果がないのか?

Googleサーチコンソールのリンクレポートを見ると、「Googleがこれまでに検出したリンクが含まれている」と記載されているため、全てのリンクを表示しているわけではなく、検出したリンクの一部が含まれていることを指している可能性が高いです。

リンクレポート

そのため、Googleサーチコンソールに反映されていない被リンクでも、実際にはSEOに効果がある場合があります。

新規で立ち上げてから、3ヶ月程度たったWEBサイト(この時点ではリンク0)が被リンクを獲得した場合に、検索順位が向上した事が何度もあるので、体感的にもGoogleサーチコンソールに表示されなくても効果があると感じています。

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被リンクを認識・反映させるための解決方法まとめ

被リンクが検索エンジンに認識されない原因は、リンク元ページのクロールやインデックス状況、リンクの形式や設定に起因することが多いです。そのため、適切に対策を講じることで、被リンクが認識される可能性を高めることができます。

まずは、以下の確認方法と改善案を試してみましょう。

確認方法改善案
リンク元ページがクロール可能か確認するrobots.txtでクローラーをブロックしていないか確認してもらう
リンク元ページがインデックスされているか確認するnoindexタグでインデックスを拒否していないか確認してもらう
リンクの形式がHTMLで記述されているか確認するJavaScriptやiframeではなく<a>タグでリンクしてもらう
非公開ページやログインページではないか確認する公開しているページからリンクを設置してもらう

なお、被リンクが獲得できない・被リンクを獲得したつもりが中々認識されないといったお悩みがある場合は、気軽にご相談ください。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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