【アップデート解析】ドメインダイバーシティ・アップデート徹底解析

Googleの検索アルゴリズムは、大きい小さいに関わらず様々なアップデートが日々実施されています。 その中から今回は、2013年に実施された「ドメインダイバーシティ・アップデート」の特徴や影響について解説します。
ドメインダイバーシティ・アップデート<2013年5月実施>
2013年5月に実施された「ドメインダイバーシティ・アップデート(Domain Diversity Update)」は、Google検索エンジンのアップデートの一つです。
ドメインダイバーシティ・アップデートのネーミング由来
検索結果上に、同一ドメインのページが複数同時に表示されるのを防ぎ、多様なドメインを表示させるために導入された検索アルゴリズムが、「ドメインダイバーシティ・アップデート」です。ダイバーシティは、英語で“多様性”を意味しています。
ドメインダイバーシティ・アップデートの特徴
検索結果にあらゆる情報を表示させることでユーザーがより情報を見つけやすいと考えたGoogleは、2013年5月にドメインダイバーシティを実施しました。
これまでは検索結果に同じドメインからのページがいくつも表示されていましたが、ドメインダイバーシティ・アップデート以降は同じドメインからのページは表示されにくくなりました。

ドメインダイバーシティ・アップデートによる影響
ドメインの多様性が維持された検索結果
ドメインダイバーシティ・アップデート以前は、同一ドメインからのページで検索結果が埋め尽くされていることに対して、多くのユーザーからGoogleに対して改善を求めるフィードバックが寄せられていたとされています。その理由は、同じドメインからのページばかりになってしまうとユーザーが獲得する情報に偏りが生じてしまうためです。
ドメインダイバーシティ・アップデート実施以降は、検索結果に多様性を優先したことで、ユーザーが求める情報を見つけやすくなりました。また、検索キーワードによっては、さまざまなドメインからのページが検索結果に表示されるようになったことで、中には以前よりも検索順位が上がったというWEBサイトもあったようです。
これまでもGoogleは、検索結果の1ページ目に表示させるドメインの多様性を優先していましたが、ドメインダイバーシティ・アップデート以降は、その多様性がさらに強化されて2ページ以降でも同一ドメインからのページが表示されにくくなっています。
まとめ
Googleはユーザーにとって有益で使いやすい検索エンジンにするためにはどうするべきかを考えて、日々検索アルゴリズムアップデートを繰り返していますが、今回紹介したドメインダイバーシティ・アップデートもこれまでと同様ユーザーを第一に考え実施されたものです。
ユーザー目線を重視するGoogleの方針をしっかり理解した上で、今後もユーザーファーストなWEBサイト運営を心がけることが大切です。
以上、「ドメインダイバーシティ・アップデート」についての解説でした。

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