【サーチコンソール】クロールの統計情報とは?データの見方をわかりやすく解説
今回は、Googleサーチコンソールの「クロールの統計情報」という項目についてわかりやすく解説します。検索エンジンのクローラーがWEBサイトを巡回し、データを収集することをクロールといい、Googleのロボットによってクロールされなければ、自サイトが検索結果に表示されることもありません。
このことからも、SEOを強化して検索結果で上位表示されるには、まずクロールやクローラーに関することをきちんと理解することが大切です。
それでは早速、SEOを実施するにあたり重要な指標となる「クロールの統計情報」の使い方や基本的な見方について解説していきます。
Googleサーチコンソールの「クロールの統計情報」とは?
Googleサーチコンソールに含まれる「クロールの統計情報」という項目では、検索エンジンのロボットによるクロールの統計情報を確認できます。
クロールの統計情報の使い方
クロールの統計情報を使ってクロールの統計情報を確認する方法は、以下のとおりです。
クロールの統計情報を使用するにはGoogleサーチコンソールへの登録が必要です。
参考:「【Googleサーチコンソール】使い方や登録方法をイラスト付きで完全解説」
- Googleサーチコンソールにログイン
- 対象のWEBサイトURL(プロパティ)を選択
- ダッシュボード内の【クロール】をクリック
- 【クロールの統計情報】をクリック
- クロールの統計情報を確認する
クロールの統計情報画面では、最近90日間のクローラー(Googlebot)の活動が3つのデータに分けられてグラフと数値で確認できるようになっています。
クロールの統計情報で確認できるデータ
クロールの統計情報画面では、次の3つのデータを確認できます。
各データの基本的な見方は、以下で詳しく紹介します。
クロールの統計情報の基本的な見方
クロールの統計情報で確認できる3つのデータの基本的な見方について紹介します。
1日あたりのクロールされたページ数
「1日あたりのクロールされたページ数」では、Googleのクローラーが1日あたり何ページクロールしたかがわかります。
1日あたり何ページ以上、といった具体的な目安はありませんが、基本的には記事の増加に伴いページ数の値は増えていくのが理想的です。1日にたくさんページがクロールされるということは、それだけ有益なWEBサイトであると認識されている、クローラビリティの高いWEBサイト構成になっている、と考えられます。
逆にグラフが下がっている場合は、以下のようなポイントを中心にWEBサイトやコンテンツの改善が必要です。
クロールされるページ数をアップするポイント:
- コンテンツの質を改善する
- クロールしやすい内部構造になるよう最適化する
- パンくずリストやグローバルナビなど内部リンクを工夫する
- 記事の更新頻度をアップする
- WEBサイト全体の品質を高める
1日にダウンロードされるキロバイト(KB)数
「1日にダウンロードされるキロバイト(KB)数」は、GoogleのクローラーはWEBサイトをクロールしたときに読み込んだ(ダウンロードした)1日あたりのデータ量です。
このグラフは、1日あたりのクロールされたページ数と推移がほぼ比例しています。
クロールする回数が増えるだけ読み込むデータ量が増えていきますが、あまりにも数値が大きくなり過ぎるとWEBサイトの表示速度に影響する可能性があるため注意が必要です。
データ量が急激に上がったときの対処法:
- 画像を圧縮して軽量化する
- 必要ないプラグインを削除する
ページのダウンロード時間(ミリ秒)
「ページのダウンロード時間(ミリ秒)」は、GoogleのクローラーがWEBサイトの読み込み(ダウンロード)にかかった時間を表しています。ここに表示される時間を減らすことがポイントです。
CSSや画像などのコンテンツをダウンロードする時間も含まれるほか、アクセスが集中したことでサーバーからのレスポンスが一時的に遅れる可能性も考えられるため、大きな推移の変化が見られます。
読み込みに時間がかかりすぎている場合は、クローラーの離脱につながるため注意が必要です。
ダウンロードに時間がかかりすぎているときの対処法:
- プラグインを使って内部をすっきりさせる
- サーバーのスペック変更を検討する
今回は、Googleサーチコンソールの「クロールの統計情報」の使い方や基本的な見方について解説しました。
検索結果にWEBサイトが表示されるには、まず検索エンジンのロボットによってクロールされる必要があります。
特に、新しくWEBサイトを立ち上げた際はクロールの統計情報を使ってクロールされたページ数をチェックし、順調にデータの平均値が上がっているかを確かめることが大切です。
以上、Googleサーチコンソールの「クロールの統計情報」の使い方や基本的な見方についての解説でした。
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