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ECサイトのSEOコンサルティング事例|ミリタリー用品の自社ECサイトの売上がECモールを上回り、指名検索も4倍以上に増加

SEO

ミリタリー用品をオンラインで販売するT社様に対し、ECモールに依存しない集客経路をつくるため、自社ECサイトのSEO支援を行いました。

支援前は大手ECモールを中心に商品を販売していましたが、月額の出店費用や販売手数料が利益を圧迫していたため、自社ECサイトでの販売数を伸ばし手数料を抑えたいと考えていたものの、自然検索からのアクセスが少なく、十分な売上を獲得できていない状態でした。

また、取り扱う商品の特性上、Google広告による集客が難しく、広告以外の方法で自社ECサイトへの流入を増やす必要がありました。

そこで、T社様が競合より多くの商品を扱っている点や、海外製品、カスタマイズパーツ、装備品など専門性の高い品ぞろえを強みとして、
カテゴリ構成と商品ページの全面的な見直しや、テクニカルSEOの実施をおこなった所、自社ECサイトの売上はECモールを上回り、コアなユーザーからの購入が増加。

リピート率も上昇し、ショップ名を直接検索する指名検索は支援前の4倍以上に増えました。

指標 対策前 対策後
主な販売経路 大手ECモール中心 自社ECサイトの売上がECモールを上回る
自社ECサイトへの自然検索流入 限定的 商品名・カテゴリ名など幅広い検索から流入
指名検索数 基準値 4倍以上に増加
主な購入者層 ECモールでは初心者層が中心 自社ECサイトではコアなファンが増加
リピート率 限定的 コア層の購入増加により上昇

支援前の課題

大手ECモールに出店し販売を行っているが月額の出店費用や販売手数料が高く利益率が悪い事に課題を抱えていました。

販売の販路をECモールだけに頼るのではなく、販売手数料の発生しない自社のECサイトに集客したいが
取り扱っている製品ではGoogle広告が出稿できないこと、社内にSEOのノウハウが無く自然検索での流入が無いこと、
など自社ECサイトの集客面にお悩みを抱えていました。

また、商品画像や商品ページの修正は、売上規模の大きいECモールを中心に行っており、自社ECサイトはほとんど更新されていませんでした。
そのため、ECモールと自社ECサイトで商品説明に相違が生じ、両方のサイトを閲覧したユーザーが混乱する可能性がある状態でした。

提案・実施内容

1.商品数の多さを活かしたカテゴリ構成へ変更

T社様の強みは、国内外の幅広い商品を扱っている点です。
しかし、商品数が多くても、カテゴリの分け方が大まかなままでは、ユーザーが目的の商品を探しにくく、検索エンジンにも各カテゴリの専門性が伝わりません。
そこで、商品ジャンル、用途、装備の種類、パーツの種類などをもとに、カテゴリページを細かく分けました。

検索ニーズごとにカテゴリ設計を行うことで、検索数の多いキーワードから具体的なロングテールキーワードまで、幅広く対応できるサイト構成にしています。

2.初心者とコアなファンの検索を分けて設計

ミリタリー用品を探すユーザーの知識量はさまざまです。
初心者は「ミリタリー用品」「装備品」といった広い言葉で検索する一方、詳しいユーザーは、メーカー名、製品名、規格、対応するパーツ名など、具体的な名称で検索します。

そこで、カテゴリページでは初心者にも分かりやすく商品を整理し、商品ページでは製品名や型番などの具体的な検索に対応しました。
検索ボリュームの大きいキーワードだけを狙うのではなく、購入したい商品が明確なコア層の検索も取り込めるように商品ページの最適化を行いました。

3.メーカー説明だけでなく、ショップ独自の情報を追加

T社様は自社商品だけではなく、仕入れ商品の販売もおこなっています。
そのため、支援前の商品ページには、メーカーの公式サイトに掲載されている製品説明と同様の文章が使われているケースがありました。

同じ説明文を掲載している販売サイトが複数ある場合、T社様のページを選ぶ理由が検索エンジンにもユーザーにも伝わりにくくなります。
そこで、メーカーの説明文をそのまま使用するのではなく、T社様の知識や販売経験をもとに、オリジナルの商品説明へ変更しました。

商品の特徴だけでなく、実際の使い方、どのような人に適しているか、使用時の注意点、一緒に購入すると便利なパーツなども追加しています。

4.商品同士をつなぎ、回遊しやすいサイトへ改善

商品数が多い一方で、関連する商品同士やカテゴリ同士が内部リンクでつながっていないページが多くクローラビリティ・ユーザビリティに課題がありました。
実際にサイト内で商品を探すと、関連カテゴリや他の商品へ移動しにくく、サイト内を十分に比較できない状態でした。

そこで、パンくずリストを設置し、商品ページ、下位カテゴリ、上位カテゴリの関係を明確に、一覧ページや商品ページの下部にも、
関連商品や一緒に購入されやすい商品への導線を追加し、ユーザーが目的に合わせて商品を探せる構成へ改善しています。

5.商品を知らない潜在層にもコラムで接点をつくる

ミリタリー用品は趣味性と専門性が高く、商品名を知っている人だけが顧客になるわけではありません。

これから装備をそろえたい初心者や、商品の選び方に迷っている人も将来の顧客になります。

そこで、「初心者がそろえるべき装備」「商品の選び方」「パーツの組み合わせ方」など、購入前の疑問に答えるコラムを作成しました。

商品を直接検索している顕在層だけでなく、情報収集をしている潜在層にも自社サイトを知ってもらい、商品ページへ案内するためです。

施策後の成果

施策を反映したカテゴリページ・商品ページでは、商品名やカテゴリ名を含む検索からの流入が増加。
自社ECサイトの売上は大手ECモールを上回り、ショップ名を検索する指名検索数も施策前の4倍以上に増加しました。

昨年同月比

自然検索流入数:施策3か月後+240%、6か月後+650%
自社ECサイトのCV数:施策3か月後+51、6か月後+123%
自社ECサイトの売上:施策3か月後+約2倍、6か月後+約5倍
指名検索数:施策前と比較して4倍以上に増加

施策実装前比

商品カテゴリページへの流入数:+240%
商品ページへの流入数:+50%

元々流入が殆ど無かったため、大幅に数値が改善しました。
特に、カテゴリ一覧ページからの流入が増加、またメーカー名、商品名、型番、パーツ名など、購入する商品が明確なユーザーからの流入も増加しました。

導入経緯

T社様のお客様には、商品への知識やこだわりを持つコアなファンが多く、一度購入するとリピートにつながりやすいという特徴がありました。

そのため、単に自社ECサイトへのアクセスを増やすのではなく、既存顧客と同じように商品への関心が高い新規ユーザーとの接点を、どのように広げるかを中心に打ち合わせを重ねました。

オルグローからは、T社様の豊富な商品数と専門性を活かし、主要キーワードから製品名・パーツ名などの具体的な検索まで対応するSEOをご提案しました。

また、商品を販売するだけでなく、使い方や関連商品、選び方まで説明することで、専門ショップとしてのブランドを確立する方針もお伝えしています。

打ち合わせを進めるなかで、ECサイトに関する支援実績の多さ、キーワードやサイト構成に関する提案内容、施策開始後のアフターフォローをご評価いただきました。

ECモールの売上を奪うのではなく、新たな販売経路として自社ECサイトを成長させ、利益率とリピート率を高めていく方針に納得いただき、ご契約に至りました。