| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クライアント名 | そば粉販売 T社様 |
| サイト種別 | そば粉・そばの実販売の自社ECサイト |
| 業種 | 物販・小売 |
| 事業内容 | そば粉・そばの実の販売、そば打ち道場の運営 |
| 主な課題 | 主要キーワードの順位が3位以内から5〜7位へ下落していた |
| 支援内容 | 競合調査、商品構成の見直し、内部対策、レシピ制作、専門コンテンツ制作、外部対策 |
T社様は、そば粉・そばの実の販売と、そば打ち道場の運営を行う企業です。
家庭でそば打ちを楽しむ方から、飲食店などの業務利用まで幅広く対応しており、産地や製粉方法、風味、打ちやすさの異なる複数のそば粉を取り扱っています。
自社ECサイトでは商品の販売だけでなく、そば粉を使った料理やお菓子のレシピ、そばの打ち方、品種や製粉に関する情報も発信。
そば粉のガレット、そばぼうろ、そば粉クッキーなど、多くのレシピが公開されています。
以前からSEOへ取り組み、「そば粉 通販」などの主要キーワードで5〜7位に表示されていました。しかし、過去には1〜3位を獲得していたことから、上位サイトとの差を特定し、再び3位以内へ戻すことを目標にご相談いただきました。
大手ECモールと商品数やサイト規模で競うのではなく、そば粉に関する商品と情報をどこよりも深く扱う専門店になることを軸に、商品構成とコンテンツを用意しました。
成果
| 指標 | 施策前 | 施策後 |
|---|---|---|
| 「そば粉 通販」の検索順位 | 7位 | 2位 |
| 「そば粉」の検索順位 | 6位 | 3位 |
| 「業務用 そば粉」の検索順位 | 11位 | 3位 |
| 10位以内のそば粉関連キーワード数 | 58キーワード | 214キーワード |
| レシピページ経由の月間自然検索流入数 | 約380件 | 約2,450件 |
| ECサイト全体の月間自然検索流入数 | 約4,200件 | 約9,800件 |
| 自然検索経由の月間購入件数 | 96件 | 218件 |
メインキーワードである「そば粉 通販」は7位から2位、「そば粉」は6位から3位まで上昇し、目標としていた3位以内への回復を実現しました。
また、商品ページだけでなく、そば粉の選び方、打ち方、料理・お菓子のレシピなどから流入を獲得できるようになり、10位以内に表示される関連キーワードは58から214へ増加しました。
特にレシピページの成長が大きく、レシピを検索して訪れたユーザーが、その料理に適したそば粉の商品ページへ移動する導線を作ったことで、情報収集から購入までを一つのサイト内でつなげられるようになりました。
支援前の課題
T社様は、「そば粉 通販」などの主要キーワードですでに5〜7位を獲得していました。
一見すると一定の成果が出ている状態でしたが、以前は1〜3位に表示されていたため、順位下落によって自然検索からの流入や注文数にも影響が出ていました。
しかし、当時依頼していたのは上場企業のSEO会社だったこともあり、T社様としても「大手へ依頼している以上、ほかに改善できることはないのではないか」と感じていました。
順位が下がった原因や、上位3サイトとの差についても、具体的な説明を受けられていない状況でした。
競合を調査すると、上位には大手ECモールや複数ジャンルを扱う大型通販サイトが並んでいました。これらのサイトと、商品数やドメイン全体の規模だけで競うことは現実的ではありません。
一方、T社様には、そば粉の製粉、商品ごとの違い、そば打ち、料理への活用方法など、専門事業者ならではの知識がありました。
ところが、当時のサイトでは、そば粉との関連性が低い商品も販売されており、専門店として何を強みにしているサイトなのかが分かりにくくなっていました。
また、取り扱いのあるそば粉関連商品にも未掲載のものがあり、商品と専門知識の双方を十分に見せられていませんでした。
提案・実施内容
1.商品構成を見直し、そば粉専門店としてのテーマを明確化
大手モールと同じように幅広い商品を扱い商品数で勝負するのではなく、サイト全体をそば粉とその関連商品へ特化する方針をご提案しました。
そのため、そば粉との関連性が低く、販売実績や検索需要も限定的だった商品は、必要性を確認したうえで一旦サイト上からは削除させて頂きました。
一方で、実際には販売しているものの、ECサイトへ掲載できていなかったそば粉やそばの実、打ち粉など、そば粉に関する商品は全てを追加しています。
「そば粉を探すユーザーに、十分な選択肢と情報を提供できるか」を基準に品ぞろえを見直しました。
2.専門知識を活かし、そば粉に関する情報を体系化
商品を販売するだけでは、大手ECモールとの差を作ることが難しいため、そば粉を選び、使うために必要な情報を充実させました。
具体的には、産地、品種、挽き方、風味、色、打ちやすさなど、商品ページを整備。
また、お役立ちコンテンツとして、サイト内には、特定のそば粉をおいしく打つ方法や、そば粉ごとの特徴を踏まえた具体的な解説ページも作成しました。
どこよりも、そば粉に詳しいサイトへ改善することで、サイトの専門性や信頼性を高まったと思います。
3.レシピを集客コンテンツではなく、商品選びの入口として強化
特に力を入れたのが、そば粉を使った料理やお菓子のレシピです。
そば粉の購入者は、手打ちそばだけを作るとは限りません。ガレット、クッキー、そばぼうろ、パンケーキなど、さまざまな用途でそば粉を探しています。
そこで、「レシピ名+そば粉」「そば粉+お菓子」などの検索ニーズに対応するページを増やしました。
各レシピには、材料と手順を掲載するだけでなく、使用したそば粉や、その商品が料理に向いている理由も記載し、レシピを見たユーザーが、そのまま適した商品を選べる導線を整えました。
成果につながった理由
成果につながった理由は、大手ECモールと同じ土俵で品ぞろえの広さを競わず、そば粉という一つの領域をどこまで深く説明できるかに方針を切り替えたことです。
T社様は、商品を仕入れて販売するだけの事業者ではなく、そば粉の性質や製粉方法、打ち方、料理への使い方まで理解していたり、
そば打ち道場の運営を通じて、初心者が失敗しやすい点や、商品を選ぶ際に迷うポイントも把握していました。まさにそば粉のプロです。
こうした長年の経験をもとにした知識をサイトへ反映したことで、大型サイトには作りにくい、実体験に基づく情報を提供できました。
サイトの範囲を広げるのではなく、あえて扱うテーマを絞り、その中で商品と情報の深さを高めたことが、3位以内への順位回復につながりました。
導入経緯
T社様へ最初にご提案した際は、すぐにご契約いただけたわけではありません。
すでに大手のSEO会社へ依頼していたこともあり、「今の会社との付き合いもあるので、今回は見送ります」と何度かお断りをいただきました。
それでも、当社としてはサイトを確認するほど、そば粉専門店として伸ばせる余地が大きいと感じていました。特に、そば打ち道場の運営で培った知識や、そば粉の選び方・使い方に関する情報は、他社にはない強みでした。
そのため、順位が下がっている理由や、3位以内へ戻すために必要な考え方を定期的にメールなどでお伝えしました。
そば粉の専門店としてもっと評価されるべきだという姿勢にも共感いただき、最終的にご契約に至りました。
T社様からは後に、「何度断っても本気でサイトを良くしようとしてくれたので、最後は熱意に負けました」とお話しいただいています。
お客様インタビュー
――最初にご相談いただいた当時、どのような状況でしたか?
T社様:「そば粉 通販」などの順位は5〜7位には入っていましたが、以前は1〜3位だったので、下がってしまった感覚が強かったです。
すでに大手のSEO会社へお願いしていましたし、順位も圏外ではなかったので、会社を変えるほどなのか迷っていました。
正直、最初はオルグローさんの提案も何度かお断りしています。
――それでも契約に至った理由は何だったのでしょうか?
T社様:営業の方が諦めなかったからです(笑)。
断った後もただ営業を続けるのではなく、「このサイトには、まだ表に出ていない強みがあります」と、そば打ち道場や商品について調べたうえで話をしてくれました。
こちらとしては、SEO会社は順位やリンクの話をするものだと思っていたので、そば粉の使い方や、購入後のお客様のことまで聞かれたのは印象的でしたね。
清水:サイトを拝見して、商品を販売するだけでなく、そば粉についてかなり深い知識をお持ちだと感じました。
大手モールと規模で競うより、専門店にしか作れない情報を増やした方が、上位を狙える可能性があると考えていました。
――レシピを増やす提案には、最初反対されたそうですね。
T社様:かなり反対しました。
私たちはそば粉を売りたいのであって、料理サイトを作りたいわけではありません。「レシピを増やして、本当にそば粉が売れるんですか」と何度も聞きました。
それに、レシピを作るには試作して、分量を確認して、写真を撮って、文章にする必要があります。通常業務もある中で、簡単にできる話ではありませんでした。
――清水からは、どのような説明がありましたか?
T社様:「そば粉を買う人が、全員そばを打ちたいわけではありません」と言われました。
ガレットやクッキーを作りたくて、初めてそば粉を探す人もいる。その人たちに商品だけを見せても、どのそば粉を選べばいいか分からないという話でした。
清水さんが何度も説明してくるので、最後は「そこまで言うなら、まず少しだけやってみよう」と。完全に熱意に負けましたね(笑)。
清水:レシピから大量のアクセスを集めることだけが目的ではありませんでした。
作りたい料理に対して、どのそば粉が適しているのかまで説明できれば、情報を探しているユーザーと商品を自然につなげられます。
まずは、実際に購入者が使うことの多いレシピから始めていただきました。
――実際にレシピを公開して、反応はいかがでしたか?
T社様:思っていた以上に見られました。
「そば粉 ガレット」や「そば粉 クッキー」のような検索から来る方が増え、レシピで紹介した商品の注文も入るようになりました。
問い合わせでも、「このレシピにはどの商品が合いますか」と聞かれることが増えましたね。
以前は商品を並べて待っている感覚でしたが、使い方を見せることで、購入する理由まで作れるのだと分かりました。
――レシピ制作で苦労したことはありますか?
T社様:社内では、「この分量で本当に失敗しないか」という確認に一番時間がかかりました。
そば粉は種類によって仕上がりが違うので、どの商品でも同じレシピが使えるわけではありません。
試作したスタッフから修正が入り、撮影をやり直すこともありました。最初はSEOのための作業だと思っていましたが、途中からは商品説明の一部という認識に変わりました。
――清水とのやりとりで印象に残っていることはありますか?
T社様:こちらが「このレシピなら簡単に作れそうです」と出すと、清水さんから「そのレシピを検索する人は、何に迷っていると思いますか」と返されることです。
レシピを載せれば終わりではなく、初心者が失敗しやすい点や、使う商品まで書かないと意味がないと言われました。
細かいなと思うこともありましたが、結果が出てくると、あの確認が必要だったのだと納得できました。
――順位が3位以内へ戻ったときは、どのように感じましたか?
T社様:うれしかったですが、「やっと戻った」という感覚の方が強かったです。
ただ、以前と違うのは、メインキーワードだけでなく、そば粉の選び方やレシピなど、いろいろなページからアクセスが入るようになったことです。
一つの順位に依存する状態ではなくなったので、その点は以前より安心感があります。
――今回の取り組みを通じて、SEOへの考え方は変わりましたか?
T社様:以前は、SEOは検索順位を調整する技術だと思っていました。
今は、自分たちが持っている知識を、商品を探している人に分かる形で出すことがSEOなのだと考えています。
最初にレシピを断っていた頃の自分に言うなら、「とりあえず清水さんの話を一回聞いてみた方がいい」と言いますね(笑)。
ホワイトリンクのSEOコンサルティングについて
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| 実績・体制 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| SEO取引社数 | 4,700社以上 |
14年間の累計 ※2026年6月時点 |
| 平均継続期間 | 20か月以上 | ※2023年以降の契約を対象 |
| 契約更新率 | 88% | ※2026年6月時点 |
| キーワード上位表示率 | 83% | 主要対策キーワードのGoogle検索10位以内率 |
| 社内エンジニア数 | 84名 |
グループ会社を含む ※2026年6月時点 |
| LLMO支援社数 | 67社 | ※2026年6月時点 |