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SEO提案事例の一覧
SEO提案事例

ECサイトのSEOコンサルティング事例|ヴィンテージ家具サイトのCMS移行で順位を改善

項目 内容
クライアント名 アンティーク家具販売 R社様
業種 家具・インテリアのEC販売
主な商品・サービス アンティーク家具、ヴィンテージ家具、照明、雑貨、家具の修理・張り替え・下取り
主な課題 CMSの機能制限により、必要なSEO改善を実装できなかった
支援内容 CMS選定、サイト移行設計、リダイレクト設計、カテゴリ構造改善、内部対策、公開後モニタリング

R社様は、アンティーク家具・ヴィンテージ家具を中心に、椅子、ソファ、テーブル、収納家具、照明、インテリア雑貨などを販売するECサイトを運営しています。

商品販売だけでなく、家具のリペア・張り替え、下取り、メンテナンスにも対応。実店舗を構え、購入前の商品確認や購入後の相談ができることも強みです。現在のサイトでは、家具の種類ごとに細かくカテゴリが分けられ、店舗案内やメンテナンス情報、読み物コンテンツも用意されています。

一点物の商品が多く、入荷と売り切れが頻繁に発生するため、一般的なECサイト以上に、商品URLの管理、カテゴリページの設計、売り切れ商品の扱いがSEOへ影響しやすいサイトでした。

以前からSEOの必要性を感じていましたが、当時使用していたCMSでは、URL、titleタグ、カテゴリ構造などに制限があり、実施したい改善を十分に反映できない状況でした。

そこで、表面的なSEO施策を実行するだけではなく、CMSそのものを変更。旧サイトに蓄積された検索評価を引き継ぎながら、よりテクニカルなSEO改善を行えるECサイトへ移行しました。

成果

指標 CMS移行前 移行6カ月後
主要キーワードの平均順位 14.2位 6.8位
10位以内の関連キーワード数 96キーワード 238キーワード
CMS移行直後の自然検索流入 移行前比100% 移行翌月102%
月間自然検索流入数 約18,600件 約31,400件
カテゴリページ経由の流入数 約5,200件 約11,800件
自然検索経由の月間売上 約620万円 約1,080万円

CMS移行では、公開直後に一時的な順位下落が起こるケースもありますが、今回は移行翌月も自然検索流入をほぼ維持しました。
その後、新しいCMSでカテゴリページや内部リンクを改善した結果、主要キーワードの平均順位は14.2位から6.8位へ上昇。10位以内に表示される関連キーワード数も96から438へ増えました。
CMSを変更して順位を守るだけでなく、移行後にSEO施策を実装しやすくなったことで、自然検索流入と売上の拡大につながった事例です。

支援前の課題

R社様は、以前から商品ページや読み物コンテンツを増やし、SEO改善にも取り組んでいました。

しかし、当時使用していたCMSには機能上の制限があり、カテゴリごとのtitleや説明文を個別に設定できない、URL構造を柔軟に変更できない、売り切れ商品の扱いを細かく制御できないなど、実施できる施策に限界がありました。

一点物が中心のアンティーク家具ECでは、商品が売り切れるたびに掲載ページが入れ替わります。そのため、個別商品だけに依存せず、「ダイニングチェア」「サイドボード」「ヴィンテージ照明」などのカテゴリページで継続的に流入を獲得することが重要です。

ところが、旧CMSではカテゴリページの拡張性が低く、商品一覧以外の情報を追加しにくい状態でした。

CMSを変更すれば改善の自由度は上がりますが、URLやページ構造が変わることで、これまで蓄積した順位や検索流入を失うリスクがあります。

R社様は、新しいECサイトを制作できる会社ではなく、ECサイトのSEOとCMS移行の両方に詳しく、順位を維持しながら改善できる会社を探していました。

提案・実施内容

1.SEO要件から逆算してCMSとサイト構造を設計

デザインや運用のしやすさだけでCMSを選ぶのではなく、移行後に実施したいSEO施策を先に整理しました。

カテゴリごとのtitle・見出し・説明文の設定、商品とカテゴリ間の内部リンク、canonicalの管理、構造化データ、XMLサイトマップ、売り切れ商品の処理など、
ECサイトに必要な要件を洗い出しています。

そのうえで、運用担当者が商品を登録しやすく、カテゴリやコンテンツを追加できるCMSへ移行しました。

カテゴリは椅子、テーブル、収納家具、照明などから、さらに細かな商品種別へ分かれる構造に変更しています。

2.旧ページの検索評価を引き継ぐ移行設計

旧サイトと新サイトの全URLを一覧化し、移行先を一つずつ決定しました。

旧商品ページに同一商品が存在する場合は対応する新ページへ、カテゴリページは内容が一致する新カテゴリへ直接301リダイレクトを設定。
新サイトに対応ページがない場合も、安易に関連性の低いページへ転送せず、検索流入や被リンクの有無を確認しながら、ページの再作成・統合・終了を判断しました。

あわせて、title、canonical、内部リンク、構造化データ、XMLサイトマップなどを公開前に確認し、旧サイトの評価をできる限り正確に引き継げる状態を整えました。

3.公開後の順位を監視しながらカテゴリページを強化

CMS移行は、公開した時点で完了ではありません。

公開後は、旧URLのリダイレクト、新URLのクロール・インデックス状況、404エラー、主要キーワードの順位を継続的に確認しました。

順位が下がったページがあれば、移行設定に問題がないかをURL単位で調査。技術的な問題とページ内容の不足を分けて修正しました。

検索評価の引き継ぎを確認した後は、カテゴリ説明、ブランドやデザイナーの情報、関連カテゴリへの内部リンクなどを追加。
ただCMSの移行をするだけではなく、新しいCMSの機能を活かし、SEO評価を得られるページに修正しました。

成果につながった理由

成果につながった理由は、CMS移行とSEO対策を別々のプロジェクトにしなかったことです。

一般的には、制作会社が新サイトを完成させた後にSEO会社が確認するケースもあります。しかし、公開後にURL構造やテンプレートの問題が見つかっても、修正が難しくなることがあります。

今回は、サイト制作を始める前からSEO要件を設計し、移行先URL、カテゴリ構造、テンプレート、公開後の確認方法まで一つの計画として進めました。

また、R社様側にも商品や家具に詳しい担当者がいたため、SEO上必要な分類と、ユーザーが実際に商品を探す方法の両方を反映できました。

制作、SEO、商品運用の担当者が公開前から認識をそろえたことで、移行直後の流入を維持しながら、その後の順位上昇までつなげられました。

導入経緯

R社様がオルグローへ相談したきっかけは、ECサイトSEOについて調べていた際に、当社の記事を読んだことでした。

複数のSEO会社や制作会社の記事を比較する中で、当社の記事は「ECサイトのSEOでは何を改善すべきか」だけでなく、カテゴリ設計、インデックス、重複ページ、売り切れ商品の処理など、実務上の課題まで具体的に書かれていた点が印象に残ったそうです。

当時はCMS変更も検討していましたが、サイトを新しくすることで検索順位が下がることを心配されていました。

記事の内容から、オルグローであれば一般的なSEOだけでなく、ECサイト特有の構造や移行時のリスクまで理解していると感じ、ご相談いただきました。

最初の打ち合わせでも、デザインやCMSの機能だけでなく、既存URLの扱い、カテゴリページの評価、売り切れ商品、公開後の順位確認まで説明したことで、
CMS移行とSEOを一緒に任せられる会社だと判断いただき、ご契約に至りました。

お客様インタビュー

――オルグローへ相談したきっかけを教えてください。

R社様:ECサイトのSEOについて調べていたときに、オルグローさんの記事を読んだことがきっかけです。

ほかの記事は「商品ページを増やしましょう」「コンテンツを作りましょう」といった内容が多かったのですが、オルグローさんの記事には、カテゴリ設計や売り切れ商品の扱い、重複ページなど、実際に運営していて困っていたことが具体的に書かれていました。

「ここなら、ECサイトの現場を分かっていそうだ」と感じて問い合わせました。

――当時、CMSの変更を検討していたのでしょうか?

R社様:変更したい気持ちはありましたが、かなり怖かったです。

今のCMSでは改善したくてもできないことが多かった一方で、CMSを変えて、それまでの検索順位や流入が落ちてしまったら本末転倒です。

制作会社には「新しいサイトの方が使いやすくなります」と言われていましたが、順位まで維持できるのかについては、はっきりした回答をもらえませんでした。

――移行準備で特に大変だったことは何でしたか?

R社様:旧サイトと新サイトのURLを一つずつ対応させる作業です。

商品数もカテゴリ数も多く、しかも一点物の商品が多いので、「このページは新サイトのどこへ移すのか」を決めるだけでも大変でした。
最初に竹田さんからURL一覧を見せられたときは、正直「これを全部見るんですか」と思いました(笑)。

竹田:全部を見る必要がありました(笑)。

特に流入や被リンクがあるページを適当に処理してしまうと、移行後に順位が落ちる原因になります。優先順位は付けましたが、重要なURLについては一件ずつ確認しました。

――公開直前は、社内でも緊張感がありましたか?

R社様:かなりありました。

サイトの見た目や購入機能は確認できても、検索順位がどうなるかは公開してみないと分からない部分があります。

公開前日の打ち合わせでは、社内から「本当に明日公開して大丈夫ですか」という声が何度も出ました。
竹田さんが、リダイレクトやcanonical、サイトマップなどの確認状況を一つずつ説明してくれたので、最後は「ここまで確認したなら進めよう」と決断できました。

――公開後の様子はいかがでしたか?

R社様:公開した翌朝は、順位計測画面を何度も見ていました。

少し動いただけで「下がったのでは」と不安になり、竹田さんへ連絡したこともあります。

竹田さんからは、「一日単位の変動では判断せず、旧URLの処理や新ページのインデックス状況を見ましょう」と言われました。
数週間かけて流入が維持されていることを確認できたときは、社内でもかなり安心しましたね。

竹田:公開直後は順位だけを見ると不安になりやすいので、検索エンジンが新しいURLを認識しているか、リダイレクトが正しく処理されているかも併せて確認しました。
順位が動いたページについても、移行による問題なのか、通常の変動なのかを切り分けながら対応しました。

――CMSを変更して、運用面ではどのような変化がありましたか?

R社様:以前は、カテゴリページを改善したくても、システム上できないことが多くありました。

今はカテゴリごとに説明文やタイトルを変更でき、関連する家具や読み物への導線も追加できます。

SEOの提案を受けても「CMSの制限でできません」と断ることが減ったので、運用担当としてはかなり楽になりました。

――移行後に順位が上がった理由を、どのように感じていますか?

R社様:CMSを変えたからというより、変えたことで、やりたかった改善を実行できるようになったからだと思います。

以前は商品ページを増やすことが中心でしたが、今はカテゴリページを育てたり、商品の選び方を掲載したりできます。
一点物の商品は売れるとなくなりますが、カテゴリページで継続的に集客できるようになったことは大きいですね。

――今回の取り組みを通して、CMS選びへの考え方は変わりましたか?

R社様:以前は、デザインと使いやすさ、月額費用を中心に選ぶものだと思っていました。

今は、どのようなページを作れるのか、URLや売り切れ商品をどう管理できるのか、SEO改善を継続できるかも重要だと考えています。

CMS変更はかなり大きな決断でしたが、順位を落とさず移行できただけでなく、その後の改善幅が広がったので、変更して良かったと思っています。

ホワイトリンクのSEOコンサルティングについて

ホワイトリンクは、改善提案だけでなく、実装まで一貫して対応できるSEOコンサルティングサービスです。

ECサイト・データベース型サイト・地域集客型サイトなど、サイト構造や集客モデルに合わせた専門的なSEOを提供しています。また、SEOに加えてLLMOにも対応し、検索エンジンと生成AIの両方を見据えた支援が可能です。

社内にSEO施策を実装できる体制がない企業や、ECサイト・ポータルサイト・地域集客型サイトなど、専門性の高いSEO支援を必要とする企業に選ばれています。

実績・体制 数値 補足
SEO取引社数 4,700社以上 14年間の累計
※2026年6月時点
平均継続期間 20か月以上 ※2023年以降の契約を対象
契約更新率 88% ※2026年6月時点
キーワード上位表示率 83% 主要対策キーワードのGoogle検索10位以内率
社内エンジニア数 84名 グループ会社を含む
※2026年6月時点
LLMO支援社数 67社 ※2026年6月時点