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STUDY
SEO提案事例の一覧
SEO提案事例

データベースSEOコンサルティング例│ポイ活サイトの改善

SEO
項目 内容
クライアント名 ポイ活ポータルサイト運営 P社様
業種 インターネット広告・ポイントサービス
事業内容 ショッピング、クレジットカード、証券、旅行、通信、アプリなどの広告案件を掲載するポイントサービス
サイト特性 多数の広告案件、カテゴリ一覧、ランキング、キャンペーン、利用ガイドなどを保有するデータベース型ポータルサイト
主な課題 Googleアップデート後の順位低下、一覧ページの案件不足、カテゴリ構造の粗さ、案件情報と導線の不足
支援内容 サイト構造の再設計、カテゴリ細分化、案件一覧・詳細ページの改善、口コミ機能の導入、内部リンク・PLPの最適化

P社様は、ショッピングやクレジットカード発行、証券口座開設、旅行予約、アプリ利用などを通じてポイントを貯められる、ポイ活ポータルサイトを運営しています。

サイトには多数の広告案件が掲載されていましたが、Googleのアップデート後に主要キーワードの順位が低下。サイト全体を調査したところ、一覧ページに掲載される案件数が少なく、検索ユーザーが複数の案件を比較しにくい状態になっていました。

また、カテゴリ構造が「ショッピング」「クレジットカード」「旅行」などの大分類に限られており、「年会費無料のクレジットカード」「無料で利用できる動画サービス」「高還元の証券口座」など、具体的なニーズに対応する一覧ページが不足していました。

さらに、案件、ランキング、キャンペーン、利用ガイドなどの情報がそれぞれ独立しており、ユーザーが目的の案件や比較情報へたどり着きにくいことも課題でした。

そこで、案件データの拡充、詳細ページの情報強化、口コミ機能の導入、カテゴリの細分化、サイト内導線の再設計を実施。ユーザーが自分に合った案件を探し、比較・判断できるポータルサイトへ改善しました。

施策後は、順位を落としていた主要なビッグキーワードで再び上位表示を実現し、継続して3位以内を維持しています。

成果

指標 施策前 施策後
主要ビッグキーワードの順位 Googleアップデート後に順位低下 3位以内を継続
10位以内の案件・カテゴリ関連キーワード数 286キーワード 1,124キーワード
検索対象としたカテゴリ・条件別一覧ページ数 18ページ 146ページ
案件詳細ページの情報充足率 32% 94%
主要キーワードとPLPの一致率 41% 93%

大カテゴリだけでなく、案件の種類、利用条件、還元方法、ユーザー属性などに応じた一覧ページを整備したことで、ロングテールキーワードの上位表示数が増加しました。

また、一覧ページの案件数と、個別案件ページの情報量を増やしたことで、ビッグキーワードで検索するユーザーに対しても、複数の選択肢を比較できるページとしての価値が高まりました。

その結果、Googleアップデート後に低下していた主要キーワードの順位が回復し、狙っていたビッグキーワードで3位以内を継続しています。

支援前の課題

P社様のサイトでは、ショッピング、クレジットカード、証券、旅行、アプリなど、幅広い案件を掲載していました。

一方で、Googleのアップデート後に主要キーワードの順位が低下し、それまで上位を維持していたビッグキーワードでも順位が安定しなくなっていました。

調査の結果、主に次の課題が見つかりました。

一覧ページに掲載される案件数が少なかった

カテゴリ一覧ページに表示される案件数が少なく、ユーザーが同じカテゴリ内で複数のサービスを比較できない状態でした。

たとえば、クレジットカードの一覧ページへ訪れても、掲載されている案件が限定的で、
年会費、獲得ポイント、ポイント獲得条件、付与時期などを十分に比較できませんでした。

案件数が少ないことで、ユーザーにとって選択肢が限られるだけでなく、
検索エンジンからもカテゴリを代表するページとして評価されにくい状態になっていました。

案件詳細ページの情報が不足していた

案件詳細ページは、獲得ポイントと成果条件が中心で、利用前に確認したい情報が十分に掲載されていませんでした。

具体的にクライアントのサイトでは、次のような情報が不足していました。
・ポイント獲得までの流れ
・ポイント付与までの期間
・対象外となる条件
・過去の還元実績
・利用時の注意点
・どのような人に向いているか
・実際に利用したユーザーの評価
案件情報を見たいユーザーが、その後に気にする情報が記載されていませんでした。

大カテゴリしかなく、ロングテールを拾えていなかった

カテゴリが大きく分かれているだけで、ユーザーの具体的な条件に対応するページが不足していました。

たとえば、「クレジットカード」というカテゴリはあっても、次のようなニーズに対応する一覧ページがありませんでした。
・年会費無料のクレジットカード
・高還元のクレジットカード
・学生向けクレジットカード
・即時発行できるクレジットカード
・無料登録でポイントが貯まるサービス
・口座開設だけでポイントが貯まる証券会社
・初心者向けのポイ活案件
・旅行予約でポイントが貯まるサービス

そのため、ビッグキーワード以外の具体的な検索ニーズを十分に獲得できていませんでした。
DB型サイトでは、ユーザーの細かなニーズに対応するページを持つサイトが評価される傾向にあります。

求人サイトのインディードはその代表各と言えます。

情報が整理されず、目的のページへたどり着きにくかった

案件一覧、ランキング、キャンペーン、利用方法、初心者向け情報が別々に存在し、
ユーザーが次にどのページを見るべきか分かりにくい構造でした。

トップページや大カテゴリページから、目的別のカテゴリや案件詳細へ移動する導線も弱く、
検索からサイトへ入ったユーザーが再度サイト内検索を行わなければならないケースがありました。

トップページに記載されている情報もバラバラで見づらく、ユーザーが知りたい情報ではなく、
自分達が見せたい情報が優先になっていました。

そのため、直帰率が高く「ユーザー行動評価」の部分でマイナスになっている可能性がありました。

提案・実施内容

1.一覧ページと案件詳細ページの情報を充実

まず、主要なカテゴリ一覧ページに掲載する案件数を増やし、ユーザーが複数の案件を比較できる状態を整えました。

一覧ページでは、獲得ポイントや利用条件だけでなく、還元率、ポイント付与時期、口コミ件数、ユーザー評価などを確認できるようにしています。
また、案件詳細ページには、サービスの特徴、ポイント獲得までの流れ、対象外となる条件、利用時の注意点、よくある質問などを追加しました。

さらに、実際に案件を利用したユーザーが評価や体験談を投稿できる口コミ機能を導入。
運営側の説明だけでは分からない情報も確認できるようにし、ユーザーが案件を利用するか判断しやすいページへ改善しました。

2.大カテゴリの下に中カテゴリ・条件別ページを追加

ビッグキーワードだけでなく、より具体的なロングテールキーワードでも検索流入を獲得できる構造にしました。

施策前は、「ショッピング」「クレジットカード」「旅行」などの大カテゴリが中心で、具体的な検索ニーズに対応するページが不足していました。

そこで、検索需要と掲載案件数をもとに、大カテゴリの下へ中カテゴリや条件別の一覧ページを追加しました。

たとえばクレジットカードでは、年会費無料、学生向け、高還元、即時発行など、ユーザーが実際に比較する条件ごとにページを分けています。
すべての条件を機械的にページ化するのではなく、検索需要があり、一定数の案件を継続して掲載できるテーマを優先しました。

3.ユーザーが目的の案件へたどり着ける導線を再設計

案件一覧、ランキング、キャンペーン、初心者向け情報などがそれぞれ独立していたため、サイト内の情報を整理し、ページ同士のつながりを見直しました。

トップページや大カテゴリページから、人気案件、高還元案件、無料で利用できる案件、期間限定キャンペーンなどへ移動できる導線を設置しています。

また、案件詳細ページからは同じカテゴリや似た条件の案件へ、解説記事からは関連する案件一覧へ内部リンクを追加しました。

さらに、主要キーワードごとに検索結果へ表示させるページを定め、各ページの掲載案件、見出し、説明文、内部リンクを検索ニーズに合わせて調整しました。

カテゴリ選択機能のUI/UXについては中々決まらず大変でしたが、クライアントと弊社で議論を繰り返しおこなった
ことで最終的には使い勝手の良いものが出来たと思います。

ユーザーがサイト内検索に頼らず、目的に合った案件へたどり着ける構造になりました。

4.キーワードごとに検索結果へ表示させるページを整理

主要キーワードとロングテールキーワードについて、検索結果へ表示させるページをあらかじめ整理しました。

「ポイ活」のようにサービス全体を探しているキーワードはトップページ、
「ポイ活 クレジットカード」はクレジットカードのカテゴリページ、
「年会費無料 クレジットカード ポイ活」は条件別の一覧ページというように、検索ニーズごとに役割を分けています。

そのうえで、各ページのtitleや見出しだけでなく、掲載する案件、比較項目、説明文、口コミ、内部リンクまで調整しました。

複数のページが同じキーワードで競合する状態を防ぎ、ユーザーが検索した条件に合ったページを表示させやすくしました。

導入経緯

P社様は、Googleのアップデート後に主要キーワードの順位が低下し、既存ページの文章修正や記事追加に取り組んでいました。

しかし、一時的に順位が戻っても安定せず、どのページや要素がサイト全体の評価を下げているのか判断できない状況でした。

当社がサイトを調査したところ、一覧ページの案件数、カテゴリ構造、案件詳細ページの情報、口コミの有無、ページ間の導線など、ポータルサイト全体の設計に改善余地があることが分かりました。

そこで、アップデート前の状態へ戻すことだけを目的にせず、ユーザーが複数の案件を比較し、自分に合ったサービスを選べるサイトへ作り直す方針をご提案しました。

大カテゴリやトップページだけを修正するのではなく、案件データとサイト構造から見直す具体的な提案をご評価いただき、SEO支援を開始しました。

お客様インタビュー


――Googleアップデート後は、社内でも改善に取り組まれていたのでしょうか?
P社様:はい。順位が下がってから約1年間、社内でさまざまな施策を試しました。
記事の追加、既存ページのリライト、titleや見出しの見直しなど、できることは一通り実施したと思います。一時的に順位が戻ることはあっても長続きせず、どこに根本的な問題があるのか分からない状態でした。
清水:調査したところ、個別の記事や文言だけではなく、一覧ページの案件数、カテゴリ構造、案件詳細ページの情報、ページ同士の導線など、サイト全体の設計に改善余地がありました。
そのため、部分的な修正を重ねるより、ユーザーが案件を探して比較し、利用を判断するまでの流れを整理し直す必要があると考えました。

――提案を受けたときの印象はいかがでしたか?
P社様:率直に言うと、想像していたよりかなり細かかったです。
一覧ページの表示内容、案件詳細ページに追加する情報、カテゴリの分け方、内部リンク、口コミ機能など、修正範囲が広く、「これは実装が大変そうだな」と思いました(笑)。
清水:UIやサイト構造に関わる施策が多かったため、簡単な対応ではありませんでした。
ただ、順位を戻すために表面的な修正を繰り返しても、また同じ状態になる可能性があります。なぜ今の構造ではユーザーが目的の案件へたどり着きにくいのか、どの情報が不足しているのかを一つずつ説明しました。

――実際に、開発や実装の負担は大きかったのでしょうか?
P社様:大きかったですね。
特に、一覧ページの見せ方やカテゴリ構造を変える施策は、画面だけでなくシステム側にも影響します。既存の案件データをどう使うか、どの条件で一覧を生成するかなど、社内の開発チームと何度も確認しました。
提案書を見たときは、ありがたい反面、「ここまで全部やるのか」と少し構えました。
清水:工数がかかることは分かっていたので、施策ごとに必要性と期待できる効果を説明しました。
たとえば、一覧ページの案件数を増やすのは、単にページを長くするためではありません。ユーザーが比較できる選択肢を増やし、カテゴリを代表するページとしての価値を高めるためです。
口コミ機能も文字数を増やす施策ではなく、運営側の説明だけでは分からない利用者の判断材料を増やすことが目的でした。

――説明を受けたことで、実装への納得感は変わりましたか?
P社様:かなり変わりました。
「SEOに良いからやってください」だけであれば、ここまで大きくUIを変える判断はしにくかったと思います。
清水さんは、なぜ必要なのか、ユーザーがどこで迷っているのか、実装後にどのような変化が期待できるのかまで説明してくれました。
検索順位のためだけではなく、実際にサイトを使う人にとって必要な改善だと理解できたので、社内でも進める理由を説明しやすかったです。
清水:検索エンジンの評価だけを理由にすると、社内ではどうしても優先順位が下がりやすくなります。
今回は、案件が少なく比較しづらい、詳細ページだけでは利用を判断できない、目的のカテゴリへたどり着きにくいといったユーザー側の問題がありました。
それを改善した結果として、検索エンジンからも評価される状態を目指しました。

――社内で意見が分かれることはありませんでしたか?
P社様:ありました。
特にUIを大きく変える施策は、既存ユーザーへの影響もあるため慎重になりました。SEOのために使い勝手が悪くなるのではないか、情報を増やしすぎて見づらくならないかという懸念も出ました。
清水:その点は、情報を増やすことと、すべてを一度に見せることを分けて考えました。
一覧ページでは比較に必要な情報だけを見せ、詳しい条件や注意点は案件詳細ページで確認できるようにしています。
また、カテゴリも細かくしすぎるのではなく、実際に検索需要があり、一定数の案件を掲載できるものに絞りました。
ユーザーが迷わず選べることを基準に、情報量と見やすさのバランスを調整しました。

――印象に残っている施策はありますか?
P社様:口コミ機能です。
当初は、口コミを増やすことがSEOにどうつながるのか、正直あまりイメージできませんでした。
清水さんから、案件を利用する前のユーザーは、ポイント数だけでなく、本当に付与されたか、条件が分かりやすかったか、どのくらい時間がかかったかを知りたいと説明されました。
実際に考えてみると、運営側だけでは書けない情報です。SEO施策というより、ユーザーが安心して案件を選ぶための機能だと理解できました。
清水:口コミを入れれば必ず順位が上がるという話ではありません。
ただ、ユーザーが知りたい体験情報が不足しているのであれば、それを補うことには意味があります。検索結果から訪れた人が、ページを読んで利用するか判断できる状態を作ることを重視しました。

――実装を進める中で、施策の優先順位はどのように決めましたか?
清水:効果の大きさだけでなく、開発工数や既存機能への影響も含めて決めました。
まずは、主要キーワードに関係する大カテゴリと案件詳細ページを優先し、その後に中カテゴリや条件別ページを追加しました。
一度にすべてを変えるのではなく、重要度の高い部分から段階的に実装し、順位やインデックス状況を確認しながら広げています。
P社様:細かい施策が多かったからこそ、優先順位を示してもらえたのは助かりました。
すべてを同時に依頼されていたら、社内でも進めきれなかったと思います。「まずここまで」「次にここ」という進め方だったので、開発チームとも調整しやすかったです。

――1年間社内で試した施策と、今回の支援にはどのような違いがありましたか?
P社様:一番の違いは、ページ単位ではなく、ユーザーの行動全体を見ていたことです。
社内では、順位が落ちたページの文章を増やす、titleを変えるといった対応が中心でした。
清水さんからは、「ユーザーはこのページに来る前に何を探していて、読んだ後にどこへ進みたいのか」という説明がありました。
一覧ページ、詳細ページ、口コミ、カテゴリ、導線がすべてつながっているという考え方は、それまであまり持てていませんでした。
清水:アップデート後に順位が下がると、原因を一つの要素に求めたくなります。
ただ、今回はコンテンツが短いから下がった、内部リンクが少ないから下がった、という単純な話ではありませんでした。
ユーザーが比較・判断しづらい状態が、サイトの複数箇所に表れていました。そのため、個別施策ではなく、サイト全体の体験として改善する必要がありました。

――施策後、どのような変化を感じましたか?
P社様:狙っていたビッグキーワードで3位以内に戻り、その後も安定していることが一番大きいです。
ただ、順位だけではなく、以前よりサイトの構造を説明しやすくなりました。
どのページが何の役割を持ち、ユーザーをどこへ案内するのかが整理されたため、新しい案件やカテゴリを追加するときの判断基準も明確になりました。
清水:一度順位を戻すだけでなく、今後も改善を続けられる構造にすることを目指しました。
案件が増えたときにどのカテゴリへ追加するか、どの情報を詳細ページへ載せるか、どの条件なら新しい一覧ページを作るかといったルールができたことで、継続的にサイトを育てやすくなったと思います。

――今回の支援を振り返って、特に良かった点を教えてください。
P社様:施策が細かくて実装は大変でしたが(笑)、一つひとつの理由を理解したうえで進められたことです。
すべての説明が「Googleに評価されるため」だけではなく、「ユーザーが比較しやすくなる」「必要な情報へたどり着きやすくなる」という視点でした。
だからこそ、UIやシステムに関わる大きな変更にも取り組めました。
社内だけで1年間試しても解決できなかった課題を、順位の問題だけでなく、サイトの使われ方から整理してもらえたことが、成果につながったと感じています。